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zoom RSS プレミアリーグ「チェルシー対アーセナル」超雑感  フィジカルサッカーはアンチフットボールか?

<<   作成日時 : 2010/10/04 23:55   >>

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■キラーマシン×スーパーキラーマシン2×シャマフ=ドログバ

しかし、本当にドログバはアーセナル戦に強いなぁ。プレビューでは期待していると書きましたが、正直、もうそろそろ運も尽きる頃だろうと思っていたんですよ。さすがにゴールは無理だろうって。それが、まさかの先制ゴールですよ。本当に相性がいいんだろうなぁ。ということで、簡単に雑感を。

■ランパードの代役は?

まずチェルシー的に試合のポイントとなっていたランパードの代役ですが、やはりラミレスでした。単なるローテーションなのか、それとも「対アーセナル」という戦術的な理由なのか? わかりませんが、結論から言うとその起用法は正解だったと言えるのかもしれません。なぜなら、先制点はそのラミレスの献身的なプレイから生まれたものだったから。

■ラミレスようこそ!

正直、この試合序盤のラミレスの出来はイマイチだったんです。これまでの数試合と同様に、なんとなくよそ行きな感じのプレイが目立っており、守備でも攻撃でもイマイチ。特にポゼッション時には判断の悪さ&フィジカルの弱さからか、アーセナルのプレスの餌食になりそうな場面もしばしば。シティ戦の再来かって感じでヒヤヒヤしながら見ておりました。こりゃ、ラミレスのところが「穴」かなと。ところがですよ。驚いたことにラミレスのプレイが、徐々に変化していくんですよ。変化というか、やぶれかぶれというか、吹っ切れたというか、要はアタリが激しくなっていくんです。たぶんロンドンダービー特有のアーセナルとの激しい肉弾戦をこなすうちに、だんだんとメンタルが変化していったんでしょう。「ここはサッカー場ではなく、プロセスの会場か? ファウル取られないなら、ビシバシタックルしちゃうぞ!」って。そう、いい意味で「サッカー」をしなくなっていったんですよ。バートン化したとでもいいますか(笑)、いわゆる「しゃにむにファイト」するようなプレイが出てくるんです。ルーズボールの競り合いにも物怖じせず、「華麗なるプレイ」よりも「泥臭いプレイ」をするようになったとでも言いますか。そうだ、それがプレミアだ! ようこそ! プレミアリーグへ! 今日から、あなたも仲間入りだ。で、そんな「中盤の激しい球の奪い合い」を制することができたことが、ドログバのゴールを呼ぶことになります。

■16文キックしてもきっと退場にならないリーグ=プレミアリーグ

ラミレスが奪ったボールからハーフカンターが炸裂。チェルシーの最大の武器である「アシュリー・コールの左サイド突破」→ニアサイドへセンタリング→ドログバがヒールでシュート→ゴールという「絵に描いたようなカウンター」が決まります。アシュリー・コールやゴールを決めたドログバが素晴らしかったのはもちろんですが、何度も言うようにこのゴールの一番の立役者はラミレスでした。ラミレスが中盤にて「フィジカル勝負&球の取り合い」というサッカーというよりもプロレス的な局地戦を制することができたことがポイントでした。

■アンチフットボール

さて、ここでサッカーとフィジカルコンタクトの問題について考えてみましょう。ラミレスが目覚めたプレミアリーグ特有の「プロレス的な厳しい守備をするサッカー」は、はたして「アンチフットボール」と呼ばれる類のものなんでしょうか? つまり、フィジカルを生かした厳しい守備をすると、バルセロナのシャビとかが「汚いプレイしやがって、お前らはアンチフットボールだ」と言ってお怒りになるのかどうかってことが聞きたいわけですが、そのあたりのアンチフットボール感についてアーセナルファンの方はどう感じていらっしゃるのでしょう?

「チェルシーは悪のサッカーの権化だ、俺たちアーセナルとバルセロナのクリーンで綺麗な美しいサッカーこそが正義のサッカーなのである。早く、FIFAの糞親父はアンチフットボールを駆逐するようなルール決めやがれ。俺たちの正義が台無しだろ。まぁバルセロナの正義がチェルシーの悪を退治したときは、気持ちよかったけどな。はっはっは」みたいな感じ?

■ちょっちゅね

まぁ、確かにチェルシーのフィジカルはハンパねぇんで、反則的と言われればそうかもしれません。ボクシングで例えるなら、まったくもってハンデありすぎですよね。というか、そうだ! サッカーにも「体重制限」とか「体重による階級制度」を設けるのはどうだろう? 選手の体重や身長のデータによって、プレミア18チームをプレミアリーグ「ヘビー級」の会と、プレミアリーグ「ライト級」の会とに分類。で、アーセナル、エバートンらフィジカルにそれほど強くないチームはライト級、チェルシーやブラックバーンなどフィジカルのお化けチームはヘビー級の会みたいな感じに区分けして、「フィジカル勝負でのハンデを無くす」ようにするのもいいかもしれませんね。それなら、きっとシャビも納得することでしょう。ってシャビは関係ないね。そうだね。

■「三浦兄弟」買おうぜ!

スカパー解説の三浦ヤス師匠がおっしゃっておられましたが、アーセナルとチェルシーでの「ポゼッション時のパス回し方の違い」は確かにある気はしました。アーセナルはそのパステクニックを駆使して、相手の中盤に物怖じせず細かいところを果敢に狙ってパス回しして「接近、展開、連続」している感じですが、チェルシーは「セイフティ第一」という感じで、相手のいないところいないところへボールを逃がしながらポゼッションしている感じ? もちろん、これはあくまで感覚的なものですが、チェルシーのほうが「ゴールキーパーへのバックパス」を駆使していたのは確かなんでしょう。このGKを使ったポゼッションサッカーは、古くはモウリーニョ時代からチェルシーで行われている戦術なんですが、この試合でもそれを忠実に行っていたのは印象的でした。

ヒディンク時代も「対CLバルセロナ戦」とか、GKへのバックパス使いまくりだったわけですが、この手法は「高い位置からプレス守備する相手」に対しては有効なんですよね。無理して中盤でつなぐとやっぱハーフカウンター決められちゃう可能性は高いわけだし、先週のシティ戦なんてまさにそれだったわけで。まぁアーセナルやバルセロナみたいパス回しのうまい「フットボーラー」が揃っているチームには必要ない戦術かもしれませんが、チェルシーのような下手くその集まりのチームにとっては、この「GKを含めたセイフティ第一のパス回し」は大切なんです。それが、きっちりとできていたことも勝因の1つかな? ちなみに、アーセナルの選手がよく「骨が変な方向に曲がるような骨折事故」してしまう目に遭うのは、このポゼッション時のパス回しと、プレミアリーグ特有のプロレス的なフィジカル勝負への寛容さへの影響があるんでしょう。以上です。
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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
ラミレスは覚醒しましたね〜
途中からエシエン以上に走ってました。

 で、カペッロがヘヴィー級のケヴィン・デービスを代表に召集したのは何でまた。
蹴球
2010/10/05 00:02
フィジカルで美しいが見たいですね。
やっぱピッチ全体で走ってる姿、頑張って輝いてる姿に勇気付けられるんで。

仕事ってのは運動量と効率に比例するんで、やり方が間違ってなければ走れるほうが勝てるはず。
テクニックを礼賛する余り、ハードワークを批判して保護主義になったら質は落ちるとおもいます。

アーセナルが勝つ試合はこの上なく魅力的で保護された環境では最高のチームですが、スケートで言う採点とエキシヴィジョンぐらいの違いがあると思います。

怪我人は見たくないのでアーセナルはJリーグに移籍してもらいたい。
CSKA352
2010/10/05 15:43
肉体的接触は常に結果責任のような面があってメンタリティ的には問題ないんじゃないんですかね。デヨングみたいになるとさすがに色々言われるだけで。

それと、GKへのバックパスをポゼッションの一部として使う(前線からのプレス回避として)のは、モウリーニョというよりもバルセロナの方が先なんじゃないですかね。あそこはずっとそうみたいですよ。リーガエスパニョーラがNHKBSで見れていた時代だったから多分90年代末にはそんなこと言われた記憶があります。モウリーニョがセカンドコーチをやっていたファンハール時代のバルセロナなんて丁度その頃かもしれないですね。以前お書きになられていた「ポゼッションによって体力を温存する」というのも同じです。

モウリーニョのオリジナリティはそこじゃないとこにあると思いますが
ソルスキア
2010/10/06 07:42
>>モウリーニョというよりもバルセロナの方が先なんじゃないですかね

 というか、オランダ&アヤックスかと。GKをフィールドプレーヤー、リベロとして使うというのは。
蹴球
2010/10/06 10:46
チェルシーは確かにフィジカル強い部類だろうが、マンCに比べれば見劣りすな。トゥーレ、デヨング、バリーの中盤にはさすがに負ける。
ぼん
2010/10/06 12:05
>蹴球さんへ
コメントありがとうございます。ラミレスがんばってましたね。この調子でがんばってもらいたいです。ケヴィン・デービスはいい選手だと思いますがなぞです。
>CSKA352さんへ
コメントありがとうございます。「フィジカルで美しい」は同意です。「ドイツからアフリカへ」という感じでフィジカルサッカー自体も70年80年代から変化してきたところもあると思うんですが、思えば私は昔はドイツ好きでしたし、昔から「フィジカル支持」だったのかもしれません。まぁ東欧のブラジルとかは好きでしたけど。
doroguba
2010/10/06 22:15
>ソルスキアさんへ
コメントどうもです。デヨングはヤバイですよね。まぁ、いい守備しているというところもあるんでしょうが。「バルセロナの方が先」は勉強不足で失礼しました。「GKへのバックパス」ですが、それ自体というよりも、その頻度や使い方の違いについて言及していたつもりです。というか、GKへ戻してから「縦ポンが多かった」と書いたほうがよかったですかね。失礼しました。
doroguba
2010/10/06 22:30
>蹴球さんへ
どうもです。オランダ&アヤックスはやっぱ現代サッカーの父ですかね。それにプラスしてサッキの影響抜きには現代サッカーは語れないんでしょう。たぶん。
>ぼんさんへ
コメントどうもです。「トゥーレ、デヨング、バリーの中盤」は確かにフィジカルはすごいですよね。対戦相手にとっては、いろいろな意味で脅威ですね。
doroguba
2010/10/06 22:36
アーセナルファンです。
個人的にはフィジカルな戦いは嫌いではないですね。
程度の差はあれど、どのリーグにおいてもサッカーは肉弾戦です。
特にプレミアはそれが顕著です。

今アーセナルが勝てないのはその点を軽視しすぎてると感じています。
かつて強かったアーセナルには、全盛期のビエイラやキャンベルのような
フィジカルの強い選手が居ました。
プレミアで勝つためにはフィジカルの強さも必要という証左でしょう。

>ちなみに、アーセナルの選手がよく「骨が変な方向に曲がるような骨折事故」>してしまう目に遭うのは、このポゼッション時のパス回しと、プレミアリーグ>特有のプロレス的なフィジカル勝負への寛容さへの影響があるんでしょう。
これは違うと思いますね。ラムジー・エドゥワルド・ディアビのケースのことだと思いますが、あれはパス回しではなくルーズボールの奪い合いとドリブル中に起きたことだと記憶しています。
スラディングでボールに触れず、足にいってしまったわけですから、
フィジカルの戦いではなく事故的なファールでしょう。
あれがフィジカル勝負ならば、闘莉王がドログバを壊したプレーも
フィジカル勝負になってしまうと思います。

長文になってしまいました。申し訳ありません。
或るアーセナルファン
2010/10/13 01:34
>或るアーセナルファンさんへ
コメントありがとうございます。「全盛期のビエイラやキャンベル」は確かにそうですよね。「事故的なファール」もその通りなんでしょう。では。
doroguba
2010/10/15 22:02
プレミアリーグ「チェルシー対アーセナル」超雑感  フィジカルサッカーはアンチフットボールか? doroguba*footballcolumn*/BIGLOBEウェブリブログ
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