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zoom RSS 村上春樹と山下達郎の共通性 そして小沢と小山田の差異

<<   作成日時 : 2012/10/23 03:25   >>

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まずは作品としての完成度。最後の一ページにいたるまで精密に練り上げられた村上春樹の小説と、幾重にも音を重ねて構成されている山下達郎の音作りは、どちらも職人の域に達していると思う。しかも、両者ともに、出来上がったものが生みの苦しみが感じられるようなものではなくて、誰にでも楽しめる普遍的な表現になっているというところが素晴らしい。
また、両者の作品からは、歌詞やストーリーのような表に出た表現の奥に、さらに深く強いメッセージが籠められている点も共通している。この傾向は、特に最近の作品に関してより強く感じられるようになった。これは、村上春樹と山下達郎という二人の表現者が、今の社会に対して感じていること、思っていることがとても似ているからなのではないだろうか。
http://cafe-hendrix.air-nifty.com/downtown_diary/2012/09/post-f477.html

「ぼくのweblog」さんのリンクを辿っていたら、こちらのブログのこのエントリーに遭遇。村上春樹は最近、まったく読んで無いのでわからないんだけど、「職人の域」と「メッセージ性」は仰せの通りかもしれない。ちょうど、最近ANAの機内音楽(?)で山下達郎がゲストの番組を聴いたばかりだったんだけど、そこで達郎は「スタンドバイミー」を例にして「色あせない音楽作りの探求」についてコメントしている。確か「楽器」と「アレンジ」がポイントと言っていたような気がしたけど(もうよく覚えてない)、あまりに「流行の音」を入れすぎると、その後に聴いたときに「色あせる」というのは、その通りだろう。たとえば、80年代のテクノ。たとえば、マンチェスタームーブメント。その時代を象徴しすぎる音楽は、その後に聴くと「色あせる」危険性を多分に含んでいる。もちろん、例外もあると思うが。

さて、個人的には村上春樹も山下達郎も「昔の作品」のが好きだ。村上春樹は、「料理」しているシーンと、アメリカ的な男女の素敵な会話シーンが好きだし、山下達郎は、アメリカのそんなに有名ではないけど、生かしたフリーソウルをオマージュしているメロディが好きだった。あっ、どちらも古きよきアメリカをオマージュしているんだね。そこも「共通」しているのか? いやいや、個人的には昔の村上春樹の世界観は、どちらかというと小沢健二的だし、世界観でいうと山下達郎と小沢健二は同じではないんだが。

閑話休題。90年代に「棚のレコードが違ってしまった」と小沢は小山田に言ったが、果たして本当に違っていたのか? どちらも渋谷系だったが、小沢はフリーソウルをオマージュし、小山田はそのフリーソウルに影響受けたアシッドジャズの連中にオマージュしていたところが「違っていた」のか? フリーソウルとアシッドジャズの違いとはなにか? それはサウンドと「アレンジ」。今聴くと、アシッドジャズはそのときを象徴するサウンドであり、フリーソウルよりも「色あせて」聞こえるのが不思議だ。フリーソウルだって70年代・80年代を代表する音楽だし、色あせて聞こえる人には聞こえるんだろうけど。


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