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zoom RSS コンフェデ杯「日本代表VSギリシャ代表」雑感  大黒の「気持ち」と4−4−2での「中田英ボランチ」

<<   作成日時 : 2005/06/20 07:25   >>

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ジーコの「4−4−2」が的中! 大黒のゴールの話へ…行く前に、まずはセリエAの話から

ジーコの4−4−2システムへの変更はどうであろうか? と思ってましたが、結果的にはジーコの決断は大正解でしたね。変な苦言を呈して、申し訳ありませんでした。とにかく「個人的に大嫌いなギリシャ」に勝ってくれたのは本当にうれしいので、喜んで謝罪いたします。この試合、決めた大黒が偉かった。MVPは間違いなくゴールを決めたFW大黒選手です!! とギリシャに勝った日本代表の話へ行く前に、まずは日曜日の早朝に行われたセリエAプレーオフ「ボローニャVSパルマ戦」について述べさせていただきます。


プレイバック:セリエAプレイオフ「ボローニャVSパルマ戦」 ジラルディーノの膝とゴールへの意欲

「ジラルディーノの膝が、微妙に反応していたように見えたんですけどね」。

セリエAプレーオフ「ボローニャVSパルマ」戦。試合の内容についてではなくパルマのFWジラルディーノについて。上のセリフは、そのパルマがセリエA残留を決めた試合で、試合後、解説の川勝氏が話した言葉。決勝点となった、パルマのジラルディーノのゴールについてです。このゴールは「たまたまゴール前にいたジラルディーノに当たって決まった、ラッキーゴール!」という感じでしたが、たとえラッキーであっても「ゴールが生まれる理由」たるものがあると思うんですよね。パルマのMFブレシアーノが、がんばってセンタリングを上げたから「ラッキーゴール」が生まれたという考えもあると思うし、ゴール前にFWジラルディーノがいいポジションに位置していたから生まれた「ラッキーゴール」だったという考えもあると思うわけです。で、川勝氏が指摘する「ジラルディーノの膝」ですが、…ゴールシーンをよーく見ると確かにわずかながら「膝が動いて」いて、それによってゴールが決まったようにも見えます。まぁ膝が反応してなくてもゴールが決まって可能性は高いですが、なんというかその膝の反応は、なんとしてもゴールを決めたいという「気持ち」があったからこそ、反応できたのではないかとも思えるわけです。「気持ち」とか「気迫」という非科学的であり文学的なことを持ち出すのは胡散臭いですが、、サッカーにおいてこの「メンタル面」というか「気持ち」の要素は大きいと思うんです。これはチェルシーの名将モウリーニョが声を大にして唱えるところであり、そして日本代表のジーコもまたしかりなわけです。が、ただ重要なのは「メンタル」が大切と唱えるだけでなく、それをいかに引き出せるか?ということ。要はどのようにして「選手のメンタル面をケアできるか」「試合にに臨む選手のモチベーションをコントロールできるか」ということなわけです。例えば「負けたら降格というプレーオフ」において、パルマの選手もボローニャの選手も当然そのモチベーションは否が応でも高いわけです。ですが、そのモチベーションを、いかにして「プラスの方へもっていけるか」が、選手自身のみならずそのチームを指揮する監督の手腕が問われると思うんですよね。結果論で言えば、プレイオフ第2戦を制したパルマは、選手のメンタルコントロールがうまくいき力を十分に出せたのが勝利につながったわけだし、それはジラルディーノの「ラッキーゴール」やGKフレイの神がかり的なセーブに繋がったと思う次第です。もちろん運もあったと思いますが、それを呼び込むのもまた「メンタル」や「モチベーション」と言うのは言いすぎでしょうか?


さてコンフェデ杯ギリシャ戦。MVPはヒーローは間違いなく大黒です!

ギリシャ戦の大黒のゴールを見て、なぜかプレイオフでのジラルディーノのゴールを思い浮かべてしまいました。川勝氏の「膝が動いた」という言葉が頭をよぎってしまいました。大黒のゴールはけっしてラッキーゴールだったとは思いません。動きがイマイチだったとは言え、堅守ギリシャを中央からこじ開けたすばらしいゴールだったと思います。通らなかったけど福西がクサビの縦パスを狙ったのが得点に結びついたようにも思います。そのクサビをギリシャのDFがきちんとクリアできず、中村に元へと転がった運が得点に結びついた要因かもしれません。そして、そのボールを「ここしかないところ」へパスを出した中村の技術がゴールを生んだのは確かに間違いないのかもしれません。そのようなゴールをお膳立てした選手ももちろんすばらしいですが、やはり一番のヒーローはゴールを決めた大黒なわけです。

(ゴールシーンは)俊輔さんがいいボールをくれたので、あとはコースに流すだけだった。シュート弱かったけど入ってよかった。先発でもなんでも、監督が使ってくれるときは結果を出そうと思っていた。今日の相手は出来が悪かった。もっと点が取れたと思うし、練習していきたい。相手はあまり動けていなかったし、裏にスペースがあったので、出たらそこを突いてやろうと思っていた。それができてよかった。次はブラジル戦だが絶対に勝ちたい。気持ちで負けなければ、いい試合ができると思うし、多分なめてくると思うので絶対に勝ちたい。 http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/jpn_20050619.html

「結果を出そうと思っていた」という大黒の思い。それが、実際に結果となって表れたと言うのは、あまりにも安直でしょうか? 確かに「思い」や「メンタル」や「運」だけでゴールできるわけでないし、このギリシャ戦の大黒のゴールをそれだけ片付けてしまうのは、大黒に対して失礼であるかもしれない。シュートの技術を褒めるべきだと思うし、シュートを打つまでの動きも褒めるべきであると思います。ですが個人的には、やっぱり「気持ち」の部分をフィーチャーしたいんですよねぇ。なぜって言われれば、それはたぶんこの試合の前半に柳沢と玉田が決定的なゴールシーンで外しまくっていたからに他ならない(笑)。なぜに、これでゴールができないのか?見ていてそう思った人も多かったと思いますが、まぁ単に柳沢&玉田の「シュートの技術」がないとか「運がなかった」と言えばそれまでなのかもしれませんが…、個人的には「シュートの技術うんぬん」というよりも「メンタルや気持ち」の問題なのではって思ってしまうんですよね。決定的な場面で、心と体をいかに冷静に保てつことができるか。極論で言えば、これができるかどうかが「決定力がある、決定力がない」って、ことのような気もします。この試合、玉田&柳沢が決定的な場面で外しまくったのは本人たちの「メンタルの弱さ」のせいであるとは思ってますが、同時にそれは選手だけの問題ではないとも思ってます。まぁさすがに「玉田でなく大黒を先発から使うべきだった」とまでは言いませんが、この大一番で「4−4−2」にシステム変更までして玉田を先発で使うという采配が、玉田にとってプラスの意味での「モチベーションのアップ」に持っていくことができなかったと考えるのはジーコに対して厳しすぎでしょうか?

ギリシャのリベロシステムは「ユーロ仕様」ではなかったけど、得点したことは評価したい

ギリシャについて。デラスやザコラキスの不在は思ったよりも大きかったのかもしれませんし、暑さのためか連戦のためか動きが悪すぎのような気もします。ですが、所詮、ギリシャはこんなものという気もするのも確かです。最終ラインを1人余らせる「リベロシステム」は、この日本戦に関しては「70年代のドイツのそれ」であり、「ユーロで優勝したギリシャのそれ」でなかったようにも思えました。日本代表がギリシャの最終ラインのギャップをついて、柳沢&玉田が決定的なシーンを演出できたのは「リベロシステムの弱点」を露呈したからであり、ここで確実に得点しておけばもっと楽な展開となった気もするのですが…、まぁその話はもういいですね(笑)。とにかくギリシャの守備戦術は日本の攻撃陣のスピード&動きに翻弄されてました。また自慢の高さを駆使した攻撃もロングボールの精度を書いていたように思えますし、カウンターのそれほど脅威ではなかったようにも思えました。日本代表の出来がよかったというのもあるのかもしれません。柳沢&玉田をはじめとした前線からのプレスは積極的で効果的でしたし、前半から飛ばしすぎかなと思うくらいのすごい運動量もありました。日本がポゼッションで上回り、前半から攻めまくったわけですが、まぁこれに関しては日本がよい悪いという問題でなく「堅守速攻というギリシャの戦い方」なだけのような気もします。ユーロでギリシャに敗れたポルトガルもチェコも圧倒的に攻めまくってました。ですが惜しいチャンスを作りながらも得点できず、最後にカウンターを食らって敗れ去ったわけですから。

「引いて守ってくる『格上』をいかにこじ開けるか?」

ギリシャ戦のポイントとして私が思っていたジーコ日本代表の「命題」ですが、1得点とはいえ見事得点できたのですから一応は達成できたと言えるのでしょう。まぁ玉田と柳沢には、危機感を持ってがんばってもらいたいです。何度も言いますが、決定力をつけるというのは、ゴールを決める「ゴールを蹴る技術」だけの問題でなく、それを可能にする「メンタル」を持つことだと思うんですよね。まぁともかく大黒はよく得点を決めた! この得点の価値は、日本代表にとっても大黒自身にとってもものすごく大きいと思いますよ。

ジーコ日本代表は「4−4−2」システムをものにできたのか?

あと、最後に日本代表の4バックというか「4−4−2」について。このギリシャ戦は機能していたとは思いますが、「4−4−2」についてはまだ信用してないです。ですが、小笠原の2列目、中田英のボランチの「4−4−2」は、光明があるようにも感じました。湯浅氏は以下のように中田英のボランチを褒めてますが、同意します。やっぱ「2列目」よりも「3列目」でゲームメイクするほうが機能するんですよね。中田英も日本代表も。まぁ小野の「3列目」もいいと思うのですが、どちらがジーコ日本代表のゲームメイカーとして最適かなんていう難しい問題は、小野が戻ってきた時に考えましょう。まぁどのみち「4−4−2」に関しては、あと数試合は様子を見たいですね。ちょいと眠いので文章や言っていることがめちゃめちゃかもしれませんが、こんなところで。

・・ということでショートコメント・・日本代表については、まず何といってもフォーバックを取り上げなければいけない・・素晴らしく上手く機能した・・もちろんそれには、ギリシャの出来があまりにもヒドかったということもあるけれど、何といっても福西と中田ヒデの中盤コントロールを挙げなければならない・・特に中田ヒデ・・皆さんもご存じのように、私は以前から中田ヒデの理想的なポジションは「本物のボランチ」だと言いつづけてきた・・彼がそのポジションの面白さを理解したら、必ずトリコになること請け合いだとも言った・・そして最終予選からコンフェデにかけての彼のスーパーパフォーマンス・・観ていて本当に楽しんでいた湯浅なのです・・http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_2.folder/05_confed_5.html
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