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zoom RSS コンフェデ2013「ブラジル代表対日本代表」感想文  ノープラン? それとも岡田日本代表からの脱却?

<<   作成日時 : 2013/06/16 18:42   >>

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■スーパーゴールではあったけど

ネイマールの先制ゴールは確かにスーパーゴールだったとは思うけど、問題は「スーパーゴールを決められちゃお手上げだし、仕方が無いよね」という考え方・スタンスでいいのかってことなんだと思う。確かにすばらしいゴールだったと思うけど、防ぐ手立てはまったくなかったのかと考えると、そうとは思えない。

単純に考えれば、以下の3つのポイントで対処する方法はあったと思う。

1、クロスを上げさせない
2、ポストプレイをさせない
3、シュートを打たせない


■3つの守備対策?

「クロスを上げさせない」とは、つまりブラジルの選手(ボールホルダー)への前線でのプレスである。クロスを完全に上げさせないのは難しいかもしれないけど、もう少しプレスをかけることによってクロスの精度を下げることはできたのではないか。「ポストプレイをさせない」とは、その言葉の通りなんだけど、ボールが渡る前にクリアするか、あるいは「うまくボールコントロールさせない」守備のこと。これももう少しブラジル人が嫌がる守備ができた気がする。「シュートを打たせない」は要はバイタルエリアのスペースを消すこと。これも難しかったのかもしれないけど、たとえば「アンカー」に守備的なMFを配置して、そのスペースをケアするなどの手立てだってあったと思う。

■戦略というか、どういうプラン?

と、試合が終わってからいろいろと分析することは可能だが、そもそも試合前にそのような「守備の想定」をどれくらいしていたのだろうか? サッカーは守備だけでなく攻撃だって必要だと思うので、一概に「守備だけを考えた試合プラン」を立てるのはナンセンスかもしれません。ただ何度も書いている気がするけど、例えば、その昔、モウリーニョ・チェルシーが対バルセロナ相手にめちゃ守備的に戦ったことだってあった。ヒディンクのときも同様。日本代表だって、岡田監督がそういう戦術で戦ったことだってある。では、なんで、彼らはそういう戦い方をしたのか? 理由はいろいろあるんだろうけど、要は「試合に勝つための戦略」であったと思うんですよ。もっと言えば、試合に勝つための「確率論」とでも言いますか。

■確率論

「普通」に戦えば勝つ確率が「2割」のところを、「めちゃ守備的」に戦うことで「5割」までもっていく。「普通」に戦えば「スーパーゴールを決められてしまう確率が8割」のところを、「めちゃ守備的」に戦えばその確率を「2割」に抑えられるみたいな感じとでも言いますか。

もちろん、それはあくまで「確率」な話だし、「守備的でない戦いによる」勝利の確率の計算方法もあるんでしょう。それは監督によって違いがあるとは思います。たとえば「超攻撃的に戦う」ほうが勝つ確率が高いと計算する監督もいるかもしれないし、「90分間全プレスする戦い」をすれば勝つ確率は100%と考える指揮官もいるかもしれません。できるかどうかは別として。どちらにせよ、何らかの「勝つための計算」というのは必要であると思うんです。

■ザッケローニの思惑?

じゃ、ザッケローニは、このコンフェデ・ブラジル戦を、どういう考えのもと戦ったのか? そこが、一番の気になるところであるんですよね。で、その答えの1つは、以下の試合後のインタビューになるんでしょう。

我々が考えるべきは、どのようにして普段やっているプレーをできるようにするのか。その上で、ブラジルと対戦することで何を得ることができるのか。しかし、通常やっているプレーをお見せすることができなかった。普段ならもっといいプレーができている。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2013/columndtl/201306160001-spnavi

本音かどうかわかりませんが「普段やっているプレイをする」こと、そして「ブラジルから何かを得る」ことが目的だったようですね。そのやり方で戦えば「勝算」があったのか、それとも「負けでもいい、何か得られれば」だったのか? わかりませんが、なんとなく後者だったようには感じます。それはそれでいいんだけど、問題は、その「戦略自体」ができてなかったということになるんですかね。「普段やっているプレイで腕試し」ができず、そもそも論として「普段のプレイができなかった」と言うのですから、もう「戦略を実行する、それ以前の段階での失敗」と考えてOK? そこまで、ザッケローニ監督を追い詰めるのは失礼に当たる?(笑) まぁいいや、何にせよ「通常やっているプレイができなかった」ことが問題であり、それが敗因であったということみたいです。で「通常のプレイができなかった理由」については、以下のように語られてます。

■日本らしくあるために

今日は日本らしくない戦い方をしてしまった。理由は2つ考えられる。まず、試合開始直後に、ああいった形でゴールを決められてしまったことで(試合の)入りのところでつまずいてしまった。2つ目はカタールからのロングフライトと、この試合までの日数が短かったことで、そういった現象が起きてしまったと考える。普段の我々では考えられないようなミスがこの試合で起こってしまった。(中略)ウチが引いてしまった、もしくはコンディションが良くなかったか、どちらかだったと思う。ひとつ言えるのは、我々はアウエーでの厳しい戦いの中で、もう少しプレーで自分たちのパーソナリティーを出せるようにしていかないといけない。平常心で自分たちのプレーができないと、普段自分たちができることもできなくなってしまう。チームの出来は少し残念に思っている。もっともっとできるチームだし、それが分かっているだけに悔しい気持ちがある。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2013/columndtl/201306160001-spnavi

簡単に言うと「試合の入り方がまずかったこと」と「コンディション不良」と「アウエーの洗礼」の3つの要素が「自分たちのプレイができなかった」ことの要因ということなのかな。まぁ、その通りなんでしょうけど…、厳しいことを言えば、「そんなこと最初からわかっていたことなんじゃないの?」って感じですね。

■試合の入り方


まず「試合の入り方」ですが、ブラジル代表がそれを仕掛けてくるのは明白でしたし、そもそも論としてサッカーには「試合開始直後10分と、終了間際は失点しやすいから気をつけろ」的な格言があります。そのあたりの「対策」はできていたのか? まぁ、「わかっていたけどやられちゃった」ということなんでしょうけど。

■コンディション

「コンディション」について。これについては、いろいろ意見があるとは思うんですが、個人的には「全部の試合が100%のコンディションで戦えること」はありえないと思っていて、「コンデョションが悪いなら悪いなりの戦い方を身につけて戦うのもサッカー」であると考えてます。なので、「コンデョションが悪くて」という言い訳は、あまり建設的ではないと思うんですよね。それこそ、「W杯で優勝を狙うチーム」であるなら、それなりの試合数をこなす必要があるわけで、全部の試合でコンデョション100%で戦うことなんてできないと思います。なので個人的には、本当の意味で「強いチーム」というのは「コンデョションが悪くてもそれなりの戦い方ができるチーム」のことであると思うので、前回のW杯でグループリーグを突破した日本代表ならば、もうそういう戦いができるレベルを求めるべきであると思うんですよね。

■アウエーの洗礼

最後に「アウエーの洗礼」について。日本人のメンタルがイマイチなのは、最初からわかっていたこと。今更、何を言うかという感じですね。というか、その「メンタルに問題がある」のを承知で、それを監督の力で少しでも和らげて戦わせることが、あなたのお仕事である気がするんですが…。

■経験値

と、厳しいこと書きましたが、ぶっちゃけ「どんな戦いをしても、いい経験となった」のは間違いと思うし、コンフェデくらい「ノープランでOKじゃん」という意見もあるんでしょう。それに、この敗戦はしぅぱいではという意見もあるんでしょうし、この敗戦はこの敗戦で得るものはあったとは思うんです。ただ、個人的には、せっかくの「ブラジルとのアウェー」戦を戦うのなら、もっと有意義な戦い方ができた気がしてならないと言いたいんですよね。監督が変わるたびにチームは新しくなるのですから「同じ経験」はその都度、必要であるのかもしれないけど、今の日本代表のレベルから考えると、もうワンステップ上の「戦略」で戦ってもよかったのではないでしょうか。

南アでの岡田日本代表と同じ戦い方をするなんて馬鹿げているし、それから脱却を図っているように感じられたのですばらしいという意見があるのなら、それはその通り?


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