W杯「ドイツ対アルゼンチン戦」、「フランス対ブラジル戦」雑感! アウェー意識と采配について

残念ながらアルゼンチンもブラジルの南米勢がこの段階で消えてしまいましたが、やっぱ欧州での大会で勝つのは難しいんでしょうかね? リケルメを下げて守りに入ったペケルマンの采配や、アドリアーノを先発から外して中盤の人数を増やした(?)パレイラの采配には、いわゆる「アウェー的な戦い」を感じたのですが、結果的にその「守りの姿勢」が勝敗を左右した気がする次第です。

■アルゼンチン代表について:らしい「敗退」だったのかもしれませんが残念です

試合後の記者会見では交代選手を疑問視する質問が続いた。「どんな選手も自分が選んだ選手。素晴らしく誇れる選手たちだし、素晴らしい試合をしてくれた」。ペケルマン監督の口からは反論しか出てこなかった。http://germany2006.nikkansports.com/news/f-sc-tp3-20060701-0035.html

ペケルマンらしい「敗退」だったのかもしれません。予選で「ターンオーバー制」を採用するなど選手層の厚さをフルに生かした戦い方をしていたペケルマンですが、この試合ではそれが仇となってしまったというところでしょうかねぇ? キーポイントだったのは、GKの負傷交代とリケルメを下げたこと&フリオクルス投入という采配だったわけですが、守って守りきれるほどの「守備力」がアルゼンチンになかったと言い切ってしまうのはあまりに安直な考えでしょうか。まぁカウンターからの絶好機を決めて2点差にしていれば「リケルメ下げたのは」名采配となっていたんでしょうから、一概に間違いとは言えない気もしますが、結果論から言いますと失敗であった言えるでしょう。冒頭で書いたように戦い方が「アウェー」的過ぎた気がするんですよね。まぁペケルマンをそうさせたのは相手が開催国のドイツだったためか、それともGKが負傷したためかわかりませんが、もっと「強気」で戦うべきであったと思う次第です。で、月並みですがクルスでなくてサビオラかメッシーを投入すべきだったと。まぁそれでも結果は変化なかったかもしれませんが、攻撃陣に魅力あるアルゼンチンだけに守りに入って負けたことは悔いが残りました。もちろんドイツの守備もすばらしかったですし、結果は変わらなかったかもしれませんが。

■ドイツ代表について:ゲルマン魂を感じました!

日本との親善試合での「それ」は違うと思いましたが、これぞいわゆる「ゲルマン魂」というヤツでしょうか? 同点に追いついた執念はすばらしかったですし、PKでの勝負強さもすばらしかったと思います。カーンとレーマンの友情? クリンスマンとバラックの絆? 戦前には確執が聞こえたドイツ代表の人間関係ですが、そんなに「薄っぺらな」ものではなかったというところでしょう。それどころか、いざ試合が始まれば、そんな不安要素を「プラスのパワー」に変えてしまうメンタリティの強さこそが、ドイツの伝統的な「強さ」なのかもしれないと感じました。代表チームにおいては、こういう「メンタルの強さ」「絆」があるチームってやっぱ強いんですよね。まぁ代表チームというよりは、「一発勝負」ではという方が正しいのかもしれませんが…。開幕戦以降うまく修正してきた守備陣でしたが、この試合でアルゼンチンの攻撃陣を封じたのはすばらしいの一言。とはいえドイツの弱点はやっぱ「ここ=守備」にあると思うので、ここが破綻しなければ優勝もありえるかもしれませんね。ユーロでは散々だったドイツ代表ですが、これで2大会連続ベスト4以上確定は開催国というのを差し引いても立派。ほんとW杯という舞台で強いなぁドイツは。

■ブラジル代表について:ガーナ戦と違って「ポゼッションできなかった」というのが敗因!?

アドリアーノを外してロナウジーニョをFWで使った狙いと理由は何だったのでしょうかね? 中盤を厚くしてポゼッションで上回りたいから? それともロナウジーニョに守備の負担をかけさせたくなかったから? それともエメルソンが使えなくて中盤の構成に不安を感じたから? フランスの守備陣はブラジル相手にある程度やれるとは思っていたんですが、まさか前半、ポゼッション率でフランスがブラジルを上回るとは…。ブラジルはガーナ戦ではわざと「ポゼッションを捨てた」と思うのですが、この試合はそうではなく「ポゼッションできなかった」というのが敗因だと思いました。FKからの失点でしたが、それは単なるアンラッキーという類のものでなく「内容」でも負けてましたね。まぁすべては「フランスの守備の固さ」から始まっているとは思うのですが、前半バイタルエリアを使わせてもらえないどころか、フランスの早い寄せでミドルシュートもろくに打てなかったのはアドリアーノがいなかった影響も大きかったと思う次第です。まぁフランスが1点取ったあと守備的になったので「いつものブラジル」が機能しただけかもしれませんが、最初からロナウド&アドリアーノの2トップのブラジルで見たかったというのが正直なところです。ロナウジーニョについてですが、残念ながらブラジル代表では今期のバルセロナのように輝くことは出来ませんでしたまぁ、これはシステムや回りの選手の影響もあると思うのですが、今回のブラジル代表ではある意味「黒子」に徹した方がチームとしての結果は出しやすかったのかもしれませんね。ただ、ブラジルのいわゆる「カルテッド・マジコ」を起用したこと自体は評価したいですね。これはイングランドと同様です。まぁいろいろ考え方はあるとは思いますが。

■フランス代表について:タレント「トレセゲ」をベンチに置いたのが勝った要因?

イングランドやブラジルと違って、タレント「トレセゲ」をベンチに置いたのが勝った要因? まぁトレセゲを下げたというより「ジダンが生きる形で戦った」というほうが正しいのかもしれませんが、スペイン戦に続いてアンリのワントップが機能したのが勝因でしょう。「勝つため」には犠牲が必要な場合もあるわけで、タレントを並べずにジダン中心で戦ったドメネクの采配は評価すべきだと思います。まぁトレセゲは途中交代でも出てないので(サハ起用)、単に怪我か監督と確執があるだけなのかもしれませんが…。にしてもジダン、ビエラ、マケレレの中盤はすばらしいですね。ジダンのすばらしさは言うまでもないですが、ビエラ&マケレレのコンビもほんとすばらしいですよ。ポジショニング、プレスの掛け方など連携した守備がすばらしいのはもちろん、パス&ボールキープ力やゲームメイク力もあるものすばらしところ。よくマケレレは守備専門的に言われてますが、そんなことはないんですよね。シュートシーンこそ少ないですが、中盤でのボールキープからのパス展開力にはすばらしいものがあるのはチェルシーでもフランスでも同様ビエラの機を見た前線(ペナルティエリア)への攻撃参加はこの試合でも健在でした。ユベントスでは調子崩しているところもありましたが、やっぱビエラは「すごい」と思った次第です。まぁスペインやブラジルはシステム的に似たところがあり、そういうポゼッション型タイプに今のフランスの「カウンター型」がフィットしているのだけなのかもしれませんが…前半ポゼッションでブラジルを上回ったその戦い方はすばらしかったと思いますし、評価したいですね。次のポルトガルもスタイル的には「ポゼッションサッカー」でスペイン、ブラジルと似ているので戦い易いのかもしれませんが、ただ守備意識&守備力ではポルトガルはこれまでのチームとは違うので…??人気blogランキングへ
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