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zoom RSS 映画「グラン・トリノ」感想と、FAカップ(というかシティ)について雑感

<<   作成日時 : 2010/01/05 22:13   >>

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■映画「グラン・トリノ」感想

本日は、正月に見た映画(DVD)の簡単な感想文から。

ストーリー
妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。彼には手本となる父親がいない。二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー<グラン・トリノ>を、タオが盗もうとするまでは――。
ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは――?http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=9443

恥ずかしながら、クリント・イーストウッド監督の作品は「ハートブレイク・リッジ」「スペース・カウボーイ」くらいしか見てないのですが、本作もそれらの作品と同じくらいおもしかった。上で引用したストーリー紹介のように、基本は「かっこいいアメ車と、元軍人の頑固なジジイと、隣に住むアジア系移民の少年タオの物語」なんだけど、個人的にはその中に「朝鮮戦争とアメリカ」というテーマが垣間見えるところが非常に興味深かったですね。というか、そちらのほうがメインテーマのように感じたのは邪道?

クリント・イーストウッドが演じる頑固ジジイ・ウォルトは朝鮮戦争従軍経験があって、そこで人を殺したことが人生のトラウマになっているわけですが、その“戦争後遺症の決着の付け方”こそが本作「グラン・トリノ」のメインテーマであり、個人的にはオリバーストーン監督の「7月4日に生まれて」的な戦争の後遺症を描いた作品のように感じた次第です。ベトナム戦争と朝鮮戦争では、まったく違うとは思いますが。

さて、ストーリー紹介では「(隣に住むアジア系移民の少年)タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる」と書かれていますが、実際に映画を見ると、その愚かな争いに油を注いだのはアジア系移民のタオ本人というよりも、アメリカ人の隣人であるクリント・イーストウッドが演じる頑固ジジイ・ウォルトの「第3者的な正義感」となっております。アメリカ人のウォルトが、親切心から隣人であり息子のようなアジア民族タオたちを手助けしたことにより、結果としてタオたち民族の争いがさらに大きく泥沼化してしまうんですが、そんな「アジア民族(?)争いに介入するアメリカ人」という構図が、まるで「朝鮮戦争とそれに介入するアメリカ(&旧ソ連)の縮図」という感じにも見えるのが、この映画の1つのポイントかなと。

そしてストーリー紹介の最後に「彼(タオ)の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは」と書かれていますが、それは単に「タオの未来を守るため」や「タオたちの復讐のため」だけの決着方法ではなかったように見えました。ウォルトはタオたちの復讐のためだけでなく、自らの「朝鮮戦争のトラウマ」に決着をつけるために、最後の戦いに向かったんだと思うんです。「朝鮮戦争」で「子供を殺した」ことがトラウマとなっているウォルトにとって、その決着の付けどころが、「アジア民族」の「子供達の争い」となるのは、ちょっとした運命のめぐり合わせらだったみたいな感じ? つまり「朝鮮戦争でアメリカ人のウォルトが戦争とはいえ子供を殺してしまったという罪」は、晩年、近所の「朝鮮ではないけど、同じくアジア系民族紛争をうまく解決させること」によって償うみたいな。安直かもしれませんが、これがこの映画を見終わったときに感じた感想。

というわけで、この映画見てない人には、さっぱり意味がわかりないかもしれませんが、なんとなく思うところを書いてみました。スパイクリー監督の映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」は単純にアメリカの民族問題や人種差別を描いていてそれはそれでおもしろいんだけど、この映画はそれとちょっと違って「他民族問題に介入する白人」というもの描いているところが単純におもしろかったかなと。合わせて「グラン・トリノ=アメ車=強いアメリカの象徴」的な演出方法もすばらしかったし、何より老人をかっこよく描く演出が素晴らしい。これは「スペース・カウボーイ」でも感じたんだけど、クリント・イーストウッドはジジイをかっこよく見せるのが、ほんと天才的にすばらしいんですよね。で、そんなかっこいいジジイを主役にした、良質な「アメリカン・ニューシネマ」を作っているところがクリント・イーストウッド監督のすばらしいところなんでしょう。ちなみに朝鮮戦争とアメリカ(&旧ソ連)の関係については詳しくないんで、適当に考えているところもありますんで、そこはご了承を。

■FAカップについて

FAカップ。テレビ放送なしだったので詳細はわかりませんが、チェルシーは見事にワトフォードに勝ったようで何よりです。スターリッジがゴール上げたみたいですし、まぁよかったなぁと。次もプレミアリーグ以外のチームと対戦みたいですが、ユナイテッドみたいな間違いを冒さずに確実に勝利してもらいたい。

で、テレビでは「ボロ対シティ」戦をちょろっと見たんですが、久しぶりにマンチーニとストラカンの勇姿が拝めたのが嬉しかった。まぁ、マンチーニに関してはこれからイヤというほど見ることになるんだろうけど(笑)、シティのベンチでの姿もインテル時代と変わらずかっこいいなぁと実感。シティはこの試合のメンバーが控え中心だったので、サッカーの内容がどれくらい変わったかどうかは不明な点は多いのですが、この試合でやっていたような「4−4−2」を基本とした、守備では高い位置からのプレス&攻撃ではポゼッションからの丁寧なパス回しという、オーソドックスなスタイルになるのか? とりあえずは7日のカーリングカップのマンチェスター・ダービーがマンチーニの試金石になるんですかね? ユナイテッドは若手中心のメンツでくるかもしれないけど、腐ってもダービーなわけで、いい試合を期待したいなと。

「選手はみんなマンチェスター・シティに来たがっているんだ。前途洋々なビッグクラブならばそれが当然のことだよ。パトリック・ヴィエラのことだけではなく、(同じくインテル所属の)イバン・コルドバやクリスティアン・キヴの話も出ているね。みんないい選手だが、私にとって一番大事なのはマンチェスター・ユナイテッドとの試合だ。それ以外のことは、このダービーマッチが終わってからの話だよ」http://news.livedoor.com/article/detail/4532701/

さて、さっそくシティ補強のニュースが出ていますが、このタイミングでコルドバやキヴが来るんでしょうかね? 2月にCLでインテルと戦うチェルシー・ファンとしては、このような「インテルからの選手流失情報」は非常に気になるんだけど、マンチーニが言うほど「選手がシティに来たがっている」とは思えないんだけどなぁ。まぁ、マンチーニは普通にいい監督だと思うし、シティの資金力も魅力的だとは思いますが…。

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