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zoom RSS 「モウリーニョの涙」と秋春制

<<   作成日時 : 2010/08/11 23:38   >>

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■モウリーニョの涙


スカパーでサッカー番組を物色していたら、たまたま「UEFA Champions League Magazine(何話か忘れた)」がやっていたので、そのまま見る。インテルCL優勝の舞台裏みたいな内容だったんですが、決勝戦の試合後のモウリーニョ監督の行動をカメラで追っていて、それがかなり興味深かった。一通り挨拶を終えて、車で家族とともにスタジアムを後にするところまでカメラが追っていたんですが、急に車が止まって、モウリーニョだけが出てきて引き返してくるわけですよ。何をしにいくのかなと思って見ていたら、行き先は同じく帰路に着こうとしていたCBマテラッティ選手の元。たぶん試合後はドタバタしていて、きちんと挨拶できなかったんでしょうが、モウリーニョがマテラッティを見つけて抱擁しているんですよ。しかも、泣いている? まぁ、たぶん、こういうことなんでしょう。「マテラッティよ。試合に出れなくてもブーたれずに、力になってくれてありがとう。申し訳なかったが、優勝するためには君のような影の立役者的な存在が必要だったんだ。試合にはあまり出れないけど、チームを支える選手が。ありがとう」みたいな。全然、違っていたら申し訳ありませんが、個人的には勝手にそういうモウリーニョとマテラッティの抱擁シーンであったと思っている。たとえ違っていたとしても、そう思い込もうと決めた(笑)。というか、モウリーニョ・インテルにおいてマテラッティという存在は非常に重要だったと思っています。彼がいたからこそモウリーニョはインテルで成功できたと言っても過言ではない? って、それは言い過ぎか。

■カルバーリョさようなら

数シーズン前より移籍が噂されていたポルトガル人CBリカルド・カルバーリョがついにR・マドリーに移籍することとなった。ペペがふくらはぎの肉離れで3週間戦列を離れることになった直後に決まったカルバーリョ加入。これでガライ、アルビオルと共にCBのポジションは十分にカバーできそうだ。http://news.livedoor.com/article/detail/4939270/

カルバ−リョは現状のアンチェロッティ・チェルシーではテリー、アレックス、イバノビッチに次ぐ第4CB的な存在でしたから、この移籍はお互いにとってよかったんでしょう。ただ、個人的にはカルバーリョは好きな選手だったんで、けっこう残念。最近はちょいと個の守備力の衰えが見えつつもあるけど、基本的にはいい選手であることは間違いないよね。CBだけどボールはきちんと繋げるし、4バック→3バックとかにもフレキシブルに対応できる「頭」もあるし、カウンター攻撃時のオフ・ザ・ボールの追い越し走りとかもすばらしいしと、いわゆる攻守になんでもできる「トータルフットボール」向きのCBの選手と言えるんでしょう。で、本来ならそういうCBって「アンチェロッティの目指すスタイル」にぴったりの選手であるハズなんですが、実際はそうではなかったというのがサッカーのおもしろいところ。

まぁアンチェロッティ的には「CBに何よりも大切なのは個の守備力(と高さ)」ってことなんでしょう。実際、昨シーズンのCBとしてのアレックスの出来はすばらしいものがありましたし、イバノビッチのそうですが、アンチェロッティの採用する「ローライン・プレッシング守備」においては、最終ラインに「高さ」と「強さ」が備わっているということは大切なポイントであるわけで。で、昨年のカルバーリョはその点で物足りなかったというのもわかるんですよね。えっ、モウリーニョだって「ローライン」なのに、何でまたここでカルバーリョを獲得したかって? わかりませんが、たぶん今の白いチームではカルバーリョが必要だということなんでしょう。たぶん。

■ベニテスはうまくできるか?

「一つ確かなことは、ベニテスが私よりうまくやることは決してないということだ。可能性がないんだよ。もう一つ、間違いなく確実なのは、彼がもしもインターコンティネンタルカップ(クラブワールドカップ)に優勝したとしても、彼は私の13試合とは違い、たった2試合に勝っただけで優勝したということになる。つまり、私のインターコンティネンタルカップであって、彼のものではないんだよ」http://news.livedoor.com/article/detail/4934668/

これまた手厳しい意見で。モウリーニョは昔からベニテスを必要以上に意識していたところがあるから、その延長線的なコメントなのか? それとも自分の体験を元に「プレミア→セリエA」への適合は難しいから、ベニテスでも無理だってことなんだろうか。片野さんの『モウリーニョの流儀』とか読むとモウリーニョは「セリエAで勝つのはプレミアより難しい」的なことを言っているみたいなので、そういう意味での発言なんだと思うけど、はたしてどうなんでしょうね。個人的にはモウリーニョの意見と違ってベニテスはそれなりにインテルでもできると思っているんで、ぜひがんばってもらいたいところ。って、言うほど応援してないし、たぶん今期のインテルの試合はほとんど見ないとは思うけど。

■イングランド代表

「サポーターに大変申し訳なく思っている。彼らが我々のそばにいるために、お金や時間を費やしたことは分かっているよ。私は過ちを犯した。誰もが過ちを犯すものだ。だが、そこから我々はリスタートする。もっとうまくやりたいと思っているんだ。サポーターたちはそれに値するからね。残念ながら、W杯は望んでいたようにはいかなかった。原因? フィジカルコンディションと偶発的な出来事さ。(フランク・)ランパードのゴールが認められていれば、ドイツ戦は違うものになったと確信しているからね」
http://news.livedoor.com/article/detail/4938058/

カペッロのリベンジにはぜひ期待したいところですが、まずはあのお粗末だった守備の建て直しから着手してもらいたいところ。で、本来ならもっと守備でがんばれる中盤の選手を起用したいところですが、残念ながら適任者がいないんですよね。エバートンのフィル・ネビルとかどうかな? 年齢はあれだけど。私は無理して「若返り」を図る必要はないと思っているんですよ。もちろん、若手をどんどんテストすべきだとは思いますが、かといってベテランをすべて排除する必要があるとは思えない。前任のマクラーレン監督時代で失敗したことから考えても、あまりに急激な選手の入れ替えは効果的だとは思えないですよね。まぁ、そのあたりも含めてカペッロ監督の手腕に注目しましょう。試合は見れないけど。

■秋春制

小倉氏の言うように欧州中心で世界のサッカーが動いている以上、日程面や欧州のクラブがからむ移籍の面でヨーロッパのシーズンと合わせるメリットは大きい。日程で言えば、FIFAのスケジュールに合わせることで親善試合のマッチメークを含めて日本代表の強化策も立てやすくなる。移籍の面では、欧州市場の影響をJリーグはもろに受けており、シーズン中盤にクラブの主力選手が抜けてしまっているのが現状だ。
今夏も長友佑都や川島永嗣、内田篤人らが欧州に渡った。最近は欧州のシーズン開幕に合わせて6月を契約期限に設定する選手も増えている。こういった流れが加速していけば、リーグ終盤に向けた盛り上がりにも影響を及ぼしてくるとも考えられる。
http://number.bunshun.jp/articles/-/43242?page=2

別に「秋春制」にしたいならしてもいいけど、はたしてそのメリットが本当に享受されるのかについてはもう1度よく考えたほうがいいのではないだろうか? まず親善試合のマッチメークだけど、これは別にコレまでどおりでも「秋春」でも変わらないと思う。これまでだって基本はFIFAの国際Aマッチデーに合わせて試合を組んでいたわけで、それは別に「秋春制」に変えてたとしても同じですよね。国際Aマッチデー自体が変わるわけではないのですから。マッチメークに関しては単純に日本に呼ぶ場合は地理的な移動距離の問題がネックであり、もっと言えば日本代表のチームレベルの問題がネックなわけで、それを「秋春制」の問題にするのはナンセンスなのではないだろうか。

もう1つの選手の移籍についてだけど、これは仰せの通り現状では欧州の移籍市場が開いている期間とずれがあるので「リーグ終盤に向けた盛り上がりにも影響」する部分は確かにあるのかもしれない。ただ、ご存知のように欧州にも年が明けた1月に再び移籍市場が1ヵ月間だけ開くようにカレンダーが設計されていて、そこで上記のJリーグのチームのように主力選手を引き抜かれてしまう中堅チームだってあるわけで、現状のJリーグはそれと変わらない気がしないでもない。まぁ1月の移籍市場は8月の市場に比べるとそれほど大きなものではないのかもしれないし、比べるのがナンセンスなのかもしれないけど。

筆者の考えを言わせてもらえば、以前は、ファンや積雪地帯にあるクラブの意向を考えて、秋春制移行に反対の姿勢を取ってきた。しかし、南アフリカW杯でベスト16に躍進したことが、日本のサッカー熱やJリーグの盛り上がりにもつながっており、日本代表の強化はファンのためにもなることをあらためて痛感させられた。今回の岡田ジャパンが結果を残せたのも、本大会前にイングランドやコートジボワールなど一線級の相手と戦えたからである。AFCの日程が春秋制になっているためにAFC加盟国全体で変わっていく必要はあるものの、FIFAのスケジュールに合わせることで強い相手と戦える機会が増えるのは間違いない。http://number.bunshun.jp/articles/-/43242?page=3

ここでも「FIFAのスケジュールに合わせることで強い相手と戦える機会が増えるのは間違いない」と書かれてますが、それはあまり関係ないと思われます。「本大会前にイングランドやコートジボワールなど一線級の相手と戦えた」と書かれてますが、それが実現したのは何故か? 普通に考えれば「調整相手にちょうどいい」と思われていたからであり、戦った場所の問題もあるのでは? なので「日本代表の強化はファンのためにもなる」と考えるのはいいけど、だから「秋春制」というのはちょっと違う気がします。以上です。
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着々と動くジョゼ・モウリーニョ、 DF リカルド・カルバーリョを獲得!
ライバルのバルサにやられっぱなし、という感の強いレアル・マドリッド。 しかも同じ地元のアトレティコが先シーズン、ヨーロッパUEFAヨーロッパリーグで優勝。 ...続きを見る
日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF ...
2010/08/13 05:57

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
>FIFAのスケジュールに合わせることで強い相手と戦える機会が増えるのは間違いない。

これが本当ならば、日本と同じ春秋制を採用しているロシアや北欧の国ともっと試合をしていると思うのですが・・・。

強豪国との試合を増やしたいのならば、日本国内では無く、欧州や南米の相手のホームでの試合数を増やすしかないと思います。

なので、秋春制への移行の理由としては、ムリがあると思います。
デュース
2010/08/12 00:58
>>本大会前にイングランドやコートジボワールなど一線級の相手と戦えた

 そら、ワールドカップ直前でみんな一カ所に固まってたから、ってのが普通の結論だと思うんだけどw。
 いくら秋冬にしようが、UEFAの国々のリーグ戦は限界まで日程が詰まってる上に、それを縫って欧州選手権&W杯予選、国際親善試合を組んでるんだから、日本みたいな地理的に離れたところにむこうから出向いてくることは絶対にないと思う。
 同じように秋春にしたら、日本のスケジュールに今みたいな自由度はなくなるから、代表の遠征ために1ヶ月もリーグを中断させるなんてできなくなると思うけどなぁ。
蹴球
2010/08/12 01:22
 ジョゼとマテラッツィんの会話の内容は、マテ「インテルに残ってくれないか?このクラブほどあなたを愛しているクラブはない」ジョゼ「すまない。私は行かなければいけないんだ」だとマテ本人が明かしていますよ。
 それからインテルにおいては決してローラインプレッシングの守備ではありませんでした。もちろん相手によってはそうする時もありましたが。基本的にはラインは低くはありませんでした。そもそもルシオを獲得した理由はジョゼ曰く「ラインを高く保つ為にノッポのCBが欲しかった」からです。
mou
2010/08/13 00:19
>デュースさんへ
コメントありがとうございます。「欧州や南米の相手のホームでの試合数を増やすしかない」は同意です。ただ、そう思っている国はたくさんあると思うので、簡単ではないと思いますけどね。あとホームでの集金も必要だとは思いますし。
doroguba
2010/08/14 03:53
>蹴球さんへ
コメントありがとうございます。「欧州選手権&W杯予選、国際親善試合を組んでるんだから」は、ほんとその通りだと思いますし、やっぱ地理的な問題は大きいですよね。アジアで切磋琢磨するか、コンフェデなどの大会に出るというのがやっぱ王道なんでしょうか?
doruguba
2010/08/14 03:58
>mouさんへ
ご指摘どうも。「ラインを高く保つ為にノッポのCBが欲しかった」ってことは、カルバーリョとったマドリーでは低くするのかな?  
doroguba
2010/08/14 04:06
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