ジーコ日本代表のW杯メンバー決定! 遠藤、玉田選出と松井落選とユーティリティ性の関係!?

■久保落選はサプライズ!? ジーコの狸ッぷりと勝負師としてのすごさを評価すべし!

サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場する日本代表23人が15日に発表された。代表入りが確実視されていたFW久保竜彦(横浜M)が落選した理由について、ジーコ監督は会見で「完ぺきに戦えるメンバーを選んだ。久保は素晴らしい選手で彼のプレーは大好きだが、コンディションが良くない」と説明した。
 久保は、ジーコ監督が攻撃の柱にと復調に期待をかけてきたが、調子が上がらず、巻誠一郎(千葉)らが代表入りした。同監督は
「最後まで考え抜いた結果こうなった」と悩み抜いた末の決断だったことを明らかにした。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20060515-00000042-kyodo_sp-spo.html

久保が選ばれなかったのはサプライズでしたね。結局、キリンカップは「最後のテスト」の場だったわけですが、「メンバーは決まっている」「サプライズはない」というジーコのコメントに選手もファンもしてやられた(笑)というところでしょうか? まぁ、このあたりの「狸」っぷりが、ジーコの偉大なところなのかもしれません。久保のコンディションは問題あったのは明らかでしたが、間に合わないという判断を「最後の最後で」下したジーコは、やっぱただものではないというか勝負師だなぁって思ってしまいました。W杯本選でも、このようなジーコの策士&勝負師的なところは頼りになると思います。もぅと、このあたりの策士としてのジーコの腕は評価されてしかるべきだと思うんですよね。

久保には厳しい結果となってしまいましたが、「運」がなかったと一言で言ってしまうのは残酷でしょうか。これを糧にJでがんばってもらいたいです。

■松井の落選は残念でしたが、まぁ、その意味は「切り札」と「ユーチリティ性」の問題!?

あと個人的には松井の落選は非常に残念でしたが、実はちょろっと予感はしてました。たぶんジーコ的には切り札はあくまで「FW」で、中盤の控えは「ユーティリティ性」で選んだというところということなんでしょうかね?

――FW5人の理由は。
 後ろの選手にするか前線の選手にするか悩む中、玉田が良さを発揮した。得点が必要な場面で3トップにした場合は、スピードを生かして2列目から飛び出す彼の特徴が生きる。松井もすばらしい選手だが、中盤に同じような能力を持った選手が多かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060515-00000061-mai-spo
 また同じく落選となった松井と茂庭については、「松井もやはり有能な選手で好きだが、前線には同じような能力を持っている選手がいる。茂庭に関しては、福西や中田浩が最終ラインをやることができる。本来のポジションが理想だが、彼らも経験がある」とコメントしている。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20060515-00000029-spnavi-spo.html

このキリンカップにおいて遠藤をトップ下で起用したり、スコットランド戦で「3トップ」にしして玉田をトップ下で起用していたわけですが、これって要は「複数のポジション」をこなせるかのテストであったというところでしょうか。ジーコの頭の中ではレギュラーはほぼ決まっていて、残すは途中投入で流れを変える「切り札」や、レギュラーが怪我したときに代わりを務めることが出来る「バックアッパー」を誰にするかであったということなんでしょう(たぶん)。で、その当落線上に位置していたのが「遠藤、玉田、松井、(茂庭)」? で、遠藤や玉田が「トップ下」をそこそこ出来たことで今回選出となったと私は思うわけです。まぁ遠藤はキリンカップの出来云々でなく、もともとバックアッパーとして評価されていたのかもしれませんけどね。W杯という長期間にわたる大会では「複数のポジションがこなせる控え」を手元においておくのは必要であると思うし理解できます。で、その「ユーティリティ性」を考慮して松井よりも、玉田、遠藤の選出になったのではないかと思えるわけです。要は、松井もFW(ウイング)&MFと2つのポジションが出来ますが、玉田と天秤にかけた場合に「FWとして計算できる方」ということで玉田をチョイスし、遠藤と松井で考えた場合も「ボランチとして計算できる方」ということで遠藤が選ばれたのではないかということです。まぁぶっちゃけて言えば、トップ下には中村、中田英、小笠原、小野と4人も出来る選手がいるので松井はいらなかったということなんでしょう。その考えは正しいと思いますし、納得はできます。私的にはトップ下では中村&小笠原は決まりとして、中田英&小野よりもドリブル突破での打開ができる松井のが期待できるという考えを持ってますし、途中交代での起用は「切り札」になると思っていたんですが、まぁ考えてみれば中村や中田英や小野を試合途中で代えるのは「アンタッチャブル」なことで、その可能性は限りなく低いんですよね。それを考えると松井でなく玉田&遠藤の選出で間違いはないんでしょうが…。ジーコのメンバー選考は理に適ったものだと思いますし、選ばれた選手についてどうのこうのいう筋合いはありませんが、私はこの1年フランスリーグのルマンでレギュラーとして戦った松井は評価してますし、攻撃面での「切り札」となると思っていたので残念です。本当に残念。ちなみにフランス代表では、こんなサプライズがありました。

さまざまな憶測と期待の中、発表された23名。最大の驚きは、アタック部門でのリベリ(マルセイユ)と、ディフェンス部門のシンボンダ(ウィガン)の選出だろう。リベリは、今季のマルセイユで目覚しい活躍を見せた新星で、シーズンの半ば過ぎから、「彼を代表へ」という声が高くなっていたが、これまでの親善試合を含め、1度も招集されたことはなかった。サイドライン沿いのスピーディーな攻め上がりと、リーグ戦で6ゴールという得点能力、ピッチを縦横無尽に走り回る疲れ知らずの献身的なプレー、そして何よりガッツは、ときに気持ちが不足しているように見える現代表にとって貴重なものとなり得る。しかし同時に、「協会の育成システムと縁がなく、いわばたたき上げの彼を選ぶ大胆さはドメネク監督にはないだろう」と見る者が多かった。
 選出を知ったリベリは、「信じられない。これは僕の人生最良の日だ。信頼してくれた監督に感謝したい」と感極まる様子で気持ちを語った。「ジダンのようなすごい選手の隣でプレーできるなんて感激だ。それも、彼は引退を発表したので、これは彼の横でプレーできる最後のチャンスになる」。
 もう1人の意外な顔、パトリック・シンボンダは、昇格組ながら長いことトップグループに留まっていたプレミアリーグの新星ウィガンのDFだ(最終成績10位)。ウィガンは、4月末に最優秀チームに選ばれていたが「希望は捨てていないが、代表監督はビッグクラブの選手に目を向けるだろう、ウィガンが大活躍したと思っていないかもしれない。だから選ばれなくても驚きではないよ」と、発表前夜のシンボンダはやや悲観的だった。反対にメンバーから外れたのは、アーセナルで活躍で脚光を浴び、選出を期待されていたフラミニ、またローマで調子を上げつつあったフィリップ・メクセスらだった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/headlines/20060515/20060515-00000016-spnavi-spo.html

リベリもシンボンダが選出されたわけですが、リベリはフランスリーグの選手で松井同様に「今シーズン・フランスリーグで光った選手」だったわけで、それを考えるとフランスリーグで活躍した松井はもっと評価されてもよかったのではないかって思えてしまうんですよね(その代わりバルサのジュリが落ちたんですが)。まぁフランスでもフラミニが落ちていたりするんで、単にポジションの薄い厚いの問題なのかもしれません。大黒はフランスリーグの「2部」から選ばれているわけで、そういうポジションの問題や怪我人の有無という問題など、選ばれるためには「運」という要素はも必要であるということなんでしょう。ちなみに玉田はドリブルできますが、切り札として期待された本山とか松井とかドリブラーが最後に漏れたってのは、オーストラリアやクロアチアを分析した結果での判断ということなんでしょうかねえ? 

ただ、最後のアピールの場となるばずだった13日のキリン杯スコットランド戦は、出場機会なし。「この前も試合に出られなかったし、ノーチャンスじゃないですかね。また頑張ります」と前を向いていた。http://germany2006.nikkansports.com/japan/f-sc-tp4-20060515-0041.html

本山にせよ松井にせよ、所属クラブでがんばってほしいです。この落選をバネにしてね。ってわけで、晴れて23名が決まりました。あとは戦って結果を残すのみです。
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追記:書き忘れましたが、就任当初は「海外組重視」と言われていたジーコでしたが、その考えは変わったというところなんでしょう。今、名古屋の藤田がオランダへ移籍したときに、それに伴って「代表入り」したのは、ある意味「所属クラブのステイタス面」からの選出であったと思うんですが、そういう過去の経緯から今回の松井落選を考えると興味深いと感じているのは私だけでしょうか?

ジーコの「個」を活かして勝つ―メンバー一人ひとりの“心の強さ”が組織を成長させる

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