doroguba*footballcolumn*

アクセスカウンタ

zoom RSS プレミアリーグ「ボルトン対チェルシー」超雑感 デコの使い方と「ワントップ」「2トップ」の違い

<<   作成日時 : 2008/12/08 22:45   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

礼儀が人間を作り上げるなんて 誰かが言っていたな
ほんとうにそうだったら 彼はもてはやされているはずだ
彼の礼儀正しさは 無知な冷笑を誘っているだけ
誰が何と言おうとも 自分自信でいればいい
Englishman in New York
http://www3.zero.ad.jp/smoke-stings/MSeiny.html


久々の快勝でした。

アネルカの先制点がいい時間帯に生まれ、追加点もきっちりと取れたのが大きかったですが、どちらのゴールにも絡んだデコのプレイを評価したいです。

■1点目

まず1点目ですが、ボシングワへの得意の大きなサイドチェンジがすばらしかった。パスを出すタイミングが絶妙で、攻撃のテンポというかリズムを壊さないでサイドチェンジしているところがすばらしいんですよね。手詰まりでも、苦し紛れでもない、設定図通りのサイドチェンジとでも言いますか。頭の中に「相手を崩す形」がきちんと描かれていて、その描く図も見事だし、その図通りに実行できる技術を持ち合わせているのが素晴らしいんですよね。

もちろんゴールが生まれた要因は、正確なセンタリングを上げたボシングワのクロスと、ゴールをきちんと決めたアネルカによるところが大きいんとは思うんですが、私はそれと同等に「攻撃にテンポをつけた」デコのサイドチェンジを評価したいんです。

■2点目

続いて2点目。もちろんアクロバチックなシュートそのものも評価したいけど、それよりも攻撃の基点となった左サイドのオフザボールの動きとドリブルとカルーへのセンタリングを評価したいです。カウンターからの攻撃でしたが、スピードに乗ったボール運びは見事でした。

 まぁこれくらいのプレイならマルダでもオチャノコサイサイな気がしますが、デコがサイドプレイヤー的なプレイをそつなくこなしたこと自体を評価したいんですよね。フリーでしたし、そんなに難しいプレイではなかったのかもしれないけど、左サイドからゴールに絡む仕事ができたことはすばらしかったし、デコを「左サイド」で使える目処が立ったという意味ではチェルシー的によかったのではないかと思うんですよね。

■デコのベストポジション?

ぶっちゃけ、デコの使い方やポジションは今のチェルシーの1つのポイントだと思っているんですが、守備面のことなど考えると「左サイドの高い位置」ってのがベストな気がするんです。ゲームメイクという「攻撃面」で考えると中盤のがベストだとは思うんですが、「守備面」で考えると正直イマイチであるわけで。守備面のことを考えるとデコよりもエシエンやバラックを中盤に配置した方がバランスはいいと思うんですよね。

この試合でもバラックの守備力は利いていたと思うんですが、それが無失点につながったところもあると思うんです。まぁゲームメイク力ではデコに劣るけど、高さや強さはバラックのが上だと思うんで「チームのバランス」を考えるとデコを左サイど、バラックを中盤というのはそれなりに理に適っているように思えました。まぁエシエンが怪我から戻れば彼がベストだとは思うけど(って、エシエンはミケルの位置?)。

■ワントップ時のポジションチェンジ

話は変わって「ワントップ」システムとツートップシステムの違いについて。この試合のチェルシーははおなじみアネルカワントップの「4−3−3」に近い形でした。で、前半はアネルカとカルーとデコとランパードが何度もポジションチェンジし、前線中央にカルー、左サイドにアネルカが張っている時間帯が比較的多かったように思えました。



【ボルトン戦・チェルシーの形(↓相手ゴール)】
               
ボシングワ                                 アシュリーコール
                           デコ

             ランパード              アネルカ                         
      

                    カルー

この前線のポジションチェンジって「ワントップ」(3トップ)システムで、よく見られる現象ですよね。ポジションチェンジはワントップシステムの特性と言えるのかもしれませんが、たとえば以前のこのブログで紹介したことがあるスポナビの中田徹氏のコラムにこんな記述があります。

 攻守に献身的に規律を守ってプレーする中で、どんどん個人技を披露するのをためらわないAZのサッカー。だから見ていて面白くないわけがない。自由は自由、規律は規律と大きく線引きされがちなサッカーのチームビルディングだが、その共存をAZは果たしている。それは4−2−3−1フォーメーションの「3」の並びを見ても分かる。
 AZのサッカーの特徴は激しいポジションチェンジ。右サイドバックのクロンカンプが左ウイングのようなプレーで最近もゴールを決めているが、中でも右ウイング・メールディンク、トップ下・ファン・ハーレン、左ウイング・ペレス、センターFWネリセ(ハウセヘムス)のポジションチェンジは自由自在だ。
 この始まりはアドリアーンセがAZの監督の座についたとき、3人のトップ下タイプの選手、エルカタビ、ファン・ハーレン、ペレスをどうしたら有効に起用できるかを考えたことだった。もしかしたら3人を一度に使えるのではないか、という発想からアドリアーンセは右からエルカタビ、ファン・ハーレン、ペレスと並べる基本陣形を作った。3人ともトップ下でプレーしたい希望を持っていたが、これにより「3人が試合中、30%ずつトップ下のポジションでプレーできるようになった」(アドリアーンセ監督)。
 このシステムはさらに進化し、センターFWも巻き込んだ渦巻きのような前線でのポジションチェンジを生んだのだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/holland/column/200503/at00004276.html

アドリアーンセ時代のAZについてのコラムですが、ここでも書かれているようにワントップシステムは「人は変わるけど、ポジションやシステムは変わらず」って場合が多いように思うんです。もちろん、これはあくまでイメージの問題で、まったく選手間の距離が変わらないってことではないわけですが、「3−1」内でのポジションチェンジ自体は見られるんだけど、逆に言えば、そもそもの「3−1」の陣形はあまり崩さないのが特徴と言えるみたいな感じ?

■2トップ時のスペースメイク

で、一方のおなじみ「4−4−2」ですが、こちらはある意味「ワントップシステム」とは対照的? すばわち「2トップ」の場合は「2の陣形内でのポジションチェンジ」ではなく、前線の「2の陣形」そのものをぶっ壊すような動きをするのが一般的だと思うんです。当たり前のこと書いてますけど、サイドに開いたり中盤に下がったりと、「空いているスペース」を探して、そこを使うのが基本であり、ポジションチェンジではなくスペースへ動くって表現がそれだと思うんですよね。というわけでまとめますとこんな感じ?

ワントップシステム=陣形はあまり変えず、2列目のポジションの選手を含めた「ポジションチェンジ」
2トップシステム=スペースを見つけて動く&陣形を変える「スペースメイク」=だってFWの左右にスペースがあるんだもん

まぁ、これあくまでイメージですが、システムを変えることで「FWの動き」に変化を与える手助けをすることができると思うんですよ。つまり「ワントップ」だったら2列目の選手とお互いのポジションを意識しながら入れ替わることで相手DFをかく乱し、2トップだったら2列目の選手とあまり関係なく、パートナーのFWとかぶらないことを意識しながら左右上下のスペースへ自由自在に動いてボールを受けて基点になるみたいな。

■ボルトンのシステム変更

ここでいきなり、話をボルトン対チェルシー戦に戻すと、実はこの試合でボルトンが前半はエルマンダーのワントップ、後半はエルマンダーとデイビスの2トップとシステムを変えていました。ただ、チェルシーにとっては、それはあまり脅威でなかったように見えたのは、ボルトンがシステムをワントップから2トップに変えても「FW自体の動き」にあまり変化がなかったからだったように思えました。まぁ「デイビスの高さ」は脅威ではあったけど、フラムのアディージョンソン&ザモラ的な動きされたほうが厄介そうだったことでしょう。たぶん。

人気blogランキングへ
↑読んでおもしろかったらお願いします。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
プレミアリーグ「ボルトン対チェルシー」超雑感 デコの使い方と「ワントップ」「2トップ」の違い doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる