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zoom RSS ボールポゼッションできてもゴールを奪えないという課題A 加地の幻のゴールから一考察

<<   作成日時 : 2005/07/11 23:07   >>

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リスクを冒す攻撃と、そのカバーについて具体的に考えてみる。


ボールポゼッションできても、ゴールを奪えないという課題について第2弾です。
今回はデポルティボのルケが言うところの「リスクをどこまで冒し、そしてそれをどのようにカバーするかという最善の方法を見つけなければなりません」について考えてみたいと思います。またルケのインタビューから抜粋させていただきますが、このようなことを言ってます。

――“新鮮さ”とは具体的に言うと何でしょうか?
ルケ 僕らはイルレタ監督とともに素晴らしいチームを作り上げました。しかし、僕らのプレーは習慣化しすぎてしまったとも言えます。相手も同じように、僕らのプレーに対処する方法に慣れてしまった。僕らは相手の“慣れ”を超越するために、何かを付け足さなければなりません。僕らの中盤はボールを保つことを得意としています。しかし、そこから前に行くには保つための形を崩す必要があります。より効果的にそれを行うには、例えば僕のドリブルであったり、バレロンのパスであったり、セルヒオのオーバーラップが有効です。
――個人の力が“新鮮さ”というわけですね?
ルケ そうです。しかし、そうするためには、ほかの選手たちの助けが必要です。例えば僕がドリブルで縦に仕掛けるには、インサイドに敵を引きつける選手がいた方が、よりドリブル突破がしやすくなります。それと同じように、FWの近くにも彼らを助ける選手がいなければなりません。そのためにはチーム全体が高いポジションを維持して、僕らが第2のFWとしてゴールに向かうことに挑戦しなければなりません。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/spain/column/200507/at00005332.html
まずは、リスクを冒す攻撃について。要は「個の突破」や「ポジションチェンジ&オーバーラップ」などを駆使して、「形」や「組織」を崩して攻撃することでしょう。ルケが言うところの保つための形を崩す必要があります。より効果的にそれを行うには、例えば僕のドリブルであったり、バレロンのパスであったり、セルヒオのオーバーラップが有効という辺りがそれです。チェルシーのモウリーニョが今売りのワールドサッカーキングのコラムで、これと似たようなことを書いてます。うろ覚えですが、かいつまんで言うと「守備は組織的に行う必要がある、が攻撃はそれだけではダメ。組織+アルファ、個々の選手の創造性が必要だ」みたいなことを書いてます(表現が間違っているかもしれません)。要は守備では組織が基本だけど、攻撃では「脱組織」が必要だと言うことでしょうか?

コンフェデ杯ブラジル戦。加持の幻のゴールは「リスクを冒した」攻撃の典型!?

 先日のコンフェデ杯。ブラジル対日本戦での「加地の幻のゴール」というのがありましたが、このゴールはそんな「リスクを冒した」+「脱組織」的な攻撃から生まれた(幻の)ゴールだったと思ってます。日本代表が、中盤でうまくボールをつないでポストプレイをまじえて、最後は攻撃的MF小笠原がブラジルDFの裏へスルーパスを出して、オーバーラップしていたサイドバックの加地が絶妙のタイミングでDFの裏へ抜け出しGKと一対一となり、シュートを決めたものでした。まぁオフサイドで得点にはならなかったのですが、この攻撃がシュート&(幻の)ゴールとなったのは、言うまでもなくサイドバックの加地が「リスクを冒して」攻撃参加してFWを追い越すようなポジションチェンジをしてゴールを狙ったことが最大のポイントだと思う次第です。加地がリスクを冒して攻撃参加することで、ブラジルDFのマークがずれてたり日本代表が数的有利となり「ブラジルの最終ラインを崩せた」わけです。もちろんこの加地の攻撃参加が生きたのは、小笠原のすばらしいパスと柳沢の絶妙な動きなど「加地の攻撃参加を生かす周りのサポート」があったのは、言うまでもなりません。ルケが言うところの例えば僕がドリブルで縦に仕掛けるには、インサイドに敵を引きつける選手がいた方が、よりドリブル突破がしやすくなりますと同様です。という感じで、もちろん周りのサポートがよかったのも事実ですが、一番重要なのは加持の攻撃参加です。だってもしもこの攻撃において加地が自重して攻撃参加せず最終ラインのあたりでウロチョロしてたら…? たぶん小笠原が個の突破からシュートを狙うか、もしくは前線でボールをキープし味方のフォローを待つかしていたのではないでしょうか? まぁどうなっていたかわかりませんが、サイドバック加持の3列目からの攻撃参加は「リスクを冒した攻撃」であり、「脱組織」的な攻撃であったので相手の最終ラインを崩せてシュートまで行けたと考える次第です。

加持の幻のゴール。もしも途中でブラジルにインターセプトされていたら!?

「リスクを冒す」ということは、言い換えれば、もちろん失敗すると「リスク」があるということです。加地の幻のゴールも中盤でパスが回り、攻撃参加した加地にパスがわたってシュートで終えれたので「すばらしい攻撃」となったわけですが、もしも加地にパスが回る前にブラジルにインターセプトされていたら? 当然、加地がオーバーラップして空いた「日本の右サイドの広大なスペース」をブラジルが攻撃しチャンスメイクされていたかもしれないし、あわよくば失点した可能性だってあるわけです。まぁこれはもちろん「加地の攻撃参加」によって空くスペースを、誰もカバーしてなければという話。たぶんボランチの福西がそのスペースを見るとか、最終ラインの残った3人がスライドしてスペースをうめるなり「加地の空けたスペース」は誰かが埋めることになっていたと思うのですが、そういったリスクを冒して攻撃した場合の「チームとしての守備の約束事」がある必要があるのは言うまでもないところです。まさにルケの「どのようにカバーするかという最善の方法を見つけなければなりません」という言葉がそれなんですが、このカバーについてはモウリーニョが言う「守備は約束事が第一」だという言葉がすべてのような気がしてます。例えばSBがリスクを冒して攻撃参加したら、その穴を誰がカバーするのか? 同様にボランチが攻撃参加したら、誰がケアするのか? CBが上がったらどうするのかなどなど。こういった「守備の約束事」は監督が決めるのでも、選手が話し合って決めるのでもいいですが、現実的に監督がピッチ上の11人を選んだ時点で「実現可能な守備の約束事」ってのは決まっているような気もします。特に中盤の選手の人選と役割が、この「リスクを冒した攻撃」に対するカバーに関してカギを握っているような気もします。例えば、チェルシー。モウリーニョはマケレレという選手を配します。マケレレはご存知のように積極的な攻撃参加もなく「基本的には守備」な人なわけですが、チェルシーの場合、このマケレレがいることによって中盤のランパードや両サイドバックが積極的に攻撃参加でき、カウンターを食らっても未然に対処できていたりするわけです。これマケレレの個人的な「危機察知」によるものなのか、チームとしてのモウリーニョが決めた約束事を実行しているだかなのか? それともその両方なのか?(たぶんコレ) 

「リスクをどこまで冒し、そしてどのようにカバーするかという最善の方法を見つけなければなりません」byルケ

 誰がどのようにリスクを冒して攻撃し、その穴を誰がカバーするのか? 最善の方法を探しているというデポルティボですが、要はリスクを冒せる「個の能力」を持った選手をどう配置して、そのカバーをチームとしてどう組織的に行うか? もしくはマケレレのようなカバーリング能力にすぐれた「個の能力」を配置するのか? などなど、結局のところ「チームの全体像を考える」監督の力量がかなりポイントとなるような気もするのですが??? あぅ、もちろんロナウドやアドリアーノみたいな、飛びぬけた「個」がいれば、ゴールを奪えないという課題なんてものは解消するんでしょうけどね。

戦術がロナウド。 ペナルティエリアの近くでロナウドに渡せば、個人技でゴールなわけでして。

 こういう飛びぬけた個がいないチームの攻撃方法について、グダグダ述べていたのは言うまでもないところです。あまり内容ありませんが、PART3に続く???

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