中田英の哲学と決意と、アラダイス監督のボルトンでのスタイル&セルティックのロイキーン

■PART① :ロイキーンがついにセルティックでデビュー!? 

【グラスゴー(英国)4日=豊福晋】セルティックの日本代表MF中村俊輔(27)が、8日のスコティッシュリーグ杯クライド戦で元マンチェスターUのMFロイ・キーン(34)と初めて同時先発する可能性が高まった。4日午前、セルティックパークで行われた約2時間の練習後、俊輔は「今日はフルコートで紅白戦。キーン? 同じチームだったよ」と話した。1日のハーツ戦は移籍登録が間に合わずにベンチ入りできなかったキーンだが、ブルガリア代表MFペトロフの全治3週間の負傷離脱で、8日のセルティックデビューが確実になった。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20060105-00000034-sph-spo

ついにセルティクでロイキーンがデビューみたいですね。コンディションや試合感といった問題はあるのでしょうが、楽しみです。ロイキーンと中村俊輔が同じピッチチームメイトとして戦うことになるとは、シーズン開始には誰にも想像できなかったと思うのですが、そういったドラスティックな選手の移動が「クラブチーム」のおもしろさな気もします。この試合はカップ戦なのでスカパーでは放送なしですか? 残念です。残念と言えばイングランドのFAカップ3回戦のチェルシー戦も放送なしみたいです。日本ではフジテレビ739で放送されるFA杯ですが、3回戦はボルトン戦にWBA戦にリバプール戦にユナイテッド戦の4試合の放送みたいです。まぁほとんどカップ戦要因と化している感じの中田英のボルトン戦を放送するのは正しい編成でしょう。納得です(笑)。ということでチェルシー戦は見ることができないのですが、噂では移籍してきたばかりのポルトガル代表のマニシェがいきなり出るとか。ぜひとも、がんばってほしいです。そういえば今シーズンのFA杯のファイナルは現在改装中の「ウェンブリースタジアム」で行われるんですよね。工事が遅れていて間に合わないって噂もありますが、チェルシーにはぜひファイナルまで進んでもらって「新ウェンブリー」で錦を飾ってもらいたいですね。

■PART②:中田英の哲学と決意と、アラダイス監督のボルトンでのスタイル

たとえ、ボルトンがパスサッカーに転向したとしても、プレミアというリーグのレベルを考えたら、中田が望む自由なポジションでのサッカーはイコール誰かのカバーに回ったときに確実に相手を1対1で止められる守備能力が必要とされるわけで、それが足りないがゆえにサブに回されている現状では、いくら哲学がどうこう言っても説得力はまるで無いんですよね。まあ、格言に「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、苦手なことをやり続けても伸びない人は伸びないわけで、中田の決断も尊重されるべき事なのかもしれませんが、それが世間に認知されるためにはとにもかくにも結果なわけで、そのアンビバレンツを今後中田がどう解決していくのかに注目はしていきたいところですが、まずどうやって試合に出るのかを解決してほしいかなと(苦笑)。 http://gazfootball.com/

ガセッタさんの書かれていることに概ね同意です。中田英がサッカーの「哲学」を持つことはいいと思いますし、それを貫くのも止めはしません。ただ同様にボルトンのアラダイス監督にも「哲学」はあるわけです。で、中田英とアラダイスの「哲学」が違っていた場合、どちらが優先されるのかと言えば、それはやはりアラダイス監督の「哲学」であるわけです。そして、そのアラダイス監督の「哲学」は、チームの勝利という結果を残すことで支持され、負けが込んでチームの成績が上がらなければその「哲学」は却下されてアラダイスの首も飛ぶというのが「ふつう」の考えであると思う次第です。つまり「チームの勝利」あっての哲学であると。

今売りのワールドサッカーダイジェストでモウリーニョがこう言ってます。

「正直に言おう。いまのチェルシーのフットボールは、私の好みではない。だが、ここイングランドに適した、もっとも効率的なフットボールと言っていいはずだ。監督は自分の好みでチームを作ってはならない。そのリーグでもっとも勝利を得やすいチームを作るべきなのだ。」(ワールドサッカーダイジェスト211号より)

このモウリーニョのコメントが本当かどうか本心かどうかは定かではありませんが、言っていることは納得できます。個人的には同意できます。で、このモウリーニョのコメントと同様に、もしかしたらアラダイス監督も今のボルトンの戦術は「好み」ではなく「勝利のため」にやむなく採用しているのかもしれません。そのあたりはわかりませんが、ただ誤解しちゃいけないのは、「中田英を獲ったのは」アラダイス監督本人であるということ。つまりアラダイス監督は「中田英はボルトンで使える」と思ったからレンタルで獲得したわけであり、アラダイス的に「中田英に期待するプレイ、求めるプレイ」というものが絶対にあるという事です。そのアラダイスが「求めるプレイ」と中田英の「哲学」が、同じであるかどうかは、これまたわかりませんが。

ちなみにボルトンがこの冬に小野を獲るという噂があります。小野のプレイスタイルが今のボルトンサッカーに合うかと言えば、正直、微妙です。中田英に小野……。もしかしたらアラダイスも今のボルトンのサッカースタイルからの脱却を図っているのかもしれません。自らの「哲学」を求めているのかもしれません。ただ優先すべきは「もっとも勝利を得やすいチーム」を作ること。それだけでしょう。中田英や小野で勝てるなら、アラダイスはそのチームで、そのスタイルで突き進むはずです。たぶん。
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