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zoom RSS KET SEE BLOG「高い位置から奪いに行くプレス」をいただいて、ちょいと

<<   作成日時 : 2007/01/11 22:36   >>

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前回のKETSEEさんの『2006大会の趨勢と日本(テクニカルレポートより)』について思うところを書いたのですが、それについてのお答えをKETSEEさんよりいただきました。どうもありがとうございます。

■、「テクニカルレポートの検証」と「KETSEEさんの見解」を混同

ジーコジャパンの問題、敗因に関しては、先にあげたように多岐にわたるものがあり、そのどれもがそれぞれ重要だと思います。ただここでは「テクニカルレポートにある世界の趨勢と違うサッカーであった」ということを確認しているに過ぎません。http://ketto-see.txt-nifty.com/blue_sky_blue/2007/01/dorog.html

なるほど、了解です。私の読解力が拙いところもあり、「テクニカルレポートの検証」と「KETSEEさんの見解」を混同していたところがあったのかもしれません。変に誤解して申し訳ありませんでした。ただ失礼&誤解ついでに言わせていただきますと、ポルトガル代表とメキシコ代表をサンプルにされているところがちょっと気になりました。「背の高い敵という点で(オーストラリア/オランダ)共通し、終盤に押された試合内容が近いと思い」と書かれてますが、オーストラリアとオランダは私はそれほど共通してないような気がするんですよね。まぁ監督がオランダ人というものは共通かもしれませんし、どの国のサンプルでも数値は変わらないのかもしれませんけどね。KETSEEさんのデータ採取された行為や行動力はすばらしいと思いますし、なにもしてない私がああだこうだ言う筋合いはないのですが、例えばトリニダードトバゴとかはどうだったのかとかは気になるところですね。あと、ブラジル戦のガーナ代表って、そのあたりの数値はどうだったんですかね。あの試合のガーナ代表は高いラインの裏をブラジルにカウンターで突かれて失点し敗退してしまったわけですが、イメージ的には「高い位置からのフィジカルコンタクトして負けた」感じだったように記憶してます。あくまでイメージで実際のところはわかりませんが、あの試合のデータとかは知りたいですね。

■粗探しみたいで、すみませんでした

確かに「高い位置でのフィジカル・コンタクト数は、高い位置で奪うプレスの指標にはなる」、けれども「ハードワークや闘う姿勢の指標には完全にはなっていない」とは言えます。(KETSEEさん)

なんだか粗探ししたみたいな感じですみませんでした。私も「日本はハードワークや闘う姿勢において、強豪国に劣っていた」と感じますが、どうしてそう見えたのかの「答え」は人それぞれということなんでしょうかね。「それにまったく触れないテクニカルレポートには、大きな不備がある」は同意ですが、そのそもその触れてない理由がなんなのかも気になるところです。あえて触れなかったのか、それとも触れることができなかったのか、それとも触れる必要がないと判断したのでしょうか。これについては、このエントリーの最後にちょいと私見を。

■「正常化」について

しかし、テクニカルレポートではそれが「ドイツ大会の日本ではできていなかった」とされていますし、私も同感なのです。ですからまずは、その部分を「正常化」し、それをステップボードとしてその先へ行こうということではないかと思っています(その「先」がどこかというのは興味深いですが、それはまたいずれ)。http://ketto-see.txt-nifty.com/blue_sky_blue/2007/01/dorog.html

オシム日本代表の方向性については「アジアカップ」以降に考えたほうがいいのかもしれませんが、そもそも気になるのは「正常化」「正常な方向」というのを、誰が何をもって定義するのかということですね。日本サッカー協会のテクニカルレポートの見解が「正常な方向」ということなのかもしれませんが、それはあくまで「協会にとっての正常」であり、本当に日本にとって正常かどうかは微妙というか別問題な気がするんです。まぁ「協会の方向性=日本の総意」と結果としてなるのかもしれませんが、そもそもテクニカルレポートの分析がどれくらい信頼できるものなのかって個人的には思っているので、なおさら「正常な方向」という表現が気になるんです。たとえば湯浅氏のコラムで「ドイツサッカーコーチ連盟主催の国際会議」について書かれたものがありますが、そこにはこのように書かれてたりします。

守備では、システマティックな「プレッシング」が目立ったという指摘がありました。とはいっても、ラインをどんどん上げるというのではなく、どちらかといったら下がり気味のラインをベースに組織的なプレッシング守備を仕掛けていく傾向が強かったということです。フムフム・・http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_3.folder/06_itk_2.html

これはエーリッヒ・ルーテメラーの(ドイツ協会が組織したアナライズチームの)分析内容の一部とのことですが、この分析では日本サッカー協会のテクニカルレポートと比べて「高い位置」へのこだわりはないように読めます。まぁ、私はテクニカルレポートを読んでないので、そこに「固い位置」への表記があったか知りませんし、上の引用文もあくまで湯浅氏の言葉を通してというフィルターがかかってはいますので、実際のところ正確なものはわかりません。ただKETSEEさんのコラムと湯浅氏のコラムを読む限りでは、私的にはテクニカルレポートの分析よりも「ドイツサッカーコーチ連盟主催の国際会議」分析のが納得できます。

まぁどちらにせよ、「日本サッカー協会の仕事」と「日本代表監督の仕事」は基本的に違うと思うのですが、先の「正常化」の話ってのは、協会がサッカーのスタイルや戦術まで足を踏みいれることになる気がするのが引っかかるところだったりします。もちろん監督を選ぶのは協会の仕事ですし、その監督の人選に置いて協会は「サッカースタイルや戦術」を考慮することになるんでしょうけど、「サッカーのスタイルや戦術」を決定するのはあくまで監督で、それをサポートするのが協会の役目であると思うんですよね。まぁブラジルやオランダみたいに「スタイルありき」の国というのもあるわけすが、それでも監督によって戦術は変わると思うんで。どこまで協会がスタイルに口を挟むのかって問題は、簡単な問題ではないと思う次第です。もちろん、雇った監督の仕事を分析して評価して次に生かすというは必要なことであると思いますが、その分析や評価を「1つの戦術(たとえば、高い位置とかプレス)」からのみ行うのは間違いである気がする次第です。だって、そもそもKETSEEさんが正常だったとおっしゃる「98年、02年のスタイル」って、協会のスタイルというよりも加茂&トルシエのスタイルだったわけで、「高い位置&プレスサッカーだから」彼らを監督にしたわけではないと思うんで。で、これとか読むと、ほんと日本サッカー協会は「1つのサッカースタイル」でしか分析できないのかなぁって不安になるんですよね。

ちなみに、4年前のカンファレンスでは「2002FIFA World Cup 日本の準備と戦いについて」と題し、トルシエの目指したサッカーについて、世界のトレンドを引き合いに出しながらの検証報告が行われている。このときの講演者も田嶋氏で、トルシエを中心に行われた3年8カ月のち密な計画と準備に一定の評価を示していた。
 ところが、同じ日本代表監督でありながら、ジーコの4年間そのものへの精査や総括はほとんど行われることなく、第5回フットボールカンファレンスは「Brand New Start!(新たなる前進)」という、実に心地よい響きのフレーズととともに閉幕したのである。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200701/at00011993.html

これは私は協会が「総括すると都合悪い」からしないだけでなく、単純に「分析の仕方がわからない」ところがあるから「できない」のではなんて邪推してたるするんですが、どうなんでしょう。すみません、だんだんKETSEEさんのお答とは関係ない話になってしました。まとまらずに書いたところもあり、あまり言いたいことがうまく書けていないかもしれませんが、適当に読み飛ばして下さい。コメントいただいた皆さんどうもです。返事できてませんで申しわけありません。チェルシーについても書けてません。時間ができましたら、書きます。できれば明朝くらいまでには、返事を…(こんな駄文書くくらいなら、先コメント書けと言う噂もありますが)。
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doroguba*footballcol...
2007/06/19 21:08

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
協会が根本的に勘違いしているのは、一つのスタイルの分析とサッカーの試合の分析は違うと言うこと。データ的に重視された事が出にくいサッカーをジーコジャパンはしていたようにも思えますしね。
つうか、サッカーに正解がない以上ベター案を追求していくしかないような気がするんですけどね。選手は呼べるとはいえ、好みのタイプの選手の能力が高くない場合など良くあることですし。とはいえ、善し悪ししか考えられないようなレポート記事のようで、あまり良い印象は……

まあ、あの試合見た人ならまず審判が敗因というと思うんですが、それは「日本人」だから遠慮があるんでしょうかねぇ。
RR
2007/01/11 23:26
こんばんは。dorogubaさんが言いたい事は分かりますよ。
代表監督(現場)に求められるのは第1に結果です。しかし、結果が出なかった場合に次に繋げる為には検証が必要だと思うのです。それが今回のテクニカルレポートなるものなんでしょうね。ただ、プロセスに対して段階的にしっかりと検証をしていなかったのかな?って思いますね。そもそも、協会に基準ってのがないのでその時々でって感じは否めないですね・・・う〜ん
コージ
URL
2007/01/12 00:25
 こんにちは。お二人のやり取り、興味深く拝読させて頂いてます。

 常識的な話として、戦術とは「ある狙いを実行するためのツール」以上でも以下でもない。「高いから正常」でも「低いから異常」でもない。それに、1998年も2002年の代表も、プレスを掛け始める位置はDFラインの設定と同様「低かった」気がするんですが。2000年アジアカップの話でもされているんでしょうか? 何にせよ「高い位置からのプレスがなかったから間違っていた」なんて意見があるとしたら、それは明白に誤りでしょうね。サッカーでは刻一刻と変わる状況に応じたプレーが求められるわけですから。

 それから、「検証・総括」に思うことですが、そういう第三者的な役割は当事者(協会)ではなくメディアにこそ求めるべきだと思うのですが。ネット上ではメディア批判よりも協会批判の方が多い気がします。「メディアには期待してない」ってことなんでしょうが、自己責任を問われかねない立場の人間が真正直なレポートを出すと期待するのも些か妙な話だとも思います。
KIND
2007/01/12 01:17
オランダとオーストリアは背が高いという点では共通しているけど、プレイスタイルは全然違うから、比較は難しいでしょうね。
kokei
2007/01/12 08:01
2002年ワールドカップでも、
日本人のフィジカルじゃライン高くするのは無理と判断した選手が
自主的にライン下げたことを彼らは思い出すといいんじゃないですか。
通りすがり
2007/01/12 13:09
 「ハードワークや闘う姿勢」は抽象的・感覚的ですから、あまり詳細・具体的に突き詰めても・・・思います。何キロ走った、何回タックルした、そういうものではないですからね。
「組織的なプレッシング守備」は、出来なければ守備をしていないといっていいとおもいます。これを「どこから」(高い位置か、リトリートしてか)チーム方針で、「いつ」(試合展開含め・ペース配分・効率につながる)仕掛けるかがゲーム戦術と思います。
 レポートで「出来なかった」といっているは「やらなかった(多分クロアチア戦)」のか「やらせてもらえなかった(ブラジル戦、豪戦??)」のか「やろうとしても出来ない(まさか!笑)」のかよくわからんわけです。まあ元々の「P・D」があやふやでは「C・A」がうまくいくはずがないですね。
Mario
2007/01/12 20:17
やっぱり、このレポートではこれから4年間何をしたいのかさっぱりわからん。「高い位置から奪いに行くプレス」を基本としたスタイルなのか???。相手や気候条件で変わるのは当然として「全員の高い技術、ハードワーク、戦う姿勢」では、何も言ってないも同じですね。具体策はオシム任せか、やれやれ・・・
Mario
2007/01/12 20:40
まあフットボールは「寸足らずの布」に例えられるくらいですからね。その上でまず、審判が敗因と言うのは全くの見当違い、なぜなら日本はあまりにも幸運すぎる先制点をもらってるのでね(オーストラリア戦)。あれで勝てなければ力不足は明らかではないのか。審判批判とは…言葉が出ない。
「正常化」の真意についての云々は分かりねるが正しいプレーの奨励というできると思いますが、日本代表のようにパスが繋がらないのは明らかに異常ですからね。
日本代表の一番の問題は監督が変わる度に目指す方向性が大きく変わってしまうことでは?いくらトルシエがペテン師とは言え4年間のやってきた事をほぼ否定しやれ組織だ、個人だとと単純に言ってのける空っぽ脳みそを何とかすべき。身勝手なプレーが個人技と勘違いしてるのか…
メッシよりもテベス
2007/01/13 13:53
RRさんへ
「サッカーのレポート」は難しいですよね。結局はある視点から分析して、評価するしかないんですが。基本は「勝つために」何が足りなかったかということだとは思います。
コージさんへ
結局は「検証」のやり方なのかなって気もします。Jリーグのクラブチームだって「検証」はしていると思うのですが、たとえば祖母井氏がオシムを選んだのはどういう意図だったのかとか考えると、いろいろ見えてくる気もします。
KINDさんへ
お久しぶりです。「メディアにこそ求めるべき」は同意ですが、ここで言いたいのは協会の監督選びの方法論についてだったりします。「期待するのも些か妙な話」は同意ですが、まぁそれを叩くことも必要かと。
doroguba
2007/01/16 22:00
Marioさんへ
「チーム方針」「ゲーム戦術」とは、要は「ゲーム運び」ですかね。理想はドカンと先制点とって少しペースダウンし、相手が攻撃的に出てきたらカウンターから2点目…という例の岡ちゃんとジーコの対談での言葉な気もします。私は「具体策はオシム任せ」でいいと思ってます。そのために監督やってもらうと思うんで。
メッシよりもテベスさんへ
「審判が敗因」というのはあります。八百長されたら勝てないと思いますからね。「目指す方向性」については、私は基本、戦術は選手次第だと思うですがね。

doroguba
2007/01/16 22:01
doroguba さん
日本代表が関わったあの3試合でいずれの試合にも八百長は無かったのでは?
第一に八百長云々の仮定の話はしたつもりがありません…審判のせいにする前に己の足もとを見るべきでは無いですかね。
戦術の話も論点がずれてるように感じます。まずは目指すべき方向性を決めて選手を育成しじっくりと進むのべきだと思います。選手ありきはその通りかと思いますが監督や選手が変わる度に目指すものが変わるようなら
上積みと言うものが無いし欧州や南米ははどうやってその地位を築いたか考えて欲しいですね。まさか某カピタンのように世界トップ10を目指すとかW杯優勝とか笑えないジョークを言うんではないですよね?
メッシよりもテベス
2007/01/17 20:45
>メッシよりもテベスさんへ
どうもです。「八百長は無かった」と思いますが、オーストラリア戦のケーヒルの駒野へのタックルは微妙だったわけで。その時の審判のジャッジ次第で結果は変わることはあると言いたいだけです。まず私は代表よりもクラブでのサッカーありきだと思っているので、方向性や育成はクラブですべきだと思ってます。で、Jリーグってのは南米スタイルもあれば欧州スタイルもある多様性が1つの売りな気もしますし、代表チームのスタイルもそうであっていいのかなって思います。まぁ昨今、欧州型、南米型なんてないのかもしれませんが。
doroguba
2007/01/18 19:14
doroguba さん
こちらこそ、どうもです。
ケーヒルの件はわかりますが、私はタラレバの話は好きではないですね。
それを言い出したらキリがないですから…
また、育成はクラブが主に請け負うのかもしれませんが代表の方向性は別問題だと思いますよ。選手や監督の問題だけではなく国民性があらわれるものですしね。
メッシよりもテベス
2007/01/18 21:37
doroguba さん
ケーヒルの駒野へのタックルの件ですが、私も試合を見た限りでは足を引っ掛けられていたようにも見え、微妙な判定だなあと思いました。しかし先頃テレビで(番組名は失念しましたが)駒野が「あれは足には掛かっていませんでした。シミュレーションも覚悟であわよくば(PK)とシミュレーションも覚悟で狙いに行きました」と正直に?白状をしていました(笑)。
本人が言うからにはそうだったのでしょうね。しかしうまい倒れ方をしましたね。
マナト
2007/01/19 19:50
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