プレミアリーグ第7節「チェルシーVSアストンヴィラ」雑感 今期初失点とダフとエシエンのSB

 今更ながら先週土曜日のチェルシー対アストンヴィラ戦について。
 リーグ戦での初失点となる先制点を許してしまったが、前半のうちに追いつくことができたのが何よりも大きかったですね。もし前半0-1で負けたままで折り返していたら危ないところでした。たぶん勝ち点3をゲットできなかったでしょう。ランパードがFKを直接ねじ込んだわけですが、アストンヴィラのが築いた壁のスキマをうまく通したのが、すばらしかった。まぁヴィラが壁に穴を空けたのが最大のミスだったと思うのですが、壁の一番右側の選手(どうやらアンヘルみたいですが)は、何故に蹴る瞬間に右側に寄って壁にスキマを空けてしまったんでしょうか? ちょっと軽率なプレーだったと思いますが、その相手のミスをついてゴールしたランパードが見事だったのは言うまでもないところ。CLのアンデルリヒト戦でもFKを決めたランパードですが、こういう値千金のゴールができるってところがまさにチームの大黒柱という感じでしょうか? 
 というわけで、このランパードの同点弾が「失点直後」&「前半のうち」に出たのが、この試合のポイントの一つだと思った次第です。このゴールでチェルシーが「初失点」という、いやな流れを断ち切って後半に臨むことになります。

■またまた出ましたモウリーニョの交代策! ダフ&エシアンをサイドバックに起用した訳は!?

後半、モウリーニョ監督が得意の「選手交代によるポジションチャンジ」で攻撃的に打って出ます。もう驚きでもなんでもないですが、一応その変化を追ってみますと、まず後半開始時のシステム&ポジションは前半と同じでこのような感じでした。

【スターティングメンバー:4-3-3】
                 ●チェフ
            ●カルバーリョ   ●テリー 
     ●フェレイラ                  ●ギャラス

                  ●マケレレ
           ●エシエン       ●ランパード 

      ●ダフ                     ●ロッベン
                   ●クレスポ
チャールトン戦と同様のスタメンでしたが、モウリーニョは、まず後半の57分に一挙に2人の選手交代をします。クレスポに変えてドログバ。そしてなんと、カルバーリョに変えてショーンライトフィリップス(SWP)。このカルバーリョ交代によって、ポジションが以下のように変化します。

【後半57分時のメンバー:4-3-3】
                 ●チェフ
            ○ギャラス   ●テリー 
     ●フェレイラ                  ○ダフ

                  ●マケレレ
           ●エシエン       ●ランパード 

      ○SWP                     ●ロッベン
                   ○ドログバ
ポイントはウイングのダフをサイドバックにポジションチェンジしたということ。これは昨シーズンもリーグ戦で一度行っていますが(確かフラム戦だったか)、超攻撃的なサイドバック(?)仕様という感じでしょうか? ダフ、ロッベン、SWPという「ウインガー」をピッチ上で同居させる一つのオプションですが、サンダーランド戦で行ったようなダフ、ロッベン、SWPを2列目に並べる4-2-3-1よりも「冒険的」なオプションと言えるかもしれません。ダフとロッベンが同じサイドに並んで「縦のポジションチャンジ」によってぶ厚く攻めることができるのが、このダフのサイドバック起用の狙いだと思うのですが、これはデルオルノという「攻撃的なサイドバック」を欠いているために行ったのが一つの理由なんでしょう。あと中盤のランパード、エシエン、マケレレという最強ユニットは崩さずに攻撃的にするという狙いもあったかもしれません。まぁギャラスでなく、カルバーリョを変えたってのが実は興味深かったりするのですが、それは後ほどってことで。
 この「システムは変えないでポジションを替える」交代によってサイドからの攻撃がますます機能し始めるチェルシー。58分には左サイドのダフの突破からエシエンのシュート、そして59分にはライトフィリップがシュートを放ちます。明らかに流れはチェルシーですが、あと一歩のところで得点に結びつかないという感じ。そこでモウリーニョが「さらなる交代策」に出ます。ロッベンに変えて、グジョンセンの投入。私はこのとき「3バック」への変更かと思ったのですが違いました。

  【後半57分時のメンバー:4-3-3】
                 ●チェフ
            ○ギャラス   ●テリー 
     ●フェレイラ                  ○エシエン

                  ●マケレレ
           ○グジョンセン       ●ランパード 

      ○SWP                    ○ダフ
                   ○ドログバ 
なんと、エシエンをサイドバックに起用してダフをウイングに戻すというもの。先日マンチェスターユナイテッドがリチャードソンをサイドバックに起用していたのをうけて「ボランチがサイドバックするのが流行りか?」って書いたばかりでしたが、モウリーニョもその流行に乗ったというところか? このエシエンのサイドバックの起用はまぁわからないでもないです。運動量があって守備力もあって、攻撃参加もできる。まぁもちろんサイドのスペシャリストではないので、慣れない所もありますがそつなくこなしてました。この交代が幸をそうして、チェルシーが勝ち越し点を上げます。後半73分。右サイドをパウロフェレイラとSWPのコンビで崩して最後はランパードが中央からドログバへスルーパス。オフサイドとラップを潜り抜けたドログバがペナルティエリア内でヴィラのメルビルに倒されPKを奪取。このPKをランパードが決めてチェルシーが勝ち越しに成功します。ランパードのパスは見事でしたし、そのパスを受けたドログバの動きも素晴らしかったのですが、それを引き出したのはモウリーニョの二度の交代策が幸を奏したというところでしょうか? ここから後は無理をせず一点を守りぬいていたチェルシーですが、後半57分の交代策から73分に得点をあげるまでの約15分間の「集中」攻撃は、すばらしかったと思った次第です!

■今シーズン初の失点はカルバーリョのミス!?

と言うわけでチェルシーが7連勝を飾ったわけですが、ついに今ジーズン初失点をしてしまいました。シーズン無失点でいけるわけはないですし失点自体はしょうがないと思いますが、このヴィラ戦の失点自体はチェルシーからのミスから生まれたもので「防ぐことが可能な失点」だったのが悔やまれるところですね。失点シーンを振り返ってみましょう。アストンビラのゴールキーパーのキックから始まったのですが、このロングボールに対してカルバーリョがきちんと対応出来ず、アンヘルに起点を作られてしまったのがとにかくまずかった。アンヘルにうまくへディングでボールを繋がれ、ムーアにゴール前で粘られてシュートを打たれゴールとなってしまうのですが、ムーアに対するテリー&フェレイラの対応はあれで精一杯だったと思うんですよね。やっぱり、その前のアンヘルに対してカルバーリョがしっかりと競って「簡単にヘディングで繋がせない」ようにしないといけなかったと思う次第です。まぁ、カルバーリョだけのせいでなくアンヘルのマークの受け渡しをフェレイラとカルバーリョの2人が巧く出来なかった「連携ミス」が失点となった最大の要因なんでしょうが、前節のチャールトン戦から不安なところを見せていた二人の連携が早くもこの試合で失点という形で出てしまったということなんででしょう。後半57分にモウリーニョがカルバーリョを交代させてます。その理由は攻撃的な理由もあったと思いますが、もしかしたら、カルバーリョの守備(連携)のまずさを考えての交代だったかもしれません。ふつうに考えれば、SBのギャラスをセンターにもってこないで、そのままSWPと交代でいいわけですかね。
 というわけで、ついに「失点」したチェルシーですが、水曜日からリバプール2連戦でCBのコンビをどうするのかってのがポイントになるような気がします。カルバーリョをこのままセンターバックで使うのか?それともテリーとギャラスの鉄壁コンビに戻すのか? デルオルノの復帰も噂されてますが、DFの人選をモウリーニョがどうすrのかは注目ですね。
 まぁ多分、CBはカルバーリョのままでしょうが、そうなるとクラウチという高さがあるリバプールに対して、この日のような失点をしてしまう可能性って十分に考えられるような?! もちろんカルバーリョだって、同じ過ちを何度も繰り返すような無能なディフェンダーではないわけですが、現状ではテリー&ギャラスのほうが「堅い」のは確かだと思うのですが、さてさて!?!!
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