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zoom RSS プレミアリ−グ「チェルシー対アストン・ビラ」超雑感  大量点を取れた要因はいったい何?

<<   作成日時 : 2010/03/29 21:51   >>

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やったー! 大勝です。完勝です。正直、こうなることは、まったく予想しておりませんでした。うれしい誤算だ〜! というわけで予想外の大勝となりましたが、チェルシーがこんなに大量点を取れた要因はいったい何だったのか。ここではその要因について思うところを、3つ挙げてみたいと思います。

1:サイドバックの攻撃参加がよかった

前回のポーツマス戦の時は「サイド攻撃がイマイチ。そこが今後心配だ」と苦言を書かせていただきましたが、この試合そんな心配は杞憂という感じで、左サイドを中心としたサイド攻撃が見事に機能しておりました。ずばり、それがチェルシーの大量得点につながった第一の要因でしょう。特筆すべきはサイドバックの攻撃参加。左サイドバックのジルコフが見事な攻撃参加を見せ、なんと2度もペナルティエリア内で倒されてPKをゲットするんですが、そのプレイがこの試合を象徴していたように感じました。

何より「オフ・ザ・ボール」の動きが素晴らしかったことがポイントなんでしょう。サイドバックの攻撃参加と言えばタッチライン際のウイングの大外を回ることが多いと思うんですが、PKゲットシーンでのジルコフの動きはそうではなくて、サイドから中央へ向かっての“ナナメ走り“、つまりウイングの「外」を回るのでなく「内側」を通って、ペナルティエリア中央付近へ向かって動いたところが秀逸でした。まぁ、そんなナナメ走りは別に言うほど珍しい動きではないとは思いますが、この試合のアストン・ビラ守備陣の牙城を崩すに当たってはメチャメチャ効果的だったんですよね。

この試合アストン・ビラの守備はよくある「4−1−4ゾーンディフェンス」(または「4−4ゾーン」)という感じでしたが、そんなジルコフの「ナナメ走り」に対しては、うまく対処ができてなかったように見えました。通常、相手チームの「縦のポジションチェンジ」による攻撃参加に対しては「マンマーク的」に中盤や前線の選手が追尾して対処するのがセオリーだと思うんですが、この試合のアストン・ビラの守備はそれができてなかったんですよね。特にチェルシーのサイドバックの選手の「外から内に向かう、ナナメ走り」に対しては、誰もついていかない「フリー」状態。そりゃアストン・ビラの最終ラインの選手たちは防ぐのは難しかったと思いますよ。1回目のPKはアストン・ビラのCBコリンズがファウル、2回目の同じくCBのダンがファウルするわけですが、どちらもジルコフに対するケアが1歩遅く、対応が後手後手だったのが印象的でした。彼らCBの仕事はアネルカ、ジョーコール、ランパード、デコらチェルシーの前線の攻撃陣に対処することが基本だったと思うわけで、それ以外の未確認物体の進入(サイドバックの攻撃参加)に対しては対処しきれなかったということなんでしょう。正解は、やっぱ中盤のシドウェルやペトロフやアグボンラホールとかが、ジルコフの飛び出しに対して「マンマーク的に対応」することだったと思うんですが、それができずCBコリンズ&ダンにおんぶに抱っこしていたのはまずかったのではないかなと。

もっとも、そんなサイドバックの「ナナメ走り」による攻撃参加を防ぐのは簡単でないと思いますし、この試合のチェルシー攻撃陣がそんな「アストン・ビラの守備陣のゾ−ンディフェンス」をぶっ壊すような攻撃ができていたことのほうを評価すべきだとは思うんですが、アストン・ビラの守備陣にも問題があったのは確かなのかなと。

2:アネルカのワントップが機能した!

1月のアフリカネーションズ杯でドログバが不在だった時もそうでしたが、実は「アネルカのワントップの4−3−3」というのは、今のアンチェロッティ・チェルシーのサッカースタイルで考えると相性的には悪くないんですよね。というか、両サイドの高い位置にウイング的な選手を配置する、オランダ的な「4−3−3」とアンチェロッティサッカーの親和性があるとでも言いますか。もっと言えばオランダ的「4−3−3」というよりも、いわゆる「ゼロトップ」との親和性がある? そうなんです、今のアンチェロッティ・チェルシーって、実は「ゼロトップ」的なポジション流動的な布陣のほうが、攻撃の形で考えるとうまくいっている感じがするんですよね。

この試合の1点目が顕著でしたが、ワントップのアネルカが流れの中でサイドに流れてサイドで基点となってウイング(マルダ)と絡んで、その空いた中央のスペースに「逆サイドのウイング(ジョー・コール)」や「中盤(ランパード)」が走りこんで「擬似FW」としてポジション取るというという形からチャンスメイクしているシーンが多かったように思えました。正直、ドログバが前線にいる場合は、ここまでの流動的なサッカ−になってないと思うんです。もちろんドログバもいろいろと前線で動いていると思いますが、アネルカのワントップの方が言わば「ポジション流動的なポゼッションサッカー」という感じで、サイドや中盤の選手らとの連動的な攻撃は生まれる気がするんですよね。もちろん、そのゼロトップは万能ではないんでしょうし、相手のサッカースタイルとの相性や、チェルシーの「ボールポゼッション率」による影響もあるんでしょう。それに、ドログバを前線に配置する布陣がダメというわけではないですし、こちらのコンディションとの兼ね合いもあるのかな? まぁドログバやアネルカを意図的にスタメンから外すというのは難しいとは思いますが、前節ポーツマス戦とこのアストンビラ戦のチームの出来を単純に考えると、必ずしも「ドログバ&アネルカの同時起用」がすべてというわけではとも言えるのかもしれません。

3:デコにゲームメイクとランパードの飛び出しという「組み合わせ」

後半3点目のマルダのゴールシーンで印象的だったのが、デコのパスセンスのすばらしさ。中央で1人交わして、左サイドバックのジルコフへスルーパスしてチャンスメイクするんですが、あのパスはマジで見事でした。ジルコフの足元にパスを出すんでなく、「相手サイドバックの裏のスペース」へボールを出しジルコフを走らせることで攻撃に流動性をもたらしていたのは見事でした。で、その結果、相手守備陣が後手後手になり、ゴール前でマルダがフリーになってゴールが生まれるわけですが、要はあのデコの1つのスルーパスがビラの守備組織を崩したんですよね。バラックやランパードも、そういう「スルーパス」はうまい選手なんですが、デコのセンスとテクニックはやっぱ一味違うかなと。おまけにランパードは2列目からゴール前に飛び込んで「フィニッシュで絡む」ほうが持ち味がでると思うんで、デコみたいなゲームメイク役とピッチで同居するほうが「得点力」はUPする気はするんですよね。もちろん、それも対戦相手によるんでしょう。デコは危険なパスミスをしてしまうこともあるし、フィジカル勝負されると厳しいところもあるのは事実なんで、そういう面から考えるとバラックの方がいいと言えるのかもしれないし。こちらもアネルカワントップ同様に、自分たちのコンディションや対戦相手によってランパード、バラック、デコを使い分けるのがいいとは思いますが、少なくもと「ランパード&デコ」という組み合わせは1つの組み合わせの形であるのは間違いところか? で、ここに現在怪我中のエシエンが加わると、またいろいろな可能性が増えるんだけどね。個人的にはランパード、バラック(デコ)、エシエンがやっぱ一番いいと思っているんですが、どうなんでしょう。

■まとめ

というわけで、チェルシー大勝の要因ということで「サイドバックの攻撃参加」「アネルカワントップ」「デコ&ランパードの組み合わせ」の3点を挙げさせていただきました。ここには書いてませんが、もちろんマルダの決定力も素晴らしかったことは言うまでもないことです。テリーとアレックスとチェフの守備も素晴らしかったし、まぁすべてが機能したからこそ大量点が生まれたということなんでしょう。
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