ワールドユース「ナイジェリアVSモロッコ」戦雑感 ジョン・オビ・ミケルとナイジェリアのフィジカル!

メッシーよりもジョン・オビ・ミケルなんですよ!!!! ってことはないですか

ジョン・オビ・ミケルの存在を、すっかり忘れていました。

ワールドユース準決勝。モロッコを破って見事に決勝へ駒を進めたナイジェリアユース代表ですが、中盤にこのミケルくんがいたんですよねぇ。彼がいたことを準々決勝のオランダユースVSナイジェリアユース戦が終わったあとに気がつき、準決勝のナイジェリアVSモロッコ戦を忘れずに見なければと思っていたわけです。なぜにミケルかと言えば、このような事件があったからなわけです。

 マンチェスターUとリン・オスロ(ノルウェー)は現地時間18日(以下現地時間)、両クラブ間で移籍交渉が成立した18歳のナイジェリア人MFジョン・オビ・ミケルに対する、チェルシーとミケルの代理人の行動に関してFIFAに不服を申し立てた。チェルシーの対応に加え、ミケルの移籍に関してリン・オスロには何の権限もないと主張しているミケルの代理人ふたりの行動にも問題があると訴えたということだ。マンチェスターUは先月29日、リン・オスロと移籍金400万ポンド(約7億9400万円)でミケルを獲得することで合意。しかし、ミケル本人がこれを拒否し、ノルウェーのメディアに対して自分はチェルシーに加入したいとコメントし、その言葉を裏付けるかのように、リン・オスロの12日の練習を休んだミケルは、代理人を同行してロンドン入りしていた。また、リン・オスロはミケルに向けても、クラブとの契約が2006年まで残っている以上、ミケルの一連の行為は契約違反に当たるとして、制裁の対象になり、今後のキャリアを傷付ける恐れもあると警告している。http://sports.yahoo.co.jp/soccer/headlines/ism/20050519/spo/15242400_ism_00000023.html

この移籍問題がどのように決着したのか知らないのですが、とにかくミケルがどんなプレイヤーなのか非常に興味があったというわけです。というわけでワールドユース準決勝「ナイジェリアVSモロッコ」戦。まずはそのミケルのプレイを見た印象から。

注目のジョン・オビ・ミケルは、確かにどのクラブも欲しがるような逸材です

パッと見た感じ、とにかく体格がいい! TVの画面から見てても本人とすぐにわかるくらい大きくてガッチリしているというのが第一印象でした。ポジションはいわゆるトップ下みたいでしたが、中盤ならどこでもできる感じでしょうか? プレイスタイルについて。その身体を生かしたボールキープ力はユース年代のレベルでないって感じでしたが、すばらしいのは強さのみならず「やわらかさ&繊細さ」があること。パスにしてもドリブルにしても、ボール捌きがやわらかいんですよね。日本代表の小野まではいかないかもしれませんが、「技術&テクニックがある」というというのが特徴なんでしょう。特に印象的だったのがスルーパスのうまさ。視野の広さとセンスの良さを感じました。あとFKやCKなどのセットプレイでのキッカーも務めてましたが、その正確なキック魅力的。モロッコ戦の2点目は彼のCKからゴールが決まったのですが、それ以外にもすばらしいボールを供給してました。というわけでミケルのプレイをまとめると、①体を生かしたボールキープ力がある、②やわらかさもあり、スルーパスなど出せる技術&センスがある。③FKなどキックが正確。簡単に言うと以上3つがいいことろだと思いましたが、弱点は「スピードがあまりない」「ゴールへ絡むような動き&ミドルシュートの意識が少ない」ってところでしょうか? まぁこの試合をスカパーで実況していた倉敷さんが「本気のミケルを見てみたいですね」って言っていたように、まだその実力を出し切ってないのかもしれませんが。まぁ何はともあれ逸材であることは間違いないと思いました。是非ともほしいです、チェルシーに。って、やはりマンU移籍なのでしょうけど。

ナイジェリアVSモロッコ戦について! フィジカルの差がそのまま実力差に

というわけでミケルをやっと見れてうれしかったわけですが、一応、試合についての雑感も。スカパー解説&実況の粕谷&倉敷氏によると、オランダユースチームが、ナイジェリアユースの選手が年齢詐称しているのではとFIFAに提言したとかしないとか。確か以前もナイジェリアユースに「年齢詐称」問題が噴出したことがあると記憶しているのですが、確かにそう勘ぐりたくなる気持ちもわかるくらい「身体がでかい選手」が多いのですよね。ナイジェリアには戸籍みたいなものがないので実年齢がわからない。よって年齢をごまかしている可能性があるってのが言い分みたいです。まぁ結局のところは真相はわからないってことなんでしょうけど、そんな「年齢をごまかしているのでは?」と勘ぐられるほどのフィジカルを生かしたサッカーを展開するナイジェリアユース。フィジカルを生かしたサッカーとは、要は攻撃時は簡単にボールを取られないし、守備時は簡単に突破させないという感じのサッカーと言えば、少しはわかりやすいでしょうか? とにかく局地局地の「1対1の勝負」で、ナイジェリアユースの選手はことごとく強さを発揮して勝っていました。ユース年代の試合だと、この局地での「1対1の勝負」がすべてだったりするんですよね(ちなみに準決勝のもう一試合アルゼンチン対ブラジル戦でも、攻守において、ほんと「1対1で勝負」の場面が多いように感じました)。というわけで個の戦いで有利に立つナイジェリアが、ゲームを支配し、そして先制します。前半30分くらいでしたか? ナイジェリアの右サイドバックの選手が攻撃参加しドリブルで中央をボールを運びサイドチャンジ。そこに走りこんだが左サイドバックのタイオゥ。パスを受けてペナルティエリア付近までドリブル突破しミドルシュート。これが、そのままゴール右スミへものすごい弾道で突き抜けてゴール! ナイジェリアユースの両サイドバックの攻撃参加が見事に決まります。このタイオゥのシュートが象徴するように、ナイジェリアユースの選手たちの放つミドルシュートはすごいです。A代表にもオコチャとか、ものすごいミドルシュートを打てる選手がたくさんいますが、まぁフィジカルの強さ&年齢不詳な点とあわせて親譲りというかナイジェリアらしさという感じでしょうか(笑)? ちなみに先制点をあげたタイオゥですが、所属はマルセイユ。そうです中田浩二のライバル(?)で、確か1~2試合、中田浩二に変わってフランスリーグアンの試合に出ていました。その時の印象はほとんどないのですが、この試合を見る限り「超攻撃的なサイドバック」なんでしょう。……。うーーん。トルシエに聞きたい! 攻撃的SBのタイオゥを起用していた理由というか、SBに求めることなどを! そしてトルシエの4バック論を!……って話が脱線しましたが、ナイジェリアVSモロッコ戦。試合は1-0のまま後半へ。なんとか1失点でふんばっていたモロッコでしたが、なかなか反撃の糸口がつかめません。ナイジェリアの2人のCBがよかったというのもありましたが、ゴール前までボールを運べるけど最後のところで崩せないんですよね。で、とうとうナイジェリアに追加点を許してしまいます。ミケルのどんぴしゃCKから、フィジカルを生かした見事なヘッドが決まりゴール! 2点目! これで勝負ありでした。その後、もう1得点を上げたナイジェリアユースが「力の差」を見せつけて完勝したわけですが…、2点取られたあとのモロッコユースの選手たちの「集中力を切らしたプレイ」はいただけなかった。

集中を切らしたモロッコユースの選手&サポーター 乱入多いよFIFA!

3-0となって、切れてしまったモロッコユースの選手たちですが、なにがいただけないってゲーム終盤に2人が退場処分になり試合をブチ壊してしまったことです。名前は忘れましたが、そのうちの1人(たぶんFW)は、イライラからかあからさまなラフプレーでレッドをもらい、さらにピッチを去る間際にナイジェリアの選手につばを吐いてました。もしかしたらナイジェリアのDFの選手に見えないところでいろいろやられたのかもしれませんが、もしそうだとしても「つば吐き」はけっしてほめられないプレイです。選手のみならず、サポーターも同様って出来事もありました。ナイジェリアが得点上げたあと、たぶんモロッコのサポーターだと思うんですが、ピッチにものを投げ込んで試合が中断するという出来事がありました。しかも一度のみならず、ナイジェリアが得点後ちょくちょく投げ入れていた感じです。選手がピッチのゴミを片付けている姿を見てスタンドの観客は何もかんじないのでしょうか? あと、ピッチに乱入した人もいました。こういう事件は選手の集中力を切らすだけです。こういった「サッカーをつまらなくする出来事」は、もちろん選手個々の問題だったり、一部の心もとないサポーターの問題だとは思います。ですがFIFAにも少なからず問題があるような気もしてます。ピッチでシャツ脱いでイエローもいいです。モウリーニョをベンチ外にするのもいいです(笑)。ですが、なんかそれよりももっと取り組まないといけないことが、たくさんたくさんあると思うわけです。確かピッチ乱入はユースの試合のみならず、コンフェデでも続出しています。乱入した人はもちろん悪いですが、簡単にさせた方も悪いってことです。まぁ、逆にあまりにクリーン過ぎて良くも悪くも「人間くさい面」がなくなってしまうと、それはそれでサッカーがつまらなくなるのかもしえませんが。

 最後に、チェルシー移籍関連情報。ケジュマンのアトレチコ移籍が決まったみたいですね。

スペインのアトレティコ・マドリーは現地時間28日、チェルシーに所属するセルビア・モンテネグロ代表FWマテヤ・ケズマン(26)と契約を結ぶことで合意したと発表した。契約期間は3年となる見込みで、29日のメディカルチェック後に正式契約となる。昨季オランダのPSVからチェルシーに加入したケズマンだったが、レギュラーポジションを確保するには至らず。リーグ25試合出場で4得点という結果に留まり、PSVに在籍中122試合で105ゴールを挙げた実力を見せることなく、チームを去ることとなった。なお、新天地となるアトレティコ・マドリーは、スペイン代表FWフェルナンド・トーレスを擁しながらも昨季は11位と低迷。カルロス・ビアンチ監督招聘に続いてのケズマンの獲得で、来季の巻き返しが期待されている。http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wld/headlines/ism/20050629/spo/14030700_ism_00000092.html

まぁビアンチもモウリーニョ同様「戦術家」でもありますが、ケジュマンには「戦術の犠牲にならないように」がんばってもらいたいです。で、チェルシーはFWどうすんでしょう? ミランが難航しているパルマの雄がくる可能性はまだあるのか?
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