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zoom RSS 東アジア選手権「ジーコ日本代表VS中国」戦雑感  「ジーコスタイル」OR「Jリーグスタイル」!?

<<   作成日時 : 2005/08/05 20:22   >>

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韓国−北朝鮮は0−0で引き分けた。Aマッチでの南北対決は、93年のW杯米国大会アジア最終予選(ドーハ)以来。韓国がやや優勢に試合を進めたが、得点は奪えなかった。北朝鮮は1勝1分けの勝ち点4、韓国は2分けで同2。この結果、1分け1敗の日本は、最終戦を待たずに優勝の可能性が消えた。http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/f-sc-tp3-050804-0031.html

中国戦に引き分けたことでこうなることは予想できたことですが、東アジア選手権は「結果」を残すことができませんでした。ジーコは北朝鮮戦に負けたあとで、この大会の目標を「結果よりも新戦力テスト」に切り替えたわけですが、当初の「優勝」という目的は達成できなかったわけで、これについては非難すべき点はあるのではないか思う次第です。まぁ優勝できなかったことは残念ですし、これについてはまた別の機会で書ければ書いてみたいと思いますが、今回はメンバー総とっかえで「テスト」的な感じで戦った中国戦について。結果的に引き分けだったわけですが、よく追いついたという「がんばり」は評価したいです。ですが、攻撃&守備の内容につきましては、個人的にはあまりよかったとは思えないんですよね。

攻撃について:「ポゼッションサッカー」ではなく、「カウンターサッカー」からの攻撃に終始!?

 日本は、しっかりとチャンスを作りつづけましたよ。右サイドから仕掛ける駒野のドリブル勝負や、左サイドで、ドリブルや抜け出しフリーランニングからスルーパスを受けて決定的クロスを送り込む村井・・後方からオーバーラップして中距離シュートを狙う阿部や、スルスルとカゲのように最前線スペースへ入り込んで決定的な仕事をしてしまう今野(それにしても前半に魅せた今野のフリーヘディングは決めなければ!)・・はたまた田中のドリブル突破や巻のアタマ(後半早々のヘディングシュートを決められなかったことには猛省を促したい・・とにかく何度も、何度もそのシーンを、自分自身のイメージトレーニングとしてビデオを見直し反省しなければならない!)・・。http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_2.folder/05_eastasia_2.html

確かに湯浅氏が言うように「チャンスを作り続けた」と思いましたし、惜しいシーンもたくさんあったと思います。ですが個人的には、この試合で日本代表がやろうとしていたサッカーがなんか物足りないところがあると言いますか、違和感を感じたと言いますか…。どんな違和感かと言いますと、それはジーコが目指していると思うところの「ポゼッションサッカー」とはまったく反対の「カウンターサッカー」に終始していたように感じたところでしょうか? 確かに田中達也はよかったと思うし、巻もがんばっていたと思います。駒野と村井のいい攻撃参加もあったと思います。が、…なんと言いますか「縦に早い」「手数をかけない」攻撃はよかったのですが、そういう攻撃を含めてこの試合で日本代表が行っていたサッカーは「カウンターサッカー」だったと思うんですよ。カウンターサッカーがダメとはまったく思わないですが、ただそういうサッカーをするなら、たとえばトルシエが行った「フラット3」みたいな、それにあった戦術で戦うべきだと思うんですよね。まぁ選手を選んだのはジーコですし、起用したのもジーコなわけですが、この中国戦で行われていたサッカーのスタイル自体もジーコが望むスタイルだったんでしょうか? まぁピッチ上の選手がやりたいスタイルに任せたのかもしれませんが、ジーコがこれまで掲げていたと思われる「ポゼッション主体」のサッカーはできていなかったと思う次第です。

でもね、日本チームは最初からちょっと飛ばし過ぎだと感じられたのも事実。「ペース配分」という経験則という視点で、たぶん彼らも大いに学習したことでしょう。あれだけ厳しい気候条件だからネ、ガンガン前からプレッシャーを掛けて中国を押し込み「過ぎる」のではなく、ヤツらにも「全体的に押し上げさせる」というゲーム展開イメージ「も」持つべきだった!? でも、まあ、それも考え方だよね。落ち着いた試合展開になったら、「このチームでは」そこから急激にペースアップして「あのダイナミックな仕掛け」まで持っていけたかどうかは疑問だからね。まあそんなだから、私は、最初からフルパワーで押し込んでいくというプレー姿勢(ジーコの意識付け!?)にアグリーでしたよ。この試合は、とにかく勝たなければならなかったこともあったしね。

湯浅氏は「ペース配分」とおっしゃっていますが、個人的には「ペース配分できなかった」のではなく「ポゼッションサッカー」ができなかったと思う次第です。要は中盤でゲームメイクして中国を崩すことができなかったのではないかということ。ボールキープから攻撃にメリハリがつけることができなかったのではないかってことです。阿部と今野はよくやっていたと思いますが(特に守備)、攻撃面といいますかゲームメイクの部分に関しては個人的に物足りないと思った部分がありました。今野がヘディングシュートしたり、阿部がゴール前までフリーランニングしたりして攻撃参加するシーンもありましたが、中盤でタメを作ってサイドチャンジしたり、FWやトップ下へ「クサビのパス」をしたりするようなプレイが少なかったと思うんですよね。もちろんこういったプレイができなかったのは中盤の選手だけのせいではなく、ボールをもらう側のFWやトップ下やWBの選手たちの問題もあるとは思うのですが。もちろんカウンターサッカーをチーム戦術として行うのはありですし、ポゼッションサッカーを掲げていてもカウンター的に攻撃する必要もあるわけですし、それで得点できれば&勝てればいいわけですがね。まぁ以下のような意見をもってらっしゃる人もいるわけですし、それはそれでOKなわけです。「J」の3−5−2ってのは、うーーんと思いますがね。

前半に見せた、この即席チームのリズムの良さは何なんだろう。同じ「3−5−2」でも、これまでの3−5−2とは違って、システムに息吹を感じた。完成度は低くとも、この3−5−2はジーコの作ったシステムとはまた別の、「J」が築き上げてきた3−5−2。普段から親しみ慣れている国内リーグの3−5−2の応用だった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200508/at00005637.html

守備について:個のミスからの失点、最終ラインの高さとオフサイドトラップについて

守備に関して。急増DFということで連携不足という面もあったと思いますが、ジーコの言うようにミスからの2失点だったと思います。 

完ぺきに2点ともわれわれのミスだと思う。まず1点目は、ゴールと相手の間に体を入れるという基本的なことがなされていなかった。守り方、マークの仕方の間違い。これだけ暑く緊張した中ではいろいろなことが起こる。しかし、こうしたところを一つ一つ対応しないと失点はなかなかなくならない。それに、あの時点で1点入れられるというのはかなり厳しい部分もある。 2点目は、自分たちが打ち合わせしていたこととかなり違った。まず壁が1枚になってしまった。あの時に通常は壁を2枚立てる。その壁の1枚の所を通された。本来なら阿部がボールへ行く形だが、中の人数が足りなくなったため、彼がどこへ行けばいいか分からなくなった。それで21番と27番がフリーになった。坪井が3バックの時のあのエリアのリスタートは、絶対最後までマンマークでなければいけない。最後まで離さないマークをしなければならないのだが、捕まえきれずに相手と相手の間にポジションを取ってゾーン(ディフェンス)的になってしまった。これは、われわれは絶対にやらないことだから、これも直さなくてはいけない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200508/at00005624.html

両失点ともマンマークとゾーンディフェンスの併用ってやつの失敗だとは思うのですが、1失点目は中国にセンタリングをあげられるまでの守備対応にも問題があったと思います。中国にいいようにボールを回されてセンタリングを上げられてしまったわけですが、本山はもっと厳しくいかないとまずかったと思いますよ。あそこでセンタリングを上げられることは致命的ですから。 

取ってもらえぬ可能性のあるオフサイドトラップで失点するより、最初から引いて守って、自分の信用するDFの守備力で守る道をジーコは選んでいる。自分の身は自分で守るのだ。 しかしそれでは世界に通じるフットボールを追求するときに、サッカーの選択肢を狭めてしまう。今、世界の傾向はオフサイドトラップを狙うような極端に高いラインではなく、適度な高さのライン、もしくはちょっと引き気味のライン形成だ。それに比べても、ジーコ日本のラインは極端に引き過ぎる。それをもう少し上げるだけで、各選手の距離感と角度が良くなるはずだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200508/at00005637.html

 オフサイドトラップに関しては、いろいろな考え方があると思います。確かにジーコ日本代表のラインは低すぎると感じる場合もあるかもしれませんが、それよりも重要なのは中田氏が言うところの「各選手の距離感と角度」がどうかというところだと思う次第です。要はどの位置から逆算して「各選手の距離を合わせるか」ってことだと思うんですよね。FWの位置から均等にゾーンを敷くか、それともDFの位置からゾーンを敷くか? 基本的には最終ラインの高さをある程度設定して、それに合わせてMF、FWが「守備の距離」を整えるほうが得策だと思うのですが、まぁそれは戦術次第だと思うし起用する選手によると思うし、監督によってさまざまだと思う次第です。トルシエのフラット3やバルセロナの高いラインDF守備はもちろんそれはそれでありだと思いますが、いい面もあれば悪い面もあるわけですし、逆にジーコ日本代表のような低いラインDFにもいい面もあれば悪い面もあると思います。ただどちらにせよ、「ゾーン」で守るという意識は必要だと思うし、最後の最後は個の守備力が重要だとは思うのですが…。
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タイトル (本文) ブログ名/日時
東アジア選手権 総括
と仰々しいタイトルを付けるほど今回の選手権、真剣に観てはいなかった。 例年ならばこれを取りに行けなどと発破をかけるところなのだが ジーコが取ったスタメンを見て、あ!こりゃテストなんだと理解した。 こういった言い方はブログではしたくないのだが今回の(今後もということになるが) 日本対反日3国の戦いであり、3国は日本に負けてはいけない戦いをしてきたのだ 当然3国は本気でかかってくるだろう。その本気の国相手にジーコは本気で 代表選手のテストを行ったのだ。 北朝鮮戦明らかに日本代表の... ...続きを見る
FAZZ日記
2005/08/08 17:23
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今日も、2階の教室ではCADの講習。講師のK君に、監督のA子さんがついてる。I君の仕事でSEのH君が浜松の本社から来た。僕は、昨日インストールしたMS Office 2007 Enterpriseの調子がイマイチで、色々原因追求しているうちに昼になってしまった。昼飯はAさんの分も一緒に11時半に電話で弁当屋に予約しておいたので、待ち時間なしで取って来れた。今日の日替わり弁当(400円)はコロッケ。午後は午前の続きをやっていたが、全然解決の糸口が見えないので、やめてWWWでニュ... ...続きを見る
踊れ!鬱病サラリーマン
2008/02/20 23:40

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰しています。小笠原をたたきながらサントスを次の先発に
押すYさんは無視! クリエイティブな無駄走りばかりでは、
試合になりませんよ。中学生相手の説教じゃないので。
尚、小生赤鹿組(加茂さん流)ファンではありません念のため。
結論は、「チームバランス」、前掛りが得意の選手もいれば、タメが
出来る選手もいる... 中国戦のメンバーは明らかに偏っている。
そういう意味で小笠原はうまく使う選手なのですが、周りがだれると
機能しなくなるのはjリーグでも承知。
1.ラインの深い3−5−2は省エネ甘えシステム(宮本の意識改革要)
 局面打開には、ラインを高くし、プレッシングかけやすくするべき
2.べた引き合い相手には、「動き」ではNG。「個」の力が要
 高さ・ドリブル・ロングシュート(FK)。そういう選手を使うべき
 なぜ中沢をトップで使わないの?
3.アウトサイドでの3:3の崩しなど局面戦術が必要。これは
 ジーコ指揮以前の選手の能力の問題。
というわけで、韓国は「アナグマ」はやらないので、かえってうまくいくかも。。。
Mario
2005/08/06 10:29
>Marioさんへ
コメントどうもです。チームバランスってのはその通りだと思います。韓国戦はブログでは書いてませんが、村井の使い方はよかったと思いました。アナグマをやらなかった韓国にはやはり勝ちましたね。
doroguba
2005/08/08 18:35
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