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zoom RSS 日本代表とJリーグの関係。または川淵の「Jの理念」とドメネクの「代表至上主義」の類似性について

<<   作成日時 : 2006/11/14 20:00   >>

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■エシエンがフル稼働していることとドメネクの関係

先日のチェルシー対ワトフォード戦で、マケレレが途中交代しエシエンが中盤の底にポジション変えてフル出場だったんですが、これは「マケレレのフランス代表招集問題」の影響なんでしょうかね? マケレレがフランス代表を引退か、それとも現役続行かでドメネクとモウリーニョでやりあった事件は記憶に新しいのですが、結局、マケレレ本人がユーロ予選はやるってことに決めてまるくおさまったんでしたっけ? で、モウリーニョ的には、たぶん、それなら仕方がない「クラブと代表の2足のわらじ」で無理がないようにマケレレの出場時間を考えよう。そのぶん「鉄人エシエン」にがんばってもらおう。このような考えから、今のチェルシーは「マケレレ温存&エシエンをフル出場」さえていると踏んでいるのですが…はたして真相どうなんでしょう? 個人的にはマケレレには自分で選択した以上はチェルシーでもフランス代表でもがんばってもらいたいのですが、フランス代表のドメネクやり方はちょっとなぁって、やっぱ思うんですよね。で、そのドメネクがまたやったみたいで。

■イグアイン招集に見えるドメネクの「代表チーム至上主義」

リバープレートの18歳FWイグアインがフランス代表の招集を辞退した。父ホルヘさんが同国協会に、息子が現時点でプレイする意思がないというファクスを送付した。イグアインは両親がアルゼンチン人で、生後10カ月しかフランスにいたことがない。アルゼンチン代表との二者択一を決めかねての辞退だが、ドメネク監督は「アルゼンチンを選ぶなら尊重するが、決めていないとは驚き。フランス人ならフランス代表でプレイすべき」と批判した。http://sports.livedoor.com/article/detail-3721948.html
「やった」という表現は大げさかもしれませんが、リバープレートで活躍しているイグアインを招集したけど辞退されるというニュースがありました。イグアインはビッククラブが狙う若手の大物で、フランスとアルゼンチンどちらでも代表になれる逸材みたいなんですが、まぁアメリカ代表のアドゥーも同様な問題があったわけで、この先鞭付けるための早期招集自体は珍しくもないし、やろうとした意図はわかります。ただ、二者択一を決めかねて辞退したイグアインに対して「決めていないとは驚き。フランス人ならフランス代表でプレイすべき」って批判するのはどうかと思うんですよね。この「フランス人ならフランス代表でプレイすべき」って理論はマケレレのときにも持ち出してましたが、なんというか高圧的であまりに「代表チーム至上主義」的すぎって思ってしますんですよね。まぁ代表監督なんで「代表至上主義」なのは当たり前なのかもしれませんが、ドネメクは「選手本人の意思」とか「クラブの考え」とかをあまりに疎かに考えているのではないかって思ってしまうんですよね。

■オシムの言葉にみる、クラブと代表チームのスタンス

Q:アジアカップ出場は決めているので、絶対に勝利が必要な試合ではないが?「あらゆる試合が重要。年間計画を立てた時点では、日本とサウジアラビアの両方がアジアカップ出場を決めているかわからなかった。絶対に勝たなければいけない試合ではないが、国の名誉がかかっている。両チームとも何かを試すことになるが、何かを試すだけの試合ではない。テストだけで結果はどうでもいいというのは正しくないと思っている。あとJリーグが終盤に差し掛かってきていて優勝争いをしているチームの選手はそっちのほうが大事と考えている人もいるかもしれない。そういった選手がどんなプレイをするかも見どころになるだろう」http://www.jsgoal.jp/news/00040000/00040582.html

こちらはオシム監督の11月12日のコメントですが、「Jリーグが終盤に差し掛かってきていて優勝争いをしているチームの選手はそっちのほうが大事と考えている人もいるかもしれない。そういった選手がどんなプレイをするかも見どころになるだろう」というウィットに富んだコメントをされてます。私は、オシム監督のこういう「発言」はサスガだなぁと思うんですよね。まぁ、この言葉の裏には「選ばれたからにはちゃんとやれよ」って意味もあるのかもしれませんが、ドメネクと比較すると高圧的でもないし「代表至上主義」的な感じもないですよね。まぁ私的にはこの時期は「J優先」でもまったくもってOKだと思います。アジアカップ予選を決めたこの代表の試合と、優勝や降格争いが熾烈になっているJリーグの試合を比べたら、どちらが重要かは一目瞭然な気がするんですよね。そりゃ、もちろん代表チームはどんな試合も勝ってもらいたいですし、ベストメンバーで戦ってもらいたいですが、状況が状況ならば、必ずしもその考え方でなくてもいいと思うんですよね。今回、イングランド代表が7人欠場みたいですが、本当に怪我している人もいればちょっと大事を取ってという人もいると思ってます。ユーロ予選でなく親善試合ですから、それもありだと思いますし、そこはもう「本人」や「クラブ」の裁量のところもあるのかなぁと。で、一方でこういうニュースを読むと、「うーん」って唸ってしまうんですよね。

■日本はやっぱ「代表至上主義」的な思考が普通であり、それってやっぱ川淵の「Jの理念」の基本?

 「多少痛みは残っているけど、もう出なきゃいけない」。き然とした口調が、強行出場への揺るがぬ意欲を物語った。11日の横浜M戦で負傷したばかり。それでもこの日の練習では、激しい守備をいとわず、7対7のミニゲームでは前線まで上がってゴールを狙った。患部を固めていたテーピングも、練習途中で引きはがした。「左足ではまだボールを蹴っていない」と回復途上だが、「明日またチェックしてやりたい」と、意地でも間に合わせるつもりだ。
 オシム監督は、Jで優勝争いの佳境にいる選手がクラブを重視することを心配していたが、それも闘莉王の場合は取り越し苦労だ。9月のサウジ戦に敗れているうえ、10月の2試合の代表戦は、右太もも裏痛で招集見送り。そして何より、日の丸への熱い思いに、予選突破決定後の一戦という状況は関係ない。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20061114-00000012-spnavi_ot-spo.html

まずトゥーリオ。本人的には「代表定着」をアピールしたいんでしょうが、強行出場してまで戦うべき試合ではないと思いますよ。サウジ戦は。そりゃトゥーリオがいたほうが守備は安定すると思いますし、必要な人材だと思いますが、怪我をおしてまで出るべき試合ではないと思うんですよね。「Jで優勝争いの佳境にいる選手がクラブを重視することを心配していた」と記事では書かれてますが、別にオシムはその心配はあまりしてないと思うんですけどね。この予選突破がきまった時期に心配すべきはむしろ「Jの戦い」であり、「選手のコンディション」であると思うんですが、そう考えるのはおかしいことなのでしょうか? で、そこに「代表至上主義」的な思考を感じるのですが、それは川淵氏の「Jの理念」なる「Jリーグの各クラブはホームタウンに根ざし、全国的支持は日本代表チームが得る」考えから派生したものなのでしょうかね? まぁ日本サッカー界にとって「代表チーム」が重要なのはわかりますし、「代表チームが主体」的な考えもありだとは思いますが、それでも、もっとJリーグを考えた「バランス感覚」みたいなものは必要だと思うんですけどね。

■ワールドユースは大切な大会なんでしょうけど…

粘り強い戦いを貫く原動力となったのが、福元率いる守備陣だろう。福元はJ経験が豊富な選手だけあって、ユースレベルの相手なら1対1で抜かれることもなく、堂々たるプレイぶりを披露した。そのクレバーさと落ち着きは10代とは思えないほど。韓国戦で退場してしまった槙野智章(広島)もよく声を出してチームを盛り上げ、左の堤俊輔(浦和)も守備の安定に貢献した。右サイドの内田篤人(鹿島)はオーバートレーニング症候群に近い状態に陥りながら、1試合も欠場することなく攻守両面に貢献した。彼もJ経験を今大会に生かした1人だろう。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200611/at00011236.html

U-19の試合は一試合も見てないので何とも言えないところもありますが、上の記事にある「右サイドの内田篤人(鹿島)はオーバートレーニング症候群に近い状態」であったのが本当とするなら、けっこう大問題だと思うんですけど、そうでもないのですかね。まぁ、そもそもJリーグの日程とAFCアジアユースの日程が重複しているところがよくわからないのですが、これって要は重複しても影響ないだろうという両者の考えからきているものなんでしょうか? たとえば欧州リーグでも2年に一度開かれるアフリカネーションズカップとの日程の重複がよく問題となって、そこでの代表とクラブでの話し合いや駆け引きがあると思うわけですが、何も障害なく即「代表を優先させます」っていうような考えのクラブチームはあまりないと思うんですよね。もちろん、招集される選手の意思が第一に尊重されるべきだと思いますし、クラブチームにおける立場(レギュラーか控えか)なども影響すると思うんですが、何が何でも「代表優先」である必要はないと思う次第です。まぁ、ほとんどの選手にとって代表に選ばれることは名誉なことだと思いますし、代表でプレイするのは夢であり大切なことであるとは思うのですが、私個人的な気持ち的には「代表」と「クラブ」は対等な関係もしくは「選手に金払っている&選手が金稼いでいる分クラブのが有利」な存在である気がするんですよね。

■ワールドユースとJリーグでは、どっちが大切?

で、上の筆者は「彼もJ経験を今大会に生かした1人」とかのほほんと書いてますけど、オーバートレーニング症候群に近い状態になってまでプレイする大会でない気もしますし、そうまでしてプレイすることを経験というなら、そんな経験クソクラエと思いますし、そもそもJリーグ終盤の大事な時期に抜けてまで「その経験を生かす」ってのはお門違いな気もするんですけどね。ちなみにワールドユースとJリーグでは、どっちが大切なんでしょう? Jリーグって答えた人が、果たしてどれくらいいるのか知りたいところです。まぁJの理念から考えると、大切なのはワールドユースってことで、それが普遍的な回答なのかもしれませんが。
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タイトル (本文) ブログ名/日時
サウジ戦前日、オシム監督&加地選手コメントについて思うこと
■オシム監督の前日コメントから「今日のような出来なら試合をしないほうがいいですね。負けちゃいます。もちろん選手側にもいろいろな理由があるでしょう。一部の選手は疲れています。肉体だけでなくメンタルでも。一つはあるチーム、Jリーグである結果を達成したチーム。あるいは得るものも失うものも何もないチーム。あと優勝争いをしているチームはタイトルが懸かっている。そういう違いがあるということを考慮することが大事です。代表の試合だけ出ればいいというなら何の問題もない。しかし選手には所属クラブがあって義務や... ...続きを見る
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■PART@:週末はニューカッスルとアウェイ戦!イングランド代表の一員として出場した2006年W杯でひざに重傷を負い、これまで10カ月にわたって戦線離脱を強いられてきたオーウェン。週末のチェルシー戦でついにピッチに立つとみられていたが、ニューカッスルのグレン・ローダー監督は、「この段階では、(チェルシー戦が行なわれる)日曜に復帰するかどうか、マイケルとは話していない。可能性はフィフティ・フィフティだが、完璧なコンディションでない限り、出場はないだろう」と語り、オーウェンの試合復帰に含みを持... ...続きを見る
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2007/04/20 17:28

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
マケレレもいい加減年ですね。休ませられる時は、交代させた方がいいで
すね。フランス代表にはビエラもディアラもいるし、そんなにマケレレに
こだわる必要はないと思ってなりません。
kool
2006/11/14 22:42
なんか言いたいことがぐだぐだになりますね。この手のことは正解がないから難しい。今回のサウジ戦みたいな試合は選手の判断優先でいいと思うのですけど(プロなのだし)、アジアユースは正直途惑いました。
途中で神戸の選手が抜けましたが、ケガでもないのに大会途中で抜けるのはどうなのか?、と思う反面、内田選手が無理しているのは見ていれば分かったので、体調崩してまで無理させるなよーと。

まあ話し合って臨機応変が理想なんでしょうが、臨機応変は当事者の価値観に左右されるってこともありますしね。あまり折衝のないようにしてほしいです。
RR
2006/11/14 22:51
>koolさんへ
チェルシーで見る限りマケレレは年を感じさせない動きを見せてます。ただモウリーニョは大事をとって連戦が続くときは無理させない感じかと。
>RRさんへ
「ぐだぐだ」ですみません。「当事者の価値観」で基本OKだと思うのですが、そこでの優先順位がどうかなるかが重要かと。
doroguba
2006/11/16 21:43
日本代表とJリーグの関係。または川淵の「Jの理念」とドメネクの「代表至上主義」の類似性について doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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