プレミアリーグ第5節「チェルシー対リバプール」超雑感 チェルシーの選手個人評中心で。

チェルシーはリバプールをホームに迎えての一戦。ともにチャンスを逃がして迎えた42分、チェルシーはドログバがペナルティエリア隅から目の覚めるようなすばらしいゴールを決め、先制点を奪った。ところが、51分にバラックがラフプレーで一発退場となり、一転して劣勢を強いられる。それでも最後まで守備が奮闘し、逃げ切りに成功した。ロイター通信によれば、チェルシーのモウリーニョ監督は『スカイスポーツ』の取材に対し、「ファンタスティックな勝利だった。信じられないような意志の強さと勝利への願望を示してくれた。勝ち点3に相応しいものだった」と、手放しで喜んだ。一方、開幕4試合で勝ち点わずか3となったリバプールのベニテス監督は「もっと勝ち点が必要なのは明らかだが、まだシーズンは始まったばかりだ。これからも戦い続けなければならない」と語っている。http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20060918-00000092-ism-spo

■ドログバについて

ドログバのゴールは見事でした。胸トラップから反転して打ったボレーシュートがものの見事にゴールネット左隅に突き刺さったわけですが、空振り&宇宙開発しなかったこのボレーシュートの技術を評価したいですね。まぁ、なんとなく本能のままにシュート打ったら入ってしまったという「マグレ」なところもあるんでしょうけど、ドログバって巷で思われているほどシュートが下手でないと思ってます。まぁいい時と悪い時で波があるというか、イージーなシュートを外すこともしばしばあるんですが「ツボにはまると」この試合のようなスーパーシュートを決めちゃうんですよね。えっ、ちょい前のクライファートみたい? まぁ、そう言われてしまうとアレなんですが(笑)。まぁこれまでの2シーズンでのゴール数がもの足りなかったのは確かなわけですが、今シーズンは今までのところ5試合で4ゴールと好調なスタートをきっているのはうれしい限り。ぜひともこのまま好調を維持してゴールを量産してほしいですね。ちなみに今のドログバの好調の理由は、いろいろあるんでしょうが、コンディション良好&3年目での慣れという要因のほかに、「シェフチェンコとの2トップシステムへの変更」というのもあると思ってます。「4-4-2」はまだチームとしては機能してないですが、ドログバ的にはワントップよりも2トップになって相手DFのマークが軽くなってゴールできるようになったというところものあるじゃないんですかね(byセルジオ越後風)。

■シェフチェンコについて

ドログバ好調の一方で、ちょっと精彩がない感じで気になるのがシェフチェンコ。まぁ、まだチェルシーのやり方に慣れてないところもあるんでしょうし、プレミアリーグに慣れてないところもあると思うのでしょう。なので、それほど心配はしてないのですが、現時点でちょっと気になるのが「軽率なボールコントロールミス」と「シュートを打つタイミングの遅れ」だったりします。ドリブル時に、あまりにも簡単にボールを失うシーンが目立つし、シュートをブロックされてしまうシーンが多いように見えるんですよね。まぁリバプールの守備は強いわけで仕方がないとは思うのですが、それよりも自身のコンディションに問題ありなのかなぁという気もしたりして。期待しているのでがんばってほしいです。

■バラックについて

後半早々にシソコを踏んづけてしまい一発退場になってしまったバラックでしたが、それまでのプレイでは「らしさ」も見せていたので残念でした。「らしさ」とはトップ下的な動きでリバプール守備陣のバイタルエリアでクサビのボールを受けていたプレイがそれ。



             CB○キャラガー     CB○アッゲル

                     ●バラック

             MF○アロンソ       MF○シソコ

前半13分、18分にそのようなプレイをみせてくれてたのですが、2トップ以外のMFでこういうプレイができる選手がいるというのチェルシー的には大きいんですよね。まぁ3トップ時にジョーコールがサイドから中央に絞って、このようなプレイを見せてくれることも多々あるのですが、昨シーズンまでの悪い時のチェルシーの攻撃は中央にドログバ1人しかおらず徹底マークされて「クサビのパスが打てない」で、困った挙げ句に放り込むというものだったわけで、この試合のように「ドログバ、シェフチェンコ、バラック」とクサビを受けれる選手が3人いるというのは、それ自体はいいことであると思いますまぁ、その代わりに「サイドがうまく使えない」という悪い面が出てしまうこともあるわけですが。まぁともかくバラックには今回の退場を気にしないでがんばってほしいです。退場には気をつけてもらいたいですが、プレミアリーグの中盤で働くためには「ハード&当たり強さ」が必要なのは間違いないわけで、変に遠慮していちゃやられてしまいますから。なに、ランパードだってアロンソを骨折させてますし、エシエンなんてそんなプレイは日常茶飯事ですから。なーんて。

■アシュリーコールについて

この試合では、片鱗をみせてくれましたね。前半30分、33分に攻撃参加して左サイドからセンタリングを上げたんですが、そこまでの形はよかったと思いました。ランパードやバラックが引いてできた左サイドのスペースをうまく活用してたんですが、その攻撃参加時の呼吸というか連携がだいぶよくなったように見えました。で、問題はセンタリングの精度なんですが距離感が合ってないのは「試合感によるもの」なんでしょうかね? ことごとく「キックが大きすぎた」「距離が遠すぎた」のは気になりました。まぁ、ここは今後調整してくれると思うので今後に期待したいのですが、現時点でもセンタリングを上げる時の「落ち着き」はサスガと思えるものでしたね。リバプールのSBフィナンの動きをよく見て、闇雲にセンタリングを上げるではなく一度、切り替えしてからセンタリングを上げていたのは好感持てました。まぁ状況によっては「一か八かでサイドから適当に放り込む」でOKだと思うんですが、センタリングは「サイドからの正確なピンポイントパス」の方がゴールになる確率は高いと思うので、そういう点から考えるとアシュリーコールのセンタリングには可能性を感じました。まぁ開幕から好調だったブリッジのセンタリングも「正確なパス」だったわけで、ゴールに繋がったブリッジの方が攻撃面では適任なのかもしれませんがね。

■守備全般について

この試合の勝因は守備でしょう。バラック退場以降10人でよく守りましたし、中でもGKチェフの守備は見事でした。67分のジェラードの至近距離からのフリーでのシュートは失点してもしかたがないものでしたがよくブロックしましたし、その他ゴール前の飛び出しや、セービングも見事でした。この試合、チェルシーは右サイドに問題ありで、SBブラールズがジェラードやベラミーにやられていたのが目に付いたんですが、チェフを中心に最後のところで仕事をさせなかったのが勝利につながったという感じでした。まぁ逆に言えばリバプールの決定力に問題があったと言えるのかも知れませんが、右サイドからのジェラードやベラミーのシュートは枠を捉えることはできませんでしたし、カイトのシュートはクロスバーに嫌われ、後半投入されたクラウチのヘッドに威力がなかったのはチェルシー的にはラッキーだったと言えるのかもしれません。ただラッキーであれなんであれ、無失点で押さえたのは評価したいですね。私には守備陣のがんばりが、その「ラッキー」を呼んだように見えましたし、コミュニティーシールドでやってしまったような「決定的なミス」は少なかったと思うんでそこは評価したいです。

■リバプールについて

最後にリバプールについてちょいと。カイトはやっぱいい選手ですね。ポストプレイのうまさが目についたんですが、あのプレイができるなら「クラウチベンチ」もわかるなぁ。まぁ高さという面ではクラウチなんでしょうけどね。そういえばルイスガルシアは怪我ですか? 試合に出てないのが気になりましたが、チェルシー的にはルイガルがいるとやりにくいところがあったので助かったというのが正直なところでしょう。ジェラードの左サイドはどうなんでしょうかね? まぁ再三、決定的なチャンスを演出していたんで「あり」だとは思うのですが、昨年同様に「ジェラードのユーティリティ性」を生かしてポジションをたらい回しにするのはよくない気もするのですが……。そういえばリーセとかキューエルとかヒーピアも出てませんでしたが怪我ですか? まぁ、がんばってください。
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