W杯準々決勝「ポルトガル対イングランド」雑感! ルーニー退場とPKでのメンタルについて

■ベッカム怪我で交代、ルーニー退場、ランパード&ジェラードがPK外すじゃ勝てないです

ベッカム怪我で交代、ルーニー退場、ランパード&ジェラードがPK外す。これで勝てるほどW杯は甘くないですよね。ゲームポイントはやっぱルーニーの退場だったと思うのですが、あれはやっぱC.ロナウドを小突いたから「赤」が出たんでしょうかね? カルバーリョを踏んづけたプレイも危険でしたが、あれで審判が「赤」出したようには見えなかったんですが、どうなんでしょう。

一瞬で悪童をキレさせた。後半17分。DFリカルド・カルバーリョがルーニーと激しく競り合い股(こ)間を踏みつけられたのを見ると、約40メートルの距離をダッシュしエリソンド主審に猛アピール。すると怒り狂うルーニーに突き飛ばされた。一部始終を見ていた主審からレッドカードが出された。 「おれは主審に文句は言ったけど、レッドカードを出せとは言っていない」とうそぶいたが、計算ずくだった可能性は高い。ルーニーはマンUの同僚でその性格を熟知している。しかも試合前、自分の頭でルーニーの後頭部をこづいた。じゃれ合っているかのようなシーンだが、イングランドのある選手は内幕を明かす。「ルーニーは『あんなやつとは2度とプレイしない』と言っていた。試合前に『退場に追い込んでやる』と言われたらしい」。http://germany2006.nikkansports.com/paper/p-sc-tp3-20060703-0021.html

ルーニーの「退場癖」は戦前から指摘されてたんですが、それがここ一番の試合で、クラブのチームメイトによって仕掛けられたのは何とも言えないところもありますが(笑)、まぁ必然だったのかもしれませんね。「昨日の友は今日の敵」じゃないですが、マンチェスターユナイテッドのファンの方はこの一連の出来事をどう捉えているんでしょうか? イングランドではC.ロナウドが「批判」されているみたいですが、まぁふつうに考えれば挑発に乗ったルーニーが悪いのは明らかなので、変にアルパイのときみたいに事が運ばないでほしいですね。悪いにはルーニーであり、C.ロナウドではないと私は言いたいですね。まぁ個人的には「赤」というジャッジが厳しかった気もしますが、まぁそれを言っても始まらないので。

で試合についてですが、ルーニー退場となり数的に不利な状況となったイングランドは、その時点から「PK戦狙い」だったんでしょうかね? ジョーコールに代えてクラウチを投入し、前線に1人だけ残してカウンター狙いに徹したイングランド代表。まぁ数的不利な状況なので、そういう戦い方が妥当だったのかもしれませんが、もう少し「ギャンブル」してもよかった気がするんですけどね。攻撃的な「切り札」がなかったのかもしれませんが、それこそウォルコットでも延長後半頭から投入して攻撃的に仕掛けてもよかった気もします。まぁふつうはやらないでしょうけど。

■PK狙いの戦いは仕方がない!? ルーニー退場後のイングランド代表の戦い方とランパードの目について!

というわけで、目論見どおり「PK戦」に持ち込んだイングランド。延長終えてPKになった時の両チームの表情は、イングランドが「明」でポルトガルが「暗」な感じあり、そこまでの「流れ」はイングランド的にはしてやったりだったのですが、そこから先のシナリオは思ったようには進めることは出来ませんでした。まぁPK戦は「くじ引き」みたいなところもあるので結果は仕方がない気もしますが、見ていてイングランドがあまりにPK戦を楽観し過ぎていたように見えたのは私だけでしょうか? まぁもちろん数的不利な状況で守りに入る=失点しないサッカーを心がけるのはわかりますし正解なのかもしれませんが、イングランドの選手の「心」「メンタル」まで守りに入ってしまっていたように見えたのが残念でした。まぁ「守り」というよりは「追い詰められていた」だけなのかもしれませんが、それがモロにPK戦の結果に反映された気がするんですよね。イングランドの最初のキッカーはランパードでしたが、その表情というか「目」には生気がなく、自信がなく、入る気がしない感じに見えました。少なくともチェルシーでPK蹴っている時の顔ではなかったですね。これは初体験の「W杯の重圧」から来たところもあるでしょうし、この大会でまだノーゴールだったという精神面の影響もあるんでしょうが、それと合わせてこの試合でルーニー退場劇からチームに蔓延していた「守りの精神」が悪い方向へ出てしまった結果かなぁと思ってしまいました。まぁ、PKは「運」であると思いますし、あまりに精神論でPKを語るのは間違いかもしれませんが、2人目のハーグリーブスのゴールと比べると「気持ちの差」を感じてしまった次第です。その昔、トルシエが日本代表時代に「鈴木の目を見て先発にした」と言った名言がありますが、監督にはそういう選手をみる眼(というか勘?)も必要だと思うんですが、エリクソンはPK時にランパードの「目」を見て最初のキッカーに抜擢したんでしょうか? まぁあくまで結果論ですが、そのランパードがPKをミスしたときのそれを見つめる「ジェラードの表情」からも、そんな死臭が漂ってました。まぁジェラードの「それ」はデフォルトという噂もありますが、そんなジェラードのPKミスも必然であった気がする次第です。まぁPKはほとんど「運」だとは思いますし、イングランドにはそんな「運」がなかっただけなのかもしれませんが……。

■ポルトガル代表について:フェリペはイングランドと相性がよかったんですよね!

ベッカム、ランパード、ジェラードらスターがそろう黄金世代だったが、02年W杯、04年欧州選手権、そして今回のW杯と準々決勝が最高成績という寂しい結果に終わった。代表監督としては史上最高年俸400万ポンド(約8億6300万円)の報酬を受けていたが、一夜明けて「何も残さなかった泥棒野郎」(ニューズ・オブ・ザ・ワールド)「黄金世代だけを奪った」(ミラー)と英メディアにはメッタ斬りにされた。http://germany2006.nikkansports.com/paper/p-sc-tp3-20060703-0033.html

エリクソン監督についてですが、個人的にはポルトガル戦を「2トップ」にしなかったのが残念でした。ハーグリーブスは利いていたと思いますし、それは攻守のバランス的に正しかったのかもしれませんが、デコ&コスティーニャ抜きのポルトガルに対して、もっと「攻撃的」に戦ってほしかったんですよね。結果論から言わせてもらえば、ルーニー退場後にクラウチが出て前線での「ポストプレイ」が利いていたわけで、これがもし数的同数の状況であったり、ルーニーと「2トップの状況」であったら、イングランドの攻撃は違った一面を見せることができた気がする次第です。ミラー紙に「黄金世代だけを奪った」と書かれたみたいですが、私はベッカム、ランパード、ジェラード、ルーニー、ジョーコールらの「黄金世代」を同時に使ったことは評価したいんですよね。タレントを並べるだけでは勝てないという意見もわかりますし、結果が出せなかったのでそのやり方を批判するのもわかります。ですが、何度も言いますが私的に今の時代の代表チームは「タレントを並べること」も重要だと思ってたりするので、ブラジル代表とかイングランド代表とかジーコ日本代表のようなチームの作り方は尊重したいですね。まぁ、結果大好きなチェルシーファンが何を言うかって気もしますが(笑)。なので、エリクソンに対しては攻撃的なタレントを並べたことは評価したいのですが、そういう攻撃的なタレントを起用しているのに「守備的」に戦って負けてしまったことに苦言を呈したいですね。まぁエリクソン的には「攻守のバランスをとった」というところなんでしょうが、タレント攻撃陣を生かすならリスクを冒して「攻撃的な布陣」で戦うべきであったと私は思う次第です。ただウォルコットの選出だけは、やっぱ納得できませんけどね。

■ポルトガル代表について:フェリペはイングランドと相性がよかったんですよね!

ポルトガルについて。そういえばフェリペはイングランドと相性がよかったんですよね。パウレタを引っ込めてFW無しにしたりと、この試合のフェリペの采配には「?」なところもありましたし、10人のイングランド相手に攻めあぐねた感じもしましたが、デコ&コスティーニャ抜きで勝ったことは評価できるでしょう。これから先はますます「決定力」が問われることになりそうですが、C.ロナウド、フィーゴ、デコ、マニシェあたりの出来がカギを握るのかなぁ? 
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