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zoom RSS 欧州CL準決勝「バルセロナ対チェルシー」改めて感想文 対「高い位置からのプレス」戦術

<<   作成日時 : 2012/04/29 02:25   >>

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■欧州CL準決勝・対バルセロナ戦を再度、振り返る

バルサが最近勝てるようになったのは、ボール奪還能力が向上したことと大きな関係がある。かつては相手ボールになると、そのプレイをつまらなそうに見送ったものだが、ここ数年は、その点がすっかり解消された。相手ボール時も、マイボール時と同じくらい強いチームに見えるようになった。だが、それでも2連覇は達成できなかった。
http://blog.livedoor.jp/sugicc402/archives/4178042.html

バルセロナのことはよく知らないんだけど「ボール奪還能力」が強い理由というのは、なんとなくわかる気もする。つまりは「高い位置からのプレス守備」がバルセロナの本当の強さの源なのかなってこと。

ボールポゼッションからの攻撃力で語られることが多いバルセロナだけど、先のチェルシーとのCL第2戦での2点目とかは「チェルシーからボールを奪ってカウンター」な感じで生まれたものだったし、実は「前線からのプレス守備からシュートカウンター」というのが一番脅威と感じておりました。

というかグアルディオラのバルセロナにとっては「攻撃時のボールポゼッション」と「高い位置からのプレス守備」というのは戦術的にはワンセットなんでしょうし、チェルシー的にはそのうち後者の「高い位置からのプレス守備」をバルセロナにやらせないことが、今回の「CL対バルセロナ戦の最大の命題」であり、それをある程度、実践できたのが勝因だったというのが、先のCL準決勝の私の総括です。

まぁ、この「バルセロナに高い位置からのプレス守備をさせない」というのは、実はチェルシーにとっては今回だけの戦術でなく、モウリーニョのときもヒディンクのときも同様だったと言えるのかもしれません。特に2年前のヒディンク・チェルシーのときはそれが顕著だったような気もします。「対バルセロナ」のチェルシーというと、その極端な「引いたゾーンディフェンス」がクローズアップされがちですが、実は戦術はそれだけではない。というか真の狙いはそれではない? 「引いたゾーン」と合わせて、それよりも重視されていたのが、ボールを奪ったあとの戦術=「そのまま速攻するか、または無理せずゴールキーパーへバックパスするかの判断の徹底」だったと。それこそが「対バルセロナ用の本来の戦術」であり、今回もそれこそが対バルセロナ対策であったのではないかと思う次第です。

で、その判断の徹底という戦術(?)ですが2年前の徹底ぶりと比較すると、今回は、ちょっとイマイチだったようにも感じてました。

たとえば第2戦で言うと、途中出場のボシングワとか、中盤のメイレレスとかのプレイが中途半端で。「そこで無理すると、バルサの思う壺だろ」みたいな無茶プレイが何度かあったかなと。という失点シーンは、
それが原因? そう、今思い返せば、そんなひどいプレイが多々あったにも関わらず、よく勝てたよなという感じなんです。

■勝てた理由?

まぁ、改めて試合を振り返ると、バルセロナがそんなチェルシー以上に「凡ミスが多かった」というのが勝てた理由なのかもしれません。今回の戦いのポイントは「ラミレスのアウェイゴール」だったのは間違いないんだけど、あのシーンでバルセロナが「高い位置でプレス守備」できなかったという「ミス」こそが、今回の戦いの最大のポイントだったと言いたいわけです。ミスと言っていいのかなな? というか、ミスと言う事にさせてください(笑)。ラミレスやランパードのプレイがすばらしかったのは確かだけど、あのシーンでのバルセロナの守備にも問題があったんです。そう、あのシーンでラミレスに「高い位置でプレス」を掛けられなかったことが、バルセロナの最大のミスでした。ミスだったんです。って、まぁチェルシー的には戦術的にそれを狙って、実践できたってことなんでしょうけど。

■バルセロナの戦術

冒頭で書いたようにバルセロナにとって「ボールポゼッション」と「高い位置でのプレス」は戦術的にセットであって、特に後者の「高い位置でプレス」というのは、バルセロナにとって生命線だったと思うんです。あくまで今回のチェルシー戦を見た限りでの話ではあるんですが(というかそれ以外は見てないのでわからん)、バルセロナの守備戦術はいわゆる「ゾーンディフェンス」でも「マンマーク」でもないんですよね。というか、試合中ほとんど「ボールポゼッション」しているから、そんな守備戦術なんて必要ないというのが正しい言い方? 何にせよ、バルセロナの守備は「高い位置からのプレスありき」という感じであって、攻撃する側からすると、そんなバルセロナの「高い位置のプレスを掻い潜れれば」ゴールできる可能性は限りなく高いってこと。もちろん、圧倒的にボールポゼッションされている状況下で、それを行うのは簡単ではないんですけどね。

■プレスが利かないと…

というわけで、再度、あのラミレスのアウェイゴールのシーンを振り返ると、「ラミレスの攻撃参加=縦のポジションチェンジ」に対して、バルセロナの選手は誰も追尾しておりませんでした。合わせて、バルセロナの最終ラインは「高い&3人しかない」わけで、最終ラインから攻撃参加するラミレスにとっては「スペースがあるしフリーだし楽勝」だったわけで、パスを出したランパードにとっても「スペース&パスコースがある」ということで、比較的楽に「スルーパス」を出せたんでしょう。たぶん。たぶん、そうだったんじゃないかなと推測します。なぜ、あのときバルセロナの選手は「プレス」できなかったのか? 疲れ、それとも戦術的に破綻していたから無理だった?

さて、ここで古い話で恐縮ですがテンカーテがコーチでいた頃(というか素直にライカールト時代というべき?)のバルセロナを振り返ると、当時は「ゾーンディフェンス」という概念も取り入れられていた感じでした。最終ラインは高かったけど、CLで優勝したシーズンなどはゾーンの意識が高かった感じだったんですよね。確か。で、その当時と比べると、今シーズンのグアルディオラのバルセロナは「3−4−3」とか導入するなど「ゾーンディフェンス」という概念は捨てて「高い位置からのプレス」に賭けていたように感じました。少なくともCLで対戦した、チェルシーファンの私からはそう見えました。本当のところはわかりませんけど。

ちなみに、今期のチェルシーもビラスボアス監督時代はそれに近い戦術で戦い、残念ながら崩壊していたわけで。個人的には、かなりリスキーな戦術という印象を持っていたりします。というか、少なくとも、そんなリスキーな戦術は「今のチェルシーの面子では無理」と改めて思った次第です。まぁ本来のバルセロナならば、それを実現できる「ボールポゼッション技術」と「高い位置からのプレスする意識と技術」があるんでしょうし、それができるから強いのでしょうけど、今回の戦いに関しては、バルセロナ疲労とかチェルシーに運が味方したことなども加味されて、チェルシーの戦術が功を奏したということなんでしょう。それが私の率直な感想です。以下、おまけでニュースを。

■来期、CL出場権!

5月19日に行われるファイナルでチェルシーが勝利を収めれば、CL優勝チームとして2012−13シーズンの出場権を手にすることになる。そのためプレミアリーグからは上位3チームのみにCL出場権が与えられる。
http://news.livedoor.com/article/detail/6513289/

そうか、そういうルールでしたね。これはラッキー。で、そう考えるとチェルシー的には、今度の決勝は優勝することよりも「来期CL出場権の獲得」という目的のが大きい気もします。そう、数年前のリバプールと同様とでもいいますか。って、あのときのリバプールは「来期のこと」なんてどうでもよかったのかな? 何にせよ、いろいろな意味で重要なCL決勝戦になりそう。出場停止な選手が多くて厳しい戦いになるのは間違いないけど、まぁモウリーニョが相手でなくて、よかったのかな? ここは一つ、「攻撃的に戦っちゃおう」なんていう、逆転の発想もあり?

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