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zoom RSS モウリーニョのインテルでの仕事ぶりを見て または試合を見ないで語るサッカー北京五輪代表第3弾

<<   作成日時 : 2008/08/13 23:58   >>

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■アムステルダムカップ

ちょっと時間が経ってしましましたが、アムステルダムカップの話。モウリーニョが気になってたんでインテル戦を2試合見たんですが、モウリーニョ「らしい」チームになりつつあるように感じました。チェルシーでもおなじみの守備戦術が垣間見れた気がしましたが、要はピッチ上のすべての選手の守備時の状況判断に迷いがないんですよね。

■個々の状況判断能力は当たり前として

サッカーでは個々の選手の状況判断が大事なのは言うまでもないですが、それにプラスしてチームとしての状況判断の徹底があるかないかが大切であり、それこそがまさに「戦術」であると思うんですよ。よくピッチを3等分して考えて、「自陣近くではセイフティ第一」とか「相手陣近くのボールを奪われても問題ないところではチャレンジOK」といった状況判断については言及されたりしてますが、そういった個の状況判断をもっと発展させて「チームとして状況に応じてどう動くか」ってのがサッカーで大切なのは言うまでもないところ。よく「ここぞというところで攻撃の人数が足りない」とか「無理して攻めるところでないのに攻めてボール奪われてカウンターで失点」とかいうシーンを目の当たりにすることがありますが、そういう場合の多くが「個の判断力」のみならず「チームとしての状況判断能力」も欠如しているために起こるものであると思うんですよね。

■チームとしての状況判断を徹底的に叩き込む?

モウリーニョはその著書でポルトの時に「どの状況でいくかいかないか、状況判断を徹底的に叩き込んだ」と明記しています。それはサッカーのセオリーや個々の状況判断をベースにして、「チームとして、ボールや人数がこういう状況の時はこう守れ、こう攻めよう」という判断の共通項を作って徹底したということなんでしょう。これは単に「リスクを冒すな」ってことじゃないと思うんですよね。たとえば「サイドバックが攻撃参加するのはOK。ただ、その攻撃参加したことによって生まれる穴は他の選手がケアするようにしよう」とか、「ボールをしっかりとつなごう。ただ複数に囲まれて、インターセプトされそうになったら放り込むかバックパスかセイフティに外に蹴りだすかしよう」とか「相手のサイドバックが攻撃参加してきたら、前線の選手も自陣に戻って数的不利な状況にならないようにしよう」みたいな感じ?

■ビブス練習の目的?

ちなみに日本代表でオシム監督時代のビブス練習が話題になったことがありましたが、これって要は、その「チームとしての状況判断」を徹底するための練習であったと思うんです。どういう状況で「リスクを冒せる」のか、どういう状況なら「セイフティ優先にすべき」なのかとか、どういう状況なら「オフサイドトラップ」でいけるのかとか、どういう状況ならマンマークなのかとか。鈴木啓太選手や阿部選手や遠藤選手などは「個々の状況判断能力」に優れているのは間違いないんですが、ただその3人の判断が必ずいつも同じなことは無いわけで。その個々の判断力をどうチームとして昇華させるかってのがサッカーでは大切であり、その状況判断の方向性をチームとしてまとめるのが監督の1つの仕事であり能力であると思うんですよね。

たぶんモウリーニョやオシムなど一流監督はその「状況判断のチームとしての徹底させること」がうまく、その状況判断の徹底があるからこそ個々の選手が「リスクを冒せたり」「数的有利な状況」を演出できたり、逆に「数的不利な状況」を防げたり「カウンター」を防げたりするんじゃないかって気がしているんですが、まぁサッカーってそんな単純なものではないですかね。

■クリエイティブなムダ走りのために

確実にボール奪取勝負シーンに絡める・・とか、確実にスペースパスをもらえる(=パスが出てこなかったら味方に文句を言える!?)ような状況で走るのは当たり前じゃありませんか。そうではなく、確信が持てなくても、小さな可能性に懸け、自らの「意志」を爆発させて『走る』ようなプレーこそが、世界との最後の僅差を縮めていくためのキーポイントであり、本当の意味でチーム力をアップさせるのですよ。そう、優れたサッカーは『クリエイティブなムダ走り』の積み重ねなのです。http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_4.folder/08_olympic_4.html

というわけで湯浅氏の言うことは分かるんですが、すべてを「個の判断能力」のせいにするのは間違いな気がするんですよね。もちろん絶対的な運動量とか、個の判断能力の問題はあるのは間違いないと思うんですが、それを手助けするものがあるかないかでは全然違うと思うし、それがないから「走れない」「動けない」ってこともあると思うんですよね。まぁ、例によって試合を見てないからなんとも言えませんが(笑)、モウリーニョのインテル見てたら「クリエイティブな無駄走り」には「チームとしての状況判断能力」が大切なように感じたんで書いてみました。まぁ、走れない選手は走れないんでしょうし、そういう選手に走ることを求めるのは間違いではないのかもしれませんが、私はそういう選手が「走れる」ように手助けすることが監督の仕事であり、それができる監督とできない監督がいるってことを考えるべきな気がするんですが、どうでしょうか。

以上「オシムやモウリーニョらであればみられたであろう、より良い負け方とは、具体的にはどういう負け方」という質問への補足の妄想でした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 ところで、ランパードは5年契約を更新しましたな
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/c/chelsea/7559271.stm
蹴球
2008/08/15 00:38
>蹴球さんへ
どうもです。ランパード契約はとりあえずほっとしましたが、「出場時間の取り決め」とかあるんですかね? 正直、来期はどうなるかはまだ分からないと思ってますが、いつまでもチェルシーでがんばってほしいです。
doroguba
2008/08/16 21:07
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