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zoom RSS ジーコの「4−4−2」。マンチーニの「4−4−2」

<<   作成日時 : 2005/03/27 20:20   >>

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>ヒデ・シフトには信頼を寄せている。だが、ジーコ監督は「3―5―2に戻す?まだ決めてはいな
>い。だが、(イラン戦出場停止の)田中も戻るし(3バックに必要な)ストッパーの数はそろう」と3―
>5―2に布陣を戻す可能性を示唆した。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20050327-00000026-spnavi_ot-spo.html

個人的には「3−5−2」に戻したほうがいいと思いますがジーコはどちらを選択するのでしょう?
 紅白戦とかで試してみて最終的に決断するのでしょうけど、「4−4−2」でいくのか「3−5−2」でいくのかはバーレーン戦に「勝つため」の大きなポイントとなるのではないでしょうか?

 そもそもジーコは、なぜにイラン戦で「4−4−2」にしたのか? 
 たぶんその答えは、「中田英と中村」を共存させたいから、2人を攻撃的MFとして使いたいから。  ですが、2人を攻撃的MFで使いたいと言う大前提には、ジーコが描く理想の「4−4−2」システムというのがあるからだと思う次第です。それはよく言われているジーコが現役ブラジル代表だったころのテレサンターナ監督が採用した「4−4−2」システム。ジーコ、ファルカン、トニーニョセレーゾにソクラテスという本物の「黄金の中盤」を機軸とした攻撃的で美しいサッカーを、ジーコは日本代表でも行いたいと思っているのですがどうなんでしょう?
 ですが、どうにもうまくいかない。なぜか? まぁ誰にもわかることです。
 そうです。単にそのシステムをこなせるだけの選手が日本にはいないから。もっといえば、攻撃的なMF&有能なSBがいないから。中田英、中村の2列目、サントス(三浦)、加持のサイドバックでは得点できないからです。
 個人的には、特にジーコが思い描く「4−4−2」を機能させるためには、攻撃的MFとして起用される2列目の仕事が重要であり、中田英と中村ではこなせないと思う次第です。
 
 今売りのNumberでインテルのマンチーニ監督がインタビューでこんなこと言ってます。

>「これは。いわゆる”ファンタジスタ”というものを再考する作業なのかもしれない。本来、トップ下
>の中央に立つべき選手がファンタジスタと呼ばれている。しかしそれが絶対だという理由は存在
>しない。決定的なパスを出すプレイヤーを両サイドに置く。彼らが、数的不利な場面を個人技で
>打破する。あるいは、サイドチェンジを今よりも格段に増やせば、敵のDFは建て直しを迫られる。
>そうすれば、味方FWにボールが渡ったとき、そこには十分なスペースがあるはずだ。」

>「ガリンシャはドリブルを武器に深いところまでえぐってクロスをあげることに長けたプレイヤーだ
>った。ところが私の求めている選手は違う。もっと低い位置、あくまでも敵のゴールエリア手前で
>プレイしてもらいたい。最も危険なクロスはそこから生まれる。つまり、縦に深く入りすぎてはい
>けないということだ。特にイタリアでは、エンドライン前に達するあいだに、敵のDFはラインを補
>正してしまうからだ。」

>−−現在のインテルで貴方が望むようなスタイルは難しいと思います。右はともかく、常に左サイ
>ドに張れることのできるファンタジスタがいないのですから。
>「セザールやヤンクロフスキーの獲得交渉はうまくいかなかった。チームにはスタンコビッチとベ
>ロンがいるが、彼らが同時に両サイドで機能するのは難しい。元々ナンバー10である2人は、や
>はりどうしても中央へ絞りたがる傾向にあるからね。敵のDFラインを可能な限り、横へ間延びさ
>せること。こが最大の目的なのだから、中に絞る頻度が高ければ高いほど、サイドを基点とする
>という前提がなくなってしまう。」
               (Number624号(4/7)ロベルトマンチーニ「インテルを変える苦学」より)
 
 引用が多くなってしまいましたが、Numbe編集部の皆さまお許しを。
 これはあくまでもジーコではなく、インテルのマンチーニ監督の考える「4−4−2」と言いますか、求める「2列目の選手」像についてです。個人的にはマンチーニが言うところの「2列目に求められる能力」は、非常に理にかなったものといいますか、なるほどと感心させられました。

@、ファンタジスタ再考。→決定的なパスを出すプレイヤーを両サイドに置く。サイドを基点。
A、2列目は両サイドにワイドに開いて、敵のDFを横へ間延びさせる。
 
 スタンコビッチ&ベロンという「トップ下」を、同時に両サイドで機能させるのは難しいと言うマンチーニ。その理由は中央へ入る傾向にあるから。サイドを基点とする攻撃ができないから。現段階では「スタンコビッチ&ベロン」を2列目で使う場合が多いマンチーニですが、理想は彼ら2人ではないし、求めるプレイも「いわゆるトップ下」的なものではないというところでしょう。理由は@、Aだから。

 例えばインテルのこのスタンコビッチ&ベロン、そしてセザールとヤンクロフスキの4人がもしジーコ日本代表にいたとしたら? ジーコはどうするのか? たぶん中田英&中村よりもトップ下としての能力が高いスタンコビッチ&ベロンの2人を、「4−4−2」の2列目で使うことでしょう。2人に求めるプレイ? サイドを基点なんて考えず、自由にプレイさせるでしょう。たぶん、それが「ジーコの哲学」。たぶんジーコが求める2列目の理想像は、ジーコ自身なのだから。

 もちろん日本代表にスタンコビッチ&ベロンの2人がいれば確実に強くなります。「4−4−2」で自由にプレイさせれば先日のイラン戦も勝てたしょう。アジアで敵なしでしょう。ジーコも満足でしょうし、サポーターもそれで満足するかもしれない。

 ただジーコが満足する「4−4−2」には、マンチーニは満足しないってこと。
 
 まぁあくまで個人的な妄想です。ジーコの「哲学」は違うかもしれないし、「選手をいろいろな国から補強できる」クラブチームと「選手が限られている」代表チームでは、チーム作りの方法論は違うとも思いますしね。それに、もしかしたらセザールかヤンクロフスキーのどちらかを2列目に使うかもしれないです。セザールはブラジル人だし(笑) ただ一方で、これまた個人的な意見で恐縮ですが、ジーコの掲げるもう1つのシステム「3−5−2」って、実はマンチーニの「4−4−2の哲学」に結果的に近いものになっている気がするんです。

 つまりジーコの「3−5−2」は、発想は違うかもしれないですが結果としてマンチーニの「サイドを基点に攻撃とするサッカーという哲学」とは、一致するのではないかってことです。
 もちろんDFの人数は違いますし、布陣も違いますけどね。
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《 絶対に負けられないバーレーン戦まで あと3日!》
26日(土)に帰国した我らが日本代表 イラン戦の負けを引きずっていない事を祈ります。 バーレーン代表は、北朝鮮戦を勝ち 意気揚々と来日しました。 時差の不利は、我らが日本代表に働いてしまいます。 ...続きを見る
★☆どんちゃんのプチギャンブラー☆★@W...
2005/03/27 22:47

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
WSDの4ページのコラムで理想のシステム・メンバーを語っていたときにかなり詳しくこの辺語ってましたね
インスパイアされたのでこのあたりを突っついてみます(笑
z-net
2005/03/28 06:34
>z-netさん
コメントありがとうございます。マンチーニとジーコを並べて語ること自体がナンセンスなことかもしれませんが、私なりに妄想してみました。サッカーに正解は1つだけでなく、たくさんあると思ってますし、そうだから楽しいとも思う次第です。z-netさんの鋭い分析力&サッカー論を期待しております。
doroguba
2005/03/28 17:23
ジーコの「4−4−2」。マンチーニの「4−4−2」 doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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