「チャンピオンズリーグ」と欧州のクラブ、そして「アジアチャンピオンズリーグ」とJリーグのクラブ

> ≪鈴木チェアマン 日程変更は無理≫Jリーグの鈴木チェアマンは横浜のACL1次リーグ
>敗退について「残念だったけど、よくやってくれた」と奮闘を称えた。敗因となった44日間で
>13試合をこなす過密日程については「コンフェデ杯もあって、ない日程をいじることは無理」
>と理解を求めた。さらに「Jリーグの権威を守らないと崩れてしまう」とリーグ戦の日程を個別
>にずらす考えには否定的だった。W杯イヤーとなる来年も日本が本大会に出場した場合、
>過密日程になるのは間違いなさそうだ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/special/2005acl_yokohama/KFullNormal20050513034.html

 「Jリーグの権威」ですか。まぁ、結局のところJリーグのクラブにとって「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)」という大会は、なくてもいいってものなのかもしれないですね。
 私自身がアジアチャンピオンズリーグという大会を見てないし、その規模や賞金なども知らないので何かを述べることは不適切なのかもしれませんが、鈴木チェアマンのコメントを見る限り本気でJリーグのクラブが本気を出して望むような大会ではないってことでしょう。

 例えば欧州。ご存知、欧州チャンピオンズリーグは、欧州のクラブ(特にビックラブ)にとって、かなり大きな存在となっているのは言うまでもないところです。W杯と同等、もしくはそれ以上に大きな大会と言われる「チャンピオンズリーグ」に出場できるかどうかで、クラブの収入が大きく変わることになるわけですし、この大会で優勝することが「各国のリーグ戦」と同様、もしくはそれ以上の価値を持っているわけです。

>「5月25日にイスタンブールで開催されるミランとのチャンピオンズリーグ決勝は、もはやわ
>れわれにとって最も重要な試合となった。プレミアリーグで4位に入ることが不可能になった
>今、チャンピオンズリーグ決勝に出場する力があることを見せるチャンスをほかの選手たち
>にも与えたい」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20050515-00000010-spnavi-spo.html

 イングランドのプレミアリーグで不調のリバプールが、今シーズンのチャンピオンズリーグでは快進撃を続け、ついは決勝進出を果たてます。ベニテス監督が言う「最も重要な試合」という表現は、けっして誇大なものでもないと言うわけです。
 このW杯に匹敵するとまで言われるチャンピオンズリーグですが、そもそもこれはどのような大会なのか。簡単な概要はこちらに出てますが、個人的に注目したいところは以下のところです。

>大会は1992-93シーズンに大きな転換点を迎えて発展を遂げる。その前年に試験的にグル
>ープリーグ方式が採用されたが、この大会からUEFAチャンピオンズリーグへと生まれ変わ
>り、従来のノックアウト方式に加えてグループリーグ方式が正式に取り入れられた。グルー
>プリーグの人気を反映して、当初の8チームを32チームにまで拡大し、ヨーロッパ全土で火
>曜日と水曜日に戦いが繰り広げられるようになった。

 昨年発売された「Numberプラス」だったでしょうか。この「1992-1993シーズンの大きな転換期」についての記事が出ていたんですよね。詳細は覚えてなく恐縮ですが、確かドイツ人(?)のある企画屋みたいな人が「チャンピオンズリーグ」をW杯に匹敵するような大会にしようと企画して、UEFAを巻き込んで今のような大会形式になったという話だったような気がします。確かそこに電通もかんでいたハズ。要は大会の規模を大きくして「莫大なお金を生むような大会」へと改革&発展させ、各国のクラブが参加することへの「目に見えるメリット」を作り出したってことでしょうか? 
 もちろん1992年前も由緒ある大会だったのでしょうか、参加チームを増やすこと、大会方式を変えること、スケジュールをきちんと統一することなどにより「W杯に匹敵する規模の大会」へと生まれ変わったわけです。クラブはこれに参加することにより、莫大な利益(入場料&TV放映権)と出場して優勝することによるステータスを得るようになったわけです(まぁステータスに関しては、改革以前と変わらずかもしれませんが)。例えばもしも毎年この大会に参加している某ビッククラブがリーグ戦の不振から出場権を逃すとすると、それはチームの大きな収入減となるわけですし、それによって所属する選手を放出しなければならなくなったり新たな選手を獲得できなくなったりする可能性もあるわけです。中にはイングランドのリーズユナイテッドのように、チャンピオンズリーグ出場による収入の増減によってクラブの財政がボロボロになって落ちぶれてしまったクラブもありますがね(リーズの場合は、単に会長がバカだったせいで落ちぶれたのかもしれませんが)。

 その欧州チャンピオンズリーグと欧州クラブの関係と、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)とJリーグのクラブの関係を比較してみるとどうでしょう? チャンピオンズリーグに対する意気込みや、「収入&ステータス」の違いが天と地ほどの差がある思ってしまうのは、私だけでしょうか? 
 
 チャンピオンズリーグと各国クラブとの関係の他に、さらにこの12月からとりあえず日本で開催される「世界クラブ選手権」なるものが入ってくるとどうでしょう? 例えば欧州のクラブはチャンピオンズリーグに参加すること優勝することは「重要」と考えているように思われますが、世界クラブ選手権に関してはそれほど価値を見いだしてないように思われます(そうでもないですか?)。一方、Jリーグのクラブは「ACL」での優勝することはもちろん「それなりに重要」と考えているのでしょうが、それ以上に「世界クラブ選手権」に出ることに意義を感じているような気がしてなりません。あっ、Jのクラブといういうのは間違いかもしれません。クラブでなく日本サッカー協会の会長の考えというほうが正しいかもしれませんね。

 個人的には日本サッカー協会の会長には、「世界クラブ選手権」の運営することよりも、アジアチャンピオンズリーグの「大会の改革」の音頭のほうをとってもらいたいと思う次第です。まぁサッカーに限らず「ヨーロッパ&アメリカ崇拝、アジア蔑視」という感じなのはわかりますよ。アジアでは「金にならない」のかもしれません。視聴率も稼げなければ、日本国民の注目度も低いのかもしれません。まぁ日本人でチェルシーファンなんていう私なんぞ、その最たるものかもしれませんが(笑)。ですが、Jリーグを発展させたいなら、そして日本代表を強くさせたいならACLという大会をキチンと整備して少なくとも「アジア杯」に匹敵するくらいの大会にしてほしいわけです。日本がいろいろ口出しし今以上にACLを盛り上げることは、まったくもって可能だと思うんですよね。どうでしょう?
  
 最後に。日本のクラブが不在で日本で開催される「世界クラブ選手権」。まぁ今までのトヨタカップだって欧州と南米のクラブの試合だったわけですし、例えば欧州チャンピオンズリーグ決勝も地元とか関係なしに開催されているのでノープロブレムなのかもしれませんが…。今シーズンから従来のトヨタカップの代わりとして開催されるFIFA主催の「世界クラブ選手権」が、どのような結果に終わるのかは注目したいです。まぁ普通に盛り上がるんでしょうけどね。ちなみに我が応援するチェルシーが、幸か不幸かこの日本での大会に参加しないのはある意味よかったと思ってます。新たな「世界クラブ選手権」がどんな感じの大会ががわかれば、この大会に送り込むべき選手だって決まってくるではありませんか。今現在の認識では、この「世界クラブ選手権」はチャンピオンズリーグのおまけであって、けっして「収入的にもステータス的にも」おいしい大会ではないってことです。 
 人気blogランキングへ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0