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zoom RSS クラウチのロボットダンスとバートンのちょび髭  または、サッカーと軍隊と未来の関係

<<   作成日時 : 2010/08/18 23:46   >>

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■ユナイテッドの強さ

ベルバトフの先制ゴールまで見たけど、やっぱユナイテッドは強いなぁ。勝負どころをわかっている選手が多いというか、サッカーを熟知した選手が多いと言うか、要は勝負強いんですよね。チェルシーもそうだけど、主力選手というかチームの屋台骨がしっかりしているところが強さの秘訣なのかな。そういえばプレミアリーグハイライトでフラム監督に就任したマークヒューズが「昨年までのチームは守備がしっかりしているので、そこを生かす」みたいなこと言っていたけど、そういう継続性ってのは大切な気はします。もちろん「変える」ことによってチームが良くなることもあるんでしょうし、逆に変に継続したマンネリ化がチームを悪くすることもあるんでしょうけど、ユナイテッドは、その変化と継続性の両方のバランスが抜群なんですよね。まぁ、ベッカムやC.ロナウドなど「キーマン」が抜けた時はちょっとだけ弱体化する気もするけど、そんな弱体化したときでも十分に優勝戦線に加わっているのがファーガソンのすごいところなわけです。チェルシーもユナイテッドに負けずそういうチームであると思ってますが、アンチェロッティ・チェルシー2年目の今年は、まさにそんな継続性と変化の真価が問われる感じなのかもしれませんね。

■継続

で、継続という点ではニューカッスルもそうなのかな。開幕戦のメンツ見ると、一昨年前の降格時のメンツがけっこう残っているように見えたのですが、そこは強みではあるんでしょう。ちょっとFWが弱いような気もするけど、それなりにタレントは揃っているのでチェルシー的にも注意は必要かな。そういえばバートン選手は健在なんですね。ちょび髭がやばい雰囲気を演出していましたが、嫌いな選手でないのでまた見ることが出来てうれしい限り。もうカウンセリングとか受けてないのかな? 個人的にはこのバートンや、古くはサベージとかもそうですが、ある意味、個性的な選手が活躍できる土壌があることが、サッカーの世界では大切なことのような気がする次第です。

■スポーツと縦社会(規律?)や体罰の問題

そんなバートンと関連(?)して、こちらの古いニュースをピックアップ。

西武は22日、大久保博元2軍打撃コーチ(43)に不適切な行為があった疑いがあるため、22日付で職を解き、球団本部長付とする人事を発表した。ドラフト1位の雄星投手(19)ら複数の2軍選手への暴力行為などが原因とみられる。今後、球団は調査を進めるが、成績不振以外の理由によるシーズン中の解任は極めて異例。現在パ・リーグ首位を走るチームを揺るがす事態となった。http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/07/23/01.html

ちょっと古くなりましたがこちらの事件。詳細はよくわからないですが、この事件はバートン的な暴力そのものはもちろんのこと、それと合わせて「縦社会」とか「(古き)体育会ノリ」などの「習慣的・伝統的な思考&行為」も問題の背後にある気がしておりました。で、この事件を機に、ここでそんな「スポーツと縦社会(規律?)や体罰の問題」とかを考えてみようと思ったわけですが、例えば日本の学生スポーツ(部活動)における「先輩後輩の絶対関係」とか「体罰」みたいなのは、はたしていつ頃どうやって始まったのでしょうね。まぁ、「先輩後輩」と「体罰」は同じではないのかもしれないですけど、やっぱ軍隊とかを参考にしている部分があるんだろうか? 適当に書いてますが、例えば、ここにちょうど、そんな「軍隊とサッカー」に関するエピソードがあります。

北朝鮮代表に特徴的なのは「政治委員」の存在。試合前の講話、試合後の総括、さらには起床時間、食事時間、集合時間、着替え時間、風呂の時間まで監督が担当するトレーニング以外の全ての内容を管轄しているという。これほどの厳しい規律が守られるのも代表選手の半数以上が軍隊出身であるため。北朝鮮では通常のリーグより軍のリーグのほうがレベルが高く、中でも人民軍425隊が北朝鮮最強のチームとしての地位を保っている。(中略)「北朝鮮選手の強い精神力は中国の選手が及ぶところではない。彼らは常日頃から苦しい生活に耐えており、試合になれば誰よりも走ることができる。その差は疲労した時により鮮明なものになる」
http://news.livedoor.com/article/detail/4209644/

まぁ、ここで書かれている「政治委員」がデーブ大久保みたいに体罰していたのかわかりませんし、これはあまり暴力沙汰とは関係なのかもしれませんが、スポーツに軍隊的な「厳しい規律」や「管理」を持ち込むことのメリット的なことが書かれるのかな? で、たぶん、日本のスポーツ界における、いわゆる「体育会的」なノリもこれと似たような思考が底辺にあるような気がするんですよね。で、現実的に北朝鮮代表のような軍隊的なやり方ゆえの強さやメリットはあるんでしょうけど、ここで考えたいのは、はたしてサッカー選手を強化するには「それ」が欠かせないものなのか、またはその方法が一番適しているのかっていうことなんです。

つまり、スポーツするうえで、「軍隊的なやり方」や「体育会的なやり方」が、絶対的に必要なことなのだろうかってこと。プロの選手になるためには、そういう「軍隊的」「体育会的」な洗礼を受けることが必要なのか? もしくはそういう洗礼を受けてないと大成しないのか? というか、そもそも引用コメントにある「常日頃から苦しい生活に耐えており、試合になれば誰よりも走ることができる。その差は疲労した時により鮮明なものになる」という理論だけど、たとえばチェルシーのエシエンやランパード、レアルに入ったエジルなど運動量豊富な選手は日頃から苦しい生活をしているから誰よりも走れるのでしょうか? というか、スペイン代表は軍隊ですか? マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーの選手は軍隊出身の選手で固められているんですか? もちろん、北朝鮮の選手とヨーロッパや南米の選手を同じ視点で比較するのはナンセンスという意見もあるんでしょう。というか、私が知らないだけで、欧州や南米のスポーツ界にだって軍隊的な風習や体育会的なノリはあるのかもしれません。何にせよ、言いたいのは「厳しい規律」「軍隊」というのはあくまで1つの手法であって、それがすべてではないってこと。他にやり方はあると思うし、それで成功しているチームもたくさんあると思うんです。冒頭のデーブ大久保の事件に話を戻しますと、「暴力行為」があったとして、そのやり方が何故に「よかれ」と思ってデーブはやったのか? それ以外の方法は思いつかなかったのか? というか、そもそも単なるイジメなんですか?

ちなみにウィキペディアでジョーイ・バートンを調べると、彼は「自分のような落ちこぼれでも、やればできる、不良たちのお手本になりたい」的な発言をしているようです。で、そういう姿勢はすばらしいと思うし、そういうメッセージこそがサッカーやスポーツを育てると思うんですよ。少なくともスポーツを通じて軍隊に入れる喜びを伝えるよりは、いいと思うんですけどね。そうでもないですか?

■ダンス ダンス ダンス

クラウチが女の子のグループを喜ばせるために、いつものロボットダンスをやっているのを見たわ。その直後に私の友達が彼に私のことを紹介したの。http://news.livedoor.com/article/detail/4950999/

も、もしかして、「ロボットダンス・ナンパ」ですか? それはすごい武器だ! すばらしい。私も見たいと思うし、こりゃナンパ成功率高そうだなぁ。というかまじめな話、公共の場でそんなダンスを披露しちゃったらかなり目立つだろうし、タブロイド誌にネタを提供しているだけな気も(って、そこまでクラウチのことをパパラッチしない? している?)。まぁ、仕事とプライベートは分けて考えるべきだと思うし、プラベートでクラウチが何をしようが関係ないとは思うんだけど、世間はそれを許してはくれないのかな。個人的には、またピッチで見たいんだけどなクライチのロボットダンス。ぜひ、次の試合でそういうチャンスがあれば披露して欲しいです。ぜひ、ぜひ!

■シュスターとの違い

マドリーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は試合後の記者会見で、同日に獲得が決定したブレーメンMFメスト・エジルについて話した。ブレーメンにはフリートランスファーとなる前にエジルを売却したいという意図があったが、同監督は安い価格で獲得を実現できたことに満足気だ。マドリーがブレーメンに支払う移籍金は1500万ユーロと報じられている。
「彼は2011年でクラブとの契約が切れるはずだった。だからこそ、私たちは市場価格と比べ、とても安い価格で加入させられた。もし2〜4年契約が残っていたら、その価格は信じられないほど高かっただろう。彼を取り逃すことはできなかった。カカーが負傷している現在、カナレスとエジルは多くの貢献をしてくれるだろう」
http://news.livedoor.com/article/detail/4951957/

この話がほんとだとしたらマドリーはいい買い物したなぁ。まぁ、安いかどうかはこれからの活躍次第なんだろうけど、モウリーニョの元ならドイツ代表以上に輝く可能性はあるわけで。とりあえずは、モウリーニョが彼をどこで起用するのかお手並み拝見ですかね。今期のマドリーがどんなフォーメーションなのかわかりませんが、まぁたぶんトップ下かサイドの高い位置で起用することになるんでしょう。で、たぶん彼が献身的に動くことでC.ロナウドやFWの選手たちがより生きるようになるのかな? さすがにシュスター時代のチームみたいに「リスク冒しまくり」ってことにはならず、しっかりバランスは取るんでしょうが、オシム的な運動量豊富なスタイルに戦術チェンジする駒はそろった感じ? というわけで、私的なモウリーニョ・マドリーの今期の注目ポイントは「シュスター時代との違い」という感じになります。まぁCLまで見ませんけど。

■見せしめ?

一次リーグ最終戦(対南アフリカ)の出場を拒否したDFエリック・アビダル(バルセロナ)にはお咎めなし。一方でドメネク監督を罵倒し、ボイコットの原因を生んだFWニコラ・アネルカ(チェルシー)には、18試合の出場停止というきわめて厳しい処分が下った。アネルカは事実上、フランス代表から“追放”されたことになる。http://news.livedoor.com/article/detail/4951603/

まぁ、これも「軍隊的」な措置というか「見せしめ」ですよね。要はたとえ指揮官やそれを選んだ協会に非があろうとも「指揮官や協会には絶対服従」ってこと。状況がよくわからないので何とも言えないですが、ニュース読む限りでは少なくともアネルカは罵倒したけど「暴力」はやってないと思うわけで、「規律を乱した」ことが18試合停止となったわけでしょう。まぁ、組織ってのはそんなものだと思いますが、正直、この裁定は個人的には納得いきませんし、なんとなく恐怖政治的なやり方に見えるので気に入りませんね。

■「守備型サッカーをやめて攻撃的なパスサッカーへ」について

オランダ出身の指導者フース・ヒディンク監督や現在はスペインリーグで指揮を執るジョゼ・モウリーニョ監督に代表される、勝つ確率を高める戦術志向のサッカーを目指すべきだと思います。実現するにはまず、明確なビジョンを持つべきです。どうやって勝ちたいかを考える。守備固めのカウンター戦術はたしかに、日本人向きと言えるかもしれませんが、私は、優勝国のスペインが見せた攻撃的なパスサッカーに挑戦していくべきだと思います。http://www.j-cast.com/2010/08/16073047.html?p=2

最後に話題のこちらのインタビューですが、個人的には「優勝国のスペインが見せた攻撃的なパスサッカーに挑戦していくべき」という木崎さんの意見には同意です。なぜなら、そのほうが明るい未来があると思うから。ここで大切なのは、あくまで「挑戦」ってことだと思うんです。誰かがトルシエ→ジーコの二の舞とか書いていたみたいだけど、そんな単純なことではないと思うんですよね。まず大切なのは、木崎さんもおっしゃれている「明確なビジョン」です。「どうやって勝ちたいか」です。そこを目指しつつも「勝つ確率を高める戦術志向のサッカー」をしようと木崎さんはおっしゃっているんだと思います。サッカーは言うまでもなく相手チームがあるスポーツですから、自分たちのレベルと見比べて「勝つ確率を高める戦術志向のサッカー」をするというのが常套手段になるんでしょう。つまり、まず「守備固めのカウンター戦術ありき」ではないと言うことだと思うんです。確かに上の木崎さんのインタビューはそのあたりがわかりにくい&矛盾しているように読めるなぁと思うんですが、たぶん、そういうことかなと。えっ、岡田監督もそういうやり方だった? いや、いや、違うんじゃないかな。確かにW杯本戦では欧州のスタンダードサッカーの猿真似っぽかったけど、そこに至るまでの自称オリジナルサッカーには「明確なビジョン」はなかったように見えていました。まぁ、なんとなく岡ちゃんの頭にはあったのかもしれないけど、その具体的な設計図というか方針に「明確さ」はなかったと個人的に思っておりました。よくわからない理想郷を求めて、もがいていたみたいな感じとでも言いますか。もっと「明確なビジョン」を示せる監督のが個人的には好みですし、その方が「日本サッカー界の遠い未来」のためには絶対に財産になると思うんですよね。たまに、世界のスタンダードスタイルを目指したって、それが日本代表に合うかわからないとかいう意見を目にすることがありますが、確かにそれはあるのかもしれません。ただ、言いたいのは、「世界のスタンダード」は、誰かの頭のなかにある理想郷ではないんです。現場で実際に行われているものです。それはサッカーの長い歴史の積み重ねで構築されて、生まれてきたものでもあります。つまり「スタンダード」になった、経緯や薀蓄があるわけです。その経緯や薀蓄があってこその「明確なビジョン」であると思うし、それを抜きにしてのオリジナルは難しいと思います。何度も言いますが、大切なのは「明るい未来」を示すことであり、「スポーツを通じて軍隊に入れる喜びを伝える」ことではないと思うんです。確かに「継続」は必要ですが、今求められているのは「変化」ですよ。以上。
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ちなみに、こちらが大好きなクラウチの「ロボットダンス」です。イエーイ!
クラウチ ロボットダンス.wmv
Peter Crouch does the T-Mobile Dance
Peter Crouch's Robotic Dance

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 処分について、アネルカ本人は「笑い死にそうだ」ってことらしいですよ。「チームから追い出された6月19日で自分の代表でのキャリアは終わったんで、出場停止になぞ何の意味もない」、「処分は協会が自分たちのメンツを守るための単なる茶番」、「ブラン新監督が平穏に仕事をするために必要だったんだろう」と。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/8893705.stm
蹴球
2010/08/19 23:55
>蹴球さんへ
コメントどうもです。そのニュース読みましたよ。私も茶番だと思いますが、まぁそれでうまくいくならいいんじゃないですかね。何にせよアネルカにはチェルシーでコレまで以上にがんばってもらいたいところです。
doroguba
2010/08/23 23:39
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