親善試合「ジーコ日本代表対フィンランド代表」本当の雑感! ゴールへの「共通的な狙い」と自覚の大切さ

■勝てたのはよかった! &小笠原と久保のゴールはすばらしかった。

本日時間がないので本当に手短な雑感ですが…、兎にも角にも勝ててよかったです。ゴールとなった2得点ともすばしかったと思いました。1点目は久保の復活ゴールでしたが、コンディションがまだ万全ではないと思いますが「ゴールへの嗅覚」はさすがです。あそこできちんと決めることができる「決定力」はさすがでした。このシーン、右サイドのスローインから小笠原が抜け出して「グラウンダーのセンタリング」を入れるのですが、この「低いセンタリングというかパスで崩す」というのはハーフタイムにジーコから指示があったみたいですね。まぁフィンランドは高さがあるので、スピードで崩すのはセオリーだと思うのですが、ハーフタイムに「チームとして徹底」したことがゴールにつながった気もする次第です。そして2点目は小笠原のロングシュートが決まるのですが、これは狙った小笠原を褒めるべきでしょう。シュートの技術もすばらしかった。このゴール、たしかにフィンランドのGKの判断ミス(前に出すぎ?)もあったと思いますが、彼が前に出たのはなぜかと考えてみますと、それは日本が前半から再三「DFの裏=GKの前のスペース」をロングパスで狙っていたからだと思うんです。つまり小野、小笠原が中盤の底からDFの裏へパスを出し、久保、巻が飛び出す。こういう形が何度もあり、それに備えてフィンランドのGKが前に出ていたと。で、それを逆手にとって小笠原がロングシュートを狙ったと。まぁ、あくまで妄想ですが、そうでなくても遠目からシュートを狙うこと自体がすばらしいわけで小笠原を褒めたいと思います。

■小野と小笠原の「攻撃陣として自主的なリーダーぶり」を評価したいです!

試合はこの2点を守りきった日本が勝ちましたが、個人的にはMVPは2点に絡んだ小笠原と小野を上げたいですね。この試合ボランチで出た小野ですが、よかったと思いました。ゲームメイクしようという意思が確実に感じられましたし、それができる技術も見せてくれました。まぁフィンランドが小野を自由にさせてくれたという面もあったとは思いますが、そういう「自由な状況」でも何もできない選手がたくさんいるってのを忘れちゃいけません(笑)。前からプレスを掛けてきたアメリカと違って、この試合のフィンランドはアウェーらしい(?)守備的な戦いに徹してました。4-4-2(?)で、MFの4人とDF4人で2ラインを引いて自陣で引いた「ゾ-ンディフェンス」を展開。欧州のチームではよく見られる戦術ですが、その結果、日本はアメリカ戦と違って「余裕を持って」パスを回せてポゼッションサッカーを展開できたのは好都合だったのかもしれません。ただ、この日ボランチであった小野とトップ下の小笠原の「ゲームメイク力」があったからこそ、この日のようなポゼッション攻撃ができたように感じてます。まぁこのフィンランド戦のメンツのままでアメリカ戦の前半に同じように「ポゼッション」できたかどうかわけりませんが、小野は下がった位置からサイドチェンジしたり、前線の裏へ「スルーパス」を狙ったりして積極的に攻撃を仕掛けていたのは印象的でした。そして小笠原もあるときはFWのようにクサビのパスを受けたり、あるときは小野とポジションチェンジして「低い位置からゲームメイク」していたりと、自らの意思を持って責任をもって「攻撃していた」のも印象的でした。アメリカ戦ではこういう「自分が音頭をとって、相手を崩そう」という動きがなかったように見えたんですよね。まぁもしかしたら、やろうとしたけど「アメリカのプレス」の前にできなかっただけかもしれませんが。例えば福西。この試合はアメリカ戦よりはよかったと思いますが、攻撃における福西のよさは「パス」でなく「オフザボールの動き」でするすると前線に上がって「パスをもらってシュート」というような見方の選手に使ってもらうようなプレイなんですよね。この試合出てなかった遠藤のプレイスタイルはよく覚えてないというかわからないのですが(笑)、ジーコ日本代表の中盤には少なくとも1人は「パスを出してゲームを作れる選手」が必要だとこの試合見て改めて思いました。まぁそれが小野であれ中田英であれ、どちらでもいいですけど。最後にこの試合で一番よかったシーンを紹介して閉めさせていただきますが、それは前半41分のこのプレイでした。こういう攻撃がもっと見たかったなぁ。

【前半41分】ポゼッションからボールをつないで、中央高い位置で小野がキープ。それを見た右WBの加地がするするっと走りこみ、そこに小野がどんぴしぁのパスを通します。ボールをトラップした加地のすぐ斜め左前はGKのみ。そして加地が、このボールをニアサイドにセンタリング。巻がニアサイドに詰めるも惜しくも合わずにゴールならず。


               ●GK                                                 
                   ●DF ○巻
                 (ニアサイド狙い)   ○加地(サイドから崩し)
                       ↑       ↑ 

          ○小野(意思を持ったゲームメイク)

このシーンは億点の匂いがしてました。小野の卓越したゲームメイク力とパスの技術、そして視野の広さはすばらしかったし、加地の「オフザボールの動き」「トラップ」「センタリング」もすばらしかった。そしてゴールはならなかったものの巻の「狙い」と「勇気」もすばらしかった。まぁゴールできなかったのはいけませんがね。
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