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zoom RSS 欧州CL「アトレティコ・マドリー対チェルシー」超雑感 それはガス、ガス、ガス!バスガス爆発!

<<   作成日時 : 2009/11/04 21:35   >>

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■そういえばラッサナのポジション変えたよね

キケ・フローレンス監督とチェルシーと言えば、思い出されるのは、彼がバレンシアの監督だった頃に一度CLで対戦したときのこと。その時は確か、チェルシー守備陣の「アンカー横のスペース」をうまく突かれて苦戦した記憶があるのですが、今朝の試合もそんな感じだったように感じました。モウリーニョの時は、確か「サイドバックだったラッサナ・ディアラのポジションを中盤的にする」という、ちょいとした修正して「穴」を塞いだのでしたっけ?(確かサッカーダイジェストか何かのコラムにそんな風に書かれていた気も)。

■キケ・アトレティコの狙い?

というわけで、監督がキケに変わって変身したアトレティコ・マドリーとのアウェイ戦。

前回は大勝でしたが、この試合ではそれと打って変わって、チェルシーは苦戦することになります。

先に書いたように「エシエンの左右のスペース」にうまく楔のボールを配給され、チェルシーの守備陣が後手後手に回ってしまったのがその大きな原因だと感じました。合わせてアトレティコのサイド攻撃(主に右)にも四苦八苦していたようにも見えましたが、要はアンチェロッティ・チェルシーの「4−3−1−2」のダイアモンドの中盤をキケ監督に研究されて、その弱点を巧みに突かれてしまったということなんでしょう。

まぁ「ダイアモンドの底(アンカー)の左右のスペース」と「4−3ブロックのため、サイドの人数が手薄になるところ」がチェルシーの「4−3−1−2」の弱点であるということは、キケ監督でなくたって”ちょっとした素人”でもわかるわけですが、その弱点を頭の中で創造するだけでなく、きちんと実際に選手にプレイさせることができるのが、キケ監督の素晴らしいところなんですよね。

まぁ、キケ監督としては別にチェルシーのフォーメーションに関係なく「楔」と「サイド攻撃」という、ポゼッションからの攻撃時の王道を行っただけで、単にそれが「チェルシーの守備の弱点」と見事に一致してしまっただけなのかもしれませんが、何にせよチェルシ−はこの試合アトレティコの攻撃に苦しむことになります。

■「4−3−1−2」について

さて、いきなりここで補足。えー、「楔」「サイド攻撃」などポゼッション王道攻撃がチェルシーの弱点だとするなら、そんなチェルシーが採用する「4-3-1-2」ってフォーメーションは、ヤバクない?(笑) 大丈夫?って、言われそうなんですが、そんなことはありませんですよ、大丈夫ですよって話です。

まず弱点とは言っても、致命的な欠陥ではないということ。致命的でないという根拠のないですが、まぁたぶん大丈夫。確かにアンカーの横はバイタルにも直結するから、ヤバイといえばそうなんですが、「楔」入れられるのと「前向かれてシュート打たれる」のは別と解釈してまして、楔ならまだ「震度2程度」かなと。で、もって「最終ラインの裏取られる」ってわけではないので、OKでしょっていう感じ(笑)。急に甘めでアバウトになっています? その通り。でもって致命的でないので、「相手の攻撃がショボければ」それほど問題にならないし、相手の攻撃が凄くても「個の守備のがんばり」や「11人の個の選手の守備の意識が高くて、みんな守備の仕事が自ら見つけられる状態」なら、その穴は十分に対処できる類のものであると思っています。または、モウリーニョが施したように「ちょいとしたポジショニングの修正」なんかできれば、もう完璧。つまり、ちょっとした工夫で、その穴は十分に塞ぐことができるものであると思っておりまして、私がここで言うほど危険なフォーメーションってわけではないということはここできとんと言っておきましょう。あと、これは言うまでもないかもしれませんが、もちろん「4−3−1−2」が素晴らしいところも、いっぱい、いっぱいあるわけです。4バックで、しかもトップ下&2トップの採用できるってことは”メリット”でもあるし、中盤に3枚起用できるのだって素晴らしい利点なわけです。結局のところサッカーのフォーメーションには、どんなものでも「メリットとデメリット」があるわけで、そのいいところをいかに生かして、悪いところをいかにして補完するかってことがキモだと思うんですよね。で、この試合のチェルシーは「4−3−1−2の悪いところ」を、うまく補完できずそこを執拗に突かれたという、それだけの話(笑)。 もちろん、それでも後半途中まで無失点に抑えるのだからノープロブレムと言えば、そう言える気もしないでもない?

■試合について

というわけで話を試合に戻します(というか試合について何も語ってないね)と、前半はチェルシーが苦戦しながらもアトレティコの攻撃をなんとか抑え、0−0でハーフタイムへ。そして迎えた後半、前半から押していたアトレティコについにゴールが生まれます。決めたのは途中出場のアグエロ。左サイドからのクロスのこぼれ玉を、そのままダイレクトボレーでゴールにねじ込む豪華なゴールでした。テリーのクリアミスなどについては後ほど。で、ここから試合が動きチェルシーが逆襲を開始。アネルカ&デコを投入すると徐々に形が作れるようになり、迎えた後半37分にドログバが同点ゴールを決めます。左サイドのマルダからクロスにGKの目前でドンピシャヘッド。”攻撃モード”で戦い、その注文どおりゴールが生まれたのは評価。で、流れはそのままチェルシー。同点ゴールから数分後、今度はカウンターからドログバが抜け出して逆転ゴール。3対1の状態からのゴールは見事でした。序盤から飛ばしていたアトレティコの守備陣に疲れが出たか? コレで終わりかと思ったロスタイムに、なんとアトレティコがFKからアグエロが同点弾。アグエロへ対する守備がことごとくファウルとなったのはチェルシー的に反省すべきところか。FK時の壁の作り方もイマイチでした。というわけで、試合はこのまま2−2でタイムアップ。苦戦しながらも、ドログバのスーペルな2ゴールで望み通りの勝ち点1をゲットできたという試合でした。

さて、ここで、ちょいとチェルシーの失点シーンをプレイバックしときます。アグエロにボレーを決められた先制点のシーン。

このシーン、チェルシー守備陣が反省すべきと言える様なところは次の3つでしょう。
1:サイドから簡単にクロスを入れられてしまったこと
2:テリーのクリアが中途半端だった
3:アグエロをフリーにしてしまった

このうち特に気になったのが「2」と「3」。まず「2」ですが、テリーがセンタリングをクリアしたこと自体は評価したいんだけど、クリアの仕方が中途半端だったように思えました。無理にサイドへのクリアを狙わずに、CKに逃れるというセーフティ第一の選択肢でもよかったのではないかと。もちろん、あのシーンで変に正面にヘディングすると自殺点という危険性もありますから、「サイドヘクリア」というのは間違ってはなかったのかもしれませんが。この「テリークリアミス→シュート」という失点が結構あるのが気になるところでもあるわけで。もちろん、そのテリーのクリアで救われた回数のほうが多いとは思いますけど。次いで「3」について。このシーン、アグエロのポジショニング&マーク外しが秀逸だったのは確かですが、敵のエースをペナルティエリア内でフリーにするのは、やはりいただけないかと。センターバックの2人がマンマーク気味に付くのは現実的ではないと思うので、あそこは逆サイドバックのアシュリー・コールか中盤のバラックかマルダあたりが「戻る」べきだった気がしました。というか、センターバック的な場所に絞っていたアシュリーは仕方がないとしても、ボケッと見ていたバラック&マルダにがんばってもらいたかった。酷な注文かもしれないけど。

ちなみに、この時間帯はアンカーが「エシエン→バラック」に交代しておりまして、そのあたりの不慣れな面が出てしまった気もします。ただ、ここ数試合でテリー、エシエン、イバノビッチらの「戻る守備」で失点を防いできた経緯もあったので、殊更この時間チェルシーの中盤に「守備に戻る意識の欠如」が見られたのは残念なところではありました。

■目的はカズ外しでなくて、ガス抜き?

最後に、この試合のチェルシーのメンバーについて言及しておきましょう。前の試合からの変更点は6箇所。DFにベレッチ、アレックス、アシュリーコール、中盤にはジョー・コール、マルダ、FWにはカルーが入っておりました。週末にユナイテッド戦控えていることや、CLはほぼ勝ちぬけが決まりつつあることを考慮してだと思うんですが、アンチェロッティは思いっきりローテーションして参りました。そのやり方自体は間違ってなかったと思うんですが、残念ながら攻守ともイマイチであった感は否めませんでした。なんというか攻守にわたって、それぞれが孤立しているように見える場面が多かったとでも言いますか。攻撃時は相手に囲まれてミスるシーンが多々ありましたし、守備でも戻る意識がイマイチで連動性もあまりなかった感じだったんですよね。特にカルーとジョー・コールのプレイは期待していただけに残念なものとなってしまいました。「アピールしたい気持ち」が空回りしてしまったんでしょうが、試合の流れを感知して、もっと守備に重点を置いてプレイすべきたったと思うんですよね。もちろん、攻撃が売りの選手なのでそれが簡単ではないのはわかりますが、結果として、逆に「攻撃でアピールできず、守備の粗が目立ってしまった」感じに見えたのは残念でした。まぁ、アレしかプレイしようがなかったと言われれば、そうなのかもしれないんですがね。だって、そもそもこの試合でアンテロッティが選んだメンバーは「組織として機能」することよりも「控え選手を使うこと」を主眼に考慮された気もするし、強引に4−3−1−2に選手を当てはめた感があったわけで。そういう「寄せ集め的」なチームに連携とか求めるほうが間違いと言われればそうなんでしょう。たぶん、極論で言えばアンチェロッティのこの試合一番の目的は「主力温存」であり「控えのガス抜き」であって、何が何でも勝つというというよりは「控えメンバーでそれなりに試合ができて、勝てればいいな」くらいのものだったと思うんですよ。もちろん、チェルシーは控えの選手だって凄いわけで、このメンツでも勝てる可能性は十分にあったとは思うんですが、アウェイ&キケで生まれ変わったアトレティコ・マドリー相手には、荷が重かったというところなんでしょう。もちろん、ベンチには主力を座らせて、状況によっては「勝ちにいく」という保険を掛けていたところはイタリア紳士たる名将アンチェロッティの手腕ってところなんでしょうが。まぁ前回は大勝しているとはいえ、腐っても相手はアトレティコ・マドリーだったわけで、普通に考えるならジョー・コールかマルダを外してベレッチ中盤とか、イバノビッチをSBに配するとか、もうちょい「守備重視」とかで戦うのがセオリーだったと思うんですよ。たとえば勝ち点1が絶対に必要な状況だったりするなら、そのメンツだったのではないかと。で、この試合はそうではなかったということです。勝ち点1よりも控えのガス抜きが大切だったんです。「たとえ負けてもいいけど、控え選手出せるだけ出しちゃえ! って、うちのチームは控えでも凄いんだけど。って、控えって言ったら失礼だよね。実質、そうなんだけどさ。でも、スタリッジとかブルマとかのカーリングが主戦場な選手のレベルは、さすがにアトレティコ相手だとちょっとマズイかもしれんが」みたいな感じ? たぶん。

■ドログバについても

あ、ドログバについても少々。2点目のドリブル突破は凄かった。特に、GKに1回シュートはじかれてから再度押し込む“ドロくささ”が、なんとなく“ドログバ”らしかったなぁと。なんいせよ、あまり調子が良すぎて怪我する場合もあるので、そこは注意してね。

■追記:レジェスについて書くの忘れていた

そういえばレジェスについて書くのを忘れておりました。チェルシーファンなら誰しも、彼の“チェルシーキラー”ぶりを忘れることはできないと思いますが、マジでアーセナルに在籍中は何度、決定的なゴールをぶち込まれたことやら(泣)。こりゃ将来は凄い選手になるななんて思っていたんですが、その後いきなりスペインに移籍してしまい、それっきり大成しなかったのはベンゲルのせいだったんでしょうか? それとも白いユニフォームのせい? 昨日の試合では右サイドで活躍しておりましたが、変わらず元気そうで何よりでした。いいシュート打っておりましたが、アーセナルのときはもっともっとゴールを意識していたと思うので、再びそういうプレイを志してほしいなと。しかしその、思わず「ボウヤだからさ」とつぶやきたくなるような、あどけない風貌はホント変わらないね。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>次いで「3」について。このシーン、アグエロのポジショニング&マーク外しが秀逸だったのは確かですが、敵のエースをペナルティエリア内でフリーにするのは、やはりいただけないかと。
はじめまして。いつも楽しく興味深く読ませていただいています。
このシーン、アグエロをルーニーに置き換えられそうで非常に心配です。
paulosenior
2009/11/05 09:12
>pauloseniorさんへ
どうもです。確かにルーニーは危険ですよね。あとギグスとフレッチャー。この3人はチェルシー的には要チェックかなと。
doroguba
2009/11/05 23:03
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