プレミアリーグ第34節「ブラックバーン対チェルシー戦」雑感他  チェルシーの来期の目標!?

優勝を決めた後、ブラックバーンとニューカッスルに負けて「2連敗」という結果で、チェルシーは今シーズンを終了しました。消化試合とはいえ「敗戦」することはやっぱ気持ちのいいものではないですね。というわけで、最終戦のニューカッスル戦はスカパーで放映されてなく見れていませんが(チェルシーTVで後日放送?)、5月2日に行われたブラックバーン戦の感想などをちょいと書いていきます。

■ブラックバーン戦は消化試合!? クディチーニ、ディアッラ、SWPらがスタメンで登場!

正直、観戦してから時間が経ってしまってよく覚えてないところもありますが(笑)、気がついた点をいくつか。まず、この日のスタメンですがGKクディチーニ、DFジェレミ、カルバーリョ、ギャラス、デルオルノ、MFマニシェ、ディアッラ、ランパード、FW、SWP、クレスポ、グジョンセンという布陣でした。4-3-3? 怪我のテリーは休みでマケレレ2世(?)のディアッラがスタメン起用。SWP、グジョンセンもひさびさの登場でした。対するブラックバーンは4-4-2で、FWはベラミーと(リバプールから冬に移籍した)シナマポンゴーユの2トップ。MFは中央にサベージとトゥガイでSHに(アーセナルから移籍した)ベントリー&お馴染みペダルセン。でDFは右からスティーブンリード、ヒザニシュビリ、ルーカスニール、グレイという布陣でした(たぶん)。

ブラックバーンの試合はそれほど見てないのですが、MFスティーブンリードのSB起用というのはそれほど奇策でも珍しいことでもないのでしょうか? そのあたりはわからないのですが、本来は中盤のゲームメイカーであるスティーブンリードがSBで起用されていたのが私的には「注目どころ」でありました。

■前半①:ベラミーのシュートはクロスバー、グジョンセンのシュートはポストに嫌われて…

前半は互角? まぁチェルシー-がリズムに乗れてないって感じにも見えましたが、お互いにチャンスを演出します。前半20分。ブラックバーンがサイドからのFKからチャンスを演出し、クロスボールにゴール前でベラミーがうまくシュートしますが、そのシュートは惜しくもクロスバー直撃。久々登場のGKクディチーニとDFの連携に不安を感じさせます。対するチェルシーは前半35分。右SBのジェレミのアーリークロスにグジョンセンがうまく反応し、ゴール前で「ちょこんとボールの方向を変える」ボレーシュート。シュートはGKの逆を突きワンバウンドしてゴールに転がりますが、こちらも惜しくもポストを直撃してゴールならず。今シーズンのグジョンセンは中盤の「ゲームメイカー」としてのパフォーマンスはすばらしかったと思いますが、あまりゴールが取れなかったのはマイナスポイントでしょうか? このような「シュートがポストに嫌われる」のも運がなかったと言えばそれまでですが、こういうシュートをキチンと決めることができる決定力は欲しいところ。来シーズンの課題ですね。

で、そんな一進一退の攻防で迎えた前半43分にブラックバーンが先取点を挙げます。またもやチェルシーから見て「右サイド」のFK。サベージが入れたボールに、ゴール前に位置していたスティーブンリードが「かすらせた?」ボールが、そのままゴールネットを揺らします。先の「クロスバー直撃」シーンもそうでしたが、この日のチェルシーの守備はゴール前での「GKとDFの連携」がイマイチでした。サイドからのFKに対してクディチーニのポジショニングと飛び出しがイマイチであったように見えましたし、DFのマーク(ゴールシーンではグジョンセンの守備?)も甘かったように見えました。

■前半②:SWPは「SBのスティーブンリード」という穴を突くべきだった!?

というわけで、ブラックバーンが先制して前半を終えますが、気になったのがチェルシーの攻撃陣の「狙いどころ」でした。上で述べたように、この試合でのブラックバーンの右SBは、本来はMFのスティーブンリードだったわけで、もっと「ここ」を突くべきだったと思ったんですよね。この日のチェルシー-のFWは「SWP、クレスポ、グジョンセン」だったんですが、スティーブンリードとマッチアップしていたのはグジョンセンで、彼はそれほど「ドリブル突破」を得意としていないわけですが、試合途中でもっとSWPとグジョンセンの左右のウイングでポジションチェンジして「スティーブンリード対SWP」という状況を作り出すべきだったのではないかと。ロッベンのインタビューとか読むと、こういう試合中のポジションチェンジは「選手の自由裁量」らしいわけで、モウリーニョに禁止されているとかモウリーニョの指示がないとできないとかいうことはないわけですよ。なので「ドリブルに自信」があるSWPが率先して、ポジションを変えて「俺がスティーブンリードをドリブルでけちょんけちょんにしてやる」というような意思とプレイを見せてもらいたかったなぁと。このあたりの「自分で考え」たり「自分で仕掛け」たりするような自主性・主体性が、今シーズンのSWPには足りなかったように見えました。イングランド代表に選ばれなかった理由が「そこ」になるのかはエリクソンに聞いて見ないとわかりませんが、もっと自信をもってプレイすれば、絶対に結果を出せるプレイヤーだと思うんでがんばってほしいですね。ってことでSWPの来期の課題は「自主性」ってことで、いかがでしょう。

■後半①:ダフ投入で「穴」を突くモウリーニョでしたが…

で、後半。モウリーニョがすかさず「スティーブンリードの穴」を突いてきます。デルオルノに代えてダフを投入。MFディアッラをSBにした攻撃的な布陣にします。で、この「ダフのサイド投入」が半分当たって、チェルシーが左サイドから再三チャンスを演出することになるんですが、ゴールが決まりません。48分にこんなシーンがありました。ジェレミからのロングボールをクレスポが中央で「ポストプレイ」してランパードが左サイドのダフへスルーパス。ダフがスペースでパスを受けてスティーブンリードと「1対1の状況」を作り出し、サイドからペナルティエリアライン付近まで侵入してラストパスを出すタイミングを伺いますが、この日のチェルシーはここから先がうまくいきませんでした。




               ●CBヒザニシュビリ   →●CBニール
      ○ダフ       ↓          
      ●SBリード    ×(インターセプト)  →○クレスポ
           (クレスポが空けたスペース)
                 ↑
                 ↑
               ○ランパード 

FWクレスポが「オフザボール」の動きで右に動いて中央にスペースを作って、そのスペ-スを中盤からランパ-ドが上がってシュートというのがチェルシーの1つの得意な攻撃のパターンなのですが、この試合ではそのクレスポのスペースメイクが読まれていたと言いますか「ランパードの飛び出し」をヒザニシュビリにことごとく押さえられてしまったんですよね。上と同じようなシチュエーションは後半の74分にもあったんですが、この時もヒザニシュビリにまったく同じようにインターセプトされてしまっています。

■後半②:切り札ダフが、今期イマイチに見える理由とは!?

この外にも後半、再三ダフのところからチャンスメイクするのですが、クレスポやグジョンセンへのセンタリングが合わなかったり、ダフ自らのシュートも枠に飛ばなかったりとチャンスをゴールに変えることが出来ませんでした。今シーズンの終盤、めっきり出番が減ってしまったダフですが、昨シーズンと比べてアシストなりゴールなり「得点につながるプレイ」が減ったように見えるのは気のせいでしょうか? コンディションの問題もあると思うんですが、個人的には「サイドでの仕掛け」が少なくなったのが気になると言いますか、レギュラーを獲得できない理由である気がするんですよね。いい時のダフは、もっとサイドえぐって「1対1の状況」に勝って、限りなくパスに近いセンタリングを入れることができるんですが、そういうプレイが今シーズンどうもあまりできてない。まぁ出番が少なくなったので「できない」のかもしれませんが、本来のダフならこの試合でスティーブンリードに対してもっと仕掛けて「1対1で勝てていた」と思いますし、それができればランパードへのアシストもできていたと思うんですよねダフがリードを1対1で抜ければ、その対応にCBヒザニシュビリが追われて、結果としてスペースができてランパードがフリーになれて、ゴールも決まっていたのではないかと。あくまで理論上での話ですが(笑)、ダフのみならずウインガーにはこういう「ドリブル突破からのチャンスメイク」を期待してますし、昨シーズンはこういうプレイがもっと多かった気がするんですよね。まぁ実際のところは、それほど多くなかったのかもしれませんが。あと、ダフに関していえば「シュートの正確性」も今シーズンイマイチであったように思えました。昨シーズンのどことの試合だったか忘れましたが(ヴィラ戦?)、ドリブル突破からニアサイドをゴロでぶち抜いたシュートはすばらしかったと記憶しているんですが、今シーズンはそういうシーンがほとんどなかった気がするんですよね。ぜひとも来シーズンは、アシスト&ゴールともども量産してほしいところです。

■総括:来シーズンの目標は今シーズン同様に「攻撃力UP」&「ポゼッションからの崩し&ゴール」!?

結局ジョーコール&カールトンコールを投入するもゴールできず試合は0-1のまま終了し、チェルシーは今シーズン4敗目を喫することになります。で、次のニューカッスル戦も負けて、最終的には29勝4分5敗の勝ち点91でシーズンを終了。優勝を決めた後の2敗は関係ないと言えばそうかもしれませんが、最終的には5敗でした。昨シーズンは「出来すぎであった&勝ち点の新記録が絡んでいて消化試合のモチベーションもあった」とは思いますが1敗でシーズンを終えたわけで、やっぱどうしても今シーズンと負け数を単純に比較してしまうと物足りなさを感じてしまうんですよね。優勝したのに贅沢な悩みかもしれませんが。今シーズンの総括についてはユナイテッド戦のところでも述べたので割愛しますが、来シーズンの目標としましては今シーズン同様にやっぱ更なる「攻撃力UP」であり「ポゼッションからの崩し&ゴール」というところなんでしょうかね? もちろん、昨シーズンからのチェルシーの代名詞である「組織的な守備」の更なる構築も目指してほしいですが、まぁ何はともあれ昨シーズン以上の「負けないチーム」となるようにがんばってほしいです。

ということで、今シーズンのチェルシーについてはこれで終了。最終節のニューカッスル戦については、何か思うところがありましたら書きますが、たぶん書かないでしょう。今シーズンの欧州クラブサッカーシーンも残すところUEFA杯とCLの決勝という感じですが、来シーズンはぜひともチェルシーに「ここ」までがんばってほしいものです。

ちなみに、ブラックバーンのCBルーカスニールはご存知オーストアラリア代表なわけですが、この試合でも「強さ」「固さ」を見せてました。ジーコ日本代表にとって、やっかいな存在であるのは間違いないところでしょう。オーストラリア代表のキーマンは彼であると私は思ってます。
人気blogランキングへ
↑読んでおもしろかった人はクリック願います。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0