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zoom RSS プレミアリーグ「チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド」雑感 「4−3−1−2」を攻略されたけど

<<   作成日時 : 2009/11/09 22:26   >>

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■ともかく勝てたことを評価したい

内容(というか攻撃)はイマイチでしたが、ともかく勝てたことを評価したい。そんな感じの試合だったのではないでしょうか。

確かに攻撃はイマイチだったけど、そんな攻撃のダメさよりも、チェルシーの守備のがんばりを評価すべき試合だったと言えるのかもしれません。チェルシーだけでなく、ユナイテッドの守備もすばらしかったし、そんな、お互い守備がすばらしかったことを褒め称える試合だったような気がしました。

得てして、強いと言われるチーム同士の戦いだと、そんなお互いの良い守備が目立つ試合になる場合が多々あるわけですが、チェルシー的には昨年と違って、そういう試合ができたこと、そして、そういう試合に勝てたことを喜ぶべきなのかもしれません。

■スタメン

というわけで、前振りはこれくらいにして、ざっくりと試合を振り返っていきたいと思います。

まず、スタメン。チェルシーはGK・チェフ、DF右からイバノビッチ、カルバーリョ、テリー、Aコール、MFエシエン、バラック、ランパード、デコ、FWアネルカ、ドログバ。ボシングワが怪我で離脱しておりますが、それ以外は現状ベストの布陣と言えるのでしょうか。対するユナイテッドは、GKファンデルサール、DF右からオシェイ、ブラウン、エバンス、エブラ、MFギグス、キャリック、フレッチャー、アンデルソン、バレンシア、FWルーニーのワントップ。リオは怪我。ベルバトフはベンチにも入らず、ヴィディッチもベンチは驚きでしたが、4−3−3の「アウェイ仕様」と考えると、決して簡単な戦いでないのは確かか? ある意味ファーガソンらしい戦略とも言えるかしら。

■前半:ユナイテッドのよさが目立つ

さて前半。まずユナイテッドの良さが目に付きました。予想通り「チェルシーの4−3−1−2を研究&攻略」をしてきた感じでしたが、こういうビッグゲームでのユナイテッドの守備はいつも素晴らしいなぁと実感。「4−5」ゾーンでスペースを消すのを基本として、状況に応じてマンマーク的に対応していたところなどは、特に流石でした。ユナイテッド守備陣は、チェルシー攻撃陣の「縦のポジションチェンジ」というか「ユナイテッドDFの裏のスペースを狙う動き」を、そんなマンマーク的な対応できっちりとケア&封印していたんですよね。中でも右サイドのオシェイの守備はかなり利いていて、チェルシーは最大の武器であるアシュリー・コールの攻撃参加や、アネルカ得意の左サイドへのポジションチェンジからの攻撃をケアしておりました。チェルシー的には「得意の左サイド」がうまく機能できなかったのは誤算。まぁ、戦前から「左サイドをケアされる」ことはある程度は予想していたことではあるんですが、もう少しできるかなと言う仄かな期待はあったわけで。その認識が甘かったと言われればそうなんですけどね。ただ「左」がダメなら「右」でやってみようということで、右サイドのイバノビッチのところからはある程度崩せたのはよかったなと。ユナイテッドが「左サイドは攻撃」という意識があったためか右に比べると左サイドの守備のほうが少し緩かった影響もあったとは思いますが、それだけでなくチェルシーの「左→右へ大きなサイドチェンジ」という形が何回かできていたのと、イバノビッチのドリブル突破&攻撃の意欲は評価したいなと。ただ、仕掛け&センタリングまでの崩しはよかったのですが、その先はユナイテッドの「中央の守備」がかなり固く、シュートチャンスをほとんど演出できなかったのは「ユナイテッドがイバノビッチを自由にさせていた理由」と考えるのは考えすぎか? まぁイバノビッチ云々抜きに単純にユナイテッドの中央の守備が固かったのを賞賛すべきなんでしょう。チェルシー的には、ワントップ気味のドログバが、ブラウンにほぼ完璧に抑え込まれていた影響のほうが問題だった気もしますが、それよりも単純に「ユナイテッドレベルのDFにきっちり引かれた状態」だと、サイドから単純なクロスボールからではゴールは難しいということなのかもしれません。まぁ、サッカーでそれは、珍しいことでもないんでもない。となると、残るチェルシーの「攻撃の形」はミドルシュ−トかセットプレイしかないわけですが、前半はこのうち「アネルカの右からのミドル」が何本かユナイテッドゴールを脅かせたのは、チェルシー的には悪くはなかったかなと。守護神ファンデルサールに防がれてしまいますが、アネルカのこのようなシュートの意識は改めて大切だなと実感できた前半でありました。もっと、このようなミドルをチーム全体で演出したり狙うべきでしたね。そういう意味では、前半ランパード、バラック、エシエンらが「枠内強烈ミドル」を打てなかったのは大きな反省材料でした。まぁランパードはシュート自体打ててはいましたが、ファンデルサール相手だとよっぽど凄いシュートでないとゴールは難しいわけです。

■イバノビッチは良かった

というわけで前半の攻撃では、アネルカのミドルくらいしか「惜しいシュートシーン」がなかった印象でしたが、逆にユナイテッドの守備意識が高かったこともあってか、そんなに彼らが攻撃に人数かけないため「チェルシー守備陣がヒヤリ」とするシーンもほとんどなかったのも確か。特に懸念されたイバノビッチの右サイドは、思ったとおり狙われはしたけど、それなりに対処できたところは評価したい。チェルシーの守備の基本は「4−3」ブロックなんで、「人数が足りなくなっちゃう」時がたまにありヒヤリとしたんですが、最後の最後のところできっちりと抑えていたのは今期の強さの秘訣なんでしょう。最後まで諦めない守備の意識の粘り強さみたいなものがある。あと守備の経験もね。たとえば「ルーニー&ギグス以外は、打たせても大丈夫マイフレンズ」って感じで、どこがヤバイかをきちっとわかって「本当にヤバイところ」はさせないという守備ができているみたいな感じ? なので、個人的にこの日のチェルシーの守備は、あまり心配なく見れていました。これは決して強がりで言っているわけではありませんよ。まぁユナイテッドの攻撃陣に怖さがなかったからと言われればそうかもしれませんが。

■後半:こちらもユナイテッドがよかった

で後半。というか、どのシーンが前半でどのシーンが後半だったのかうろ覚えだったりしますが、ユナイテッドの攻撃が徐々に機能し始め、雲行きが怪しくなった記憶があったりなかったり。前半もそうだったけどユナイテッドはルーニーにボールが収まるとそれなりの攻撃の形が作れるわけで、そんなシーンが後半になるとかなり増えたように記憶しております。この試合のルーニーはすばらしかった。ミドルシュートにポストプレイにオフザボールの秀逸な動きと、守備と、どれをとってもすばらしい感じ。中でもルーニーのミドルと、彼のポストからユナイテッドの中盤の誰かのミドルという「遠目からでもシュートという形」がチェルシー的には脅威でした。カルバーリョらの体を張ってシュートブロックする「しぶとい守備」はすばらしかったけど、ちょっと簡単に打たれすぎでした。つまりルーニーに簡単に前を向かれたり、彼に「楔のパス」を通されたのは反省点かなと。その前の段階で、もっと対処すべきでした。もちろん「裏を取られる」シーンはほとんどなかったですし、「最後の最後は防ぐ守備」って命題は実行できたていたとは思いますが、ちょっと守備で後手後手になるシーンが目立ちました。もう少し「前からプレス」を執拗に狙う時間帯があってもよかった気と思うんですよね。もちろんユナイテッドの攻撃陣がそれをケアしていたところはあると思うんだけど、チェルシー的には「前からプレス」→(ダメなら)→「引いてゾーン」という流れがなく、それによって試合全体の攻守のリズムが悪くなってしまうところがあると思うんですよね。まぁ、相手が強いからそれが難しいんでしょうし、それができれば、そもそもこんなに苦戦しないんでしょうけど。

■ユナイテッドはゼロトップ?

ちなみに、この試合のユナイテッドのルーニーワントップって、いわば「ローマ・スパレッティ時代のゼロトップ」に近いように感じたのは私だけ? 単純にトッティ=ルーニーではないとは思いますが、ルーニーのオフザボールの動きとポストプレイはすばらしかったですし、生粋のFW的な選手がいなかったところが、なんとなくそう感じました。ただ、いい時のゼロップローマとこの日のユナイテッドの大きな違いは、「縦のポジションチェンジ」があまりなかったことでしょう。もしユナイテッドが中盤の選手がローマ中盤のペロッタの如く前へ飛び出して、ルーニーとの「縦のポジションチェンジ」を駆使した攻撃を仕掛けていたら、チェルシーの守備はやばかった気がするんです。もちろん、それに対してはエシアンがきちちんとケアしていたとは思うし、カルバーリョ&テリーらの状況判断能力があれば大丈夫だったと信じたいですが。

■バルセロナ戦を思い出すような…

というわけで話は試合に戻りますが、前半に比べ攻撃の形ができなくなった感のあったチェルシーでしたが、セットプレイから待望のゴールが生まれることになります(って、よく覚えてないけど、後半もそれなりに攻撃の形はありましたっけ? ドログバが痛んだシーンくらいしか記憶がない)。決めたのはテリー。ランパードの後方からのクロスに、頭で合わせて決めてくれました。やっぱ、こういうガチンコ試合ではセットプレイが肝になるわけですが、「やられるほう」でなく「やるほう」になれたのは幸いでしたね。ドログバのポジションが怪しかったけど、それを含めて、なんとなくモウリーニョ時代のCLバルサ戦を彷彿させてくれるような”きわどいゴール”だった気もしました。ファーガソンは審判批判しているみたいだけど、このゴールは言わば「ファーガソンタイムの派生」みたいなものだと思うんで、そこまで批判するようなものではない気もします。もちろんチェルシーファンならではの戯言ではありますがね。

この1点で勝負ありでした。ユナイテッドはその後、オーエンと誰か若手を投入しますが、正直あまり怖くもなく、チェルシーが虎の子の1点を守りきって試合終了。最後にアンチェロッティがCBアレックスを投入するなど、きちんと守備固めを敢行して「ユナイテッドを完封」できたのもすばらしかった。昨年2月くらいまでのチェルシーとの大きな違いはここですかね。まぁ、昨年と比べるなら、単純にロナウドが抜けたユナイテッドの攻撃力ダウンに助かられたのが現実と考えるほうが正しいのかもしれませんが。

■まとめ:「4−3−1−2」以外もほしいかも

うーん。やっぱ「4−3−1−2」対策されると厳しいよなぁ。まぁ、たとえ対策されても、こちらの守備が破綻せずに「お互いの長所の消し合い」に持ち込めれば、しれはそれでOKなのかもしれませんが。ただ正直、後半途中「こりゃ、引き分けがいいところかな」と思って見ておりました。やっぱ「4−3−1−2」が封じられたときに、そこから脱出できる「4−3−1−2]以外のフォーメーションのオプションが必要な気がするんだよなぁ。まぁアネルカがウイング的なポジショニング&仕掛けをしているので、そういうときは「4−3−3」的にはなるんですが、もっと明確に「システムやフォーメーションを攻略された場合」の対処法はあったほうがいいと思うんですけどね。もちろん、1つのフォーメーションで研究されても耐えるサッカーというのもありだとは思いますが、この試合の戦いぶりを見て、ちょっと心配になってしまいました。まぁ何にせよ、この試合は勝ててよかった。

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内 容 ニックネーム/日時
おはようございます(@^−^@)
総合力(@^−^@)ですね(@^−^@)
総合力(@^−^@)は大切です。(@^−...
2009/11/20 14:45
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