CLグループリーグ最終節:「ベンフィカ対ユナイテッド」雑感 ユナイテッドのまさかの敗退

■ユナイテッドがCLグループリーグでまさかの敗退! やっぱロイキーン退団の影響!?

ユナイテッドがやってしまいまいた。思いっきり結果論で言わせてもらえば、ロイキーン退団の影響が出たというところなんでしょう。もちろんロイキーンの問題だけで今回のグループリーグ敗退を語るのは間違いかもしれませんが、逆にその退団の影響がまったくなかったとも言えないと思うわけです。

 またひとり、トレブルを知る選手がマンチェスターUから消えていった。新陳代謝は必要条件だが、今回は不透明な部分が多すぎる。やはりチーム内には“権力争い”があるのだろう。http://www.ocn.ne.jp/sports/soccer/tpx/sc_0395.html

粕谷氏が言うように「新陳代謝」は必要だと思うのですが、その時期ややり方を間違えてしまうとチームにとって厳しい結果を招くこともあるわけで。今回のユナイテッドの敗退はその典型であったと思うのですが、それに比べたらチームの不振からルッシェンブルコ監督を解任したもののCLグループリーグはキチンと突破したレアルマドリードはやっぱ偉大なビッククラブと言えるのかもしれません。というわけでユナイテッドにとってはまさかの敗北となってしまったCLグループリーグ最終節について、ゴールシーンを中心に簡単に振り返ってみたいと思います。

■スタメン:ユナイテッドはギグス&C.ロナウドが両翼の「4-4-2」! 対するベンフィカは怪我人多し!?

グループリーグ突破を賭けたベンフィカ戦。ユナイテッドは「4-4-2」で臨みました。両サイドにC.ロナウドとギグスというウインガーを配した攻撃的な布陣は、おなじみのファーガソンのスタイル。グループリーグ突破のためにはアウェーだろうが勝ちに行く! そんな意気込みが伝わってくるような布陣です。対するベンフィカは攻撃陣に怪我人を抱えている模様。シモン、ミッコリという看板プレイーの名前はスタメンにはありませんでした。ワントップにジオバンニを配した「4-2-3-1」で臨みます。

■前半①:SBガリーネビルの攻撃参加が利いて、ユナイテッドが先制!

試合は開始早々にユナイテッドがゴールします。中盤でパスカットから右サイドバックのガリーネビルが絶妙のタイミングでオフサイドラインを突破して中央へセンタリング。ファーサイドに上がっていたスコールズへこのボールが繋がり、そのまま押し込む形でユナイテッドが先制します。このゴールはSBのガリーネビルの絶妙の攻撃参加と絶妙のセンタリングがすべてだと思いました。さすがイングランド代表のSB。さすがユナイテッドの新キャプテンというプレイでした。

■前半②:ベンフィカがすぐさま同点に! 先制後のユナイテッドの戦う姿勢が、まずかった?

という感じでアウェーで見事に先制したユナイッテドですが、この時点で時間はまだ前半6分。イケイケで「追加点」を狙いに行くのか、それとも「無理して攻撃しないのか」? それとも、何も考えずに流れに任せて試合を進めるのか? ここからの戦い方にはいくつかチョイスがあったと思うのですが、なんとなく「受けにまわってしまった」というのがこの日のユナイテッドのイレブンであったように見てて感じました。それは「チームの若さ」ゆえなのか、「CLの重圧」のためなのか、それとも「ゲームラインの欠如」のためなのかはわかりませんが、それが裏目に出てしまったということなんでしょう。16分にベンフィカが同点に追いつきます。この同点劇はユナイテッドの誰かがインターセプトされたところから始まっているんですよね(誰かは確認できず)。左サイドで基点を作ったベンフィカの攻撃は、うまくサイドチャンジして右サイドのネルソンへ。ネルソンがユナイテッドの左SBオシェイの股間を抜いてあげたセンタリングは低く鋭い弧を描いてゴール前へ。ファーディナンドとガリーネビルの間のスペースに掘り込まれたこのセンタリングにジオバンニがダイビングヘッド。GKのファンデルサールは一歩も動けずゴールネットに突き刺さり、ベンフィカがすぐさま同点に追いつきます。

喜ぶベンフィカのクーマン監督。盛り上がるスタジアム。

■前半③:ベンフィカが逆転!またしてもユナイテッドが右サイドを崩されて…

このゴールで目が覚めた(?)ユナイテッドは再び勝ち越しを狙って攻撃に出ますが、スコールズのミドルシュートがベンフィカのGKの好守に阻まれるなど、どういてもゴールが奪えません。そして34分。なんとベンフィカが逆転に成功。またまた右サイドからの攻撃。ネルソンがセンタリングを上げユナイテッド守備陣がブロックしたボールをベトがミドルシュート。このボールがユナオイテッドDFに当たりコースが変わってそのままゴールイン。このゴール、ベンフィカに運もあったとは思いますが、ユナイテッドが右サイドの守備に問題を抱えていたのが影響したようにも感じました。問題というか、本来ならばアルゼンチン代表のエインセがここを守っていたわけで、彼の不在の影響がこの大事な試合に出たのではないかということです。オシェイもいい選手であると思いますし、このポジションでよくやっていたと思いますが、やっぱエインセと比べると…。ちなみに、このベンフィカの2点に絡んだネルソンという選手、私はまったく知らなかったのですが本職はSBの選手なんでしょうか? もしベンフィカの主力の怪我がなかったらこの選手はたぶん出場してなかったと思うわけで、だとするとこの2ゴールも生まれなかったかも…。な~んて「タラレバ」を言ったらキリがありませんが、要はユナイテッドは代役がミスし、ベンfヒカは代役が活躍したということです。あっ、ちなみに2点目はオシェイでなくシルベストルがネルソンに抜かれてましたね。<p>後半については省略させていただきます。基本的には「攻めるユナイテッド」対「守るベンフィカ」という形でした。C.ロナウドやルーニーが惜しいシュートを放つシーンもありましたが、守備を固めたベンフィカを崩せませんでした。サハ、パクチソン、リチャードソンの3人を交代で投入したファーガソンでしたが、残念ながらその効果は得られず。

■総括:火事場のクソ力は「若いチーム」ならではの強みであるけど、それだけでは「結果」を残す戦い方はできない!?

この日のユナイテッドの敗因はいろいろと考えられるのでしょうが、やはり先制点を取った後の戦い方、戦う姿勢に問題があったような気もします。ベンフィカのゴールはすばらしかったですしツキも味方したと思いますが、あまりにもあっさりと逆転されてしまったのはやっぱ「ユナイテッド」に問題があったのではないかと思えてしまうのですよね。

プレミアリーグのチェルシー戦では「むき出しの闘志」で勝利をものにしたユナイテッドですが、そういう戦い方をすべての試合で行うのは不可能だと思うんですよね。そういう火事場のクソ力みたいなものは「若いチーム」ならではの強みであると思いますが、それだけでは「結果」を残す戦い方はできないようにも思える次第です。ちなみに「若いチーム」と言うのはもちろん年齢のことも指すわけですが、それ以上に「チームとしての成熟度」がどうかというのがポイントだと思ってます。若くても経験があるプレイヤーというのもいるわけですし、また若いプレイヤーばかりでも、それを指揮する監督のやり方によっては「老獪なチーム」にも成りうるのではないかなんて思ったりしてます。まぁ監督のできることなんて高が知れているとは思いますが。

ちなみにこの日ユナイテッドを破ったベンフィカのクーマン監督は、数年前、「若い」アヤックスを率いてCLで快進撃を成し遂げたのは言うまでもないところ。まぁその後、イブラヒモビッチが抜けたアヤックスで結果が出ずに解任し、ベンフィカに来たわけですが、今回またしてもグループリーグ突破という偉業を果たしたのはやはり「力がある」ということなんでしょうかねぇ?

まぁ「若手主体」であれ「ベテラン主体」であれ、結果を残さないといけないのが監督というもの。たぶん、このユナイテッドのCL敗退は、ある意味「ファーガソンの敗退」であると言っても過言でないと思います。厳しいかもしえませんが、それが勝負の世界ってことだと思うんですよね。個人的にはファーガソンにももっとがんばってもらいたいですが、うーん。普通に考えれば、難しいのでしょうねぇ。たぶん。

まぁ昨シーズンのベンフィカのイタリア人監督のトラパットーニのように、リーグ優勝という「結果」を残しても変えられてしまう監督もいるわけですし、同様に「結果」よりも「人間関係」で辞めたり戻ったりする監督もいるわけですが(笑)。

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