doroguba*footballcolumn*

アクセスカウンタ

zoom RSS 犬飼氏がサッカーオンチであると思う2つの理由  バックパスは本当に「いいことはひとつもない」のか?

<<   作成日時 : 2008/11/12 23:33   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

破壊の輪
ハンマーが叩きつぶす
エネルギーの発電所
怒りを駆り立て
疾風で支配し
俺達は絆を造りあげる
限界をぶち抜け
狂気が俺をつかまえたんだ
もうこの群れは止められない
攻撃的な思いを叩きだし
妄執へと変えていく
この群れを殺すことはできないさ
このファミリーは殺せない
絆は俺の中にあるのさ
http://metallica.bakufu.org/lyrics_master.html
METALLICA - BATTERY

■岡田武史監督が目指す日本の方向性が間違っていないことを確認できた?

その世界最高峰のチーム同士の戦いを生で観られるとあって、非常に楽しみにスタジアムに向かいました。試合は期待に違わぬもので、パススピードの速さといい、トラップの技術といい、縦への突破力といい、何を取っても一級品。バックラインがボールを持ってから3パスぐらいでシュートに持ち込むんですからね。それに、ボールを取られたら取り返すという基本姿勢を選手全員が持っていて、当然の如くやっている。レベルの高さもさることながら、サッカーの原点を見た思いで、非常に清々しい気持ちになりました。(中略)今回、欧州のサッカーを見て、岡田武史監督が目指す日本の方向性が間違っていないことを確認できたのは大きな収穫でした。パススピードやトラップの技術など、現段階では課題はいろいろありますが、それはこれからどんどん精度が上がっていきます。あとは、縦の突破力やがむしゃらさが、どういうふうに一つひとつのプレーの質に表れるか――。11月13日のシリアとの強化試合(キリンチャレンジカップ2008/ホームズスタジアム神戸)では、その仕上がり具合をしっかり確認した上で、次の最終予選のカタール戦につなげてほしいと思っています。不慮の監督交代だった状況を乗り越えながら、完成度は高まっていると思いますよ。是非、ご期待下さい。http://www.jfa.or.jp/jfa/column/20081104.html

この人は、どこをどう見て「岡田武史監督が目指す日本の方向性が間違っていないことを確認できた」んだろう。その理由がこのコラムからだとわからないのですが、上で引用した「バックラインがボールを持ってから3パスぐらいでシュートに持ち込むんですからね。それに、ボールを取られたら取り返すという基本姿勢を選手全員が持っていて、当然の如くやっている」あたりにそのヒントがあるのかしら。で、「3パスくらいでシュートに持ち込む」シーンがどれくらいあったか知りませんが、そこにそんなに感銘受けたんですか? あと「ボールを取られたら取り返すという基本姿勢を選手全員が持っていて」は確かにそうかもしれませんが、その先の「取られないようにするするチーム戦術・個人技」とか「取り返すためのチーム戦術」に関しては、何か感銘は受けたのかな? 岡ちゃん日本代表について「パススピードやトラップの技術など、現段階では課題はいろいろありますが、それはこれからどんどん精度が上がっていきます。あとは、縦の突破力やがむしゃらさが、どういうふうに一つひとつのプレーの質に表れるか」とか指摘していますが、この文章から判断するに要は「個人技」しか見てないってことなんですかね。見てないというか「見てて、それしかわからない」もしくは「サッカーを理解できない」ってほうが正しいのかな? まぁサッカーの見方は自由です。こう見ないといけないってのはないんでしょう。で、選手の個人技に感銘したり、「サッカーの原点」について思いを巡らすのもいいのでしゅおうが、逆に言えばサッカーは「それ」だけではないのも確かなんですよね。で、その「個人技」以外のところで、もっともっと欧州チャンピオンズリーグから学ぶべきことのがあると私は思うんですが、それについて言及してないのは何か意味があってのことなんでしょうか? で、そのような「選手の個」以外の視点から岡ちゃん日本代表と欧州サッカーを比べれば、「方向性が間違っていない」なんて答えは出てこないと思うんですが、そうでもないんでしょうか?

■バックパス禁止と育成

犬飼会長は日本のフル代表やアンダー世代代表の試合を見るにつけ、バックパスの多さを嘆いてきた。消極的な後ろへのパスは、時間を浪費するだけ。さらにパスカットでもされようものなら、一気に失点のピンチとなる危険性もはらみ、「いいことはひとつもない」と力説する。特に10−15歳の育成世代の選手たちには、ボールを得た瞬間、まず自分より前の選手や敵ゴールの方向を見てプレーするクセを身につけてほしいと願う。
 すでに地方協会訪問の際に、「10−15歳の育成世代でバックパスをさせてはいけない」と地方協会幹部たちへ指導方針の通達を始めている犬飼会長。ドイツのような“ルール化”まで視野に入れる。育成世代の試合でバックパスを出した場合は警告を出したり、プレーをその場で止めるなどの特別規則が導入される可能性まである。
 ラグビーでは前にパスを出すと「スローフォワード」の反則になるが、犬飼案はちょうど逆。「育成世代はその場の勝ち負けより、将来活躍できる選手を育てることが重要」との信念で、日本サッカーを改革する。http://www.sanspo.com/soccer/news/081108/scg0811080504000-n2.htm
そもそも代表監督やプロチームの監督というのは戦略家であって、"指導者"とは異なるものだと思うんですが、日本の場合はレベルの高いチームを見る監督のほうがステイタスが高いと見られる向きがる。そういうところからして違いますよね。指導方法も教育と同じで、弱点矯正型の指導が主流。子どもたちの個性や長所に目を向けずに、弱点や欠点を修正する方向に行ってしまう。褒めることがわがままを助長することになるんじゃなかと恐れている。ところが実際は、サッカーが上手いというだけでスポイルされ、大成せずに消えてしまう選手が非常に多い。
  ヨーロッパのクラブでは、ダメなことはしっかりダメだと厳しくしつけた上で、良い部分を褒めて伸ばす指導をしている。子どもたちは褒められるから嬉しくてしょうがないし、だから一生懸命やるわけですよね。そうやって、心と体のバランスを取りながら、その年齢に合った指導をしていく。http://www.jfa.or.jp/jfa/column/20081111.html

上の引用の「バックパス禁止」と、下の引用の「ダメなことはしっかりダメだと厳しくしつけた上で、良い部分を褒めて伸ばす指導をしている。子どもたちは褒められるから嬉しくてしょうがないし、だから一生懸命やるわけですよね。そうやって、心と体のバランスを取りながら、その年齢に合った指導をしていく」が同一線上にあるということなんでしょうが、そこが矛盾していると思う人はあまり多くないのかな? 「消極的な後ろへのパスは、時間を浪費するだけ。さらにパスカットでもされようものなら、一気に失点のピンチとなる危険性もはらみ、いいことはひとつもないと力説」しているみたいですが、はたして本当にそうなのだろうか? 欧州チャンピオンズリーグとかチェルシーの試合とか見ている人はわかると思うけど、バックパスはかなり多いですよね。ふつうに戻します。もちろん「縦に勝負」するところも多いけど、自陣の危険な場所では「セイフティ」に相手のいないところへボールを動かしてボールをキープするのはよくある光景です。そもそもバックパスが「消極的」って発想はあまりないと思う。それでボールをインターセプトされたら、もちろんダメなんだろうけど、それは「バックパス」が悪いんじゃなくて、「インターセプト」された状況判断が悪いということだと思うんですよね。ちょっと前に私はこんなことを書いていたの覚えてますか?

要は「隠す」ことよりも「たくさん手がある中から1つをチョイス」する戦い方のが目にすることが多いってことが言いたいわけですが、そもそもサッカーってスポーツがそういうものであると思っているし、戦略や戦術もそうであるのが理想であるって個人的には思うんですよね。http://doroguba.at.webry.info/200809/article_19.html

「たくさん手がある中から1つをチョイス」するのがサッカーの本質と書いたんですが、そこには当然「バックパスもサッカーの選択肢の1つ」という考えがあるのはいうまでもありません。ドリブルするのか、シュートするのか、横にパスを出すのか、前に放り込むのか、ボールキープか、バックパスか、外にボールを蹴りだして試合を止めるのか? などなど、サッカーでは状況によってプレイヤーにいろいろな選択肢が出てくるスポーツなんですよ。で、それに対する答えは1つだけではなくて、相手との力量(つまり1対1で仕掛けて勝負して勝てるのか?)とか、ピッチの位置情報(ここで勝負すべきか、それともセイフティか)とか、試合の状況(勝っているのか、負けているのか? 残り時間は?)などいろいろな情報を自分で消化して判断することがサッカーでかなり大切な部分であると思うんですよね。サッカーをプレイしたことある人や、普段普通にサッカーの試合を見ている人は、これが大切なことであるとわかると思うんだけど、そうでもないのかな? で、バックパス禁止についてだけど、それは間違いなく「選択肢」を減らすことになるのは間違いないですよね。

ということは、子供たちから180度、半分の世界とその選択、それに対する発想やイマジネーション、判断力を奪うということである。
勝利の条件とは常に移り変わるものだ。0−0のサッカーと1−0のサッカーでは求められる条件が異なる。1−0で残り1分。サイドの敵陣深いところで拾ったボールを、下げる事が許されず前に蹴る。当然バックパスはないので、サポートに走るものなどいないし、ボールキープで時計をおくる発想すら持たない。これが子供たちの知性に齎すものはなんだろう?
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kiritanishin/article/178

有名ブロガー・キリタニ氏がすばらしいことを書いていたので引用させていただきますが、まさにここに書いてある通りだと私は思います。「発想やイマジネーション、判断力を奪う」ことになるについては同意です。ちなみにキリタニ氏のブログはあまりに正義すぎというか宗教的に思えて、個人的にはちょっと苦手だったんだけど、これについては賛成です。というわけで、バックパス禁止は反対。サッカーがそういうルールになるなら話は別ですよ。そうではないなら、私はバックパスは「選択肢の1つ」であると思うので、逆にもっと練習するくらいの協会のサポートが欲しいな。そう、バックパスは禁止するんじゃなくて奨励すべきなんだよ。もっと「うまく」バックパスできるように教えるべきなんだよ。

欧州チャンピオンズリーグを生で見てきたらさ、普通バックパスの大切さを理解できると思うんだけどね。
まぁ、理解できないのは仕方がないのかもしれないけど、分からないなら教えてもらいなさい。
羽中田さんとかハラヒロミさんとか、きっと親切に教えてくれるよ。

人気blogランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ
↑読んでおもしろかった人はクリック願います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
岡田武史監督「今はこれくらい、意識が高いくらいがちょうどいい」/日本代表
14日、キリンチャレンジカップ2009の日本対トーゴの一戦が宮城スタジアムで行なわれ、日本は岡崎慎司のハットトリックなどで5対0と大勝した。以下、試合後の岡田武史監督のコメント ...続きを見る
サッカーはエンターテインメントだ!
2009/10/15 09:33

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
dorogubaさんが書かれていることには全く同意なんですが、バックパス禁止という、こういう記事を書くこと自体が正直馬鹿らしいんじゃないでしょうか? 普通、あり得ないですよね。
ところで、今プレミアのサッカーを(そんなに見てないけど)見ると、チェルシーが一番手本になるサッカーをやっている気がします。オーソドックスな部分と応用部分の割合、選手と戦術の割合のバランスがよく、肉体的にも異常な要求はありません。世界中どこでも参考になるチームでしょう。
ビッグ4で比較すると、アーセナルは芸術に傾向しており真似したくても難しい。マンUは真似したくても無理。あれは参考にならない。ファーガソンは名将と呼ばれるけど、やっぱ熱血派だよなーと(狂気含んでるような)。
リバプールは真似できるけど真似したくない、ちょっとリアリスティックによりすぎなイメージ。

最近、あんまりにも馬鹿げたことを言われ続けてきているので、もうなんか感覚麻痺してますね。とりあえず攻撃時のPA角付近のエリアの重要性なんかについて議論できる相手が欲しくなります。
RR
2008/11/13 17:32
RRさんへ
どうもです。PA周辺の仕掛け。チェルシーに関しては「サイドバックの攻撃参加を促すタメ」や「ドリブルでの内への切り込み」「縦に仕掛け」の三つが基本?ロビーニョがいたらまた違ったのかもしれないけどね。
doroguba
2008/11/15 01:00
犬飼氏がサッカーオンチであると思う2つの理由  バックパスは本当に「いいことはひとつもない」のか? doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる