祝! シェフチェンコがチェルシー移籍決定! 勝利を求めるメンタリティに共感して

■「すべての試合に勝利を求めるこのクラブのメンタリティが好き」(シェフチェンコ)

「チャレンジのために来た。プレミアリーグでプレイするのが今から楽しみだよ」と語ったシェフチェンコ。「本当にいいタイミングでここ(チェルシー)に来れたと思う。来季はチャンピオンズリーグ制覇が現実的な目標となるし、リーグでも3連覇をねらうことになる。僕はすべての試合に勝利を求めるこのクラブのメンタリティが好きなんだ」と続けた。
 一方、世界屈指のストライカーの獲得に、モウリーニョ監督も喜びを隠さない。「今日は夢が現実になった一日だ。チェルシーに来てから、アンドリーの獲得は常に私の最優先事項だった」と、かねてからの希望がついに叶ったことを明かした。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20060601-00000090-ism-spo

ついに決まりましたね、シェフチェンコ。私は大歓迎ですよ!

期待しております。

「チャンピオンズリーグ制覇」や「リーグ3連覇」という具体的な言葉が聞けてうれしいですし、「勝利」「メンタリティ」という言葉を気に入ってもらえたのはもっとうれしいです。早くチェルシー&プレミアリーグに馴染んでもらってゴール量産して勝利に貢献してほしいですが、果たしてシェフチャンコはチェルシーで活躍できるのか? ゴールを量産できるのかはチェルシーファンには気になるところです。それに関して(?)、イタリアに詳しいお馴染みジャーナリスト片野道郎氏がブログでこのように書かれてます。

最後に、それはそれとして戦力的な観点からいうと、チェルシーに足りなかったのは1シーズン20ゴール以上を保証してくれる強力なストライカーだけだったので、これでモウリーニョが描いていた理想のチームに欠けていた、最後の1ピースが揃ったといってもいいでしょう。http://plaza.rakuten.co.jp/starsoccerbp06/diary/200605280000/#comment

片野氏は「20ゴール」は保障と書かれてます。この数字が最低ラインとすれば、かなり期待できる? ちなみに今シーズンのプレミアリーグの得点王はアーセナルのアンリで27ゴールでした。2位がユナイテットのファンニステルローイの21ゴール、3位がチャールトンのベントの18ゴールとなっており、ベスト3にはチェルシーの選手は入ってないんですよね。チェルシーではランパードが16ゴールで4位というのは改めてすごいなぁとは思うんですが、FW陣はドログバが16ゴールで10位、クレスポが10ゴールで14位という結果に終わってます。

この数字からも明らかですが、片野氏がおっしゃるように「今のチェルシーに足りないもの」はゴールを決めれるストライカーだと思うんです。これが改善されれば、鬼に金棒!? まぁ、まだシェフチェンコがどれくらいやれるかわかりませんが、ミランでの活躍ぶりから考えるとアンリと得点王争いでするくらいのゴールを上げる可能性は高いと思っているのですが…いかに!?

■シェフチェンコ加入に伴い、チェルシーのシステムやスタイルに変化は?

では、シェフチェンコがチェルシーにフィットして、すべての試合で勝利をするためには、システムやスタイルはどのようなものがいいのでしょう? 変化が必要なのでしょうか? 現状の「4-3-3」でフィットするのか、それとも「2トップ」のほうがいいのか?

これは正直やってみないとわからない気がしますが、個人的にはどちらでも大丈夫であると思ってます。ご存知のようにシェフチェンコはミランでは異本的に「2トップ」でプレイしてました。アンチェロッティが採用していた、いわゆる「4-3-1-2」システムがそれです。このシステム、実はチェルシーでは昨シーズンのリーグ戦の終盤で何度か試されてました。今思えば、モウリーニョはその時からシェフチェンコが入ることを想定して試していたのかもしれません。実際のところはわかりませんが…。というわけで、まず考えられるのがミランスタイルの「4-3-1-2」にシステムを変更して2トップの一角としてシェフチェンコを使うというもの。その場合はチェルシー自慢のウインガーたちは出番なし? ロッベン、ジョーコールなら「1」のいわゆる「トップ下」のポジションをバラックと争うことになるのでしょうが、ダフ&SWPは「2トップの一角」で出場をねらうことになるんでしょうか?

続いて、チェルシーお馴染みの「4-3-3」スタイルでシェフチェンコがフィットするかどうかについて。要はチェルシー自慢のウインガーたちと共存できるかというのがポイントになると思うんですが、これについてはシェフチェンコがミランの前に在籍していたチームのスタイルで考えてみたいと思います。

ロバノフスキーは生涯を通じてディナモ・キエフと共に歩んだウクライナの名将である。
心臓が悪かったせいもあり、試合中全く動かなかったその姿から「石像」などと呼ばれたロバノフスキーは、ディナモ・キエフの監督を兼任しながらソ連・ウクライナ代表を率いてシェフチェンコなどのスターを育ててきたまさに生ける伝説であった。代表のそのほとんどがキエフの選手で構成されていたことからも戦術に対する徹底的なこだわりが垣間見え、またコンピュータを駆使した科学的戦術分析とトレーニングなどを駆使したそのサッカーは、派手なプレイを否定し組織的でシンプルなプレイを好んだ。
ロバノフスキーが施行した戦術は、速く・美しいカウンターが特徴的である。固定のシステムというものはなかったようだが、代表でよく見られたシステムは前線の3トップが流動的に動く一方で、後の7人がオーバーラップと飛び出しを繰り返すというもので、長いパスを主体にした速くて切れ味のいい攻めを基調とする。キエフがブローキン・シェフチェンコ・レグロフなどを輩出していることからもわかるように、特にFWやサイドの選手は誰が出て来ても速く、そして個人技に長けていた。http://www.fujix.co.jp/varietyfootball/archive/coach_lobanovsky.html

「varietyfootball」からの引用です。今さら説明するまでもありませんが、シェフチェンコと言えばウクライナ代表のエースであり、ディナモ・キエフが生んだ「スピードスター」であります。で当時の(というか今でも?)のディナモ・キエフ&ウクライナ代表がどういうサッカーを行っていたかと言いますと、そのスタイルは上で紹介しているような名将ロバノフスキー監督の元で行われた「速く・美しいカウンター」サッカー。チェルシーのウイングを駆使した「4-3-3」にも、充分フィットすると思うんですよね。まぁ今のチェルシーのサッカーが当時のキエフとまったく同じかと聞かれれば、私の勉強不足のためわかりませんとしか答えられないのですが(当時のディナモ・キエフのサッカーをご存知の方がいましたら、教えてください)。

というわけで強引にまとめさせていただくと、シェフチェンコは「4-3-1-2」でも「4-3-3」でもどちらでもフィットする万能型ストライカーなので、どちらのシステムにするかは対戦相手のスタイル&他の選手との兼ね合いによる? ただ昨シーズンミランがジラルディーノやビエリを補強したことから想像するに(ビエリはその後モナコへ)、前線のターゲットマン的なプレイはあまり得意でないかもしれません。それを考えると、「4-3-3」でドログバ(チェルシーに残るなら)をワントップに置いて、シェフチェンコをウイング的に使う形もあるかもしれませんね。

■銀河系的で不安!? きちんとしたフロントと監督がいて、きちんとした設計図の上で行えば大丈夫!?

ちなみに今回のシェフチェンコの獲得を不安に思っている方もいるみたいですね。レアルマドリードみたいになるのが嫌だと思われている方もいるみたいです。皆さんそれぞれ嗜好があると思いますし、それでOKだと思います。ただそういった意見について私が思うところを言わせていただきますと、私は応援するチームが強くなることを望みます。強くするためにお金使うのは悪いことではないと思ってます(まぁ、その「金」がキレイ、キタナイとかで批判する方もいるかもしれませんが)。で、バラックの獲得もシェフチェンコの獲得も「チームを強くするため」のものであると思ってますし、けして「シャツを売る」ための補強であるとは思ってません。レアルマドリードのいわゆる「銀河系軍団」という名称は、マイナスのイメージで語られる場合が多いですが、私はそうは思ってません。きちんとしたフロントと監督がいて、きちんとした設計図の上で行えば、その銀河系というやり方ですばらしいチームが作れると思ってますし、最強のチームが作れると思ってます。すばらしい選手を集めて、すばらしいサッカーを実践しようとする考えに私は賛同します。もちろんいい選手をとっても、チームにフィットしないこともあると思います(ラニエリ政権時のベロンとか?)。失敗する可能性だってあると思いますが、シェフチェンコが言う「勝利を求めるメンタリティ」があるなら大丈夫であると思ってます。バラックやシェフチェンコや(ロベカル)は、けして「名前」だけで獲ったのではないと思ってます。今のチェルシーに賭けている戦力であり、必要な戦力であるから獲ったとね。
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シェフチェンコ―ACミランと共に