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zoom RSS ジーコ日本代表、東欧遠征プレビュー:レアルマドリーの「ブラジル」化から考える、日本代表の戦い方

<<   作成日時 : 2005/10/06 23:48   >>

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■レアルマドリーの「ブラジル」化と勝負ポイントの後退!? −ジーコ日本代表の「4−2−2−2」を考察

いまのレアルは、「ブラジル」へ突き進んでいると感じます。それまでのロベカルとロナウドに加え、ロビーニョとジュリオ・バプティスタが加入してきたのですからね。あっと・・監督のバンデルレイ・ルシェンブルコさんも忘れてはいけません。選手のなかでは、特にジュリオ・バプティスタ。彼は、仕掛けのリズムを司ります。もちろんそのリズムは、まさに「ブラジル」。ゆったりと余裕をもったポゼッションから急激なテンポアップを意図するのです。またロビーニョにしても、最前線からの守備はおざなりだから、もう一人のロナウドが入ってきたのと同義。要は、最前線のフタが「二枚」になったっちゅうことです。
 「ブラジル」になるためには、仕掛けリズムに対して、チームの全員が「同じイメージ描写」ができなければなりません。それができれば、もちろん天賦の才が光り輝くんだろうけれどネ。これは時間がかかるな・・。彼らのサッカーを観ていて、そんなことを感じたものです。
 私が言いたかったのは、これまでのレアルでは、決して「ブラジル」が主体になることはなかったということです。あくまでもヨーロッパ的なスマートな組織プレーを基盤にして、そこに個のエスプリプレーがタイミング良くミックスしていく・・。もちろん、「ブラジル」が主流になり、選手たち全員がそのリズムを効果的にシェアできるならばハナシは別なのだけれど・・。いまのレアルは、とにかく中途半端だと感じますよ。これでジダンがケガから復帰したらどういうことになるんだろうね。いまのレアルには、サッカー内容をめぐるチーム内ストラグル(葛藤)に耐えうるだけの余裕などありませんよね。健全なチームだったら、そのストラグルが生み出す緊張感によってチーム力が倍加するけれどネ・・。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_2.folder/05_cl_9.29.html


「ブラジル」へ突き進むって表現はなんとなくわかりますが、それはブラジル人の選手が増えるということを示すのか? それとも「ブラジル代表」みたいなサッカースタイルとなることを示すのか? その両方か、それともどちらか1つでも当てはまればそうなのか?

ルッセンブルコが監督となったレアルマドリード同様、ジーコが監督となった日本代表のサッカースタイルは「ブラジル」的であると思ってます。それは戦術やシステムといった、サッカーのスタイルから見た感じでのことです。もちろん何をもってブラジル的とするかは、人それぞれだとは思います。卓越した個人技を主体としたサッカーが「ブラジル」的と思う人もいれば、「4−2−2−2」のシステムやサイドバックが攻撃的であるのがブラジル的であると思う人もいると思います。

 前回のリポートで、「すべての元凶は間延びしたスペースなのか?」と書いた。が、レアル・マドリーはコンパクトにすることなく、チームを建て直して見せた。勝利への鍵は、勝負ポイントの後退にあった。
“急がば回れ”ではないが、ゴールを挙げる近道は「前」ではなく「後」にあったりする。サッカーはだから面白い。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0506/spain/column/200510/at00006237.html

スポナビの木村氏のコラムから。以前「レアルマドリーはなぜ機能しないのか?」ってコラムを書かれてましたが、その続編。その後、立て直したレアルマドリーについて書かれてます。詳細はコラムを読んでもらいたいですが、このレアルマドリーの「好調不調の原因・理由」って、もしかしたら同じ「4−2−2−2」システムを駆使するジーコ日本代表にとっても、同様の問題なのかもしれません。もちろん個々の選手のレベルの差ってのは、あるとは思いますがね。で、今回、木村氏の言うところの「勝負ポイントの後退」ってのは非常に興味深い考え方だと思います。もちろんレアルマドリーにはベッカムがいて、彼のプレイスタイルというか良さ「ポイントの後退」することで生きたってことだと思うので、一概に日本代表には当てはまらないかもしれません。ですが、レアルマドリーが「後退」という、ちょっとした(というか大きな?)修正でチーム全体が機能するようになったように、キーとなるプレイヤーが「誰」で、その人物を「生きるのか生かせないのか」ってのが、重要なポイントであるってのは同じような気がする次第です。で、ジーコ日本代表での「ベッカム=キープレイヤー」ってのは、中田英であり小野であると思っているのですが、中田英が2列目でなくボランチで生きるのは、ある意味ジーコ日本代表における「勝負ポイントの後退」ってことな気もするのですが、いかに??

■レアルマドリーとブラジル代表でのみ攻撃的SBロベカルは機能する!? −ジーコ日本代表のSBを考察

 【リガ(ラトビア)5日時事】東欧遠征中のサッカー日本代表は5日夕(日本時間同日夜)からこの日2度目の練習を行い、変則の9対9のミニゲームなどで調整した。
 遠征初戦のラトビア戦(8日)の先発が予想される主力組には、GK川口能(磐田)、DF駒野(広島)、田中(磐田)、茂庭(F東京)、MF中田浩(マルセイユ)、中田英(ボルトン)、中村(セルティック)、FW高原(ハンブルガーSV)、柳沢(メッシーナ)が入った。本番の先発はこの9人に未合流のDF三都主(浦和)と、MF稲本(ウェストブロミッジ)か小野(フェイエノールト)を加えた布陣になるとみられる。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=japansoccer&a=20051006-00000001-jij-spo

8日のラトビア戦ですが、DFはどうやらサントス、茂庭、田中、駒野になりそうですね。オールスターの影響でレギュラーのDFが揃わない日本代表ですが、まぁそれについてどうこう言うのはもうやめて(笑)、この4人にはぜひがんばってもらいたいところ。ホンジュラス戦では4失点を喫したジーコ日本代表。その理由についてはいろいろ考えられるかと思いますが、「4バック」時のサイドバックの個の守備力とカバーリングを含めた最終ラインの4人の組織力ってのが1つの理由であったとは思います。
ここをどう修正するのか、もしくはしないのかってのが、今後のジーコ日本代表の焦点の1つであると思うのですが、個人的には「それほど修正できない」というか「修正しない」でドイツW杯を迎えるのではないかと思うんですよね。

本日発売のワールドサッカーマガジンは「サイドバック特集」でした、詳細についてはぜひとも買って読んでもらいたのですがブラジル代表の両サイドバック、ロベルトカルロスとカフーを大解剖してます。まぁ雑誌の記事に書いてあることがすべて真実であるとは思いませんが、その記事の中でこんな下りがありました。
レアルマドリーやブラジル代表のようなチームでは攻撃的なSBロベルトカルロスは生きるだろう。でも、それ以外のチームでは守備力から考えて「4バックのサイドバック」は務まらないであろう(※3バックならば務まる)。

簡単に書けばこんな感じのこと書いてました。要は守備がイマイチでも、チームとしてそれを補えるほどの技術やチーム力があればロベカルは生きるし、そういうチームでないなら生きないってことです。ブラジル代表やレアルマドリー以外のチーム、つまりジーコ日本代表にロベルトカルロスが入ったとしても、それは機能しないと言っているわけです。

もちろん日本代表にはロベルトカルロスはいません。ですが、レベル違いこそあれ「守備がイマイチで攻撃的なサイドバック」であるサントスをジーコは起用しています。
サントスの守備力は、ロベカルより上とは到底思えませんので、つまりワールドサッカーダイジェストによればサントスは「4バックのサイドバック」は務まらないってことです。まぁ、この記事を書いているのがイタリア人であるということも、十分に考慮しなくてはいけないとは思いますし、そもそもこの記事で言っていることがすべて正しいかどうかって話もあると思いますが…。

サントスをサイドバックにコンバートしたジーコですが、その意図は当然、攻撃であるわけのは言うまでもないところ。もしジーコがサイドバックに守備力ありきという考えがあるならば、サントスよりももっと適任の選手を起用すると思うんです。もちろん「サントスができる範囲」の守備をジーコは求めていると思いますがね。

■「4バック」か「3バック」か? SBかWBか? 東欧遠征のはその試金石!?

って、ことでサントスをサイドバックで使い続ける限り、「4バックの守備力」はそれほど向上しないと思うわけですが、いまさら何を言うかって感じでしょうか? ホンジュラス戦を評して、「守備よりも攻撃なサッカーで勝てればOK!」と書いた私ですが、そのスタイル「失点してもそれ以上に得点して勝つサッカー」で、ドイツW杯に臨むのかどうかってのは非常に興味深いところなわけです。「3バック」でサントスをWBにするという選択肢もジーコの中にはあるわけです。その場合、守備は安定すると思いますが、そうするとFWもしくはMFから1人削ることになり、そうすると前線の攻撃の基点が少なくなるわけで……。まぁこのチョイスは最後の最後までジーコが悩むところであると思うのですが、今度のラトビアとウクライナとの東欧遠征も、それを見極める重要な試合であると思うわけです。たとえDFがベストメンバーでなくてもね。
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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
どうもです。
ジーコが構築している代表のサッカーですが、「ブラジル」を意識しているのは確かだと思います。しかし、個人的には「ブラジルを元に日本人らしいタレントをもった選手たちが作り上げるジャパン」をジーコは代表に生み出させようとしていると思うんですよね。前にも書いたかもしれません。これは世界中の誰もがやったことのないことなので、難しい上時間がかかるので批判が増えたんだろうと思います。
ジーコの次の監督が前任者の作り上げたものをぶちこわしそうで怖い。メディアも、何をしているかを考察した記事はないから勘違い監督が就任したら、築いたすべてを壊されそう。

SBかWBかですが、構築中の「ジャパンスタイル」にあっているのは4バックじゃないでしょうか? 絶対的に経験値が少ないので4バックの時はいまいち守備が安定しませんが。中田や小野をボランチで使うのは、ファンタジスタにファンタジスタを使わせるってことですかね。試合の展開そのものに創造性を持たせるためかも?
RR
2005/10/07 00:47
彼の地の代表はダイヤモンドでやるみたいですね。左SBは中田浩とのこと。http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-051007-0001.html
実質は3ボランチではないかと。代表では’98ジョホール型ですね、だんだん理想形に近づいてきました。ALEXがはずれるのは、誰かをはずすとき「だめだから」と言わないZICOなので「疲れを考慮」は話1/3でしょう。稲本もアンカーと役割をきちんと決めれば機能するのでは?、本命は福西ですが。攻めはおなじみのメンバーなのでシュートが枠に飛べば3点はいくでしょう。守りの部分がどう機能するか・・・楽しみです。
Mario
2005/10/07 19:24
追:小野けがで離脱、代わりに松井。松井にとってはチャンスですが、中田・中村・小野の3人が入った中盤(つまり3ボラ)がテストできないのは残念。小野が「造るという点で」キーマンと思っていますので、http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20051007-00000131-jij-spo.html
Mario
2005/10/07 22:37
小野ーーーーー!!まーーたーーかーーーー!!

さすがにここまで頻繁にケガすると意識が欠けていると思われかねんぞ。
松井は楽しみやー。俊輔とファンタジスタの競演……。3ボランチも楽しみだったんだけど。

レジスタは世界的に見て必須になりつつあります。日本には優れたレジスタが二人もいるので、前線のファンタジスタとのコラボがいつ見れると期待してるんだが……

いい加減に見させてクレーーーーーー!!

ブラジル対メキシコUー17の試合見ました。いやー、うまいのはもちろんですが、両チームの選手から文化の香りが芳醇に立ち上ってました。メキシコは良かったですね。引き気味でもカットしてからは、ドリブルとパスで意地でも繋いでいく。
日本はまだ香りがかすかに感じられるくらいなんで、ジーコジャパンが原型を完成させてくれるのをまっているんですけどね。
RR
2005/10/07 23:02
>>RRさん,Marioさん
小野がまた怪我したみたいですね。どうなんでしょう? ラトビア戦は松井と中田浩二に注目ですね。
doroguba
2005/10/08 00:22
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