ミラノダービー総括! ベルルスコーニは偉大ということで

>「両チームの相互作用により、楽しいプレーを見ることはできなかった。シュートやゴールチャンスは少
>ない試合だった。私が言えることは、引き分けの方が妥当な結果だったということだけだ」
http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wld/headlines/spnavi/20050228/spo/12170000_spnavi_00000010.html

 「引き分けが妥当だった」
 
 イタリア首相でミランの元オーナーベルルスコーニの言葉。
 これがジョークかどうかわかりませんが、今期負けなしで引き分け王だったマンチーニのインテルがついに負けました! 2月28日の早朝に行われたインテルVSACミランのミラノダービーは、CKからカカのラッキーなゴールでミランが先制。そのままミランが守りきったという試合でしたが、詳細は以下を参照。
http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wld/headlines/spnavi/20050228/spo/12194300_spnavi_00000015.html

>「記録を破るのはほかのチームに任せたかった。なんだかんだ言ってもライバルチームはわれわれミラ>ノ人の心の中にあるものだからだ」

 ベルルスコーニの意に反して、この試合では今期おなじみのミラクルインテルの再現とはなりませんでした。何度も窮地(?)を救ってきたマンチーニの采配でしたが、この試合ではその交代策もイマイチだったと思います。まず後半73分にMFエムレを投入。疲れの見えるベロンを下げたわけですが、この交代のタイミングが悪かった。交代直後のCKから、そのエムレがオフサイドトラップ掛けられず(?)、カカがゴール。CK直前の交代は、こういう守備の乱れとかけっこう起きやすいんですよね。1点ビハインドとなり80分にカンビアッソ→アドリアーノ、85分ザネッティ→ファン・デル・メイデと攻撃的な選手を投入。
 ですが交代出場した3人は機能せず、そのまま完封負け。特にファンデルメイデの左サイド投入は、まったくもって効果的ではなかったように見えました。まぁ所詮は結果論ですが…。
 もちろんミランの守備がよかったこともあるし、チャンピオンズリーグ明けということもあり、選手のコンディションに問題があったのかもしれないです。
 
 選手のコンディションと言えば、そもそも今期のセリエAでそれは危惧されていたことでした。
チーム数が20チームに増えたことで試合数も増え、週末のみならずミッドウィークにも試合がちょくちょく開催されるなど過密日程による選手の疲労度が心配されてました。特に、リーグ戦のみならずチャンピオンズリーグなどのカップ戦も平行して戦うビッククラブには、その疲労の影響かジワジワとボディーブローのように利いてきたのかもしれません。いくら選手層が厚いインテルとは言え、ミッドウィークにチャンピオンズリーグ、そして週末にダービーと言うのはきつかったことでしょう。体が動かないことには、ミラクルも起こせないという訳です。

 もちろんインテルのみならず、ACミランも同様にコンディション的にはきつかったハズ。特に攻撃的MFのカカ。決勝点を取ったのはサスガでしたが、それ以外のプレイでは精彩を欠いていたように見えました。
ベルルスコーニの発言をまたまたどうぞ。

>「カカは相手から特別に密着され、一度も彼らしいプレーで抜け出すことができなかった。それでもゴ
>ールは決めた」
 
 「抜け出すことができなかった」。これが意訳かどうかはわかりませんが、まさにその通りという感じ。
ドリブルのキレはないし、なによりも簡単にボールを奪われすぎでした。まぁどうしても大活躍した昨年との比較でモノを語ってしまうし、その昨シーズンすご過ぎたのかもしれません。
あとFWシェフチェンコの不在も、もちろん影響したのかもしれませんが…。
 
 カカに2年目のジンクスという言葉があてはまるのかどうかはわかりません。
今期ゴールが少ないことが、悪い方へと影響してしまっているようにも感じます。確かに昨年よりも相手にかなりマークされているのも事実だし、ゴールは運によるところも多いですが…。
このスランプをいかにして乗り越えられるかが、カカ選手の今後を左右する問題であることは間違いなさそうです。

>「インテルとの対戦はいつも特別なものだ。チャンスを生かしてゴールを決めることができた。今は幸
>運な時期だ。結果的に試合に勝つことができるというのはいい徴候だ。またユベントスに追いついて首
>位に立つことができた。これからも進んで行こう」
http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wld/headlines/spnavi/20050228/spo/12200700_spnavi_00000016.html

「今は幸運な時期だ」。確かにミランにとって今は、そういう時期なのかもしれないが、カカ自身にとって「幸運」かどうかは、数年後にその答えがわかることでしょう。

最後にベルルスコーニ首相へ一言。
「2トップではない、ミランはいかがですか?」
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