イタリアサッカーは守備的か退屈か? PART2

さて「イタリアサッカーは守備的か退屈か? PART1」からの続き。
まぁ長くなったので2回にぶったぎっただけなんですが。

■「カテナッチョ」=「守備的」=「退屈」なサッカー?

 話は変わってイタリアサッカーの代名詞とも言われる「カテナッチョ」について。
 PART1の冒頭で「カテナッチョ」と呼ばれたイタリアサッカーは過去の遺物と片野氏は言いますが、一方でその「カテナッチョ」サッカーが今現在、イタリアではなくロンドンのクラブであろポルトガル人の監督によって受け継がれていると言う人もいます。
 今売り(と言って今週というか明日には次号が出ますが)ワールドサッカーマガジン104号にて、ご存知フランス人サッカージャーナリストであるジャックティベール氏は次のように言及しています。
 1960年代にインテルで監督だった「カテナッチィオ」の考案者エレニオ・エレラと、チェルシーのモウリーニョの共通点が多いと。
 
 「カテナッチョ」はマンツーマンディフェンス&リベロを守備システム。1960年代のインテルでエレニオ・エレラが採用していたこの守備システムは、当時最先端(?)だった現代的なラインディフェンスのサッカーとよく比較され守備的でスペクタクルではないサッカーとされていたみたいですが、ジャックティベール氏によると、エレニオ・エレラの「カテナッチョ」はそんな単純なものでないようです。

>1960年代、すでに堅守に基づくカウンターアタックという独自の文化を持っていたカルチョで、エ
>レニオ・エレラはこの文化を吸収し、完璧にし、パフォーマンスと結果で頂点に立つことを決意す
>る。そのためにいま、チェルシーでモウリーニョが見せているように、技術面、精神面、人間面で
>彼の考えとシステムに適合するプレイヤーを見出し養成しあるいは補強する仕事に取り組んだ。

 さらにティベール氏はこう続けます。
>「HH(エレニオ・エレラ)とモウリーニョの共通の秘密を持つ。それは人間的であることを否定せず、>人間性の所作であるフットボールへの深い理解である」。

 勝利という「結果」を求める「現実的なサッカー」であり、一方でメンタルやコンディションなど「人間」であるならばこれまた無視することができないファクタ-を考えたもう一の「現実的なサッカー」。 
 それが「カテナッチョ」の本質であり、エレニオ・エレラとモウリーニョのやろうとしているサッカーであると。要は「カテナッチョ」は、単なるマンツーマン&リベロというガチガチの守備的な戦術でないということです。
 
 まぁ「人間的」で「現実的」な、そんなサッカーを見ておもしろいと思うか、つまらないと思うかは最終的には人それぞれなんでしょう。ですがサッカーは単なるボール蹴りではなく、相手からゴールを奪って、自らのゴールを守るという「勝負ごと」と言う事です。勝負ごとならば、やはり「勝利」という「結果」がプレイヤーにとっても試合を見ているファンにとって、もっとも重要なことだし「おもしろいこと」なのかもしれないと思う次第です。
 
■というわけでイタリアサッカーって結局のところ、どうなの?

 たしかに「勝負」を度外視して、「見てておもしろい」サッカーというのもあるのかもしれません。
今シーズンのセリエAではレッチェという「攻撃力はすごいが守備はザル」というチームが話題となり、注目も浴びました。ですが、一方でいくら攻撃力がすごくても「勝負に勝てない」サッカーというの
は、それはそれで「批判され」「見てておもしろくない」というのも事実だと思う次第です。
 
 結局は片野氏が言うように、サッカーというゲームをどう捕らえるか? ということなのかもしれません。「内容」「結果」「その両方」、はたまた「選手の容姿」「試合見るよりもスタジアムで応援する行為」などなど。まぁ、サッカーというスポーツの楽しみ方は、人それぞれであるのではというのは、かなり乱暴な締めくくりですが(笑)。ただ一つ言える事は、やはり勝負事なので「結果」を問わないで「おもしろくいorおもしろくない」を語るのは難しいような気もするということです。
 なんか何度も同じこと言ってますね。話がまとまらなくてすみません。
 
 ちなみにPART1で述べた「つまらないと感じた」レッジーナVSメッシーナ戦も、私がメッシーナの熱心なファンであったら楽しめたと思うわけです。たぶん。

 PART1の冒頭で述べたローリングストーンズの「サタニック・マジェスティーズ」というアルバム。
私はそんなにいいアルバムと思ってないのですが、大のストーンズ好きの友人はこう言います。

「最初はそうでもなかったけど、何度も何度も繰り返し聴いてるうちにこのアルバムのことだんだん気に入ったんだよ。要は慣れ慣れ。」

 …………。
 まぁ確かにどんな曲でも、何度も聴けば覚えるし、思わず口ずさんだりすることもあるような。
 たとえ、いい曲でなくてもね。
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