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zoom RSS 親善試合「韓国代表対ザッケローニ日本代表」超雑感  ポゼッションサッカーなのかな?

<<   作成日時 : 2010/10/13 04:02   >>

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アウェーで韓国を無失点で抑えたことは評価したいです。

韓国のサッカーがイマイチだったところが多分にあったと思うのですが、それを差し引いても無失点で抑えたのは立派。守備組織はザッケローニ監督になって間違いなく良くなっていると思いますね。それこそが、まさに「カルチョ・サッカー」を取り入れた狙いなのかもしれないし、その方向性にちゃんと進んでいることは評価したいです。

ただ、正直、攻撃に関しては物足りないです。まぁカルチョサッカーにそれを求めるほうがお門違いと言われたらその通りなんですが、なんとなく今後もこの試合のようなドロー(引き分け)は多くなるかもしれないと感じました。まぁサッカーというスポーツは引き分けという概念が確立されているスポーツですし、引き分けることは悪いことではないんですけどね。むしろ、そういう引き分け万歳という概念が日本サッカー界に取り入れられることはいいことなのかもしれません。ワールドカップアジア予選だって「半分くらいドロー」でも十分突破できると思うし、このままゾーンディフェンスを主体とした堅守速攻のチームとして邁進するのでなんの問題もないんでしょう。それに本田、香川というタレントも、たぶんこのカウンタースタイルのほうが生きるんでしょうしね。でもなぁ、個人的には、やっぱもうちょいポゼッションサッカーという概念を取り入れてもらいたいというのが本音だったりするんだよな。って、そう感じているのは私だけですか? まぁ、でも私が言うようなポゼッションサッカーをやっているようだと、たぶんこのような試合は勝てなかったんでしょうけど…。そう現実的に考えれば「4-2-3-1」のゾーンで堅守速攻というスタイルが一番かもなぁ。少なくとも「3ー4ー3」よりは全然マシ。つまりザッケローニ監督の今のスタイルでまったく問題ないってことでOK? と自問してみたり。

■日本代表ザッケローニ監督インタビューより

韓国はフィジカルとガッツを前面に押し出したサッカーで、日本は持っている技術をベースにポゼッションを高めて仕掛けるサッカーをしていた。今日の日本は、それができた場面とできなかった場面があった。日本のDFからFWまでの距離が狭まりすぎたときは、なかなかスペースが作れず、うまくいかないところがあった。逆に、うまくサイドチェンジして、サイドから攻撃ができたことには満足している。特に右サイドから、多くのチャンスが生まれたと認識している。日本がサイドにできるスペース、そのスペースをうまく突いたときには、どんな相手でもかなり怖い存在になれると思う。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201010130001-spnavi.html

これはザッケローニ監督の言葉なのかな? うーん、まぁ言いたいことはわかるけど。ただ、あれで「ポゼッションを高めて仕掛けるサッカー」をしていたと解釈されると個人的には厳しいなぁ。個人的には、もっとタメを作ってこちらが主体的に揺さぶってスペースを作るというサッカーを「ポゼッションサッカー」と呼びたいんですが、まぁ考え方の違いというところなのかもしれませんね。

確かにリスクを冒さず、相手の「穴がいているところ」にすばやく探して仕掛けることも重要だと思いますが、ポゼッションから崩すならもっと片方のサイドに相手を引き寄せてからサイドチェンジするとか、ある程度リスクを冒した動きをしないといけないと思うんですよ。オシム氏がよく言っているような。で、そういう「リスクを冒した攻撃」が果たしてこの試合にどれだけあったんでしょう? ゼロですよね。「日本がサイドにできるスペース、そのスペースをうまく突いたときには、どんな相手でもかなり怖い存在になれると思う」とおっしゃってますが、そういう攻撃はあくまでカウンター的な形で生まれていた気がするし、遅攻から緩急つけて崩したシーンはほとんどなかったように感じました。

まぁ、そんな遅攻なんて必要ないのかもしれないし、リスク冒すよりもゾーンが破綻しないことのが大切だというのなら、それはそれでOKですけど、それを持って「ポゼッションを高めて仕掛けるサッカー」と表現されるとちょっと違う気がした次第です。ちなみに、今のメンツ&フォーメーションでポゼッションサッカーを実現するとしたら、私はもっとサイドバック選手がサイドの高い位置にポジションとってゲームメイクに積極的に絡んでボランチを助けたり、縦パスを出したり、前の選手を追い越すオフザボールの動きを仕掛ける必要があると思います。同様にサイドハーフの選手(3のサイドの選手)も、もっとボールを高い位置でキープして、サイドバックや中盤の選手が「前の選手を追い越すオフザボールの動き」ができるようなサポート(ためを作るプレイ)をすべきであると思うんです。って、これじゃチェルシーの基本戦術と同じになっちゃいますね。失礼、ただ中村俊輔選手がいたころの日本代表はこういうサッカーができているときが何度かあった気がしてます。それが良かったのか悪かったのかは別として。

特にこのチームでの課題は、試合の流れを読むことになると思う。試合の中で、ずっと横パスだけでも縦パスだけでもだめなわけで、試合の流れを読んで、きちんとした状況判断に則した戦術を用いること、それができるようになりたい。特に大切なのは、最後の数分になっても、攻撃の姿勢を崩さなかったことだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201010130001-spnavi.html

「きちんとした状況判断に則した戦術を用いること」はその通りであると思いますし、それはすばらしいことだと思いますが、はたしてその状況判断はどのレベルを求めているんでしょう? オシムサッカー的な「リスクの冒し方」を含むのか、それとも現状のモウリーニョ的な「カウンターを受けない判断力」を最大限に優先するのか? まぁ「リスクを冒す」も「カウンターを受けない」も同居できる気はしますが、普通カルチョ的には「リスクを冒す」のはあまり歓迎されない気もしますが、どうなんですかね。そこが今、ザッケローニ監督に一番聞きたいところですね。というか今後のザッケローニ日本代表の注目点は間違いなくそこでしょう。

■韓国代表監督インタビューより

日本は守備がいいので、何とか中盤で勝負をつけるようにしないと、こちらの攻撃がうまくいかないと判断して、中盤でのボールポゼッションを考えた上で(選手の)ポジションを配置した。特にパク・チソンを中盤に置いて攻撃を生かそうとしたのだが、パク・チソンが欠場することになりチームが混乱した。チョ・ヨンヒョンのポジションは、本田(圭)が少し下がった位置で動くので、それを封じることを考えた。シン・ヒョンミンについては、キ・ソンヨンが昨日の練習後に腰を痛めたというので、MFで韓日戦にふさわしい経験のある選手が足りないと思って選んだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201010130002-spnavi.html

こちらは韓国の監督さんのインタビューですが、同様に「ボールポゼッション云々」と言っているところは意味不明。あのサッカーのはたしてどこがポゼッションなんだろうか? 前日の会見かなんかでトータルなんちゃらとか偉そうなこと言っていたみたいだけど、試合を見る限り単なる中盤省略の「縦ポン」にしか見えなかったんですけどね。まぁパクさんがいなかったという言い訳はわかりますが、彼だってそれほどポゼッションを得意としているわけではないと思うんですがそうでもないんでしょうか? ボルトンでサイドの高い位置でがんばっている彼は個人的には好きですが、彼だってどちらかというと堅守速攻で生きるタイプだと思うんですけどね。というか韓国の持ち味はやっぱ「ハイプレスから速攻」でしょ?

特に日本の守備の組織力が高くなったと思う。岡田監督時代よりは、ディフェンスのラインが前線に上がって、相手陣内でフォアチェックしている。(そのことで)攻撃への切り替えが早くなり、(相手にとって)危ない場面をよく作れるようになった。岡田監督時代は、攻撃に転じるときに余計なパスが多かった。今の日本代表は、すごく攻撃が早くなったというイメージがある。
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201010130002-spnavi.html

「攻撃が早くなったというイメージ」という意見はさすがと思いますが、これ岡ちゃんが聞いたらどう思うんでしょう。岡ちゃん日本代表は一応「切り替えの早さ」を売りにしていたと思うんですが、それを全否定されるような意見? まぁ、要は中村俊輔を起用していたかどうかって違いと、ゾーンディフェンスの構築方法の違いを指摘しているんでしょうけど、そう考えると「今のすごく攻撃が早くなったというイメージ」の日本代表はやっぱ正しい道を進んでいるということになるんですかね? そのあたりのことをぜひオシム氏に聞いてみたい! どうなんでしょう?

というわけグダグダとポゼッションサッカーに絡めて書かせていただきましたが、ここで言うほどザッケローニ日本代表に悪い感じは抱いてません。というかむしろポジティブです。思っていた以上に、いいかなと。ただ、何度も言うように手放しで万歳というわけではないみたいな感じ? 身内に厳しい性格? それとも単なる天邪鬼? ただ、ぶっちゃけセリエAサッカーはこのところ見てないし、あまり見たいと思わないのは確か。アンチェロッティ&マンチーニのサッカーは嫌いではないんだけどね。
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2010/10/13 15:30

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ジーコだったら、縦に急ぎすぎとか言うだろうなぁて思いましたよ。
正直もう、好みの世界ですね。
横パスでちんたら回して取られるようなサッカーよりいいかな僕は。
あ、セリエA派です。僕。
yohan
2010/10/13 13:48
オシムジェフのときの3-5-2の羽生、山岸、水野などのスピードがあって、時に強引なミドルや縦のドリブル。そんなプレーを期待していたオシムジャパンは正直ハズレでした。自分の中で。
俊輔選手が加わる前はまだ期待を抱かせる部分はありましたが、俊輔・遠藤の2列目はがっかりでしたね。

ギリギリまで持てて、正確なパスで次の手へ繋いでいける部分は彼らを誉めたい部分ではありますが、特に俊輔選手はゴール前に入っていかないですから。

PAの外やハーフウェイライン付近でばかりプレーして、パスの供給。
もしくは供給する選手のフォローしか出来ない2列目はだめでしょう。

そういう意味で、今のメンバーは好きです。
本田や香川はボールを長く持って、味方へ供給することも出来るし、ゴール前にも入っていくし、外から仕掛けることも出来ますし。

俊輔選手が若い頃にたとえキレがあったとしても、ゴール前に入っていって体を投げ出してゴールを狙うプレーがなかったなら、正直チームの構成に入れたくないですね。
怪我を恐れずゴール前に入っていってほしいですよ。
遠藤もそうですが、小柄な憲剛や家長、柏木、香川。
彼らでさえゲームメイクもして、PAの外から中へダッシュしてヘディングしたり、ダイレクトで合わせたりしてますから。

すいません。なんか愚痴を長々と。
自分の中では(攻撃においては)、2列目の飛び出しとか、スピード感・キレ・瞬発力を感じる、個人のプレー、コンビネーションが好みです。
ちゃらーん
2010/10/14 01:45
>yohanさんへ
コメントありがとうございます。「正直もう、好みの世界」ですよね〜。そうだとは思いますが、ただこの韓国戦の攻撃が完璧だったかというとそうではなかったと思うので、そこをこれからどう修正するかですかね?
>ちゃらーんさんへ
コメントありがとうございます。中村選手はスコットランド時代は「2列目からの飛び込み」もあった気もするんですけどね。何にせよ、ザッケローニ日本代表が中村抜きの布陣で攻撃で結果出せれば、中村のことは遠い過去の話になるんでしょうし、そうするならそうなってもらいたいものです。
doroguba
2010/10/15 21:23
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