doroguba*footballcolumn*

アクセスカウンタ

zoom RSS 試合を見ないで論ずるサッカー北京五輪代表論、もしくは「5400秒−15秒」「5400秒−300秒」論

<<   作成日時 : 2008/08/08 23:38   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

君がいるだけで〜米米クラブ〜



■ラオウの夢は死んだのか?

「自分でも一番充実していた時期だったと思う。海外でやりたかったから、自分の存在を知ってもらういいチャンスだった。僕はエリートじゃないし、横浜Fの1年目もレギュラーになれず、ユース代表に選ばれていない。その前にA代表には入ったけど、世界大会はアトランタ五輪がはじめて。チームとして勝って自分の存在をアピールすることが目標だった」http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2005/07/post_431.html

もう今から12年も前の話。この頃のプロサッカー選手の多くの夢は「海外でプレーする」ことであり、「ワールドカップに出場する」ことであった。ファンもそれを夢見ていた。不可能な夢に思えたし、一方でもしかしたら実現可能かもしれないと思っていた。何が通用して何が通用しないのかよくわかってなかったけど、なんとなく世界に近づいているように思えた。2008年8月8日。今現在、そういう考え方をしている人はどれくらいいるのだろうか? 「海外でプレー」することや「ワールドカップに出場する」ことを夢見ている人は、どれくらいいるのだろうか? 基、そもそも日本のサッカーそのものに何かしらの「夢」を抱いている人がどれくらいいるのだろうか? 日本サッカーに「夢」を持っている人がいたら教えてください。あなたの「夢」はなんですか?

■たとえば、きみがいるだけで!

プレスと、守備ブロックをキッチリと組織する「落ち着き」という守備のタイプの使い分けだけれど、チームが一体となって、その二つのタイプをメリハリ良く繰り替えることが出来るようになるのが理想型なのですよ。だからこそ中盤のリーダーという存在が重要な意味をもつのです。
そのリーダーは、前からいくべき状況では、自ら数十メートルの全力ダッシュで相手ボールホルダーに詰め寄ったり、チーム全体を『今だ〜! 前から〜〜!!』と強烈に鼓舞しながらプレスの輪を活性化することで、味方に次のパスをカットさせたりする。また、状況に応じて、今度は「ゆっくり〜〜!!」と、すぐにチーム全体が意思統一されるような強烈な指示を飛ばすことで、チーム全体が落ち着いたディフェンスアクションへスムーズに「移行」するようにリードする。フムフム・・
 そんなリーダーシップを期待されたのが、オーバーエイジ枠でノミネートされた遠藤ヤット(保仁)なんだろうね。それと、もう一人ノミネートされた大久保嘉人には「ゴール感覚」が期待されていた。ただ結局は、この二人ともダメになってしまった。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_4.folder/08_olympic_1.html

「プレス」と「リトリート」の使い分けについてはその通りだと思いますが、中盤のリーダー君がその使い分けを指示するって話は本当なんでしょうか。遠藤選手は確かにサッカーをよく知っている天才であると思いますが、試合中に「いまだ、前へ!」とか「ゆっくり〜!!」とか声出してその他の23歳の自称若者たちをチェスの駒のように動かしている姿は想像つきません。あ、あれみたいなものか。キャプテン翼で心臓に持病がある貴公子が、手を挙げてオフサイドトラップを指揮するみたいなものか。右手を挙げたら「プレス」、左手で「リトリート」みたいな。三杉君って名前でしたっけ? 確かに三杉君のいない武蔵FCは機能しないよね。なるほど今回の北京五輪チームも、それと一緒か。納得。
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/cap_tsuba/character.html

■アテネの流行語大賞

「まっすぐに行ければいいけれど、相手がブロックして行けない。詰まっている。その場合は一遍に突き進んでいてはダメですよね。理想的なのはバスケットの形。優れたチームになると24秒ルールをめいっぱい使う。その間は、確実に相手を動かしながら自分たちでスペースを作っていく。そして最後の一本のパスを正確に出す。ここが日本が学ぶべき点ですね。」(ジーコ)
http://blog.livedoor.jp/znet/archives/9109153.html

前回のアテネで見事に流行語大賞に輝いた「15秒でシュート」ですが、その理論はまだ根強く日本サッカー界に残っているのだろうか? 確かにジーコが言うように「ポゼッションから崩すサッカー」なんて口で言うほど簡単じゃないし、何よりも時間をかけて丹念に攻めるなんて効率的ではない。データでは「15秒で攻める」ほうがゴールが生まれる確率が断然高いんだし、それに基づいて攻撃する方が科学的だし、現代的なのである。ポゼッションからゆっくりとボールを回すなんて、目的と手段がごっちゃになっているとしか思えないし、そんなに手数をかけたら得点なんてできないし、決定力不足も解消できない。

その昔、サッカー名解説者の松木氏がテレビでこんな名言をおっしゃっていた。「相手が守備ブロックをしっかり組んでいてスペースがないときは、相手にボールを渡しちゃえばいいんですよ。相手に少し攻めさせてから、高い位置でプレスを掛けて…」。つまり、そうすれば15秒でシュートを打てるということだ。頭がいい。つまりこういうことだ。自陣からボールをつないでもいいし、蹴ってもいいから相手DFにボールを渡す(MFでもいいがそれだと奪ってから相手ゴールまで距離があるので「15秒」以上かかる)。そして複数でプレス!! 囲んでボール奪う。奪ったら15秒以内にシュート。これを繰り返す。これが日本の目指すスタイルなんだ。

■「5400秒−15秒」もしくは「5400秒−300秒」=ピッチで昼寝=少林サッカー=ツバサ

つまり、ポゼッション率というものは、勝敗の要因と何の関係も無いし、ポゼッション率の高さを求めたり、また、それを誇ったところで、結果負けてしまえば、だからどうした?
という感じになってしまうと思うのですよね。
要するに、何が言いたいのかと言いますと、ポゼッション率という概念など、不必要なのではないか、ということであります。ポゼッション率が高かった低かった、それによって何か見えてくるものがあるのか、
とても疑問に思います。
そして、そのポゼッション自体を志向するサッカーには、何の意味も無いのではないか、
とも感じます。(中略)
要するにポゼッションとは、攻撃の二次的な要素であり、守備の二次的な要素であり、
二次的な要素であるから意味があるのであって、それが一次的な要素になっている場合には、何の意味も無いのではないか、と私は考えます。http://kodahima.blog71.fc2.com/blog-entry-1051.html

人気サッカーブログ「FCKSA55」さんからのエントリーから引用させていただきますが、こちらでは「ポゼッション率」という概念は不必要であると述べておられます。確かに「ポゼッション率というものは、勝敗の要因と何の関係も無い」んでしょう。それに「誇ったところで、結果負けてしまえば、だからどうした?」と考える人の方が多いかもしれません。私も試合に負けてしまったらポゼッション率が高くても意味なしだと思います。ただ、私はポゼッション率がまったく意味がないとも思ってないんですよね。少なくともポゼッション率(が高いこと)は、15秒という数字よりは大切に思えるんです。ほら、湯浅氏の「クリエイティブな無駄走り」という考えがあるじゃないですか。その無駄な走りってさ、ボールがどういう状態の時にできるんでしょう。マイボール? それとも相手ボール? まぁどちらもシチエーションでも無駄な動きというのはあるんでしょうが、ボールをポゼッションしているか、していないかではこの「無駄走り」の意味合いが違ってくるのはわかりますよね。あと、中田英寿氏が現役時代のヒデメールで「ボールに触る時間は5分。あとはボールがないところでの動きである」とおっしゃってましたが、そこにポゼッションを絡めて考えてみるとどうですか?

確かに「自分がボールを持つ時間」は「5分」もないかもしれないけど、自分以外で誰がボールを持っているのか。すなわち「マイボール」なのか「相手ボール」なのか、もっと言えば自分がボールに障っている5分以外の時間。すなわち85分間のうち、はたしてどれくらい「自分たちのチームがポゼッションしている状態」のか「ポゼッションしていない状態」であるのかは、かなり重要であると思うんです。

「ポゼッションとは、攻撃の二次的な要素であり、守備の二次的な要素であり、二次的な要素であるから意味があるのであって、それが一次的な要素になっている場合には、何の意味も無い」のかもしれませんが、かといって「シュートが決まるまでの15秒」とか「ボールを触っている5分」という時間だけが意味あるかと言われたらそうでもないんじゃないかと思うんですよね。

■決定力を夢見て!

数年前のアーセナルとのロンドンダービーで、チェルシーは壁作っている最中にアンリに素早くFKを決められて負けたことがありました。「アンリは汚い、ずるい」とか「頭がいい」とか賛否両論ありましたが、ああいうプレイができることを決定力があるというんでしょう。あと、確かフジテレビの深夜で昔やっていたサッカーバラエティ番組でリバウド太先生が「すばらしいシュートのゴールも、当たりそこないのゴールもゴールはゴール。どちらもうれしい」とおっしゃっていたのを覚えてますが、そういう考えから決定力は生まれるんであって、けっして「15秒」からは生まれないと思っているんですが、もうそういう「サッカーで夢を語る時代」は終ってしまったんでしょうか?

You are only in my fantasy
今でも覚えている あなたの言葉 肩の向こうに見えた景色さえも So once again
Leavin' for the place without your love
星が森へ帰るように 自然に消えて ちいさな仕草も はしゃいだあの時の私も
いつも一緒にいたかった となりで笑ってたかった
季節はまた変るのに 心だけ立ち止まったまま
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Drum/7132/sisyu-m.html
PRINCESS PRINCESS / M


80年代の日本サッカーはボールが友達であったが、90年代からはボールは敵となった。
そして今…

人気blogランキングへ
↑おもしろかった人はクリック願います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
フットボールスタイル2〜ポゼッションをもう少し〜
1.基本のフットボールスタイル 2.ポゼッションをもう少し 3.ムービングを考慮しよう 4.間の概念を埋めよう 5.間の概念を埋めてください 6.どんなスタイルを併用しているのか ...続きを見る
Same Frequency
2008/08/26 02:31

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、お久し振りです。
チェルシー、リバプールの話などしたいところですが、その辺はまた改めて。
(というか、PCぶっ壊れたから今シーズンどうなるか?)

私もポゼッションは大事だと思うんですよね。結果は結果、だけど試合のディティールの部分でポゼッションも速攻も大事なわけで、その辺のバランス感覚みたいなのが欠如しているのかな?と・・・この辺は、多分時間かかるんでしょうけど。
北京五輪始まりましたが、密かに高校野球やっていてそれを見た時に、戦い方のベースとなる部分は、高校生もプロも遜色ないなと感じることあり。

最後の90年代からはボールは敵ってのは、爆笑しました。

コージ
2008/08/10 21:24
>コージさんへ
お久しぶりです。PC大丈夫ですか? 更新期待してますのでがんばってください。まぁあれです。ブログ書くとして文章書いている数時間だけが重要かといえばそうでなくて、それ以外の時間があって書けるみたいなことを言いたかったわけですが。…って、このたとえ、ちょっと違いますね。
doroguba
2008/08/11 22:09
試合を見ないで論ずるサッカー北京五輪代表論、もしくは「5400秒−15秒」「5400秒−300秒」論 doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる