どうなるユベントスシリーズ第2弾!?  中田英のコメントとカルチョの本質について

■PART①:カルチョのスキャンダルについて、今、思うところ

中田英寿がイタリアサッカー界の不正疑惑について語った。
「カルチョはその本質を失ってしまった。ここまで来ると、もはやスペクタクルじゃない」
 スカイTG24のインタビューに応じた日本のエースはこう話している。
「今起こっていることは残念だ。世界最高のリーグのひとつであるセリエAが、早くスキャンダル以前の姿に戻ることを願っている」http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=japansoccer&a=20060518-00000028-spnavi-spo

ユベントスを中心とした疑惑について。たぶん元セリエAの選手ということ(今もですね)で中田英がコメントを発しているんでしょうが、ここ中田英が言うところの「スキャンダル以前の姿」とは、いつの事なんでしょうかね? 確かに捜査は「今」起こっているわけですが、疑惑自体はずっと前からあったわけで、それこそ少なくとも5~6年前から疑わしい事件はあったみたいなんですよね。

ところで、「一見すると目玉に見える」4人(アモルーゾ、モリエーロ、フレージ、ペッキア)にセーサを加えた5人にはひとつの共通点がある。それは、全員が同じ代理人のクライアントだということ。その代理人の名前は、アレッサンドロ・モッジという。現在はユヴェントスのゼネラル・ディレクターであり、マラドーナ時代(87-90年)にはナポリのスポーツ・ディレクターを務めていたルチャーノ・モッジ(イタリアの移籍マーケットを仕切る黒幕という噂しきり)の子息である。
 そして、信じられないことに、このモッジjrは、今シーズンからナポリの移籍マーケット・コンサルタントも務めているのだ。代理人とクラブのコンサルタント、立場が矛盾するこの二つの役割をひとりの人物が同時に務め、自分のクライアントを大量に雇い入れる、というのは、どう見てもまっとうではない。
 ナポリのフェルライノ会長とR.モッジとの間に、今も太いパイプがあることは疑いない。モッジ自身、あるインタビューで「フェルライノからナポリの会長のポストをオファーされたが、ユーヴェに残りたいので断った」と語っている。何のことはない、自分の替わりに息子を送り込んだようなものだ。
 実は、彼が送り込んだのは息子だけではない。ナポリのスポーツ・ディレクター(チーム部門の総責任者)に就任したのは、かつてモッジの下でナポリ、トリノの事務責任者を務めた「片腕」のルイジ・パヴァレーゼである。こうなると、ナポリを事実上牛耳っているのはモッジだ、といわれても反証は乏しい。
 こういうことが公然とまかり通ってしまうのが、カルチョの世界の不透明で胡散臭いところである。http://www.tifosissimo.8m.com/columns/indicecolumns.html

上の引用はお馴染みセリエAに詳しい片野道郎氏が、今から約6年前に書かれたものなんですが、要はこの頃から不透明で胡散臭いことは公然と行われていたわけですよ。片野氏が書いているように、普通に考えれば非常に怪しいことが「公然とまかり通る」ところがカルチョにはあったのは誰もが知っているところですし、そういった胡散臭さを通り越した「見えざる力」といいますか「影の力」を含めたところにセリエA(ユベントス)のすごさがあったような気がするんですよね。バレなければ何でもありと言っては言い過ぎかもしれませんが、「まさか本当にはやってないだろうけど、限りなくクロに近い」的なすごさがセリエAの魅力の一部を支えていた気がするんですよね。もちろんすべてが「胡散臭い」わけでなく、すばらしい選手が本物のサッカーをしていたと思いますし、監督や戦術もすばらしかったと思います。つまりサッカーの「実力」もあったと「レベルの高かった」のは間違いないわけですが、それにプラスした「強さ」があったと言いたいわけです。「政治力」という方が妥当なのかもしれませんが、よく言えばフロント手腕もすごかったでも言いましょうか。普通、サッカーはどんなにいい選手や監督を集めても、不覚を取って力の劣るチームに負けてしまうようなケースがあるわけです。が、そういった不確定要素までも考慮に入れて最悪の最悪の事態を想定して「保険をかけて」負けないようにしていた、必ず勝つように企業努力していたのがユベントスというチームのすごさであった気がするんですよね。まぁまだ疑惑の段階ですので、ことを語るのは早すぎかもしれません。ただ、この疑惑はただでは終わらないのは間違いないでしょう。

同国メディアは、モッジ氏が電話中にスウェーデン代表FWイブラヒモヴィッチとイタリア代表DFカンナヴァーロの名を挙げたと報じており、両選手の移籍の際に不正な金銭取引が行なわれた可能性も出てきた。なお、モッジ氏と代理店事務所を経営する同氏の息子もそれぞれ家宅捜索を受けたとのこと。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20060519-00000086-ism-spo

片野氏が5~6年前に「不透明で胡散臭い」と書かれていたモッジ親子が、家宅捜査を受けました。ズラタンとカンナバーロに関わる「不正金銭取引」の疑惑が取り立たされてますが、これって要は5~6年前から公然と行われていたことなわけです。中田英は今回の疑惑を「本質を失った」「スペクタクルじゃない」と言ってますが、本当にそうなんでしょうか? 私から言わせてもらえばユベントスがやっていることは以前から変わらないと思うし、今回のような疑惑を含めたものが良くも悪くも「カルチョの本質」であり、スペクタクルであったと思うわけです。で、本質を失ったとするならば、それはそれまでは「公然とまかり通っていた不透明で胡散臭いこと」が、まかり通らなくなったということだと。もちろん、これは私の穿った考え方です。ふつうに中田英の発言は正しいわけですが、ただ「スキャンダル以前の姿」というところを突っ込んでみました。で、そのスキャンダル以前とは何時頃の時代なんでしょうか? それがあるのかどうかが知りたかったりして(笑)。

ちなみにユベントスの疑惑については、こちらのフランコさんのイタリア通信にわかりやすくまとめられています。で、今回、この疑惑がここまで「判明」して捜査が進んだのは警察の電話の盗聴捜査があったからみたいですが、これはどうやら昨年7月の「ジェノアの八百長疑惑」の盗聴捜査から事が始まっているみたいなんですよね。ってわけで、現状わかる範囲でカルチョのスキャンダルについてまとめてみました。

追記:テンカーテがアヤックス監督に!

かねてからうわさされていた通り、バルセロナのアシスタントコーチだったテン・カーテが、アヤックスの新監督に正式に決まった。契約は2008年までの2年間となっている。
 オランダ、アムステルダム出身のテン・カーテは現在51歳。2003年7月からバルセロナのアシスタントコーチを務め、ライカールト監督のアシスタントとして、今季のリーグ優勝とチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献した。
 また、母国ではスパルタ、フィテッセ、ナックで監督経験があり、「攻撃的サッカー」で結果を残すなど、オランダきっての戦術家として知られる。
 今回のアヤックス監督就任で、ようやくビッグクラブを自ら率いる機会を得た。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060519-00000032-spnavi-spo.html
やはり来ましたか。何気にコレは大きな移籍話な気がしますが、バルセロナファンの方は、どう思っているのでしょう? 問題なし? まぁチェルシーファン的には、テンカーテがいるバルサへのリベンジの機会がなくなって悲しい気もしますが、バルサが変わるのかどうかは注目ですね。まぁ来期は間違っても決勝トーナメント1回戦での対戦はないと思うんで、当たらない可能性も大ですが。
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NAKATA 1998-2005 ~ 中田英寿 イタリア セリエAの7年間 ~

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