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zoom RSS プレミアリーグ第2節「ウィガン対チェルシー」  高い最終ラインを攻略するには?

<<   作成日時 : 2010/08/23 23:35   >>

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最後は大差となったけど、簡単な試合ではなかったですね。特に前半はかなり厳しい戦いを強いられたわけですが、先制ゴールを取れたのが大きかった。というわけで、簡単に雑感を。

■スタメン

チェルシーのスタメンはGK・チェフ、DF右からイバノビッチ、アレックス、テリー、アシュリーコール、MFエシエン、ミケル、ランパード、トップ下アネルカ、マルダ、FWドログバの「4−3−2−1」。開幕戦からの変更は1箇所で、右サイドバックがフェレイラからイバノビッチに変更。対するウィガンは選手がよくわからないので省略。右にロダジェガ、GKがカークランドくらいは知っている。フォーメーションは4−3−3かな。

■ウィガンと言えば…

まず、マルチネス監督のウィガンと言えば「高い位置からのプレス」と「高い最終ライン」がトレードマーク。この試合もそれでした。昨年の同カードではその戦術に苦しめられたわけだけど、今回またしても同じ過ちを繰り返すことになります。まぁ、それはある意味、仕方がないと言えば仕方がない。だって「中盤でのポゼッション」が戦術の信条のアンチェロッティ・チェルシーですから、相手にガンガン高い位置からプレスされポゼッションを邪魔されるとやっぱ厳しいわけですよ。ある意味、それは「仕様」とも言えるのかもしれません。ただ、ここでポイントとなるのは「いつものチェルシーのポゼスサッカー」ができないなりにも、耐えて軽率なミスや失点をしないということ。前回はそれでしくじったんですが、今回はそれが出来たというのが成長の証なんでしょう。って、「出来た」というほど完璧にウィガンの攻撃を押さえていたわけではないんですけどね。

■チェルシーの守備でよかったところ

この試合のウィガンは右サイドのロダジェガへのロングボールを当てる攻めをしていて、そこで何度かやばいシーンがありました。病み上がりのせいかイバノビッチの対応がイマイチなところがあり、この右サイドで基点を作られたり、ドリブルで突破されたりしていたわけですが、それでもゴールを許さなかったことは、この試合のチェルシー的にはけっこう大きなポイントでしたね。アレックスのカバーリングをはじめ、エシエン、ミケル、そしてアネルカあたりも必死こいて守備していたのが功を奏したように見えましたが、もっと端的に言うと「ウィガンにミドルシュートをフリーで打たさなかったこと」と、「セットプレイでゾーンとマンマークの守備をしっかりできたこと」の2つが大きかったように思えました。特に「ミドルシュートをフリーで打たさなかった」守備はすばらしかった。CBアレックスを中心にシュートコースに体を張って守る「石崎君ブロックby翼君」をしっかりと行っていたのはよかったように思えました。まぁ、その前段階で防げるのならそれに越したことはないけど、守備で一番大切なのは「シュートを打たせない」ことであると思うので、そんな基本がしっかり出来ていたのは評価したいなと。もちろん、ウィガンにスコールズやジェラード、バートン(笑)みたいなミドルの名手がいなかったというのに助けられた面も多々あるわけですけどね。

■チェルシー攻撃陣の弱点?

さて、この試合のチェルシー攻撃陣。前半、先制ゴールが入るまではダメダメだったんですが、だいたいそのダメな理由はいつも一緒なんです。高い位置でプレスされ中盤でボールが持てず、そうなるとサイドチェンジができなくなって攻撃にためができない、で、次に中盤飛ばしてロングフィードを相手DF裏へ狙おうとすると、今度はFWがオフサイドトラップにかかりまくるという悪循環がそれ。

チェルシーが駄目なときの攻撃の形
高い位置でプレスされ中盤でボールが持てずサイドチェンジが×
FWがオフサイドトラップにかかりまくり

たぶんトルシエの「フラットスリー戦術」とかやられたらドツボにハマるんでしょうが、総じて「高い位置からのプレス&オフサイドトラップ」を苦手にしているんですよね。FWを囮とした、2列目からの飛び出しとかできればいいんですが、残念ながらその「2列目が飛び出せる形」が作れないんですわ。で、この試合もチェルシーもそんな感じで苦労するわけですが、ただ時間が経つに連れて相手のプレスが弱ってくればしめたもの。

相手のプレスが弱まり中盤で少しでもボールを持って、回せれば「後ろから飛び出せる攻撃大好きで運動量が豊富な選手」が生きてくるわけですよ。そう、正解。その選手とはズバリ左サイドバックのアシュリー・コール君です。チェルシーが中盤でボール回している間に、スルスルスルと後方からペナルティエリアに進入。で、相手チームからすると、そこになかなかマークがつけないんだよね。ドログバ、アネルカ、マルダ、ランパード、エシエンと攻撃時に注意しないといけない選手がたくさんいるんで、アシュリー・コールの「攻撃参加への対応」はどうしても後回しになっちゃうわけですよ。FWやウイングな選手が戻ってマークできればいいんでしょうが、現実的にそれを実行するのはなかなか難しいんでしょうし。

■アシュリー・コールという武器

というわけで先制ゴールは、そのアシュリー・コールの攻め上がりが基点となります。ウィガンの最終ラインがアシュリーコールに気がつかなかったのか、それとも気がついていたけどやられたのかわかりませんが、オフサイドトラップがうまくいかず、アシュリーコールが左サイドを抜け出して、ランパードへパス。で、ランパードのシュートはGKカークランドがうまくはじくんですが、マルダに詰められてゴール。

■後方からの飛び出し

この「アシュリーコール→ランパ−ド」の関係は開幕戦のWBA戦でもあって、それもゴールになったんですが、やっぱ「後方からの飛び出し」ってのは相手守備陣にとっては押さえにくいということなんでしょう。本来マークすべきFWのドログバやアネルカがその場にいなくなって中盤へ下がられ、代わりにSBのアシュリーコールやMFランパードが「FW的」に前線へ入ってこられると、相手の守備陣は戸惑ったり、一瞬マークがずれたりしちゃうわけです。これが、いわゆる「縦のポジションチェンジ」というやつで、相手のゾーンディフェンスを壊すのにはかなり有効なんですよね。特にアシュリー・コールはオフ・ザ・ボールの動きが鋭く大胆なんで、効果的面!

というわけで、まとめるとチェルシー攻撃陣は「高い位置からのプレス」と「オフサイドトラップ」は弱点だけど、アシュリー・コールが後方から攻め上がれるくらいのポゼッションができれば、それを打ち破ることも可能であるということ。まぁ、アシュリーのみならずイバノビッチやフェレイラもたまにそういうプレイはしてくれるし、エシエンなんかも同様なんだけど、一番、効果的なのは「アシュリー・コール」ってこと。

■高い最終ラインを攻略するには

というわけで、0−1で前半終了となり、話は後半へ。すぐに2点目が入るんですが、これが大きかった。ミケルのスルーパスからアネルカが「ウィガンの高い位置のプレス」をうまく掻い潜ってオフシドトラップにかからずに抜け出したことがポイントでした。ウィガンの中盤のプレスがイマイチとなっていたところもあるんでしょうけど、ミケルのパスもアネルカの裏への飛び出し&シュートも見事でした。特にアネルカのオフ・ザ・ボールの動きとシュートの精度はすばらしかったなぁ。「高い位置からのプレス」と「オフサイドトラップ」はこうやって攻略するんだという見本のようなゴールでしたが、こういう「形」が前半から出来るようになればチェルシーも弱点克服となるのかもしれません。もっと、こういう攻撃の形を磨いてもらいたいなぁ。

■裏さへ取れれば楽勝?

次いで3点目。今度はマルダが左サイドをロングボール一発で抜け出すんですが、ここでも「ウィガン守備陣の高い最終ラインの裏」をうまく抜け出せたのがポイントでした。まぁ、このときは既にウィガンの守備がぼろぼろになっていたところもありましたが、無理して「ボールポゼッション」に拘らないで、中盤省略して「裏へ」という攻撃がうまく機能していたところは特筆すべきことでしょう。「裏」へ抜けれれば、もうこちらのものなんですよね。マルダが余裕でセンタリングしてドログバが折り返してアネルカがこの日2点目。これで、この試合、決まりでした。

■ゴールショウ

この後、ドログバが個人技で最終ラインの「裏」へ抜け出し独走。最後はカルーにパスして4点目。終了間際には左サイドからのドログバのクロスにまたしてもカルー。今度は頭。留めは右サイドでフェレイラが裏を取って、サイドをえぐりセンタリング。ゴール正面でフリーのベナユンが合わせて移籍後初ゴールで6ゴール。終わってみれば開幕戦同様、大差での勝利となりました。

■まとめ

まぁ、相手が相手だから「勝って当たり前」という気もしないでもないですが、昨シーズン不覚をとったアウェイ・ウィガン戦できっちりと勝てたのは評価。何度も言いますが、前半苦しい時間帯にポカしなかった&忠実に守備したのがポイントだったんでしょう。で、アシュリー・コールという武器を機を見て的確に使用できたことも大きかった。あと後半の「高い最終ライン崩し」も言うことなし。開幕戦同様に大差の勝利となりましたが、個人的にはその攻撃力はもちろん、それよりも「2試合連続無失点」の守備のほうを誉めたいです。攻撃は水ものといいますし、大切なのはやっぱ守備ですよ。守備が安定していれば自ずと勝ち点は付いてくるものです。この調子でがんばってもらいたい。
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