doroguba*footballcolumn*

アクセスカウンタ

zoom RSS 東アジア選手権「ジーコ日本代表VS北朝鮮」戦雑感 〜ゴールが生まれなかった理由を考察:PART@〜

<<   作成日時 : 2005/08/01 22:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

 北朝鮮に負けてしまいました。正直、敗戦したこと自体に驚きはないですが、公式戦で「北朝鮮」に負けることはちょっと心情的に解せないものがあるのは事実です。格下に負けることは、サッカーではよくあることですが…。W杯予選でないし、東アジア選手権なんて親善試合といっしょという意見もあるかもしれません。海外組がいなくて、国内組だったからという意見もあるとは思います。またコンフェデ、Jリーグ、海外クラブとの親善試合があったので、コンディション的に問題があったのかもしれません。ですが、それらの原因があったとしても、負けたことには変わらないわけです。特にジーコは「結果重視」と言っていたわけですしね。まぁ本心ではそうは思ってなかったとしても。

「シュートが枠に行かない」ってのは確かに問題ですが、得点できない理由はそれだけ?

とりわけジーコは、今日の試合に関しては「シュートが枠にいかない」ことをしきりに嘆いていた。だが、最近の代表合宿では、嫌というほどシュート練習が行われていることは、周知の通り。それでも枠に飛ばないのは、練習に問題があるのか、それとも選手に問題があるのか。この質問に対する、ジーコの答えはこうである。「自分の経験から言って、やり方は間違っていないと思う。(中略)とにかく一日一日を大切にしながら、自分たちがやってきたことは間違いではないと信じながらやっていけば、必ずよくなると思う」。−中略−。「枠に飛ばない」のは、確かに問題ではある。だが、枠に「飛ばせない理由」というものを、きちんと分析し、修正していかない限り、いくらシュート練習を重ねても、それは時間の無駄というものではないか。それこそ「一日一日を大切に」というのなら、練習メニューの見直しは急務であろう。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200508/at00005591.html

おなじみのスポナビの宇都宮徹壱氏のコラムからです。枠に「飛ばせない理由」というものを、きちんと分析し、修正していかない限り、いくらシュート練習を重ねても、それは時間の無駄というものではないかと言ってますが、まぁその通りだと思います。ただ一方で、ジーコの言う「(シュート練習の)やり方は間違ってない」ということもわからないではないです。どういうシュート練習をしているのか詳しくわかりませんし、それをすることで選手自身が「役に立っている」と感じているのかどうかわかりませんが、シュート練習に特別なものはないような気もしますし、そもそもシュートを枠に飛ばすことは代表でちょっと練習したくらいで上達するのかっていうと、そんな簡単なものではない気もしてます。まぁもしかしたらモウリーニョあたりが「必ず枠に飛ばせるようになるシュート練習」みたいなものを実践しているのかもしれませんが(笑)、そんな特別な「練習」はないでしょう(そういえばダフのインタビューでモウリーニョが、「シュートはニアサイドへゴロで打て」と指導されたみたいなことを言っていたような記憶がありますが、それって??)。まぁ宇都宮氏はもちろん「シュート練習の方法が悪い」と言っているわけではなく、「ゴールが奪えない」のは「シュート練習」だけで解決できる問題ではないのではないかってことを言いたかったのだと思います。ということで、ここではそもそもジーコ日本代表はどのよう攻撃をしているのかという「攻撃パターン」みたいなものを、北朝鮮戦を見て個人的に思ったレベルですが書いていきたいと思います。

4つのパターンでジーコ日本代表の攻撃を分析!? ってコレ日本代表に限らずった気もしますが

北朝鮮戦でのジーコ日本代表の攻撃パターンは、大きく分けて「中央突破」「ミドルシュート」「WBが仕掛けるサイド攻撃」「パワープレイ」の4つというところでしょうか? これ日本代表に限らず、そもそもサッカーの攻撃そのものがこの「4つ」という気もしますが…、北朝鮮戦で見られたジーコ日本代表の「攻撃の形」を見てみたいと思います。まずは「中央突破」から。

パターン@「中央突破」:「3−5−2」と「4−4−2」では小笠原に求められる動きは違う!?

W杯予選のアウェイでのバーレーン戦やコンフェデ杯では中田がボランチでそこからの「クサビの絶てパス」からの「中央突破」で数多くのチャンスメイクをしていたのは記憶に新しいですが、昨日の北朝鮮戦でも中央からの崩しは何度か行われてました。特に目についたプレイはこんな感じ。
【前半20分(?)】ボランチの遠藤がサイドに開いてボールをキープし、中央へクサビのパス。小笠原が「スルー」して、その後ろにいた大黒へパスが通り、スルーした小笠原がそのままDFの裏へ走り込むも…大黒が潰されボールは小笠原には通らず。
【前半40分過ぎ】右WBの加地から中央へクサビのパス。小笠原がそのボールを「スルー」して後方へいたFW陣へボールが通るのを託すも、北朝鮮がインターセプト。
【前半??分】中盤に引いてボールを受けた玉田が、中央の小笠原へパス。小笠原は受けたボールを「ヒール」で後ろに走りこんできた遠藤にパス。パスを受けた遠藤はペナルティエリアに進入するもゴールならず。
 若干うろ覚えで間違っているところもあるかもしれませんが、こんな感じの中央突破を試みたシーンをピックアップしてみました。試合見ていた人はお解かりの通りクサビの出し手は「ボランチの遠藤、福西、WBの加地、サントス」の4人で、クサビの受け手は「玉田&大黒の2トップと、トップ下小笠原」が基本形で、小笠原は「クサビの出し手」であることもありました。結論から言いますと、北朝鮮戦ではこの中央突破ができなかったわけですが、なぜにできなかったのかと考えますと「受け手」である玉田&大黒&小笠原の「連携に難があった」と言いますか、「クサビのボールを受けてシュートを打つまでのイメージがなかった」からではないかと思うんですよね。もちろんクサビのパスそのものがあまりよくなかった&北朝鮮の守備がよかったという見方もあると思いますが、それよりも「クサビの受け手」の方に問題があったのではないかということです。特に小笠原。彼は4−4−2時の2列目の右サイドや、3−4−2−1の2列目の場合には「バイタルエリアへポジション移動して前線で基点となる」ことが非常に上手い選手だと思うのですが、3−5−2のトップ下だとどうも「基点となるよりも囮となる」ことに終始し過ぎているような気がするんですよね。単純に考えれば「4−4−2」の2列目と違って「3−5−2」のトップ下では、基本的なポジションが中央なので「中央のポジションから、外に逃げる動き」ってのがメインとなるとは思うのですが、例えば中田英や中村は小笠原みたいに「スルー」したり「ヒールパス」したりはしないと思うんですよね。まぁ、どういうプレイしようがそれが効果的であればいいし、ゴールに結びつけばOKなのですが、北朝鮮戦では小笠原のそういった囮プレイがゴールには結びつかなかったわけでして。まぁ結果論ですが「囮よりも最終フィニッシャー」になるべきだったと思うわけです。そうです。あのバーレーン戦でミドルシュートを決めたように。もちろん、あのバーレーン戦のゴールに至ったのは柳沢のスペースを作る動きがあり、中村のヒールパスがありといった「他の選手が小笠原をフィニッシャーとして使う」動きがあり、小笠原自身もそれに合わせて「フィニッシャー=シュートを打つ」ことを意識してプレイしていたと思うんです。それに比べて昨日の北朝鮮戦は玉田、大黒に「小笠原をどう生かすか」っていうイメージがなく、小笠原が勝手に囮となろうとしていたという感じに見えたんですよね。
 何か、小笠原が、良いコンビネーションを成就させるためには2-3人の味方の勝負イメージがピタリと重なり合わなければならない・・なんことを言っているらしいけれど、それは自分自身に対する言い訳なんじゃないの・・?? 良いパスが入ってこないし、コンビネーションの流れのなかで(味方の)ボールなしの動きが出てこないから効果的な仕掛けを演出できない・・!? フ〜〜ッ。http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_2.folder/05_eastasia_1.html

湯浅氏が小笠原のことをHPで酷評してます。確かに得点に絡めず囮になることに終始していた小笠原のプレイはよくなかったと思います。囮的なプレイは「3−5−2」のトップ下として、多用すべきプレイではないような気もする次第です。もっとボランチとのポジションチャンジをしたり、サイドに流れたりして基点になることも必要だったような気もします。ですが北朝鮮戦に関しては、個人的に小笠原だけの問題ではなく玉田、大黒を含めた「回りの選手」の動きもよくなかったように思うんですよね。まぁ小笠原が3−5−2のトップ下やるには回りの選手に「動かされる方=使われる方」ではなく、自分から仕掛けるプレイをして回りの選手を「動かす方=使う方」にならないといけないと思いますし、湯浅氏の言うこともわかりますが…。単純に小笠原がジーコ日本代表での「3−5−2」のトップ下としての役割というか動き方がわからないってことだと思うんですよね。まぁ中村もわからないで自分のイメージでやっているだけと思うのですが、それが機能しているだけってことでなんでしょうけど。例えば中村の場合は小笠原と違ってFWのための囮になることよりも、WB(サントス)を使うことを意識したプレイとか、ゴールを決める方ではなく「センタリングを上げる方」の役割や仕事を意識していてそれがジーコ「3−5−2」では機能しているってことです。たぶん。

パターンA「ミドルシュート」:理想的な得点を北朝鮮に決められたわけでして(笑)

続いて2つ目のパターン「ミドルシュート」について。これは中央突破にも密接につながっていると思うのですが、引いた相手から得点する定石がこれとも言われてます。ミドルシュートを打つ&決めるにはどうすればいいかといいますと、それはズバリ、バイタルエリアを含めたペナルティエリアの近辺でフリーでパスを受けて、「枠にシュートを放つ」ことです。そのためには、たとえば中央へクサビのパスを出して、そこでFWなりMFがポストプレイなどして基点となって、その折り返しのパスをシュートすることが最も基本的な動きだと思う次第です。そうちょうど昨日の北朝鮮の先制点(決勝点)みたいに。あのシーン、小笠原と中澤の2つのミスが重なって、ペナルティエリア中央でポストプレイされて上がってきた2列目の選手に決められたわけですが、まぁジーコ日本代表のミスが重なったとはいえ非常に理想的なゴール=(ミドル)シュートだったと思いました。本来ならジーコ日本代表がやるべき「形」だと思うのですが、残念ながらそういう形はできませんでした。


【前半36分】中盤の後方から遠藤が小笠原にパス。小笠原がDF1人を交わしてペナルティエリア少し外からシュート! が惜しくもゴールを外れる。両FWが左右に開いて中央にスペースを作った動きとそのスペースを使った小笠原の判断はよかったが…。枠に飛ばず。
【後半12分】中央で小笠原からパスを受けた遠藤。ペナルティエリアちょっと外側から狙い済ましてミドルシュート! が枠を外す。
あとこのほかにも福西とかもミドルシュート打っていたと思いますが、こちらも枠に飛ばす。北朝鮮のディフェンス陣がプレッシャーをかけていて「完全にフリー」でシュートをうてなかったとか、シュートを打った位置が遠かったとかあるかもしれませんが、これこそまさにジーコが言うようなシュート練習するしかないと思います。まぁシュートが浮くというのは軸足の踏ん張りとか、体重が乗っているかとか、上体が浮いてないかとか「選手の身体の状態」がもろに出るプレイであると思いますので、「疲れ」「コンディションの悪さ」ってのがあったために浮いてしまったのかもしれませんが、……それがあったとしても、もう少し枠に飛ばしてほしいところ。先ほども言ったように「引いた相手」から得点するには、このようなミドルシュートが効果的なのは言うまでもないわけで。ここで問題としてあげたいのは、先の中央突破の部分と関わってくるのですが、FWなりMFが前線でポストプレイなどして「ミドルシュートを打てるようなお膳立て」をしてないということ。北朝鮮戦のミドルは「相手DFを崩してからミドル」はなく、たまたまスペースがあったからとか苦し紛れのシュートだったように思えたんですよね。そうではなく、例えばFWがスペースを空けたり、北朝鮮のゴールのようにペナルティエリアになるべく入り込んで、ゴールに近い位置で基点となって「ミドルシュートをお膳立て」すれば、もっとシュートが枠に飛ぶと思うのですが……。ってそうは思いませんか? つらつら長くなってしましましたが、この続きB「サイド攻撃」、C「パワープレイ」についてはべまた次で! ルマンの松井選手のプレイを見逃してしまったのですが、本日再放送で見れたらこちらもまた!
人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑読んでおもしろかった人はクリック願います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
W杯の前に
日本代表の皆さん、来年のW杯の事を考えたくなる気持ち、よーく判ります。 ...続きを見る
SOUND AND VISION
2005/08/01 22:25
次に向かおう!
日本0−1北朝鮮 いやー、残念です。 実力差は歴然だと思うのですが、そういう相手 ...続きを見る
KET SEE BLOG
2005/08/02 14:43
ジーコの信念が見えない・・・
 ドイツで開催されたコンフェデレーションズカップで、素晴らしい戦いを見せた日本代表。ギリシャからは欧州王者の欠片も感じられなかったが、ブラジルとあれだけの激戦を繰り広げたことは日本にとって非常に意義のあるものになったはずだ。  日本が歩むべき進路は、今ま ...続きを見る
サッカーで大切なこと
2005/08/03 04:33
東アジア選手権「ジーコ日本代表VS北朝鮮」戦雑感 〜ゴールが生まれなかった理由を考察:PART@〜 doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる