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zoom RSS ワールドユース「オランダVS日本代表」雑感  日本のサッカースタイルは本当にそれでOK!?

<<   作成日時 : 2005/06/12 21:09   >>

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ユース世代のサッカースタイルと、国民のアイデンティティー

ファン・バステンが目指すサッカーは「4−3−3システムで、攻撃的な、ボールを支配する、魅力的で、オランダ国民のアイデンティティーとなるサッカー」(監督主任記者会見)だ。セードルフは今シーズン、ミランで好プレーをみせた。しかしイタリア的な「際どいパスばかりを狙っている。その分相手にボールを奪われる」(フリットの分析)というプレーで、まずはボールをつないで支配率を高くするというオランダが目指すサッカーを日ごろ行ってない。これは決してセードルフに対する非難ではない。イタリアでプレーするセードルフが、イタリアの色に染まってプレイーするのは当然なのだ。だが限られた時間でチームビルディングをしなければならないファン・バステンにとって、それは好ましいことではない。「EL GOLAZO6/3版・中田徹氏コラム「日本では知られていないオランダ代表の超人気」より

こちらは以前も引用させていただいた、「ELGOLAZO」の中田徹氏のコラムから。FIFAワールドユース「オランダVS日本」を見てまず感じたことは、このファンバステン監督の「国民のアイデンティティーとなるサッカー」という言葉でした。U-20オランダ代表のやっているサッカーは、レベルに違いはあれど、ファンバステンが目指す「4−3−3システムで、攻撃的な、ボールを支配する魅力的で、オランダ国民のアイデンティティーとなるサッカー」の縮図であると感じた次第です。まぁクラブチームにおいても、アヤックスなども「4−3−3システムを貴重としたトータルフットボール」をしているわけですが、代表チームにおいても一貫して「オランダ的なサッカー」が行われているということです。たぶん、どのカテゴリーにおいても同様のサッカーをしているのでしょう。で問題は、日本代表。はたして、この試合でU−20日本代表が行っていたサッカーは「日本国民のアイデンティティー」となるサッカーなのでしょうか? この試合を観戦した、日本のサッカーファンの方々にぜひ聞きたい。この大熊監督が行っているU−20のサッカーでOKですかと。日本代表の進むべきサッカースタイルは、これでOKですかと。もっと言えば、この日やっていたサッカーに「アイデンティティー」みたいなものを感じますかと。

大熊U-20日本代表サッカーに「アイデンティティー」みたいなものを感じますか?

個人的に言わせてもらえば、大熊監督のサッカーは嫌いです。どこが嫌いかって、簡単に言えば「ボールをつなぐサッカーでないから」または「放り込みサッカー」となる場合が多いからです。

(ロングボールが多かったのは?)前半慣れるまでは仕方ない。失点がなければまた別の戦い方もあったが、リズムに乗れるまではしょうがない。今日はスタジアムの雰囲気もプレッシャーもすごくて、動き出しや攻撃のきっかけ作り、指示が遅れた。最初から後半勝負というつもりはなかった。苔口も前半に1回だけ左で抜いたし、形を作りたかった。それだけに失点は悔いが残る。オランダ戦後 大熊監督会見http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/wy/column/2005/200506/at00005006.html

今回の大熊監督率いるU−20日本代表のサッカーをすべて見ているわけでないので、もしかしたら普段は「ボールをつなぐサッカー」をしているのかもしれません。が、この試合を見た限りでは、特に前半はロングボール主体というか「FW平山への放り込み攻撃」が主体でした。前半慣れるまでは仕方ない。失点がなければまた別の戦い方もあったが、リズムに乗れるまではしょうがない(大熊監督談)と言ってますが、何に慣れないからロングボール主体なんでしょうか。私には確信的に「平山めがけて放り込んでいる」ようにしか見えませんでしたがね。えっ、オランダのプレッシングが厳しかった? プレスが厳しいかどうか判断できるようなシーンさえなかった気もしますが、それは言いすぎでしょうか。この試合、言うまでもなくボールを試合していたのはオランダでした。「ボールを支配していた」と一言で言ってしまえばそれまでですが、ではいったいオランダがどのように「ボールを支配していたのか」ってことがポイントなわけです。この試合のオランダU−20代表のみならず例えばチェルシーや日本代表でも同様ですが、ボールポゼッションのベースとなるのは「DFラインでの(チンタラした)ボール回し」(笑)です。カウンターサッカーが好きな人から見ると「なーに、チンタラDFラインで横パス回しているんじゃい。そんな無駄なことやらないで縦に素早く、ダイレクトで」って思われるかもしれませんが、このDFラインをなるべく左右幅をとってしっかり確実にパスをつなぐことは非常に重要です。

サイドバックを無視したサッカーでは、ボールを繋げない!?

中でも特に重要なのが4バックなら「左右のサイドバック」、3バックなら「左右のセンターバック」のポジショニングです。サイドバックがライン際まで広がって(しかも高い位置で)ボールを受けること(というかCBがパスを出すこと)が、まずボールを支配することの第一歩。そしてパスを受けたサイドバックの選手に対して、ボランチ、SH、またはCBが「3角形」を作ってパスコースを作り出し、パスを回してボールを前に進めていくことが基本となるわけです。つまりサイドバック(もしくは3バックの左右)がサイドに開いてパスを受けて「組み立てに参加」すること、「基点となる」ことがポイントとなるわけです。もちろん場合によってはCBから中盤のボランチへパスを出して、そこからサイド&前線へ展開とならこともありますが、サイドバックが組み立てにまったく絡まないでパスを回す「ポゼッションサッカー」は不可能です。オランダU−20のボールの回しを思い出してもらえればわかると思いますが、CBからパスを受けたサイドバックが→ボランチ→サイドバック→ウイングといった感じでボールを運ぶケースが多々ありました。とまぁ偉そうに述べてきましたが、サイドバックを基点としたボール回しなんて基礎の基礎だと思うし、声を大にして言うべきことでもないと思いますが、U−20の日本代表がそのようなことをやってないというか、考えてないみたいでしたのであえて書きました。GKからパスを受けたCBがボランチやSHの選手にマークが付いていると見るや「ターゲットマン平山に向かって、エイヤ!」。たぶん、これが現実でしょう。だって左右のサイドバックの選手にマークがついていてパスが出せないなんてことは、よっぽどのことがないかぎりありえないわけですから。まぁポゼッションの仕方はどうでもいいかもしれませんが、問題はU−20日本代表がサイドバックが組み立てに参加する「ポゼッションサッカー」をしない、もしくはできないってことです。これは同じく大熊監督が指揮を執った前回のUAEのワールドユースのときも、この日と似たような印象を持ったような記憶があります。「放り込み(&サイドバックが組み立てに参加しない)サッカー」が監督の指示なのか、選手の自主的なものなのかしりませんが、どちらにせよ実際にそういうサッカーとやっているということは、そのチームを率いる監督の意向であると思ってます。もちろん、そのようなサッカーをするのもありだと思いますが、個人的にはそれが「日本代表のユース世代」において行われているのはどうであろうかということなんです。国を挙げて行っているサッカーのスタイルという観点から考えて、本当にOKなんでしょうか? まぁ2大会連続で大熊監督にやらせているということは、日本サッカー協会的にはOKということなんでしょう。このスタイルが、現状の日本を代表するスタイル、もしくは日本人に合うスタイルと考えていることなんでしょうけど、私以外の日本代表を応援するサッカーファンの人々もOKなんでしょうか? けっこう興味あるところです。まぁこれにつきましては、いろいろな意見を聞きたいですね。

手応えを感じましたか、修正できましたか。で、それで?

 初戦を落としたのは痛い。だが選手たちに悲壮感はなく、むしろ「十分手ごたえを感じた」と話す選手が多かった。最終ラインを統率した柳楽も「こういう高いレベルを経験したんだから、あれ以上はない。次は必ず守り切れる」と自信を見せた。わずか90分間の戦いではあったが、「世界のすごさ」を垣間見て、そのレベルに追いつく修正力を発揮できたことは、ヤングジャパンの成長の証である。しかも今回は大声援の中のため、ゲームで指揮官の指示も聞こえなかった。選手たちは自分たちで考え、スピードや強さに慣れていったのだ。昨秋のU−19アジアユース選手権(マレーシア)の頃ならそうはいかなかった。これは今後に向けて非常に大きな意味を持つポイントといえる。とはいえ、日本サッカーと世界トップレベルとの間に依然として埋めがたい差異があることもハッキリした。中田英寿(フィオレンティーナ)らA代表の選手たちもしばしば「1対1の重要性」を強調するが、その1対1の問題は下の年代にいっても改善されるどころか、むしろ差が開いているようにも思える。クインシーのような選手をDFが1人できっちり止められ、フラールのような強靭(きょうじん)な肉体を持つDFを背にしても平山がきちんとタメを作れるようになって初めて、日本サッカーはもう1段階ステップアップするのだ。パススピードや球際の強さ、フィジカルコンタクトの部分についても同様である。次につながる死闘を演じた大熊ジャパン・元川悦子http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/wy/column/2005/200506/at00005013.html

結果を見れば「2−1」と確かに善戦したかもしれません。確かに後半がんばったようにも見えましたが、死闘とか言われてもすでにピントがずれている気がしてしまうんですよね。「世界のすごさ」って、本当にそうでしょうか? クインシーは確かにすごかったし、個人的にはそのクインシーにボールをつなぐまでの「オランダの組み立て」は評価したいです。ですが逆に攻守においてオランダの中盤は連動してなかったと思えたし、平山の得点シーンの象徴されるようにオランダのDFについてもそれほどいいとは思えなかった。手ごたえを感じた?っていったい何に対して? 「平山の高さ」&「運動量」&「前線からのプレス」で世界と対等に戦えるってことに。修正できた?って何が? 「采配は的中した。平山の競ったこぼれ球がカレンや森本に転がり、ゴール前で決定機が2度3度と訪れた」ってことですか? まぁ日本代表のファン&サポーターが「ボールを相手に渡すことからはじめるサッカー」や、「プレッシング」「運動量」「放り込み」というスタイルを支持するならば、それはそれでありだとは思います。今の日本が世界と対等にやるにはその方法論が近道なのかもしれません。ですが、日本国民のアイデンティティーというかなんでしょうか?

内容もないし、結果も出ないクソサッカーなんて誰が支持するかってことです

かなり昔のNummberで、こんな記事がありました。2002年の日韓W杯近辺の話だったと思いますが、小学生だか中学生のチームでも「フラット3」を採用して戦っていたというものです。一方、同じくNumberのある記事では、チェコの小学生と草サッカーをしたら、初対面にも関わらずその場で適当にポジションを決め「人がボールに群がらず、キチンとバランスよいポジションを取ったパスサッカーをして驚いた」というものでした。今の日本サッカーがどうなっているのかわかりませんし、「フラット3」がまったくダメとも思ってません。前線からのプレッシングも重要だと思いますし、運動量ももちろん必要です。ですが「サッカーの本質」はそこにはないと思ってます。もちろんサッカーは勝負事ですし「勝利できるサッカーを選択すること」は間違ってないとも思いますが…。内容もないし、結果も出ないクソサッカーなんて誰が支持するかってことです。違いますか?

U−20のファンの方々&大熊監督を支持されている方々は不快に思われたかもしれませんが、申し訳ありません。ユースの大会とはいえ「結果」を重視し、一試合でも多く経験を積ませることが大切なのかもしれません。サッカーのスタイルにつきましては異議を申しましたが、何はともあれ、このワールドユースで好結果を期待しております。
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マティアス・アルメイダ(Mathias ALMEYDA)フルネーム  マティアス・ヘスス・アルメイダ国籍      アルゼンチン生年月日   1973年12月21日出身地     アスルポジション   MF(DMF)身長/体重  173cm/70... ...続きを見る
サッカー選手名鑑〜このブログ、詳しすぎ(...
2007/06/22 01:08

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はじめまして。トラックバックさせていただきました。
頭の弁
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