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zoom RSS プレミアリーグ「スパーズ対チェルシー」超雑感  この線路を降りたら、すべての…

<<   作成日時 : 2010/04/18 19:07   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 2

■今期のアンチェロッティ・チェルシーらしい負けっぷり?

ある意味、今期のアンチェロッティ・チェルシーらしい負けっぷりなんでしょうけど、それに対して我々ファンはどう折り合いをつければいいのだろうか。基、我々ファンでなくて、「私」個人の話です。正直、なんかもう「モウリーニョ時代の、あの勝者のメンタリーをカムバック」と叫ぶのはアホらしくなってきたというのが、この試合を見た感想。敗戦にイライラしている自分がいる一方で、なんかひどく冷静にこの敗戦を眺めている自分がいるんですよね。これじゃダメだという「革命家」的な思考と、まぁこんなもんだろうという「保守派」的な思考の2つが同居している、なんとも気持ち悪い感覚とでも言いますか。たかだか1敗だし、まぁ想定の範囲内の「負け数」でしょと思う反面、この優勝の掛かった大一番での「あの体たらく」はないでしょと思う自分がいるみたいな。

その感情は、チェルシーに対する情熱が失われつつある故のものなのか、それともチェルシーに対する情熱が今まで以上に芽生えている故のものなのかは、今現在、自分ではよくわからないんだけど、何となくチェルシーに対する理想と現実のギャップに対して、自分なりに何らかの答えを用意しなければならないときがきているのは確かなのかな。何をくだらないことで語っているんだと思う人もいるかもしれませんが、それもその通り。小沢健二が歌うように、なぐさめてしまわずに「この線路を降りる」ことも1つの選択肢なんでしょうけど、果たして、そこに何らかの「光」はあるのだろうか。まぁ、ファンなので線路を降りないのは間違いないと思うけど、このブログを「なぐさめのツール」として有効活用できる自信がないというか、したくないというか(笑)。まぁ別に、これまで同様「なぐさめない」で線路を進むというやり方もあるんでしょうし、それが一番性に合っているんですけどね。

■スパーズ戦の敗因は?

というわけで、試合を簡単に振り返ります。テリ−やフェレイラのミスを指摘するのはもちろんありなんでしょうが、それよりも私はチェルシーのゲームプランのお粗末さのほうを非難したい。なんというか、要は例のCLインテル戦の敗因と同じになってしまうんですが、改めてやっぱ「普段着のサッカー」だけではダメなのではないかと言いたいんですよね。なぐさめるよりも。

先日のレアルマドリー対バルセロナ戦のグラウディオラ采配に対して、スポナビのコラムで木村さんが以下のように書かれてましたが、果たしてこのスパーズ戦でチェルシーがそのようなサッカーをやっていたら結果は違っていたのではないでしょうか?

■「勝つためのプランニング」は必要か?

しかもグアルディオラには、プランB(D・アウベスが右サイドバック、プジョルが左サイドバック、マクスウェルが左FW)と、プランC(マクスウェルに代えイニエスタ投入)があった。プランA→プランB→プランCと尻上がりに、顔ぶれと並びが論理的になる点に注意してほしい。それぞれ、「カオス対策」、「敵の反撃対策」、「試合を安全に終わらせる」と狙いとミッションが違っており、これはそのままこの夜の試合展開にぴったりはまった。もしカオス状態で失点していれば、後半頭からプランCに切り替える手もあっただろう(早い段階からベストメンバーのプランCでなかったのは、イニエスタが100%の体調ではなかったからに違いない。後半、本人の独走シーンで本調子ならシュートに持ち込むところを、途中で足を止めメッシを探したシーンに、それがよく表れていた)。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/201004130007-spnavi_2.html

別にグラウディオラのまんま真似をする必要はないとは思うんですが、少なくとも対戦相手やミッションに応じた「戦い方」というのは、いくつか持つべきだと思うんです。木村さんは上でグラウディオラには「カオス対策」「敵の反撃対策」「試合を安全に終わらせる」という3つのプランがあるというふうに分析されていらっしゃいますが、それと同様な「勝つためのプランニング」を用意してスパーズと戦うべきだったのではないかと。たとえば「メンバー」は変えないでも、「メンタル」や「戦術」部分でいくつかプランを持つことはできたと思うんですが、そんなプランニングが見えないで何となく「いつも通りのサッカー」で戦っていたように見えたことが残念でした。で、そんな「いつも通りのサッカー」をやろうとしたら、スパーズにそれを阻止されて後手に回り、「どうしよう、僕たちのポゼッションサッカーができないよ」という焦りからスパーズにずるずると押し込まれて、不本意な形で失点。まぁあれは確かにミスジャッジだとは思いますが、私にはチェルシーの戦い方のマズさがそういう「不運」を呼んだようにも見えました。で、「自分たちのサッカー」ができないまま、前半終了間際にあの「ベイルたん(ハア、ハア)」に右サイドをチンチンにされてジ・エンド。まぁ、本当のジ・エンドは後半の「テリー退場劇」だったと思いますが、2失点目が生まれた背景にも、やはり「勝つためのプランニングの甘さ」があったと思うんで、そこは見ていて非常に残念だったなぁと。

■たかだか5試合と考えるか、されど5試合と考えるかって話?

というわけで、この試合の敗因はそんな「勝つためのプランニングの甘さ」にあったと思うんですが、ここぞという試合でそんなプランニングを感じられないことが、今期チェルシーが「ここ一番の決戦で星を落としている要因」の1つな気がするんですよね。って、ここ1番の決戦って、先のCLインテル戦と2試合と、昨日のスパ−ズ戦、あとシティとの2戦くらいの「たった5試合」くらいの話だったりするんですが(笑)。それを、たかだか5試合と考えるか、されど5試合と考えるかって話がまず最初にあるのかもしれません。で、これまでの私のチェルシー(モウリーニョ時代から継続した?)の感覚では、それは「されど」という認識でございましたので、ここではその感覚で話を進めさせていただいています。一応、補足で。

■もし「プランがあった」なら?

というわけで、「勝つためのプランニング」についてですが、まぁ、もしかしたらアンテロッティはそういう「プラン」を掲げてサッカーしているのかもしれません。正直、試合を見る限りそれはあまり感じないんですが、もし「プランあり」だとするなら、話は簡単。たぶん、その「プラン」はプレミアリーグやCLの強豪と戦う上ではちょっと甘いのかなと私には思えますので、もしプランがあったなら、それはもっと「しっかり」と考え直してもらいたい。上から目線で失礼しますが、もし「プランがあった」ならば、それを改善することでお願いしたいなと。

■「プラン」がなかったとしても!

で、続いて話は「プランがない」場合。これはもう、どうしようもないのかもしれません。アンチェロッティにはアンチェロッティのサッカー哲学があるんでしょうし、「ノープラン」だとしても、それはそれでありなんでしょうし、我々ファンは、それを見守るしか方法はない(ってプランありでも、見守るしか方法はないんだけどね)。そもそも「ノープラン」だって、それで結果を出せるのなら素晴らしいし、それでOKなんです。現に今、プレミアリーグでは首位ですし、FA杯は決勝まで進みました。つまりアンチェロッティは自身のやり方で、現状それなりの結果は出しています。これはすばらしいこと、評価すべきことです。ユナイテッドやアーセナルといったビック4との対戦でもきちんと結果を出していますし、これももちろん凄く評価できます。なので、アンチェロッティのやり方や采配を称えるべきところはたくさんあると思いますし、そこはきちんと評価すべきなんでしょう。それは、間違いない。で問題は、先ほど「たかが」と「されど」の話になるんですが、「たかが」って考えればこのままで全然OKなんですよね。つまりグラウディオラやモウリーニョみたいなプランがなくても、一応は結果出しているんだし、別にアンチェロッティはアンチェロッティのやり方でいいじゃんという考え方。それである程度の結果がだせるならさOKだろ。ここで言う結果とは、まぁシーズン終盤までタイトルレースに加わり続けることであり、いくつかタイトルを獲得すること?

リバプールとかレアルマドリーに比べれば贅沢な話かもしれませんよ(失礼、レアルマドリーは違うか)。つまり、たまに惨敗するくらいでオタオタすんなよ、って話。そんなのサッカーではよくある話ジャン。変に「プランニング」するだけがサッカーじゃないよ、プレイするのは選手だし、監督は関係ないよ(笑)。アンチェロッティはチェルシーに来てくれたんだし、文句ばっか言わないで応援しないと。それに、選手をもっと信じないと。で、たとえプランがなくて負けたときだって、別にそんな嘆く必要はない。「たかが1敗」ですよ。チームはよく戦いました。選手は一生懸命がんばってプレイしていました。そう、みんなでなぐさめ合えばいいんだよ。難しく考えるなよ。ただ、それだけさ。

■まとめ

というわけで、まとめますと、このスパーズ戦の敗戦をどう考えるかは、人それぞれだと思いますし、負けたことを深く考えることも、浅く考えるのも自由でしょう。要は考え方の問題だと思うんです。「たかが」と考えるのか「されど」と考えるのか。そもそも、現状100%勝てるサッカー戦術などありません。それは、たぶん間違いないと思うんですが、そこを「100%目指すことを前提」に考えるのか、それとも「100%は無理」と現実的に考えるという2つの考え方があっていいと思うんです。アブラモビッチ体制となって邁進してきたチェルシーですが、今期のアンチェロッティ体制となって、その部分を問われるステージになったように感じてます。まぁ実際にはグラントやスコラーリが就任した時も、そこを問われていたんでしょうが、少なくともその段階では「100%目指すこと前提」にチーム作りが進んでいたと勝手に思っていました。実際のところはわかりませんけど。

■偶然でもいいさ!

ちなみに最後に今期のアンチェロッティ・サッカーについての補足。先ほど「ユナイテッドやアーセナルとのビックマッチの勝利」を評価すると書きましたが、今改めてそれらのビックマッチでの勝因を振り返ると、たまたま「普段着のサッカーで勝てた」だけというか、もっと言うと怪我人などの諸事情で「なんとなくプランニング的な勝利ができただけ」だった気もしてたりします。厳しいこと言わせてもらえば。まぁ、たとえそれらの勝利が偶然の産物であったとして、偶然で「結果」が出せるなら、それはそれで素晴らしいこと。そういう要素も、けっして疎かにはできないと思うし、もちろん「すべてが偶然」であったとも思わないのも事実。たとえばイバノビッチの右SB抜擢。ボシングワの怪我というものがあったとはいえ、その代わりにイバノビッチを抜擢したことは単なる偶然だけの話とは言えないですからね。

というわけで何はともあれ、今シーズンもあとわずかです。「プランニングあり」だろうが「ノ−プラン」だろうが、大切なのは結果を出せるかどうかです。「偶然」であれ「必然」であれ、タイトルが取れれば結果オーライとしたいと思っています。なぜなら勝つためには、それなりの要素が必要だと思うから。

なんか、いろいろ書いていて落ち着いてきた。結局、このブログはチェルシーに対する私の気持ちの捌け口というだけなんでしょう。

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小沢健二が指摘する「ブログやトゥイターにおける“自分のイメージ管理”」の話は、改めて鋭いなぁと思う。まぁ、そんなことは、みんなわかっているんだろうけど、「線路に乗ったり」「線路に降りたり」することって、言うほど簡単ではないんですよね。まぁ簡単と言えば、そうかもしれないけど。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ
確かにCLインテル戦と似たような雰囲気はございました。チェルシーの良さを全く消されていたというか。
負けてしまったのは残念なうえに,ストーク戦にテリーの高さが無いのはちょっと辛いですね。デラップのスローイン怖いです。

ところで私はサッカー観て1年たつのにいまだに戦術的にサッカーを見れないダメダメな素人ファンなのですが,以前の記事の「サッカー素人にオススメのサッカーのTV観戦術」はひじょうに参考になりました。オフサイドの意味を何となくしか知らなかったので,これで理解を深めれました。
続きを楽しみにしております。
telaar
2010/04/19 00:08
>telaar
コメントありがとうございます。デラップのスローイン確かに怖いですが、アレックスとイバノちゃんが何とかしてくれることでしょう。「サッカー素人にオススメのサッカーのTV観戦術」のこと言及していいただきありがとうございます。その心遣いだけでもうれしいです。ありがとうございます。
doroguba
2010/04/20 00:10
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