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zoom RSS プレミアリーグ08-09「チェルシー対ユナイテッド」超雑感  自由の鐘を鳴らす時

<<   作成日時 : 2008/09/22 23:03   >>

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そして私たちが自由の鐘を鳴らす時,私たちがアメリカの全ての村,すべての教会,全ての州,全ての街から自由の鐘を鳴らすその時,全ての神の子,白人も黒人も,ユダヤ人も非ユダヤ人も,新教徒もカソリック教徒も,皆互いに手を取って古くからの黒人霊歌を歌うことができる日が近づくだろう。

 「自由だ,ついに自由だ,全能の神よ,感謝します。ついに我々は自由になったのだ」と

http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200308/diary20030830.html
Stevie Wonder - Happy Birthday
さすがファーガソン監督です。

まさかテベス、C・ロナウドをスタメンから外して、パクチソン&ハーグリーブスを両サイドに配置するフォーメーションで臨んでくるとは。

これはズバリ守備重視の戦術というか「俺たちはポゼッションサッカーだけでなくハーフカウンタースタイルもあるんだぜ」戦術だったと思うんですが、大一番にこのような「バクチ」を打てるところはさすがと思ってしまいました。

まぁアウェイでの戦いですし、今のチェルシーの弱点を考えれば「パクチソン&ハーグリーブスの起用」はバクチではないのかもしれませんが、普通に考えればテベス&C・ロナウドをベンチに温存して戦うのは勇気がいることだと思うんですよね。

■パクチソン&ハーグリーブスへのタスク

というわけで、まずはユナイテッドの守備について言及させていただきます。基本は「中盤4人−最終ライン4人」の8人でガッチリゾーンを形成して守るオーソドックスなゾーンディフェンスだったわけですが、チェルシーの両サイドバックの攻撃参加に対してはマンマークに近い形でケアしていたのが印象的でした。

スカパー解説者の川勝氏もおっしゃっていましたが「パクチソン&ハーグリーブス」がチェルシーの両サイドバックの攻撃参加を徹底して防いでいたんですよね。

というか「パクチソン&ハーグリーブス」のみならず、ピッチ上の11人が「前線からのプレス&チェルシーの後方からの攻撃参加選手に対してはマンマーク的に対処&組織が崩されたらカバーリング」という守備戦術を徹底して遂行していたように見えましたが、この守備戦術にチェルシーは手を焼くことになります。中盤でパスはつなげないし、サイドで数的有利な状況やフリーな選手をつくれないという感じで「いつものチェルシーのサッカー」をやらせてもらえませんでした。

そこにはもちろん、チェルシー側のデコの欠場、カルバーリョの怪我による交代というアクシデントが影響したことは言うまでもないですが、私的には両サイドハーフに運動量が豊富で人に強い「パクチソン&ハーグリーブス」を起用してチェルシーのストロングポイントの1つである両サイドバックの攻撃力を徹底的に潰そうと考えたファーガソン監督の戦略を評価したいんですよね。

■ジョー・コ−ルへのノータスク

さて、一方のチェルシー。前半はほんとよくありませんでした。上記のユナイテッドの徹底した守備的布陣&戦術にやられたわけですが、デコ&カルバーショの不在はやっぱ痛かったですね。考え方はいろいろあると思いますが、デコが出れなくなった時点で「ポゼッションサッカー」をある程度捨てて、「守備重視スタイル」に変えるべきだったのではないでしょうか。「そんな、戦い方はできない」と言われればそれまでですが、ポルトガル代表でのフェイリポンの仕事ぶりから考えると、そういう戦い方もけっして無理ではないと思うんです。確かに今回のファーガソン監督みたいに「両サイドに守備的な働きマン」を起用するようなサッカーはできないかもしれませんが、もっと両サイドの選手やFWに守備を強いることはできると思うんですよ。だってモウリーニョ監督時代はそれができていたんですから。

■サイドバックへのケア

というわけで失点シーン。いろいろな原因が考えられますが、個人的にはジョー・コールのミスが招いたということにさせていただきます。ユナイテッドの左SBのエブラが攻撃参加するんですが、ジョーコールはその攻撃参加に対してもっと執拗に追いかけるべきだったと思ったんですよね。まぁ、たぶんジョーコール的にはエブラのマークを途中からボシングワへ渡したってことなんでしょうが、私はあのシーンは最後まで追い掛けて「ジョーコール&ボシングワ」の2人でエブラの攻撃参加をケアするのが正解だったと思うんです。そうすれば、たぶんエブラの攻撃参加を止められたと思うし、少なくとも決定的なパスを出させなかったと思うんですよね。あのシーンで自陣まで追いかけるのが非常に大変なのはわかりますし、そこまでフェリポンに要求されてないのかもしれませんが、今のチェルシーの弱点がその両サイドの守備意識にあることを改めて感じた失点シーンでした。

まとめますと

テベス&C・ロナウドを外して「パクチソン&ハーグリーブス」を起用してサイドの守備を強化したユナイテッド。
デコ&カルバーショがいないにも関わらず、両サイドの攻撃的な選手にそれほど厳しい守備タスクを強いなかったチェルシー。


こんなところでしょうか?

■バリエーション不足?

前半はこの「差」が明暗を分けた気がしてます。まぁユナイテッドのことはこの際どうでもいいんですが、チェルシー的には「ボールポゼッションができないときにどう戦うか」、そして「ボールポゼッションをしてないときどう守るか」ってことが問題となって浮き彫りにされた前半だったと思うんです。とりあえずは「ゾーンを破られた時のマンマーク的な対応」をもっと徹底したほうがいいと思うんですが、どうでしょう。それを強いたところで「フェリポン的ポゼッションサッカー」ができなくなるわけではないと思うんですがね。まぁ90分通しての運動量の問題や、攻撃的メンタルが欠如してしまう問題などはあるのかもしれませんが、少なくともこの試合みたいに「ポゼッションできない」時は、もっと守備の意識を高める必要があると思うんですよね。まだシーズン序盤ですしこれからいろいろと戦い方を整えていくところもあるのかもしれませんが、もう少し戦術的なバリエーションがほしいなと見ていて思いました。

■「4−4」ラインの崩し方

後半。フェリポンは早速「ポゼッションできない」ことを改善しようと試み、マルダを下げてドログバを投入します。この交代策は見事でしたね。後半頭から動いた積極性はすばらしいと思ったし、アネルカでなくマルダを下げたのもさすがと思いました。「中盤ができないならターゲットマンを増やそう」ってやり方だったと思うんですが、ドログバ起用によってチェルシーの攻撃が機能し始めたように思えました。まぁユナイテッドが前半よりペースを緩めたことも影響したとは思いますが、チェルシーが前線のスタイルを少し変えたことが功を奏します。アネルカが左サイドの3トップが基本で、状況によってジョーコールがトップ下の「ツートップ+トップ下」的な布陣だったと思うんですが、このジョーコールのトップ下的な動きがユナイテッドの「4−4ライン」の間のスペースをうまく掻き回せていたように見えました。この「2ラインを壊すにはトップ下を置け」理論はマンチーニなどが提唱してますが、まさにその理論どおりという感じか? まぁこの試合のジョーコールはシュートの精度がイマイチで決定的なシーンを何度もミスしてましたが、彼のプレイが今のチェルシー攻撃陣に必要なのは間違いないと改めて思いましたね。まぁロビーニョが獲れていたら、また話は違っていたのかもしれませんが。

■ジョーコールの良さを生かす?

後半21分。そのジョ−コールの動きのよさが出た決定的なシーンがありました。ドログバがポストプレイで落として、それをバラックが前線にスルーパスし、ジョーコールがオフサイドラインぎりぎりでDFラインの裏へ抜け出してGKと1対1となったシーンがそれです。惜しくもシュートは入りませんでしたが、このシーンでのDFの裏へ抜ける動きはほんと秀逸でした。確か開幕戦でも似たような「バラック→ジョーコール」という形がありましたが、このようなプレイが頻繁にでるようになったのはフェリポン監督の使い方のお陰なのかもしれません。まぁ、もともとはセカンドストライカーというかトップ下の選手だったわけで、このようなオフザボールの動きは得意だとは思うのですが、フェリポンの「自由」なサッカーでそのよさが再び開花したと言ったら言い過ぎ?

もちろんモウリーニョ監督やグラント監督時代もジョーコールはスーペルな選手だったわけでフェリポン監督になって殊更変わったということは無いかもしれませんが、プレイスタイルに微妙な変化が生じているように見えるのは「戦術」による影響なのか。

まとめますと

モウリーニョ&グラント監督時代のように「パクチソン&ハーグリーブス」的な守備を強いて攻撃と守備のプレイバランスを図る

「パクチソン&ハーグリーブス」的な守備をあまり求めず、できる限り自由に攻撃させ、より攻撃的な「良さ」をフィーチャーする


こんなところでしょうか?

■「選手を変えることで戦術も変える」のが現実的?

この2つの方法論があると思うんですが、これを試合や状況に応じて使い分けることができるようになるのが理想なんですかね。まぁ選手に両方を強いるのではなくファーガソン監督みたいに「選手を変えることで戦術も変える」のが現実的な気もしますが、はたしてフェリポンが両サイドに「エシエン&パウロフェレイラ」あたりを起用するとは思えないのは私だけでしょうか。

まぁポルトガル代表監督時代はデコをサイドバックで起用したりしているわけで、攻撃的な布陣ってのはいろいろオプションありそうですけどね。

この試合でも先ほど触れたマルダ→ドログバで「4-3-1-2」的にし、さらにバラック→カルーで「4-4-2」的にフォーメーションを変えたりしているわけで、そのあたりの采配は評価したいと思ってます。

■勝負強いってことは?

というわけで試合はセットプレイからカルーのヘッドで何とかドローに持ち込むわけですが負けなくてよかったというのが正直なところ。こういう大一番ではそれほどゴールは生まれないわけですが、やっぱ先制点取られちゃいけないですよね。まぁ負けなかったことの勝負強さは評価しますが、本当の勝負強いってのは「先制点を与えないようなサッカー」ができることだと思うので、ぜひこの試合を教訓にしてもらいたいですね。あと、なんだかんだ言って、やっぱホーム連勝記録は続いて欲しいないなぁ。

ちなみにドログバ&バラックはまだ本調子ではない感じですね。10月くらいにはぜひ復調して欲しい。あとバラックのポジションはあそこが適任なんですかね。もっと前目のほうが合う気がしているんですが、いざ起用するとなると前では難しいか。

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