CL「チェルシーvsバルセロナ」セカンドレグ:プレビュー

さぁいよいよ、チャンピオンズリーグ「チェルシーVSバルセロナ」セカンドレグ。

 正直、チェルシーは状況的には不利だと思います。トータル「180分」のうち「90分」という前半が終わっただけという意見もありますが、その前半を1点のビハインドで終えているわけですから。

 ともかく点と取らないと「勝てない」というのは明白なので、今回はチェルシーが点を取るにはどのようなプレイが必要かというのを中心に素人的に考えてみたいと思います。

 まずバルセロナの戦力&システムについておさらい。
 正直、TVでそれほどバルセロナの試合を見ているわけでないし、雑誌情報によるものだったりするのですが、ライカールトは就任当初は確か「4-2-3-1」という当時流行のシステムで戦っていたが結果が出ず、システムを模索し続けていたと聞きます。そして見つけたのが「4-3-3」。確か、2004年1月あたりに「ダービッツ」をレンタル移籍で獲得したあたりからそのシステムを採用し、連勝して順位を上げて昨シーズンは2位でフィニッシュしたんですよね。なぜに「4-3-3」システムが機能したのか&勝ち出したかについていろいろな意見があると思いますが、よく言われているのがダービッツ加入で組織的プレッシングDFが機能したという意見。もちろんダービッツ加入によってシャビが生きたとか、守備専門MFを置いて守備の穴がなくなったとか、ロナウジーニョが右ウイング的な位置で守備から開放され攻撃も生きたとかいろいろあると思いますが、「4-3-3」して攻守の最適なバランス&自分たちのサッカーのスタイルが確立できたからと認識しています。違っていたら、どうぞ笑ってやってください(笑)。そして今シーズン。デコ、エトー、ジュリなどなど好選手を積極的に補強し、「昨シーズンのレベルUP版」という感じで首位を走っているわけですが…。

 要は、バルサの強さの秘訣は「攻撃」のみならず、「守備」もしっかりしているということです。

 その守備戦術は、前線から最終ラインの距離をコンパクトにして行う組織的なプレッシングが基本。木村幸嗣氏曰く「攻撃的な守備」なわけですが、最終ラインをなるべく高く上げるこの守備戦術は「オフサイドトラップ」のかけ方が、ある意味生命線だったりします。

>「サッキとライカールの両者最大の違いは、オフサイドトラップの有無にある。ミランは積極的に
>かけたがバルサはそうではない。ラインを高く維持するのには、トラップをかけるぞという脅しで
>充分だ」
            (「NumberPLUS」から:バルセロナ「快進撃を支えるライカールトの秘策」より)

 昨年末(11月?)に発売された「NumberPLUS」という古い雑誌からの引用で恐縮ですが、ライカールトのバルセロナのDFラインについて。ライカールトバルサの守備はサッキというよりも、先日亡くなった故ミケルス氏のサッカーに近いとも言われてますが、まぁそれはさておき、要は「オフサイドトラップ」のフリをして「脅す」けどを「積極的にトラップはかけない」とされていることです。
 これはスピードもありパワーもあるプジョールがセンターバックだから可能だ説もあるのですが、「中盤はプレス」&「最終ラインはカバー」という究極の守備戦術をしているのが強さの秘訣とこのNumberでは言っているわけです。
 
 そんな完璧に近い守備をされれば点取れませんけど、世の中に完璧などないでしょ!

 ってことで、まぁ言うまでもなくバルサがすべての試合を無失点で抑えているわけではないです。
ミスもすれば、コンディションの問題もあります。チェルシーもファーストレグでオウンゴールながら得点してます。どうやって? カウンター&サイドから「オフサイドトラップ」のミスをついて。

 もちろんバルサがスタンフォードブリッジでどういう戦い方をするかにもよりますが、チェルシーとしてはやはり失点を十分にケアしつつ守備的にいって「カウンター狙い」という、ファーストレグ同様の戦い方がファーストチョイスな気がします。もちろんファーストレグみたいに、あそこまで中盤を支配されてしまっては厳しいと思いますが、まぁ前半は0-0でいいくらいの感じで慎重に試合を進めるのが普通でしょう。

 そして後半。たぶん20分過ぎあたりから「選手交代」を合図に、猛攻を仕掛けて1点取って勝つ。
これがまぁごく普通のチェルシー的勝利のシナリオだと思う次第です。交代はチアゴ→ケジュマンでジョーコールをFW→MFへポジションチェンジというのが考えられますが、モウリーニョがこんな正攻法で行くかは正直誰にもわからないところ。
 まぁファーストレグの「引きこもり」作戦が、セカンドレグへの壮大な「仕掛け」なのか、単なる「仕様」なのかは、この試合を見る上での注目すべきポイントなのは間違いないところ。

 まぁどういう戦術に行くにせよ、ともかく得点しなければジ・エンド。
そして、その「得点」を上げるためのチェルシーの攻撃のキーマンは「ランパード」だと思います。グジョンセンもダフ、コールもテリーのヘッドももちろん重要ですが、この試合はランパード。彼がどれくらいゴールに絡めるか、そしてミドルシュートを打って&ワクを捉えるかが「勝敗を大きく左右する」と考えてます。つまり、この試合、ファーストレグのような単なる「カウンター」からの攻撃だけではバルセロナから得点できないし、勝てないと思っているということ。

 どのくらい「ボールポゼッション」できるか、そしてランパードが攻撃に絡めるか?

 この2つがチェルシーの勝利のための「ポイント」と考えているわけですが……。
まぁ正直、「ポゼッション」なんてどうでもいいし、誰が活躍してもいいから勝てれば万々歳です。

好試合を期待しつつ、最後に元バルセロナ監督のルイスファンハールの言葉を紹介して終了。
 がんばれチェルシー!

「ミケルスはオランダフットボール界の名付け親といえる存在だった。-中略-。彼の哲学と、私の哲学、そしてモウリーニョの哲学には多くの共通点がある。モウリーニョは私から多くを学んだから当然といえば当然かもしれないがね。」(ケータイサイト:超ワールドサッカーニュースより)

>オサスナ戦は3日に他界した、近代フットボールの父といわれたリヌス・ミケルス元監督の「哀悼
>試合」。バルセロナの選手は腕に黒のバンドを巻いてピッチに立った。DFプジョルは「今日の試
>合は勝つことが重要だった。それができたのが、何よりだった」と話した。
http://sports.livedoor.com/football/world/detail?id=745369
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