ボールのないところで勝負は決まる!?  湯浅氏の言うインテリジェンスあるプレイとは!?

■中田英がチャールトン戦でアシスト! 湯浅氏が掲げる中田英のキーワードとは!?

先週のボルトン対チャールトン戦は見れなかったのですが、中田英がアシストを決めて勝ったみたいですね。そんな中田英のキーワード(?)と題して、おなじみ湯浅氏が自信のHPで以下のようなことを書いてます。

そんな中田英寿のキーワードは・・攻守にわたって自ら実効ある仕事を探し出せる能力(インテリジェンスと強固な意志)・・そのグラウンド上の現象面としての、攻守にわたる全力ダッシュの量と質(これまたインテリジェンスと強固な意志)・・ってなところかな。決勝ゴールの場面でも、ファイエが二列目でボールを持ったとき、左サイドの決定的スペースへ抜け出すフリーランニングを敢行したからこそ、ファイエのプレーに少しは余裕を与えられただけではなく、ファイエの中距離シュートからこぼれたボールに最初に触ることができ、そこからノーランへの決勝アシストを決めることができたわけですからね。
 サッカーを自由に楽しむためには「汗」が大前提だというメカニズムをよく理解し、それを徹底的に実践できるだけのインテリジェンスと強烈な意志を持ち合わせている中田英寿。(リスクチャレンジや汗かきなど)主体的に義務を果たそうともせず(自分勝手な)自由ばかりを主張する連中とは格が違う。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_3.folder/05_foreigner_10.31.html

まぁ「ボールのないところで勝負は決まる」の湯浅さん的なアプローチという気もしますが、唐突ですが今回は湯浅氏の言うところの「インテリジェンスと強固な意志」について考えてみたいと思います。まず最初に、ここで言うインテリジェンスとは何を指すのでしょうか? 「自ら実効ある仕事を探し出せる能力」と湯浅氏は言いますが、要はピッチ上で今、自分がやらなければならないことは何か? 自分にできる最良の動きは何か? といった、その時その時の状況に応じ「チームにとって効果的な動き」をするということだと思うのですが…。実は似たようなことを若きオランダ代表のMFが言っていたりします。

 オランダといえば、4-3-3が定番。だがファンバステンの場合、やや昔のスタイルと違うところがある。戦術を詳しく教えてと言うと、マドゥーロはこちらのペンをとって、ノートにフォーメーションを書き始めた。
「サッカーは、数学だよ。誰がフリーマンになるかが最も大事なんだ。オランダ代表では、オレが中盤の底で、右上にランツァート、左上にコクがいる。トップ下の空間は、誰もいないのが、昔のオランダサッカーと違うところだ。そのスペースに、ランツァートやコクが飛び出していくので、彼らのカバーをするのが、オレの役目だ」
──それはオランダの戦術? それともファンバステンの戦術?
 「そのどちらでもある。固定したトップ下がいない分、昔のスタイルよりフレキシブルになったと言えるだろうね。MFの3人には、考える力が要求される」http://number.goo.ne.jp/soccer/world/639/20051027-f1-1.html

「MFの3人には、考える力が要求される」

マドゥーロのこの「考える力」という言葉は、まさに湯浅氏が言う「インテリジェンス」と似た感じの意味合いだと思うのですが、いかがでしょう? そしてマドゥーロも湯浅氏も「ボールのない時の動き」(=「オフ・ザ・ボールの動き」「スペースをつく動き」)について言及しているというのは、あえて指摘するまでもないかもしれません。

■「考える力」=「インテリジェンス」のあるオフ・ザ・ボールの動きは、確かに非常に重要ですが…!

サッカーにおいて選手が実際にボールに触る時間は正味5分もあればいいところで、ほとんどの時間ではボールのないところでの動きであるわけですから、確かに「オフ・ザ・ボールの動き」は非常に重要です。で、そのボールを持ってない時に選手自ら「考えて動く」こと、そして自らの意思をもって「有効な仕事を探して動く」というのは、サッカーにおいて重要なポイントの1つであるのは間違いないわけです。

ただし、これまた当たり前のことで恐縮ですが、サッカーとはボールを蹴ってゴールを上げて得点を競うスポーツなわけで、そう考えると「ボールを持った時」の動きやインテリジェンスというのがもっとも重要であると思うわけです。いくら「オフ・ザ・ボール」の動きが優秀でも、ボールを蹴るという技術がなけりゃパスは繋がらないしシュートも入んないわけで(笑)。すみません、当たり前のこと言い過ぎですね。

■ボールを持っている時、持ってない時の両方でインテリジェンスを発揮できる選手がすばらしい選手!

言いたいことは「ボールのないところの動きは重要」ですが、ボールを持った時の動きはもっと重要。その両方ができる選手というのがスーパーな選手であると思うし、その両方でインテリジェンスを発揮できる選手がすばらしい選手であると思うわけです。

「ボールを持ってない時のインテリジェンス」
「ボールを持っている時のインテリジェンス」


どちらも「インテリジェンス」を求められると思うのですが、中でも「もっとも考える力が要求される」ポジションというのが、たぶん中田英やマドゥーロが主にプレイする中盤のポジションなんでしょう。中盤の選手はざっと考えても以下のような役割が求められますし、それを行うインテリジェンスが求められるとされる気がします。

①ゲームメイク力…攻撃の中心的役割。ボールを持った時は、DFからFWへボールを運ぶための展開力やパス回しが出来る正確なパスを出せる能力が必要。ボールを持ってない時はパスを引き出す動きや、スペースを作る動きでパスが回りやすくする。
②決定力…攻撃時にゴール前に攻めあがってシュートを決める能力。これはボールを持った時のみの動き。ペナルティエリアの外からミドルシュートをゴール枠に打てる能力。
③アシスト力…これも基本的にボールをもった時の動きですが、FWに決定的なパスを出したり、サイドからセンタリングを上げてチャンスメイクする能力。ボールを持ってない時は囮となって相手陣にスペースを作ったり、パスをもらえるポジションを取る動きが求められる。
④中盤守備のプレッシング…前線からの守備。これは基本的にはボールを持ってない時の動き。1対1でボールを奪ったり、相手のパスコースを限定したり、読んだりしてインターセプトできる能力。
⑤最終ラインのカバーリング…これもボールを持ってないときの動き。状況によってはCBが空けたスペースに入って最終ラインで守備を求められる場合もある。
⑥無尽蔵のスタミナ…上のすべてを90分間できる体力と集中力を持つ。これはボールを持っている持っていないに関わらず両方。

この他にもあると思いますが、思いついたのをざっと6つあげてみました。6つそれぞれでボールを持った時、持ってない時の動きについて簡単に書いてみました。たぶん6つの項目で①、④、⑥ができれば玄人目には「いい選手」と評価されると思うのですが、それに加えて②、③ができれば玄人目にも素人目にも「すばらしい選手」と賞賛されると思う次第です。例えば中田英を考えてみると、①、④あたりは普通にできていて評価されていると思うのですが、それに加えて先日のWBA戦やチャールトン戦みたいに②、③の「ゴールに絡む仕事」ができればやっぱいつも以上に「高評価」されるわけです。うーん。当たり前すぎることを書いてしまってすね。すみませんです。

■ゴールを決めたり演出できる選手は「スーパーなプレイヤー」!? ってことでチェルシーのランパードはすばらしい

要はゴールを決めたり演出できる選手は「スーパーなプレイヤー」と言えるということです。チェルシーのランパードは、なんと今のところプレミアリーグで得点王(笑)。なんと10得点もあげてます。PKやFKからのゴールが多いですが、それでも10ゴールというのは立派な数字。まさしく「スーパーなプレイヤー」と言えると思う次第です。

一方、チェルシーのもう1人のMFでエシエンですが…、残念ながらまだチェルシーではノーゴール。ただベティス戦でのドログバへのアシストやリーグ戦の確かチャールトン戦でのクレスポへのアシストなどゴールに絡む仕事はしています。
 
じゃ、エシエンはゴールしてないから「スーパーなプレイヤー」でないし、中盤失格?

と聞かれれば、その答えは「ノー」だと思うんですね。確かにもっとシュートの正確性は必要だと思いますし得点は上げてほしいですが、それがなくても十分に活躍していると思うしチェルシーにとって必要な選手であると思うんです。特に④と⑥については文句がないくらい凄いですし、それを踏まえた「ボールのないところでの動き」は完璧であるわけですしね。フゥー。なんか話が堂々巡りしてますね。この話題に触れるのは、やっぱ止めておくべきでした。あっ、言うまでもなくランパードも当然④と⑥はしてますし、その能力も高いですよ。

■CLベティス戦! チェルシーの勝敗の鍵を握るのは、やっぱランパードとエシエン!?

ということで中田英のプレイと「インテリジェンス」という言葉からかなり脱線してしまいましたが、「ボールのないところの動き」と、それを実践する上でのインテリジェンスあるプレイができる選手はすばらしいと思います。が、それ以上に、ボールを持ている時の動きがいい選手と、ゴールを演出することができる選手というのは「スーパーな選手」であると言えると思うわけです。

明朝のCLベティス戦。この試合でチェルシーの勝敗の鍵を握るのは、やっぱランパードとエシエンの「ボールのないところでの動き」なんでしょうか? それとも「ボールを持った時の動き」?
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