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zoom RSS プレミア第2節「チェルシー対アストンビラ」感想文  フレッシュ、フレッシュ、フレッシュ〜!

<<   作成日時 : 2013/08/23 02:46   >>

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ボクシングで例えるなら、ジャブでの戦い。それが昔からのモウリーニョの基本戦術というところかな。

腰の回転を使わず腕の瞬発力をもって放つため、相手に与えるダメージは大きくはない。ジャブはダメージを与えることに主眼を置かず、相手を牽制し間合いを計ることで試合をより有利にコントロールすることを目的としている。特に近代格闘技においてその意味合いが強く、突進してくる相手の出鼻を挫く、正確に当て続けることでポイントを稼ぐなど、試合の中でジャブが有効とされる局面は多い。

ジャブサッカーとは、要は「試合を有利にコントロールする」ような戦い方。こちらはしっかりと顎をガードしつつ、突進してくる相手の出鼻をくじく。つまりは守備を基本としたカウンターサッカー。で、そのジャブの鋭さだけで相手をノックアウトできるならうれしいよねって感じ。もちろん、隙あらばワンツーも繰り出すし、フックやアッパーも放つんだけど、けっしてガードは怠らないのが基本という感じです。

で、当然ながら相手が似たようなジャブ戦法で戦ってくると、こう着状態になるわけです。強い相手はもちろん、弱い相手でもしかり。

■アストンビラはいいチームでしたが

アストンビラのいいチームです。守備はしっかりしているし、ベンテケやアグボンラホールというすばらしいアタッカーもいる。なので、苦戦は仕方がないといえばそうなんだろうけど、ただ、チェルシーの出来が悪くなかったのかと聞かれれば、けっしてそんなことはない。つまらないミスが多かったし、想像性やアイデアも足りなかった。まぁ「ジャブしかない」から仕方が無いんだけど、こういう相手に対しては、もう少し工夫しないと駄目ですよね。たとえばアーリークロスとかミドルシュートとか飛び道具をもっと織り交ぜるとかしないと。

まぁ、もちろん開幕して間も無いので仕方が無いんでしょうが、気になったのは「マタとオスカル」というテクニシャン系を2列目に2枚そろえると微妙なように見えたところ。ランパードやラミレスの出来がイマイチだったせいもあるんでしょうが、彼らやサイドバックの選手が、もっと大胆に効果的に攻撃に絡まないと「マタとオスカルの2枚起用」は生きないかなと感じてしまいました。つまり、ジャブ戦法をメインにするならば、そのテクニシャン系を2列目に2枚置くスタイルはあまり有効ではないんですよね。現状では、残念ながら。

■フレッシュな選手を起用すべきだった

あと、気になるのは試合後のこのコメントですかね。

「今日の試合で素晴らしかったことは、アストン・ビラが我々に困難な試合をもたらし、我々がそれに対処したということだ。守備面で我々は強力だった。我々はボールの扱いに関してより良いプレーができただろう。おそらく、スタメンを2人だけ変えた私の決断はベストではなかったんだ。おそらく、我々はもっとフレッシュな選手を起用するべきだった。それでも、我々はハードに戦った」
http://japan.chelseafc.com/news/latest/1016

この「フレッシュな選手を起用すべきだった」という言葉は、何気に奥が深いですよ。ここからは私の妄想になるんですが、この試合でスタメンをあまりいじらなかったのは「スタミナよりも経験」を考慮したからなんでしょう。次はユナイテッド戦だし、このアストンビラ戦では確実に勝ち点を稼いで起きたかった。なので、あまりローテーションしてチームの歯車がかみ合わなくなるのを恐れて、第1戦となるべく近い布陣で臨んだんじゃないかな。特に中盤と最終ラインは、第1戦からメンバー継続でいくほうがメリットがあると考えたんでしょう。昔のモウリーニョもそうでしたし、それは別に驚きではないんだけど、ただし、この試合では、それが裏目に出たようにも感じました。ランパード、テリーはがんばっていたけど、第1戦と比べると、正直ミスが目立っていましたよね。

■ローテーションか固定か?

たぶん、今後もこの「ローテーション」か「固定」かという選択肢はモウリーニョ・チェルシーの1つのポイントになると思うんですが、個人的にはガンガン「ローテーション」しちゃってほしいんですよね。世代交代のためには、やっぱテリーやランパードも「変える」ことが必要なんだと思うんです。変にまたアンタッチャブルとして扱うんじゃなくって。まぁカップ戦が始まれば、否が応でもローテーションになるんでしょうけど、「テリー&ランパード王国」が安泰で、それとは別に「カップ戦要員」が生まれるような過ちは避けてほしいです。もちろん、テリー&ランパードの重要性は分かるし、大事な試合ではまだ彼らの経験は必要であるとは思いますよ。でも、もうそこから脱却しないといけないんです。別に彼らをベンチに置いたって、モウリーニョなら問題なくチームをまとめることは可能であると思うんですよ。なぜなら、モウリーニョには「勝利の方程式」があるから。ここでいう「方程式」は「勝つための方程式」ではなく、「勝つことによって生まれる方程式」のこと。

■体感というか勝てば官軍

「難しいですね…。一つ言えるのは、中断期間に嬬恋合宿があったのですが、首位だったので、2位以下のチームからスカウティングされて丸裸になると。その時に、中断明け前の戦術では戦えないと分かっていたので、嬬恋合宿で練習方法をどうするか、みたいなことは相当激論だったらしいです。

 そこでは監督とコーチで、かなり考え方が違うことが散見されたそうです。選手はそれまでの練習で首位を取っていたので違和感はなかった。だけれども結果として丸裸にされて、本当は中断明けから若干戦い方を変えて臨むべきだったのですが、そういう事をしなったからか、その後勝てなくなりました。

 それが一つの原因だと思います。選手のほうも、勝てなくなったこともあり、一体感が持てなくなった部分が出てきたと思っています。私への報告では、中断期間の練習に問題があったと聞いています」
http://www.footballchannel.jp/2013/08/18/post8204/3/

こちらはJリーグの事例ですが、どんなチームでも試合で負けが込むと歯車が狂うんですよね。「勝てば官軍」ではないですが、チームがまとまるためには、やはり「勝利」が必要なんです。「チームがまとまる」というか、「勝利至上主義なら仕方が無い」という雰囲気になるという考えが正しいんでしょうか? きっと、どんなチームにだって「不満の声」はどこかにはあるんです。試合に出れるのは十数人ですし、選手にとって試合出れないのはやっぱ不満なはずです。でも、チームが勝利しているとその不満は「チームの不満」ではなく「個人の不満」へと還元されてしまうわけです。チームがいい状態なら、不満がある選手は「チームの勝利のために自分ができる役割を果たそう」と考えるようになるか、もしくは、それが受け入れられない場合は「チームを去ろう」ということになるわけです。これまでのモウリーニョのチームは、そんな感じで、それが強さでした。今年もそのやり方で問題ないんでしょう。ただ、何度もいうように「なるたけローテーション」して、なるたけ多くの選手が試合に出れるほうが、自ずとハッピーな選手が多くなるわけです。「勝てるなら、そんなのどっちだっていいじゃないか」と思われる人も多いと思うし、それはその通りではあります。勝てるなら、どちらでもいいです。少数精鋭でもローテーションでも。ただ、何度もいうように「長期政権を目指す」ならば、やっぱ後者のローテーション&多くの選手がハッピーという状態のほうが都合がいいと思うんです。なので、今年のモウリーニョには、ぜひそれを実現してもらいたいなと。まぁ、そんなことは私が言わなくても、百も承知なのかもしれませんが。
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