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zoom RSS ジーコ日本代表 バーレーン戦に向けてB  カウンター攻撃と2トップの関係

<<   作成日時 : 2005/06/01 22:25   >>

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PART1:アルゼンチンリーグ・リーベルもカウンターに散る

スカパーJスポーツでアルゼンチンリーグ「サンロレンソ対リバープレイト」を観戦。5月8日に行われた後期第12節の試合です。元モナコで最近注目しているトップ下のガジェッティ。レアルマドリーなど欧州のビッククラブへの移籍が噂されるマスチェラーノ。ポルトへの移籍が決まった中盤のスペシャリストであるルイス・ゴンザーレスなどなど。そんなリバープレイトに所属する注目選手のプレイを中心に楽しもうと思っていたのですが、…試合を見ているうちに、そんな選手個人のプレイを楽しむことよりも「試合展開&内容」について考えさせられてしまいました。この試合、アウェーながら「ボールポゼッション」で有利に立つリバープレイトが攻めて、ホームながら守備的なサンロレンソが「カウンター」からチャンスを伺うという試合展開だったのですが、結果は3−1でサンロレンソが勝利。サンロレンソの粘り強い守備からの「カウンター攻撃」がはまり、ゲームを支配していたリバープレイトが逆転負けをしてしまったのですが、以前スポナビで木村浩嗣氏が書いていた「カウンターサッカーが最強のサッカーか」というコラムや、先日KET-SEEさんがブログで書いていた「ボール保持率が高いことは、現代のサッカーでは必ずしも優位に試合を進めていることとはならない」という言葉を思い出してしまいました。

カウンターサッカーが最強のサッカーか?

「ポゼッションサッカー」と「カウンターサッカ−」で、どちらが強いのかって話は正直わかりませんし、一概に「どちらが上」と言えないと思っています。が、ぶっちゃけ「ポゼッションサッカー」を掲げてそれを実践しているチームでも、実際に得点しできた時の形は「奪ってから15秒以内でシュートまで行くカウンターからの速攻」というのが多いと思う次第です。昨日見たリーベル戦のリーベルの1点目もそうでした。中盤でプレッシングから奪ったボールを2トップ+トップ下の3人の関係で崩して、最後は中盤のサパタがフリーとなりゴールしたのですが、ポゼッションからの崩しというよりも「カウンターからの崩し」というものでした。この「カウンターから2トップ+トップ下の3人の関係で崩す」という攻撃の形は、実はACミランの攻撃でもよく見られる形だったりします。CL決勝戦での2点目、3点目なんかもそうでしたが、中盤のプレスから奪ってカウンターから「カカ、シェフチェンコ、クレスポ」の3人の連携で得点したものだったわけです。もちろん、リーベルにせよミランにせよ、ボールポゼッションからの「遅効」による得点もあるわけですが、「ポゼッションサッカーを掲げるチームが、必ずしもポゼッションから得点するわけではない」っていうことです。まぁ当たり前のことかもかもしれませんが、一応そういうこと。ちなみに今シーズン限りでリヨンを辞めた名匠ルグエン監督が、ワールドサッカーマガジンの記事でこのようなことを言ってました。

ポイントはセンターハーフの人数だ。2人にするか3人にするかを決めるのは「ホームかアウェーか」という単純な理由からではない。リーグ!の試合なのか、チャンピオンズリーグの試合なのか。いや、相手のレベルや戦法が重要な決定要素なのだ。チームに根付かせようとしたのは、手数をかけずにゴールを奪うダイレクトプレー。この戦術はラインを高くし、中盤でフィジカルコンタクトを挑んでくる相手、そうチャンピオンズリーグに出場するようなクラブに対して威力を発揮する。−中略−国内リーグでは対戦相手がゴール前を固めることも多いので、速攻が思うように決まらないこと多い。その場合には2センターにし、4−2−3−1の「3−1」を攻撃に割くことになる。「ワールドサッカーマガジンNo109 ポール・ルグエン(元リヨン監督)インタビューより」
まぁそういうことです。サッカーとは対戦相手との力量や対戦相手の戦法によって変わるということです。………。少し話がずれてしまったような気もしますが、…そうそう「ポゼッション」と「カウンター」ですが、要はどんなチームも「カウンター的な感じで、手数を掛けずに、相手DFが守備陣形ができてないうちに」攻撃したほうが得点できる可能性が高いということです。そしてそのカウンターからの攻撃ですが、奪ってから「ドリブル&スルーパス」を出せる攻撃的MF・所謂トップ下、それに「ボールをもらう動きとポジショニングがよくて決定力がある」FWというユニットが威力を発揮するわけです。そして、できればFW2人の「2トップ」の方が、そのカウンター攻撃の威力を発揮するということです。例えばリーベルは「ガストン+ファリアス+ガジェッティ」、ミランは「シェフチェンコ+クレスポ+カカ」、どちらも「2トップ+トップ下」という攻撃ユニットで、この3人の連携によるカウンターからの攻撃は本当に見事だということです。

「2トップ+トップ下」と「1トップ+2人のトップ下」の違い

「ミランは2トップでなければならない」とはイタリア首相でありミランの元オーナーベルルスコーニの名言ですが(笑)、ミランのアンチェロッティ監督は時に「シェフチェンコ+カカ+ルイコスタ」という「1トップ+2人のトップ下」というシステムを採用する場合があります。「2トップ」と「ワントップ」、そして「トップ下の人数が1人か2人か」という違いが、果たしてどれくらいのものなのかは一概には言えないと思いますし、その選手の力量にもよると思いますが、その決定的な違いの1つポイントとなると思えるのが先の「カウンター攻撃時の役割と動き」だと思う次第です。単純に言えば「ドリブル&パス」をする選手、「ボールを受ける&ゴールを決める」選手のバランスの問題です。

【2トップ+1】                          【ワントップ+2】
↑ ●相手DF  ●相手DF ●相手DF        ●相手DF ●相手DF ●相手DF
○クレスポ            ↑○シェフチェンコ                   ↑○シェフチェンコ                                    
                                 ○ルイコスタ  
            ○カカ                 ↑          ○カカ    
            ↑                               ↑

めちゃめちゃ単純に書けば、上の図のような感じです。ミランを例に書いてますが、カウンターからカカがボールを奪ってカウンターをしかける場合、2トップなら「2人がスペースを作る動きをして」相手DFが混乱し、「パスの選択肢が2つ」できるのみならず、2トップの動きによってはカカがシュートを打つスペースができたり、ドリブルできるスペースができる可能性もあるということです。対してワントップの場合、もう1人の攻撃的MFであるルイコスタがFWクレスポのようなスペースを作って、ボールをもらえるような動きができるのかというのがポイントとなるわけです。まぁカカにボールが渡った時のルイコスタのポジショニングにもよるとは思いますが、例えばまんまFW的にシェフチェンコと
の「2トップ」という感じで前線に位置していればそれほど変わらないのかもしれませんが…、FWの動きとトップ下の動きはまったく違うというのは言うまでもないところ。もちろんトップ下でもFW顔負けに「動き出しが早く」「ボールをもらう動きがうまく」「決定力がある」選手もいるとは思いますが…。
必ずしも「パス出すのが得意な人」が「パスを受けるのが得意な人」ではないということです。

中田英はFWの動きができるのか

話はミランから変わって日本代表。ルイコスタでなく中田英について考えてみます。どうやら日本代表も「2トップ+1」から「ワントップ+1」に変えてバーレーン戦に臨むみたいです。

ダブル司令塔、あるいはダブル・シャドーストライカーの布陣だが、中田は中村に「オレはFWっぽくやるから」と伝え、タクト役を中村に任せて実質的なFWとして戦った。練習後の代表取材に対しても中田は「僕はボランチよりもアタック(攻撃)の方が好き。自分の仕事はゴールをすること」とストライカー宣言。そして、「周りは引き分けでいいと思っているようですが、絶対に勝たないといけないと思う」とも話した。「周り」とは、練習前に「バーレーン戦の目標は勝ち点1(引き分け)を取ること」と円陣で訓示したジーコ監督のことを指した言葉だろう。王様ヒデは、神様ジーコの思惑を超えてFW役に燃えている。http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wld/headlines/fuj/20050601/spo/17023700_ykf_00000001.html

夕刊フジの記事なので信憑性あるかどうか怪しいですが、「自分の仕事はゴールをすること」と中田英が言ったみたいですね。「FWっぽくやるから」とも言ったみたいですが、「FWっぽく」と言う言葉がこれまた意味深。バーレーン戦がどのような戦いとなるのかわかりません。ジーコがどのような戦術を考えているのかわかりませんが、まぁ「負けないことが大事」なこの戦いにおいて守備第一に、そしてリスクを犯さない戦い方をする可能性が高いと思われます。「勝ち点3が必要」なバーレーンは、当然、攻めてくると思われますが、日本代表はただただ守って防戦一方となってしまっては無失点で切り抜けることは厳しくなるかもしれません。当然、日本代表には守ってからのカウンター攻撃からのゴールを期待するわけですが、そのカウンター攻撃のカギを握るのが「FW中田の動き」となるわけです。まぁバーレーンがどのような戦術でくるのか、わからないし、もしかしたら日本代表が「ポゼッションで上回り」、バーレーンが「カウンター戦術」という図式となる可能性も十分にあるわけですが…。「ポゼッションVSカウンター」そして「中田のFWとして動き」。現状、やはりこのあたりが勝敗を行方を左右しそうな感じです。
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&nbsp; 2006ワールドカップ出場を賭けた大一番のバーレーン代表戦が6... ...続きを見る
サッカー日本代表ワールドカップ Brol...
2005/06/02 01:36
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【special thanks "Tyon" -illustration-】 ...続きを見る
football x football
2005/06/02 02:37
ジーコの存在意義を問う
 以前から、幾度と指摘してきたことだが、ジーコは監督としての機能を果たしているのだろうか・・・。彼の価値は、過去の栄光がもつネームバリューしかないと私は感じている。ジーコ・Japanという看板のために、日本サッカー協会は1億8000万もの大金を垂れ流しているのだ。 ...続きを見る
サッカーで大切なこと
2005/06/03 10:51

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、ビフと申します。

「サッカー BlogFeeds 【 新着100エントリー 】」
http://soccer.blogfeeds.net/
というサイトを運営しております。

サッカーに関するサイト(主にブログ)から、RSSやAtomといったXML形式のフィードを収集し、新着順で100エントリーをリストアップしてます。(ただのサッカーアンテナサイトです。)

そこで、貴サイトのフィード(エントリータイトルとサイトへのリンク、更新日時)を加えさせていただいた旨、ご連絡を兼ねてコメントさせていただきました。
(エントリーと関係ないコメントですいません。)

掲載に問題等ございましたら、お手数ですが、 info@blogfeeds.net までご連絡頂ければ幸いです。

それではよろしくお願いいたします。
ビフ
2005/06/02 01:33
こんにちは。3−4−1−2に見られるトライアングルの関係もいいですけれど、ダイヤモンド型と言われるの関係の方も面白いかも知れません(笑)。
 4−2−3−1なら、3−1がダイヤモンドの関係。4−3−1−2ならば、中盤がダイヤモンドで、バイタルエリアに対しプレスを懸けやすく、同時に角度を作って、パスコースを複数確保しやすいのでポゼッションも確保しやすくなります。4人で攻めて、6人はまずは守備ブロックを確り形成します。4人で攻めて6人で後方をカバー、というのはジーコ現役の93年鹿島もやっています。
 ポゼッションに最も優れているのは、3−3−3−1とされていて、ダイヤモンドがいくつも作れます。3−4−2−1はやり方次第ですね。
 日本には基本的に5バックしか存在していません。3バックと言えるのは、N-BOX時代の磐田とトルシエジャパンの初期と捉えています。
FD3S
2005/06/02 21:00
>FD3Sさん
コメントありがとうございます。「1トップ、2シャド―」というヤツですが、たとえばチェルシーのようにウインガーというかドリブラーが両サイドにいる形ならワントップは「タワー系」でも「スペース作り職人」でも機能すると思ってます。カリアリの変則3トップみたいに。5バックと3バックについては、仰るとおりかもしれません。
doroguba
2005/06/02 22:39
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