クライフ対モウリーニョ論について再び! &アンリとオーエンを見て思うシュートのうまさ!

■やっぱFWはシュートです! そしてアンリはすごいFWです。ファンペルーシもネ

やっぱアンリは凄い選手です。チャンピオンズリーグのアーセナル対スパルタプラハ戦を見ましたが、1点目のアンリのゴールはすごかった。ペナルティエリアのちょい外からのミドルシュートでしたが、インフロントで巻いたシュートが見事にゴールに右下にストン!って感じ。ドリブルやパスもうまいけど、やっぱアンリの真骨頂は「シュートのうまさ」だと改めて思った次第です。

「シュートのうまさ=正確性や速さ」はFWにとって非常に大事な要素であると思うのですが、2点目、3点目を決めたファンペルーシもシュートはアーセナルに来てシュートがうまくなった気もします。まぁフェイエノールト時代もシュートはうまかった気がしますが、より強烈で早いシュートが打てるようになったというところか? まぁアンリにせよファンペルーシにせよ本来はウイングプレイヤーという感じでしたが、FWとして使ったベンゲル監督は今更ながらサスガと思う次第です。まぁモウリーニョ監督と相変わらずのケンカをしているわけですが、どちらも優れた監督であるのは間違いないのでしょう。こういうパフォーマンスも監督の仕事であると思いますから。

■クライフ対モウリーニョについて再び! 西部氏の分析は鋭いですが

ベンゲルとの口ケンカと合わせて、クライフとのケンカにも忙しいモウリーニョですが。西部氏のらしい分析はこのクライフ対モウリーニョ論争を考える上で参考になる気もします。木村氏の分析と合わせて読むとわかりやすいかと。

クライフは縦横に陣形を圧縮するプレッシングに対して、3-4-3という縦に菱形が3つ並ぶフォーメーションをぶつけ、サイドいっぱいに選手を開かせることで1人あたりのスペースを最大にし、計10個のトライアングルの中での速いパス交換を連続させることで、プレッシングの無効化を狙った。常に密集しようという性格を持つプレッシングに対して、いわば小さい四角の上から大きな円を被せるようにした。「ボールは人間より速い」から、正確に速く広くパスが回るだけで、プレッシングはその戦術理論に忠実であればあるほど勝手に崩れ落ちるという、コロンブスの卵みたいな戦法であった。
クライフより10年あとの監督であるモウリーニョは、プレッシング・エリアを後方に下げた。下げても守れる作法を選手に叩き込み、下がっても点のとれる攻撃を考案している。もちろん、状況に応じて前へ押し出すこともするが、基本的にはACミランが初期に披露したプレッシングに比べればはるかにラインは後方にある。精度の高いパス回しによるプレッシングの自壊を避けるには、いまのところこれが一番いい方法だろう。
これまでの戦術の歩みは、守備と攻撃が互いを凌駕しつつ進んできている。モウリーニョには“クライフ”を越えてきたという自負があるだろうし、かつてプレッシングという画期的な(それゆえサッカーの魅力を殺しかけた)戦法を乗り越えてきたクライフにとっては、サッカーが次の局面に進むにはある種の“蛮勇”が必要だという思いもあるだろう。モウリーニョを越えるのはモウリーニョなのか、それとも“新しいクライフ”なのだろうか。http://www.skyperfectv.co.jp/sports/soccer/column/kenji_nishibe/kenji_nishibe_000008.html

「プレッシングエリアを下げる」という西部氏のモウリーニョのサッカーの分析はNumber誌上でも展開していたわけですが、実はその時も「プレッシングとポゼッションの戦い」を展開されてました。非常に興味深いですし、なるほどと思うところが多いのですが、ただ最近こう思うようにもなりました。

「モウリーニョは、意識してプレッシングエリアを下げているのか?」

今売りのワールドサッカーキングのモウリーニョのコラムでカルバーリョに対する手記があるんですが、その中でモウリーニョはこういう表現をしています。「リバプール戦(4-1で勝った試合)でカルバーリョは、うまくラインを高く保てた」と。ちょっとうろ覚えなのでニュアンスが違うかもしれませんが、最終ラインを高く保てたのを褒めているんですよね。このコメントから察するに、たぶんモウリーニョは「プレッシングエリアを低くする」のを奨励しているわけではないって思うんですよ。確かに昨シーズンのカンプノウでのCLバルサ戦では最終ラインは低かったですし、どんな試合も最終ラインは極端には高くないですしオフサイドトラップも多用しません。ですが、それと「プレッシングエリアを下げている」は同じでないと思うわけです。
 つまりプレッシングエリアは相手との力量との関係次第であり、プレッシングの位置を上げられれば上げるのが好ましいし、無理ならばプレッシングの位置を下げてDFの背後を取られないようにする。要は最終ラインの位置は状況によって決めて、重要なのは守備でリスクを冒さないってことのなのかと。
 
 たとえばオフサイドトラップで完全に相手攻撃陣を防げるなら、それでOKだけど、オフシアドトラップが少しでも危険な状態ならばそういう守備はするなってことだと思うわけです。
 以前マンチーニのサッカーでも書いた通り、「リトリートとプレッシング」の関係はやっぱボールホルダーの状態にもよるわけです。DFが上がれるならあがる、危険ならリトリートする。基本はやっぱそれだと思う次第です。
重要なのは「DFラインの前後のスペースをどうケアするか」であって、プレッシングエリアは結果としてついてくるものであると。
つまり「プレッシングエリアがまず先にありき」ではないってことです。
まぁ結果から見て「プレッシングエリアが低い」から、そういう守備だというのも結局は間違いではないと思うのですが、そのプロセスはちょいと違うかと。

■ふたたびFWはシュートです②! ニアサイドでシュートを決めるオーエンの凄さ!

というわけで最終ラインの高い低いについて書きましたが、どのチームでも試合展開によってその高さは変わるわけです。チェルシ-やバルサはもちろん、ニューカッスルやWBAでも。と強引にニューカッスル対WBA戦に話をもっていっているのですが、この試合のニューカッスルの攻撃は見事でした。オーエンの2ゴールにシアラーのゴールで3-0の快勝でしたが、どちらのゴールも見事でした。何が見事かって言いますと、3点ともサイドからのセンタリングをニアサイドで合わせたものであったということです。特にオーエンのシュートは見事でしたが、身長がなくフィジカルではそれほど恵まれてないからこそ、相手DFの前に出てニアで合わせるのが唯一のサイドからのセンタリングをねじ込むことであり、その「ニアサイドでのシュートテクニックがうまいこと」がオーエンの凄さであり生命線であると思った次第です。もちろんセンタリングを上げる選手との共通認識もあると思いますがね。

要はサイドから崩されて相手FWにニアサイドを取られて、完璧にシュートを打たれれば、どんあDFもやっぱ防げないと言うことです。

そこにはプレッシングエリアの高さ低さはあまり関係ないようにも感じますが??

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