doroguba*footballcolumn*

アクセスカウンタ

zoom RSS プレミアリーグ「ウエスト・ハム対チェルシー」超雑感  アンチェロッティの問題点を考えてみた

<<   作成日時 : 2009/12/21 21:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 8

■どうしても勝ちたいとは思ってない?

何度も書くが、今のチームからは劣勢のとき(引き分けになってしまいそうなとき)に「どうしても勝ちたい」という姿勢が見られないのが見ていてイライラするし、そこが非常に物足りないところなんだ。たとえ負けたとしても「死力を尽くして戦った」ことが伝われば、私的にはそれなりに満足できるんだけど、そういう姿勢がまったく伝わってこないんだなぁ。少なくとも、ここ数試合のチェルシーの戦いぶりからはまったく伝わってこないのだよ。それは、さすがのキミでもわかるよね、ワトソン君。で、問題は、その原因だ。キミはそれについて、どう考える? 私が思うに、それができない=伝わってこないのは、選手の問題はもちろん、それよりも監督の采配の問題が大きいのではないかと考えている。つまり、パワープレイや攻撃的な布陣で戦う「約束事」がチームにないのが問題であると言いたいのだ。約束事という言葉を使うとチープだが、まぁそんな類のことだ。たとえばモウリーニョ監督時代は「3バック」(5バックでなく正真正銘の3バック)にしてリスクを冒して戦ったり、パワープレイ用のフォーメーションを駆使して最後まで「勝利を目指して」戦っていたのはキミも知っているだろう。残念ながら、アンチェロッティにはそういう姿勢や策がないのが、今のチェルシーの問題であると思うし、私的にはそれが非常に不満なのだ。まぁ確かに、モウリーニョがやっていた、DFフートをFW位置に配してのパワープレイを「あまり効果なし」と馬鹿にしていたときもあったさ。確かに効果なかったしね(笑)。でも、たとえ、そんな策が項を奏しての逆転勝利というのはなかったとしても、現状のアンチェロッティの「何もしないで打つ手なし」の状態と比べればはるかにマシさ。少なくとも、何もしないよりも何かするほうが可能性があるし、希望がある。見ているファンにとってはもちろん、プレイしている選手達にとってもそうだろう。たぶんね。

■無駄な抵抗?

それにしても、アンチェロッティ監督は、なんで、そんなパワープレイ程度の「無駄な抵抗」をしないのだろうね。本当に無駄だと思っているからか? つまり、パワープレイするよりも「最後までボールをつないで攻める」ほうが、ゴールが生まれる確率が高いと思っているから、それをやらないということか。アンチェロッティ監督の経験則からそのようなやり方を採用しているのかもしれないが、現状、残念ながらその正攻法がうまくいっているとはまったく思えないよね。逆に相手のチームに押し込まれて、守備でアップアップしながら「かろうじて勝ち点1ゲット」で終わることのほうが多いように見えるのは、気のせいだろうか。私には、そんな正攻法がかえって逆効果となっているようにしか見えないんだがね。

■チェルシーにも問題はあったけど…

正直に言うと、ウエスト・ハムには楽勝だと思っていた。だってウエスト・ハムは攻撃陣ではFWのエースであるカールトン・コールはいないし、DFもそれほど良いと思えなかったからね。特に守備陣は「GKと最終ラインの間のスペース」が弱点であると思っていたし、そこをシンプルに攻略できれば何の問題もないだろうと思っていた。サイドを攻略するのが理想だが、たとえそれができなくても、早めのアーリークロスを何本か放り込めれば「1〜2点くらい」は楽勝だと思っていた。キミもそう思っていただろ? で、残念ながら、そういう攻撃がほとんどできなかった。アネルカがいなかったり、ジョーコールやカルーがまったく精彩なかったのは誤算だった。それにアンカーに不慣れなバラックを起用したのも完全に裏目だった。つまり、チェルシーに問題があったのは確かだと思うんだけど、ただ問題はそれだけでなくウエスト・ハム守備陣がしっかりとチェルシー対策を練ってきたのみ手こずったところもあったと思っている。ただ、個人的には、たとえウエスト・ハムに「チェルシー対策」されたとしても、それを逆手に取るくらいの幅広い戦術が、あれば何の問題もなく勝ち点3を取れていたと思っているんだけどね。簡単にとは言い過ぎかもしれないけど、たとえ苦しみながらでも勝ち点3は十分に取れていたと思うんだ。幅広い戦術で戦えていたらね。でも、残念ながら今のチェルシーには、そんな「幅広い戦術」がないだよ。そこが1番の問題だと思うんだ。その問題は、昨年のスコラーリ監督の時も同様だった。つまり、かなりやばいということだ。

■チェルシーの弱点は明白

「後半の45分は、ドローにするためにしっかりやれた。前半は私たちの強さが見せられず、中盤でうまくボールがつながらなかったね。ウェスト・ハムのプレスは厳しかった」
「どのチームも2、3日おきにプレーする時期というのは問題が起こるものだ。そういった状況でフィットネスと集中を持続するのは難しいよ」http://news.livedoor.com/article/detail/4514364/

私にはウエスト・ハムのプレスがそれほど厳しいようには思えなかったけど、「プレスに弱い」が今のチェルシーの弱点であるのは明白。それは、これまでこのブログで何度も指摘してきました。で、残念ながら、今のチェルシーには、それが弱点とわかっていても修正する術がないんだよね。正確に言うと、ある条件が揃えば「修正できる」けど、それがないときはお手上げということだと思うんだ。

ここで言う、ある条件とは選手のパフォーマンスのことさ。あたり前だけど、選手のコンディションなどがよければ、「プレスに弱い」という弱点を「個の力」で克服できてしまうんだ。ここでいう選手のコンディションには「主力選手が怪我してないベストメンバーで戦う」ことも含まれるのかな。で、アンチェロッティ的には、そんな「些細な戦術の欠点があろうとも、選手のパフォーマンスがよければ克服できるはず」という考えが現状すべてで、それしか弱点修正のやり方は持ち合わせてないんだろう。まぁ、あくまで私の想像の域をでないけど。で、確かに、そのアンチェロッティの「選手のパフォーマンスがすべてを凌駕する」という考えは強ち間違いではない。チェルシーの選手はそれなりのクオリティがあると思うし、そのクオリティある選手がそれなりのパフォーマンスや連携を見せれば、相手がどんな対策を打ってこようとも、それなりの戦いができるのは間違いないんだろう。それはその考えでいいんだけど、問題なのは、じゃ「選手のパフォーマンス」が悪いときはどうするってことなんだ。選手のパフォーマンスは残念ながら、必ずしも“常に良い”とは限らない。試合数が多い現代サッカーでは、それは避けられない問題だ。ただ、試合数が多いと文句を言っても始まらないし、すべてのクラブはその問題を克服して戦わなくてはならない。特にリーグ優勝を目指すチームなら、その問題を克服することは絶対に必要だろう。ターンオーバー制を駆使するのもその対策の1つだろうが、私はそれ以上に大切だと思うのは「選手のパフォーマンスが万全でない」ときでも、それなりの戦い方で「勝ち点3」をゲットできる術を持つことであると思っている。つまり「内容が悪くても結果を出せる」サッカーができるかどうかが重要であると言うことだ。そんなの言うのは簡単だけど、現実的な問題として不可能と指摘する人もいることだろう。確かに簡単ではないかもしれないが、チェルシーレベルのチームなら、たとえ内容が悪くても勝ち点3取るサッカーをするのは不可能でないと思うし、逆に言うと、そんな結果重視のサッカーの戦術を採用できるクオリティを持った選手が揃っているから、そうすべきだと言いたいわけだ。

■ベストでないときにどうするか?

つまり「相手プレスが厳しかったから、いつものサッカーができずに負けた」というのは普通のクラブの発想。優勝を目指すチームはそうではなく「相手のプレスが厳しいから、いつもサッカーはできなかった。それでもいつもと違うサッカーを交えて戦い、内容はよくないけど結果を出した」というのが理想であると言いたいわけだ。同様に「フィットネスと集中を持続するのは難しいから負けた」という言い訳も並みのクラブの発想。優勝目指すクラブなら、そうではなく「フィットネスと集中を持続するのは難しかったけど、それでも勝てるサッカーを模索して結果を出した」というやり方で戦い、それを実現すべきなのである。すべての試合をベストパフォーマンスで戦うのは不可能だし、そんなのは誰も期待してない。ベストでないときに、それでも「策」を凝らして勝ち点3をとるようにがんばるのが大切だと言いたいわけだ。それができない監督が率いるチームは、リーグ優勝を実現するのは難しいと思っている。もちろん、運も必要だし、運だけで優勝できてしまうこともあるのかもしれないけどね。

■セリエAとプレミアの違い?

ちなみに、プレミアリーグとセリエAの両方を経験してモウリーニョが、興味深いコメントをしていた。これも、今のアンチェロッティの采配を考える上で参考にすべきことだろう。

一方、前任者のロベルト・マンチーニ監督がマンチェスター・シティの指揮官に就任したことについて、モウリーニョ監督は「イングランドのサッカーは彼がずっと過ごしてきたそれと完全に異なるものだ。彼にとって忘れられない経験になるだろう。マンチーニは優秀な指揮官で、大金を費やす会長もいる。彼がイングランドでハッピーにならないはずがないと思うね」と語った。http://news.livedoor.com/article/detail/4515308/

「ポゼッションはあたりまえ」で、そこから先だけのことを考えて生まれたのが「ピルロシステム」だとするなら、アンチョロッティは今まさにイングランドとセリエAの違いに苦しんでいるのかもしれない。それこそが、アンチェロッティ・チェルシーの「勝てない時期」の原因なのか? もしそうなら、それは納得できる反面、その「違いに苦しむ時期」がいつまで続くのか、ちょっと心配だと思うのは私が小心者で忍耐強くないから? 個人的には「ポゼッションは当たり前」という発想の放棄から始めてもらいたい。ヒディンクやモウリーニョの域までは期待してはないけど、少なくとも「戦術の幅」を持つことは必要だと思う。それを期待しつつの、年内の残り2試合。もし年内の残り2試合トータルの勝ち点が「勝ち点3以下」だったなら(つまり0勝)、残念ながら私は昨年のスコラーリと同様に「監督交代」もありえる気がしている。もちろんそんな低調な結果で終わることはないと思うし、もし万が一にそうなったとしても、さすがにアブラモビッチはそこまで気が短くはないのかもしれないけど。まぁ、たとえ勝ち点を積み重ねることができてなくても「首位」さえキープできていれば問題ないんでしょう。絶対評価でなく、相対評価がポイントです。 
人気ブログランキングへ
↑面白かったら、クリック願います。

この曲、ジョン・テイラーのベースがめちゃカッコイイのは言うまでもないんだけど。この動画みるとロジャー・テイラーのドラムもうまい&カッコイイ&すばらしいなぁ。
まじでリズム隊がすばらしい。そりゃ、このフィーゴ似のおっさんもベースラインをコピーするわ。
Duran Duran - Rio



今こそ、小沢健二とデ・ラ・ソウルの歴史的関連性
について考えるべきだと思うんだけど、それを考える上では、
やはり荏開津広という人物の存在と表参道という場所抜きに
しては語れないのかもしれない。
De La Soul "Saturdays"
ローラースケートに乗りたいな。ニューヨークで。
小沢健二 - ローラースケート・パーク / 向日葵はゆれるまま

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんな試合の後でのんきにいいクリスマスがおくれるとかいってる監督の緊張感のなさが選手にも十分伝わってるんじゃないでしょうか?まー別にガチでいかなくてもねー?みたいな。
いいプレイが出来なくてもあまり悔しくない?慣れちゃった?どうでもいい?そんな風に見えてムカムカしています。選手の信頼が篤い監督って言われてるらしいけど、単に選手に甘いからなんじゃん?
ならばサポーターがもっとブーイングしないと。

アンチェロッティとスコラーリは同一人物だと思っています。
paulosenior
2009/12/22 22:20
>pauloseniorさんへ
コメントありがとうございます。こんな批判的なエントリー立ち上げなんですが、まぁまぁ、もうちょい様子を見てみませんか?不満なところはありますが、奇跡的にまだ首位ですし。そういう運も大切だとは思いますので。少なくとも、あと2試合は様子を見てみましょう。って2試合で判断は厳しすぎ?
doroguba
2009/12/23 01:13
doroguba さん、コメントありがとうございます。
了解しました。あと2試合、様子を見てみます。
バーミンガム戦フラム戦、どちらも厳しい相手ですね。CHELSEA相手にどう対処すればいいかが各チームに浸透しているような気がします。
それをいい意味で裏切るような「姿勢」を見せてくれるように期待します。
結果よりもね。
paulosenior
2009/12/24 08:58
>pauloseniorさんへ
コメントありがとうございます。「姿勢」に注目したいですし、確かに”そこ”に期待したいです。楽しみです。
doroguba
2009/12/24 22:45
あともう1試合、でしたね?
paulosenior
2009/12/27 00:05
>pauloseniorさんへ
コメントありがとうございます。バーミンガム戦は残念でしたね。姿勢を含めて。フラム戦は選手が奮起してくれると信じてます。選手が奮起するとね(笑)。
doroguba
2009/12/27 13:56
コメント遅くなりました。
フラム戦、まー一応結果が出たので引き続き「姿勢」様子見です。
特に選手交代、その選択とタイミングでしょうか。

今年も楽しみにしています。よろしくお願いします。
paulosenior
2010/01/08 12:00
>pauloseniorさんへ
コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。何はともあれチェルシーの勝利を楽しみたいですよね。チェルシーがこれからも応援できるチームであり続けることを祈りながら、応援しましょう(笑)。
doroguba
2010/01/09 00:48
プレミアリーグ「ウエスト・ハム対チェルシー」超雑感  アンチェロッティの問題点を考えてみた doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる