プレミアリーグ開幕戦:「ミドルズブラVSリバプール戦」雑感  ベニテスの「アウェー戦」&稲本について

リバプールは、勝ち点2を落とした? それとも勝ち点1を拾った? 

 「いつもなら、何ゴールか決めてるところだった。ツイてなかったし、フィニッシュの精度も悪かった」と反省を口にしたキャプテンのジェラードに対し、ベニテス監督は「勝ち点2を落としたね。チャンスはたくさん作ってたし、スティーヴィー(ジェラード)には4度くらい決定機があった。残念だよ」と不満げだった。http://sports.yahoo.co.jp/soccer/wld/headlines/ism/20050814/spo/13003700_ism_00000056.html

「勝ち点2を落とした」とベニテスはコメントしているみたいですが、私の目には引き分けの「勝ち点1」でOKという感じの戦い方に見えたんですけどね。確かに「ジェラードが4度くらいの決定機」を外したのが勝てなかった理由の1つだと思いますが、それ以上にベニテスの采配が消極的だったのが勝てなかった最大の理由のような気がする次第です。この開幕戦をチャンピオンズリーグ予備選のシステムと変えて「ワントップ」の「4-5-1システム」で臨んだリバプール。アウェーということで、中盤を厚くするこのシステムで臨んだんでしょうけど、正直あまり機能してないように思えました。リバプールのスタメンはこんな感じ。


【リバプールのスターティングメンバー】          
                ●GKレイナ

●SBフィナン ●CBギャラガー ●CBヒーピア ●SBワーノック

                ●MFアロンソ
        ○MFシソコ       ●MFジェラード

  ●SHルイスガルシア               ○SHゼンデン

                ●FWモリエンテス

チャンピオンズリーグ予備選では「2トップ」の4-4-2で戦っていたリバプールは、前線のFWと中盤がうまく連携した攻撃ができていたように思えたのですが、このワントップで臨んだ開幕戦はモリエンテスが孤立してしまい中盤との連携が取れてないのが苦戦の原因だったと思いました。これまでのCL予備選で対戦したようなチームと違って、プレミアの中堅であるミドルズブラの守備がよかったということもあったと思いますが、個人的にはシソコの起用法が裏目に出てたように感じたんですよね。アロンソを中盤の底に置く「レジスタ」的な感じをイメージしていたんでしょうが、そうする場合、「シソコの役割」が微妙だったというか、生きてなかったように思えた次第です。守備に関しては、まぁそこそこやっていたように感じましたが、攻撃の時にシソコがかなり中途半端だったように見えたんですよね。もっと積極的にFWやSHと絡んでチャンスを演出すべきだったと。どうもシソコをみているとジェラードに遠慮しているというか、ジェラードを気にしすぎているというか、パスをもらっても自分で仕掛けないでとりあえずジェラードへ渡すみたいな感じに見えた次第です。そう言えばシソコってこの試合シュート打ってます? あまり記憶ないですが。シソコは個人的にはアロンソの位置で使って、守備専門MF的な役割を与えた方がよかったように思ったんですが、…まぁ、それはそれで問題あるのかもしれませんね。あと、ゼンデン。彼もこの試合はほんと目立たなかった。古巣ということで意識したところはあるんでしょうし、まだリバプールのサッカーに慣れてないところもあるんでしょうが、ほとんど有効な攻撃を仕掛けることができなかったように見えました。もちろんボロの守備がよかったんですが、この日のゼンデンならリーセの方が1000倍上でしょう。ってそういえばリーセは出なかったですが怪我?? なら仕方がないですかね。

リバプールの「アウェー苦手意識」は払拭できるか? ベニテスの「アウェーで負けない戦い方」は正しい!?

という感じで、この試合のリバプールはシソコ&ゼンデンの新加入の2人が「消えていた」ことが勝てなかった理由の1つだったと思うんですよね。それには「4-4-2」から「4-5-1」へのシステムチェンジという影響があったのかもしれません。まぁ、どちらにせよこの開幕戦はベニテスの選手の起用法&システムの選択に問題あったと言いたいです。アウェーを意識しすぎたのか、どうも消極的過ぎたのではないかって思うんです。この試合、途中交代でFWシセを投入してます。が、ルイスガルシアに変えてシセ投入でそのまま「サイドハーフで起用」ってのは、これまたちょっと消極的だった気がするんですよね。モリエンテスに変えてバロシュってのも定石どおりですが、例えばモウリーニョなら「勝ちに出る数分間」って感じで守備的な選手に買えて攻撃陣を投入し勝負に出て、勝ち越したら今度は攻撃的な選手を下げて逃げ切り大勢を作るみちあなギャンブルをする場合が多々ありますが、開幕戦のベニテスからのそういった「リスクを掛けて勝負に出る采配」ってのはなかったように思えます。まぁ、たぶんあえて「リスクを冒さなかった」というのがベニテスの本音なんでしょう。昨シーズンのリバプールは「アウェイでの負けが多すぎて」5位に沈んだわけで、ベニテス的にはとにもかくにも「アウェイ」で負けないことってのが、第一にあるんでしょう。その「アウェーで負けないため」の「4-5-1」であり、シソコ先発の3ハーフであり、リスクを起こさない選手交代だったんでしょう。そういった意味では「狙い通りの戦い方」はできたと言えるのでははないでしょうか? ただし、今後もこのような「アウェーで引き分け狙い」のサッカーをしているようだとリーグ優勝は狙えないと思うんですがなぇ。まぁ開幕ということで特に「慎重」だったのかもしれませんが、リバプールのアウェイの戦い方ってのは注目ですね。チェルシーファン的にも。

この試合「ジェラードの日」ではなかったわけですが、そういう日もある! ってジェラード以外も、がんばらないとね

ボロのGKシュウォーツァーがすばらしかったとも思いますが、ジェラードが言うように「いつもなら、何ゴールか決めてるところだった」わけで、ツイてなかったという表現がピッタリだったと思います。こういう日もある仕方がないってことなんでしょうけど、逆に考えるとジェラード以外に決めれる人がいないとも言えるんでしょうねぇ、今のリバプールは。「ジェラードこけると、リバプールもこける」状態と言いますか。そういう意味では、リバプールにとってポイントとなる選手はルイス・ガルシアのような気もするんです。ジェラードと同じくらい決定力があると思いますし、チャンスメイクもできる選手だと思うんで。ボロ戦ではSH的に使われてましたが、もっとジェラードの近くというかFWの近くというか、「トップ下」もしくは「セカンドストライカー」的な位置で使った方が生きると思うんですよね。まぁ右サイドでも中盤の選手とのコンビがあれば生きるんでしょうが、昨日のMFシソコとの連携はあまりよくなかったですね。「ジェラード頼み」のサッカーで勝てればいいですが、ジェラードがダメならこのルイスガルシアなりゼンデンなりがもっと積極的に「ゴール」を狙っていかないと、昨日のボロ戦のような展開というのは今後も出てくると思いますよ。昨シーズンのチャンピオンズリーグはその「勝てなくても、負けないサッカー」で頂点を極めたわけで、それはそれで正しいとは思いますが、対リーグ戦に関しては「負けない」だけでは厳しいわけです。まぁチェルシーも十分「負けないサッカー」をしているわけですが(苦笑)。

おまけ「マンチェスターシティVSウエストブロム」戦 というか稲本についてです

続いてマンチェスターシティ対WBA戦。後半からちょろっと見ただけなんですが、稲本はがんばってましたね。中田英のボルトン移籍話や中村のセルティック移籍ですっかり影が薄くなった感がある稲本ですが、今シーズンはWBAでレギュラーに定着できるんでしょうか? シティ戦の稲本はとにかく「運動量」がすごかったように見えました。攻撃にも守備にも積極的に絡んでいたように見えました。後半、ドリブルで中央突破からカマラへのスルーパスというシーンがあったり、その直後にゴール前でGKの弾いたボールへダイビングヘッドで飛び込むシーンもあったりと、攻撃に絡むシーンもありましたが、稲本にはもっともっと攻撃を演出してもらいたいんですよね。もともと「中盤のプレッシング守備で高い位置でボールを奪ってからの攻撃参加」というのは得意な選手ですし、この試合でもそういう「いい守備」からチャンスメイクしていたわけですが、今シーズンはそれのみならず「ポゼッションからの攻撃」でもがんばってもらいたいと個人的には思ってます。今シーズンのWBAが残留するためには中盤でそういった「ポゼッションからの攻撃の演出」できる選手が必要だと思いますし、稲本にはそういうプレイも求められると思うので、ぜひともがんばってもらいたい。でないと「昨シーズンのキーランリチャードソンはよかった」「リチャードソンみたいなプレイヤーがいないと厳しい」ってことになってしまうと思うので、そんな昨シーズンの残留の立役者「リチャードソン」の亡霊に負けないようなプレイができるように、稲本にはがんばってもらいたいです。そういうプレイができれば、自ずとジーコ日本代表でもレギュラーになれると思いますしね。
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