ドイツW杯は「2面性を持ったチーム」が征する!? プレスからポゼッションへの変革への期待 

西部 そういう意味でも、今大会のほうが世界を驚かせる要素はある。ただジーコ監督が“二面性”のあるチーム作りをしなかったことで、大変な道を選んじゃったなという感想はあります。
『相手のペースが自分のペースだ』と考えるチームはたくさんある。例えばクロアチアがそうです。相手にボールを持たれても「これは自分たちのペース」と考えて、カウンターを狙う1つの形がある。1点が欲しいときには、両サイドを前に出して大型FWを勝負させるパワープレイもできる。日本に、そういう2つの選択肢はないわけです。
 1つしか手がないように見えるバルセロナやアーセナルだって、チャンピオンズリーグ決勝に勝ち上がるまでには“もう1つの顔”を見せています。それは、リードして残り10分になったときの(ディフェンシブな)駒の切り方。そういう“二面性”なしでやっているのはブラジル、オランダ、ポルトガル、そして日本ぐらいしかない。『自分たちのサッカーをやる。以上』みたいな(笑)。日本の立場でそれをやるのは、やはりギャンブルです。だけど、それで成功すれば間違いなく世界は驚くでしょう。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/column/200606/at00009321.html

スポナビから西部氏と宇都宮氏の対談風コラム。最後の部分から引用させていただきますが、西部氏が言う「2面性のあるチームつくり」というキーワードは確かに今回のドイツW杯での1つのテーマになる気がします。ただ、私的に、その「2面性」の考え方が西部氏と少し違うんですよね。カウンター、パワープレイ、ディフェンシブな選手交代による逃げ切り…。確かに、そのような状況に応じた臨機応変な戦い方ができる=2面性なのかもしれませんが、私はもっと単純に「2面性」を捉えたいです。

それはズバリ、「アクションサッカー」と「リアクションサッカー」の2つを使えるということ。これについて最近このブログで何度も書いてますが、この2つが出来るチームって、実はそれほどないと思ってます。というか、厳密には「アクションサッカー」ができるチームが多くないというのが正しいでしょうか。

アクションサッカーとはすなわち、自ら仕掛けてゴ-ルを奪えるサッカー。「ポゼッションサッカー」と言い換えればわかりやすいかもしれませんが、要は自分たちがボールを持った状態で主導権をもって、攻撃してゴールを奪うことができるサッカーとでもいいますか。

先日、NHKの「日本代表のプレスの掛け方」を特集した番組を再放送で見ることができたんですが、その番組を見るまでもなく組織的な守備=プレッシングは、ほとんどのチームが行ってます。プレッシング守備は当たり前の時代です。で、そのプレス守備が「上手いか下手か」で勝負が決まるという要素も当然のごとくあるわけですが、一方で、プレス守備を交わしてゴールできるか否かというがここ最近のサッカーの流れであると思うわけです。相手の「プレッシッグ」に対して、こちらも「プレッシング」を駆使して応戦する戦いは当然のごとくあります。プレッシング合戦を制することができるチームが最強という考えもあるでしょう。ただ、今シーズンのチャンピオンズリーグなんか見るとプレッシング合戦という要素は当然の如くあるわけですが、そうではなく厳しいプレスに対し、しっかりとボールを「ポゼッション」して主導権を持って相手を崩してゴールできるチームがやっぱ強いんですよね。バルセロナとかアーセナルとか。で、そういう「ポゼッションからゴールできる」のみならず、しっかりと「プレッシング守備して守ることもできる」2面性を持っているチームが、今の最先端のチームであると思うわけです。で、それはナショナルチームでも同様。今回のW杯でそれができる可能性を持ったチームというのは、ブラジル、アルゼンチン、オランダ、ポルトガル、スペイン、イングランド、日本などなど!? 中盤にボールを持って攻撃することができるタレントを揃えたチームだと思うわけですよ。もちろん、今上げたチーム以外にも、このW杯で「アクション」「リアクション」の2つをしっかりとこなせるチームが出現する可能性もありますし、そもそもポゼッションからの攻撃できなくても、2004ユーロのギリシャ代表みたいに「リアクション」だけで最後まで勝ち残れるチームが出てくるかもしれません。ただ、私は今回のW杯では「プレッシング守備力」よりも「ポゼッションからの攻撃力」が問われる大会になると思ってますし、そういう大会になってもらいたいと思う次第です。

さて、もうすぐW杯が開幕です。何はともあれサッカーを楽しみたいと思います。フッチボールアレグリの精神で!
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